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2023-06-19 08:11

【第90回】談吉百席第53回23/6/18

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#落語
#立川談吉
ついに『松曳き』ネタおろし!もう一つ『猫の災難』も!

新作入れればとっくに百席超えてます。古典もとうとう90席まで来ました!

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サマリー

立川ダンキチさんが演じた3つの落語作品について紹介するポッドキャストがあります。松引きとたのきゅうは古典落語でありながら、ダンキチさんの個性やイリュージョン的な要素が含まれています。また、猫の災難ではダンキチさんのほど良い酔っ払いの演技が魅力的です。

松引きとたのきゅう
はい、シェアする落語のshikeです。
日付変わっちゃいましたね、たった今。
昨日6月18日、この日2件目の落語会は、僕はちょっとだけボランティアスタッフ、第53回のダンキチ100席行ってまいりました。
当日会場で僕はほぼ何もしないので、ボランティアスタッフといってもただのお客さんでございますが、
一席目がですね、個人的にはついに来たなというふうに思いました。
松引き。
松引きは今はどうなんでしょう。今の落語ファンにとっては、東芸術の博士賞のイメージが強いのかな。
ただやっぱりね、男子賞が好きだった、家元が好きだった人にとっては、松引きっていうのは、男子イリュージョン理論を詰め込んだイリュージョン落語として演じられてたものでしたよね。
男子イリュージョンを唯一継承しているのは立川ダンキチさんであり、ただそれは新作のフィールドで主に行われていました。
古典でもイリュージョン的なフレーズを入れていくのはダンキチさんは得意ですけど、落語そのものが全部イリュージョンでできているっていうのはやっぱり一連のダンキチ新作ですよね。
で、松引きっていう落語にイリュージョンをバーンとぶち込んだのが家元立川男子であり、ダンキチさんが松引きをやるっていうことにおいては、そこにすごく意味がある話なわけですね。
意味があるからこそだと思うんですが、まだちょっとダンキチイリュージョンを入れ込むところまでは行ってなかったなという感じです。
まだ普通にダンキチさんが面白い古典落語をやったなというところになっていると思います。
面白い古典落語を普通にやるっていう意味においてはダンキチさんですので、ちゃんと仕上がってはいるんですが、イリュージョン落語を新作で作れるダンキチさんがここで留まるわけはなく、
この話はここから進化していく、ダンキチさんにとっては進化していく話でございます。
で、2世紀目は安定というかね、もう鉄板ネタの一つ、たのきゅうですね。
これ2つ目昇進したしばらくした時からずっとやってたんじゃないかな。
やっぱ面白いですよね。
かなり早期に出来上がっていたので、ちょっとずつ新しいくすぐりを足してましたね。
たぬきがポンとやるところなんてね。
あれは最近始めたのではないかもしれないですけど、前僕が聞いた時にはやってなかったところなんで。
そんな形で、ただもうすっかり出来上がってるんで、こっちはもう本当に安心して聞ける感じがありますよね。
下げまで一直線で本当に素晴らしい。
で、ちょっと僕ここで気がついたんですけど、今回資料がお客さんに配られまして、
ダンキチ100席と言いながら、実は100席もう超えてるんですよね。
ただ新尺が結構あるので、古典だけ数えるとここで書けたネタというのが、
第52回までのネタ帳を見る限りで88席だったそうです。
今日第53回で2席ネタ下ろしたんでちょうど90席になったんですが、
あのね、尺ネタがほぼないんですよね。
で、家元立川男子は結構尺ネタやってた。
軽安大兵器とかね、やってた人なので。
で、やるやらないはもう本人が決めればいい話なんでどうでもいいんですけど、
ただ、このタノキュウの上髪が出てくる前の導入の部分はほぼ地話みたいな感じで、
ちょっと尺ネタこれいけんじゃないかなーっていう、
結構尺ネタっていうのもダンキさんのこれからの武器になってくる可能性あるなっていう風に、
僕は勝手に思っちゃったというような話でございますね。
ダンキさん今まで、例えば黄金文字みたいな話もすごい得意なんですけど、
本当の意味でのダーティヒーローって出てきた話ってやってないと思うんですよ。
ボタン道路もかけてるところはダーティヒーローが出てこない、
ダーティヒーローっていうかね、悪人が出てこないところなので、
そこをちょっとやるっての面白いかなーっていう。
新作でね、師匠殺しの再造ってのありましたけどね。
あの技術を持って、あの腕を持って魅力的な悪を描いてくれたらちょっと楽しいかなっていう。
これはファンとして望みすぎでしょうか。
猫の災難
で、3席目、猫の災難。
これはね、ほどが良い。
どうしても猫の災難は御太郎師匠のものすごいオーバーアクトな、
死弱症的なやつですね。
ネクルーっていう、酔っ払いがベロンベロン酔っ払うやつですけど、
ダンキさんのほど良い酔っ払いの酔いの加減がいいんですよね。
素晴らしいフレーズがありましたね。
確か、今日は良い休日だったっていうね。
これをどこに挟んだかっていうのは秘密にしときますけど、
いや、これちょっと痺れましたね。
今日ちょうど日曜日ですしね。
あの、良い休日だったなっていう。
平日ですら良い休日だったなっていう風に逆に思わせるのが、
落語家の仕事なのかもしれないなってことをですね、考えてしまいました。
今日はなんか、大穴なんてことない話をやりますみたいな感じで、
確かにそういう側面ってあったなっていう風に思うんですけど、
トミキューみたいな激しい話じゃないですからね。
ネズミ穴とかね。
大体激しい話は冬なんだな。
まあまあそんなところがないなっていうのんきな話が3つ並んだというところはあるんですけど、
それだけに古典落語が持っている魅力と、
ダンキシさんが持っている技術、腕といったものがね、
堪能できたのかなっていう。
良い休日を過ごさせていただいたことに、僕は感謝したいなっていう風に思いますね。
次回が8月29日火曜日でございます。
1スタッフとしてご来場お待ちしております。
ご予約ぜひぜひ。
ということでシェアする落語の試験でした。
シェアする落語は7月22日土曜日。
林屋清彦。
こちらもご予約お待ちしております。
ではでは。
08:11

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