特別な会の開催
はいシェアする落語の四家です 10月9日
木曜日 ティアラこうとうにおきまして、
『立川寸志真打名を発表します』という会に行ってきました。 先日真打昇進を決めました。
1000人様のお認めで決めました立川寸志さんが、 真打になった時に名前がどうなるのか、というのを発表する会もちろん落語もやります。
という会です。まず開口一番前座は立川談九さん。
ネタは『子ほめ』 談九さんは非常に丁寧に落語をやられる方なんですが、
この前座噺も非常に丁寧にやっていたんですが、そろそろですね、
ちょっとずつ自分の個性を出し始めているのかな。ちょっとねこう、
前後関係を入れ替えて、新しい風を入れたりして、いいんじゃないのと、
そろそろそんな時期だよねというような感じを受けました。 楽しみです。
寸志さん出てまいりまして、今日の落語は一席だけ 『中村仲蔵』です。
寸志さんのことなので『中村仲蔵』が、長い。
計ってないのでわかんないんですけど、ご本人の口から1時間ぐらいかかるっていうふうにおっしゃってましたね。
まあ長かったのかもしれませんけども 。一言で申し上げましょう「素晴らしかった」です。
いやでも仲蔵はやっぱり何でしょうね 。人によって全然違ってそれぞれに面白いですね。
最近だと 三遊亭ぽん太さん、三遊亭好の助師匠。
あとラジオで聴いたんですけど彦六の正蔵ですね八代目林家正蔵。
もう全部違うんですよね。前に聴いたのだと真打昇進の時の 神田伯山先生。
まあそれぞれのスタイル、光の当て方が全然違うので、それすごく面白いんですけども。
今日の寸志さんの仲蔵はすごかったねー。
なんて言うんでしょうね。
ありとあらゆる角度から楽しめる、っていうか。例えばその夫婦の人情噺としても楽しめるし、
歌舞伎の名人伝としても楽しめるし、寸志さんと寸志さんを含むその芸人の
工夫をすることを挑戦していくことの勇気と、苦悩と、手応えを得ることがないことの不安さ。みたいなものとか、そういうものがね。
もうなんか総合的にがっつり入ってるんですよ で地語りがもういい!いつもうまいですけど、いつもにも増して非常に技巧を感じる
聴かせる。
描写でもすごい聴かせる感じがあり。もう一人一人の人物が
素敵ですよね。蕎麦屋の小僧一人とっても素敵。
いやもう、本当に今日のなあの寸志さんの『中村仲蔵』にはもう感銘を受けましたね。
やっぱり工夫して人を楽しませていくことを、
生業というか使命にしている芸人という、役者も芸人も一緒ですわな、
芸人が生きるっていうことの
偉大さっていうか尊さっていうかね。そういうものを本当に感じましたね。
素晴らしいと思います。まあ長くてもいいじゃないの。
がっつり堪能しました。で、仲入り挟んで 発表ということなんですが、
真打名発表ですね。で発表自体はどんな名前になったとしてもですね、
別に生で聞かなくてもいい話なんですよ。ニュースとして受け止めればいいだけの話です。
で そういう話を、
寸志さんがまぁ今回はパソコンを使った、スクリーン投射したプレゼンテーションで、
見せてくれたわけなんですけども。名前そのものではなくて、
この名前になったというところに至る「プロセス」の話が聴きたいわけですよね。
落語家の名前というのは、例外もいっぱいありますけども、やっぱり師匠だったり弟子だったり、
亭号同じ亭号を持つ人たちであったりですね でその
名前を持っている持っていた人の家族であったり、
いろんな関係性の中にある、
機能するものなんですよね。で、寸志さんの今回のプレゼンテーションというのは、
実はその桂文字助を継げないかっていう話があったとか。新しい名前を考えたとか。
かつて立川流のBコースで名乗っていた人がいた名前があるとか。
いくつかの案があってまあそれをもとに師匠に 師匠である立川談四楼師匠にまあ
こういうことを考えておりますというお話をしてでこういうことがあってこういうこと があって最終的に落ち着いたというそういう話なんですよでこの過程の方が面白いんです
よ その過程の中に落語という芸能の芸人たちが持っている大事にしている
ものがね文化があるわけですね やっぱり関係性の中にあってこその名前でありその名前を背負っていく
落語家というのはあくまで個人なんですけども個人なりながら 歴史的に同時代的に
関係性の中にいる というのがね
まあ落語の持っている魅力の一つなんじゃないかなというふうに思うわけですね そういうことを今回の寸志さんのプレゼンテーションには非常に感じました
新たな旅立ち
でまぁあの結局じゃあどういう名前で真打になるのと いうことになんですけども
たてかは寸志のまま 真打になるということなんですねでこれについてはまあいいあの話せることを言いたいことは
いっぱいあるんですけども まず一つには
寸志という名前をつけたのは家元立川談志であると まああの男子露師匠の前座の時に
つけたら前ですねでそれで8代目分らが喜んじゃって寸志さんですねっていうですね ことを
言ったという逸話が残っているというそういう名前であるということですねで その寸志という名前がマウスに家元がつけた作った名前とであると
いうことそういう名前がちゃんと残ったっていうことが一つ意義深いですよね
でもう一つは これは言われてみて気がついたことですけども
あ 師匠の前名を名乗って
いる立川流の落語家って 寸志さんだけなんですね
その 師匠の前名を持って
真打ちに昇進するというのももちろん寸志さんだけということでですね これはの非常にあのめでたいですしその指定の絆というものを
名前で表しているというところがあるのではないかなと いうことですねあの
師匠とましょうのおかみさんにとっても非常に大切な名前でおかみさんなくなられ ちゃったんですけどねことし
まあいろんなことを含めて あの
文字助師匠との関係であるとか まあいろんなね
新しく字を当ててみるとかそういろんなことがある中で さまざまな選択肢の中それ様々な関係性の中から生まれる選択肢の中で
最善なものというのが 立川寸志のまま行くと
いうことになったということでだからこのプロセスがやっぱり約語という文化を楽しむ 上であの非常にいい
一つのストーリーだし 私もの寸志さんもやっぱりそういう落語が持っている様々なバックグラウンド
様々なストーリーに もうすごく系統されている方ですから
まあ一言言うとぴったりだなというふうに思うわけですね でまぁとりあえずもうこれはおめでとうございますというお話でございます
でついでにまあ今日の話とはまあ関係ないかもしれませんまあ関係あるのかな 仲蔵があまりには素晴らしかったんで思うんですけども
やっぱりねその 立川流
マゴデシ世代の人たちか
もうこうやってどんどん真打になっていく中で それぞれのあの素晴らしい個性があって
これからも楽しませていただけるんだろうなっていうことはまあ期待できちゃうわけです けど
まあその二ツ目時代に持ってなかったとかあんまりそこを出してなかった部分を 出してくれたりするとまたさらに楽しいかなということなんですよね
だから仲蔵がそこまでもう素晴らしいものが出せる 寸志さんには僕はとりあえず
ネタおろし したっきりあんまりやってなさそうな小猿七之助をまず
改めて取り組んでいただきたいなというふうに思います
もう1個あるんですけどそれはまだちょっと言わないでおこうかなっていうふうに 思います
まあですか名前を変えるとか信じ初心するっていうのはその瞬間のものでその瞬間の お祝いであるわけですけどもその先に真打として同意
あの花咲かせていくかっていうのがまあ大事なわけですね 大事ってかまあそれがほとんどすべてですよね
まあそのスタートラインにどう立つかというところでまぁ今回はまず名前が決まった ということでたてかは寸志さん
昇進は来年秋だそうでございます今からお披露目が楽しみ 春のお披露目の楽しみはたてかは談吉さん
ですよね
次々とね 孫弟子世代
まあ談吉様は直弟子でもありますけども
直弟子でありながら孫弟子でもあるっていう方 ですけども、
どんどんねあの 今まで以上にですね
活躍していくんだろうなーっていうのがまあ楽しみでございます ということで寸志さんは寸志さんの寸志さんで寸志師匠になります
楽しみですということでシェアする落語の四家でしたではまた