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2025-04-29 11:05

【#236】寸志さがみはら獲ったってよ 25/4/28

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#立川寸志
#立川流
#寸志さがみはら獲ったってよ
いやあ、楽しいイベントでした。寸志さんは誰よりも立川流のために自分の手を動かして頑張って来た人で、若手はみんな、そんな寸志兄さんを慕ってるんだなって感じられました。

そろそろ、団体としての立川流、もっと動きがあって良さそう。

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サマリー

寸志さんがさがみはら若手落語家選手権で優勝したことを祝うイベントが開催され、若手の落語家たちが集まって盛り上がります。お祝いの雰囲気の中で、寸志さんと後輩たちのトークやアドバイス、さらに一座のパフォーマンスが繰り広げられ、充実した時間を楽しむ様子が見られます。

寸志さんの優勝祝い
はい、シェアする落語の四家です。
4月28日月曜日、珍しく平日にしては早めに上がれそうだったので、行ってきました梶原いろは亭。
寸志さがみはら獲ったってよ。
これは立川寸志さんがさがみはら若手落語家選手権で優勝したお祝いのイベントということで、なんとですね、何人出たんだろう。
寸志さんから見ての後輩がほぼ全員出たんですね。
1人電話出演、1人ビデオ出演になりましたけども、それを入れるとほぼ全員。
だからまあ3つのチームに分かれて、あの舞台に上がったりとかしてましたけども、だからまあ若手二ツ目と前座さんということですね。
もうお祝いムード一色で、最初は100円ショップで買ったとんがった帽子、クリスマスにかぶるやつですね。
あれをかぶって、本日の主役とかいうタスキをかけて寸志さんが登場するという、結構ムッとしてるみたいなんですね。
何この格好みたいな感じで、司会進行、たぶん全体の構成も立川かしめさんが担当ということで、その2人のオープニングトークからさがみはらの歩き方っていうタイトルで、どうやって撮ったのかみたいな話をですね、そのエピソードを
ABCの3チームに分かれた後輩たちが1人1問ずつ質問していくというところでですね。
人によっては非常に鋭い質問をする人もいれば、ネタを狙ってくる人もいれば、特にBチームはみんなネタで繋いでいくみたいな話でですね。
やっぱ噺家さんたち面白いなっていうですね。話し手さんたちね、普通にフリートークやらせるよりもちょっとある方向性をつけるとね、途端に大喜利になって面白いんですよね。
そんな感じでですね、わいわいとお祝いムードの中でですね、爆笑に爆笑のトークが続きます。
で、その後にですね、これもなかなかのご趣向で、その後輩の中から1人高座をさがみはらと同じ20分やってもらって、それについてさがみはらを獲るためにはどうしたらいいかっていうアドバイスを
寸志さんがするというですね、そういうコーナーがありまして、誰が上がるのかなと思ったら立川談洲さんでした。ネタは『藪入り』。
僕の感想としては、とにかく談洲さんは話が流暢なので、また独自のくすぐりが、たまんないくすぐりをパンパンと入れてくる人なので、
そこらへんはもう全然クリアしてるというか面白いんですが、賞を獲るためにやっぱりもうちょっと引っかかりがあった方がいいかなーって、あまりにも流暢に流れすぎちゃってるんで、というような感じがしました。
あとねまくらはとってもチャーミングですね。でしたが、そこに寸志さんがもっとこうした方がいいやした方がいいところをちょいちょいと入れていって、そこがまた非常に客から見ても納得がいく感じでしたね。
非常に面白い企画でした。で、1回中入れた後で今度は寸志さんが受賞された『鮫講釈』を公演されて、もうこれはね、僕も何度も聴いてますけど、もちろんね、言い立てのね、言い立てじゃないか、講談になるところはもう修羅場ですよね。
若手落語家たちのトーク
もうここはもう圧巻なんですけども、やっぱりその後ですね、その後良かったねって船でやるところから、さらにサメになるところ。
「お前らみんなバーカ」っていうですね、あのセリフが僕はあのすごく好きなんですけども、非常にあのなんだろう落語的な、さっきまで生死をかけた講談をやっていたのに何一つ解決になってないっていうあたりがですね、この話の好きなところでまたそれがまたあの
寸志さんがね、うまくそこを出していくっていうね、落語っぽさ。こんなに講談が入ってくるのにもう本当に100%落語だなっていうふうに思う。またそのね、いっぱい出てくる中でこの前の『岸柳島』もそうだし、『たがや』なんかもそうですけども、第三者大衆の無責任というね、この落語によく出てくるテーマがですね、非常に
鮮やかに出てくるという。いかにもみんなもう周りの人はね「サメも待ってます」みたいな人がね、無責任なわけですけど、その無責任っぷりがすごい良いですよね。で、この高座が終わった後で、もう一回今度はSNSで書いちゃダメよというコーナーがありまして、
SNSで書いちゃダメよというコーナーも、確かに書かない方がいいとは思いますが、そんなに裏の裏話ではないです。話としては興味深かったし、もちろんここでは喋りませんけども、あからさまのことを言っても、本当にあからさまのことを言ったら客引いちゃいますからね、という感じはしましたね。
で、ここからですね、最後ビデオレターということで、こういう企画をやったらどうっていう提案をしたのが、立川こしら師匠です。こしら師匠からのビデオレターなんですが、ものすごくまともなことで前向きな、本当にこの人この10年ぐらいでめちゃくちゃ前向きになっちゃったなっていうですね、とってもいいことだと思うんですけど、
立川流のことを考えて、こういうことをやった方がいいっていう話で。もうこの人に引っ張ってもらいたいですね、僕は。ということもあったんですが、最後の最後でですね、素晴らしいセリフをかましまして、もう会場大爆笑でしたね。
「残り少ないなんとか」ということを言ったんですが、あれは素晴らしいですね、さすがのこしら師匠です。そしてその後がですね、なんと師匠の立川談四楼師匠です。談四楼師匠のコメントもですね、非常に温かくて、あとあの過剰に褒めてるわけでもないけど、しっかり褒めてる感じがいかにも談四楼師匠らしいなっていうところですね。
「寸志さんの落語の良いところはどこですか」って言ったら『軽妙・軽快』ていうことをおっしゃって「目指せ左談次。ネタの多い左談次」って言ってましたね。もうここでもうひと笑いです。
で、最後の最後ですよ。最後の最後に今日唯一来ていなかった後輩である、直の妹弟子である立川だん子さんのコメントなんですが、だん子さん実はちょっと体調ずっと交通事故されたのかな、悪くされていて療養中なんですね。
で、あのちょっと会やったりはしてるみたいなんですけども、ほぼ地元からは出ていないような状態でして、まあ心配ではあったんですけども、兄さんおめでとうございますみたいなですね、コメントを実は音声で送ってきて。
それにですね、かしめさんでさすがです。AIで静止画が喋っているようなムービーを作ってそこに合わせ、そういうですね技術をかけたら微妙に面白いものができて、非常になんかねいい感じで終わってですね。
だん子さん最後の一言は「兄さんの真打昇進披露がお手伝いできるように、今は療養します!」でした。
療養してですね早く復活して早くなくてもいいですね。ゆっくり療養して復活していただきたいなというふうに思います。
とにかくですね、立川流のこの若手が、これだけ結束していいノリで、尊敬する兄さんのめでたい、さがみはらの優勝というね機会をちゃんとこうお祝いするイベントっていうのがこんなに楽しいものかというのがですね、
本当にあの客からして本当に楽しかった。内輪受けになりがちなところをちゃんと客を楽しませる形になってたっていうのが素晴らしいなというふうに思いました。
僕は若手のコンテストっていうのを見に行くのは得意じゃなくて、疲れるんですよね。客として緊張しちゃう。疲れるんですけど、あんま行かないんですけど、まあ定めならこれは行っといた方が良かったかなっていうのがあるのが一つと、
まあ悔いはね残りますけども、やっぱりこのねあの若手のコンテストってその参加した人たち同士の、決勝に行った人たち同士の繋がりが横に横にできるっていうのがすごい良いことだなっていうふうに思いますね。
特にやっぱり立川流とか圓楽一門会の人たちっていうのは昔に比べたら神田連雀亭があり、横で繋がる機会が本当に増えましたけども、やっぱりもっともっと流派を超えた繋がりっていうのがあった方がお互いのためになるんじゃないかなっていうところがありますので、
そういう機会になっていると切磋琢磨というのが新しい絆になっていくっていうところがですね、今のあの東京の落語界においてすごく重要だなっていうふうに思いました。
感動的な締めくくり
まあとにかく何はともあれですね、寸志さん改めまして優勝おめでとうございました。シェアする落語の四家でした。ではまた。
11:05

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