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2024-02-21 14:38

【#145】けやき寄席 志らく一門会24/2/17

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#落語 #立川志らら #立川らく兵 #立川らく人

真打が開口一番、仲入りなし落語3本。
地域寄席らしい手作りの温かさが嬉しい会でした。
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はい、シェアする落語のshikeです。
2月17日土曜日、阿佐ヶ谷ハウススタジオ花神楽、小民家の利用したスタジオですね。
ここにおきまして、これ阿佐ヶ谷のですね、北口の方、ちょっと歩いたところにあります。
けやき寄席、玉手箱の落語会、立川志らく一門会ということで、立川志楽賞のお弟子さんがお三方出演する会に行ってまいりました。
このお三方のですね、組み合わせというか顔つけは、この前、阿佐ヶ谷の別の会場でお伺いしたのと同じでございまして、トップバッターがいきなり新内、立川、志ら師匠。
順番からいくと新内が最後に出てくるわけですが、志ら師匠はトップバッターで空気を作るのがお得意ということで、しっかり落語の空気をわっと盛り上げて作っていくというのは得意だしお好きみたいですね。
志ら師匠の全体から漂ってくる雰囲気なんですけど、偉そうにしたくないっていうか、フットワークの軽さみたいなものをすごく重視されてるんじゃないかなっていう気がします。
また落語外観光的に開講一番を若手にやらせるっていうのはありますけど、僕は常にそれが正しいとはちょっと思ってなくて、やっぱりこの今回の志ら師匠のような空気を作る能力を持ってる人に一番最初に出てもらった方が後から出てくる方が楽だなっていう客もそっちの方がいいなっていうふうに思うことは度々あります。
そういうことで、今回支援打ち2つ目2つ目っていう変則的な順番ですが、この変則は僕はとってもいいなっていうふうに思いましたし、楽しい枕をポンポン振った後に初展示ということで、
まあ始終かかりますけど、やっぱり初とつくわけですから1月2月には結構かかる話ですよね。僕はあんまり好きじゃないんですよ、初展示。
いわゆる滑稽話の鉄板ネタでよくかかるんですけど、食い物の話で汚くやるのあんま好きじゃないんですよ。ただ不思議なことに志ら師匠の初展示をとても楽しく聞けて、そのあたりはやっぱりうまさだなっていう。
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特に子供をですね、程よく生意気に、程よく賢くするですね。賢すぎちゃうとつまんないし、下品すぎちゃうとげんなりしちゃうんですけど、このあたりの頃合いがすごくいい。
そこで子供をいい感じに描いてるんで、お父さんの方も安定してね、良いところらせみたいなところをやるあたりなんかもですね、とても微笑ましく聞いてしまうということで、
僕の中の一つの法則なんですけど、僕が嫌いな話をいい感じにやってくれる落語家っていうのは僕にとっていい落語家と。そんなことを考えたりしましたけども。見事なトップバッターでした。
2番バッターが立川楽人さん。この楽人さんは前にも申し上げましたが、この世代なかなかいないようなクラシックな感じの語り口なんですけども、
初天神に寄せて初馬っていうのもちょっとあったらしいんですけど、これはネタがつくじゃないですよね。寄せた感じですね。お話の方、おなじみ明硝子というところで、非常に丁寧に一人一人の人物を描く中で、
やっぱり時二郎はもう完全に人になっているので、もうぴったりなんですよね。ゲンベイとタスケがそこまで悪くない、そこまで悪い雰囲気にならない。この方がやっぱり聞きやすいし、やっぱり楽人さんには合ってるかなというところですよね。
やっぱりきっちりしてましてね、アマラットもちゃんとやってました。これまあやったからいいというわけではないですが、やるんだったらちゃんとやってくるっていう感じのところですよね。
全体的にすごく軽快でかつ楽しく仕上がってましたね。やっぱり時二郎の人が合ってるんで、そこにくっつけていけば綺麗に流れていく話になるのかなというところで、
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これは楽人さん、この話で結構すでにお金稼いでるんじゃないかなっていう、2つ目なんでなかなかこれだけの時間をもらえる機会がないのかもしれませんけれども、たまにそういう機会があったときにはですね、たぶん切り札の一つにしてるんじゃないかなという感じですし、
これだけ明けガラス見事にやれれば他の話も結構やれちゃったりするのかなというようなことも思いましたね。結構でした。
この日、仲入りなしで3席目に新打ち昇進決まっております立川楽平さんが出てきまして、楽平さんは何をやるのかなと楽しみにしていたんですが、そこつの釘でしたね。
いやー面白かったですね。ご本人に言ったところ、前の人が特に白立昇がきっちり空気を作っていただいたからできましたみたいなことをおっしゃってましたけども、それにしてもですね、やっぱね、面白い。
何かな、やっぱり上手いんですよ。上手い、やっぱり歌うように語る、そのテンポの良さ、だれないで喋るっていう、略語がね、略語一つがもう一曲の歌みたいになってるっていうところがやっぱり一番のポイントだと思うんですけど、
そんな中で、僕はやっぱり自分の肉体っていうか自分の持ち物、自分の声、自分の外見に合わせてその話をどう変えていくのかっていうところをすごく注目するんですけど、
やっぱり楽平さんはそこのクレバーっていうのかな、こういうそこつな大工にすると自分が一番出せるっていうのがもう完全にこの話に関して把握できてる感じですね。
だからね、例えば行髄とかやらないんですよね。ああいう感じのところはちょっとカットしちゃって、だから慣れ染めのところもね、あんまりベタベタした色系の感じは出してこないんですよ。
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なんかちょっとね、爽やかな感じすらするところがあって、奥さんもそんなにこの感情を大きく、感情の起伏をそれほど持たせないで演じるんですよね。
そうすると奥さんの方の動きというか、起伏が最小限に抑えられてる分、大工の旦那の方がダイナミックに動けるっていうところがあって、
そのダイナミックの動き方の中にも楽平さんが多分自分の任には合ってない、自分には向いてないんじゃないかって思うところを自分を出すのであればこっちをもっと強調した方がいいっていうところをですね、きれいにした選択して多分くすぐりも足して作ってるんだろうなっていう。
簡単に言うと、完全にこのソコツの釘は楽平さんのソコツの釘です。皆さんね、落語ってそういうもんだとは思うんですけど、非常に立川楽平の良さを堪能できる講座でしたね。
たぶんもうそういう話あんのかもしれませんけど、これから新宇寺昇進して、あちこち出たりとかすると、若手から楽平師匠、このソコツの釘を教えていただけますかみたいな話が来るのかもしれませんし、
楽平師匠は一体どこで、どなたにこのソコツの釘を習ったのかなみたいな話を想像するのもまた楽しいかなというふうに思います。そんなややこしいことを考えなくても、単純に30分笑わせていただいたというだけでですね、非常に良かったですね。
でですね、この会の一つだけの欠点がございまして、めちゃくちゃ安いんですよね。3人でで1000円っていうですね、ちょっと信じられない価格ですね。
これ地域寄せで、その地域の方に落語をもっと聞いていただきたい、初めての方も聞いていただきたいという、たぶんそういうことがあって、いろんなご尽力をされた上での1000円という価格だったと思うんですけども、私の落語会2000円ですので、向こう3人でこっち1人しか出ないというですね。
非常にその価格破壊が、主催者としては頭の痛いところなんですが、落語好きとしてはこんな良い会はなかなかないというところです。
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またここもちょっと悩ましいのは、やっぱりこれは阿佐ヶ谷の地域寄せですから、阿佐ヶ谷の方々が優先される、阿佐ヶ谷の方々のためにやっている会というところはあると思うんですよ。
だからあんまり大きく告知はしてないです。なんでね、僕が行っちゃってもいいのかなと思ったんですけど、予約取らせていただいて、打ち上げがあってね、打ち上げがワンドリンク付きでいろいろお料理も出て1000円というですね。
本当に良心の塊のような会でしたけども、こちらでちょっと出演者の方々とお話をさせていただいたり、他の落語好きの方ともちょっとお話させていただいたりして、楽しかったなというようなところでですね。
なかなか人間生きてて2000円でここまで楽しめるということはないんじゃないかというふうに思った次第でございました。
改めてやっぱり3月16日シェアする落語第35回に立川洛平さんご出演いただくんですが、絶対楽しいよ。本当に洛平さん面白いなっていう。
特にやっぱり30分あったので、それもあって大ネタ持ってこれ程だ。滑稽話の大ネタ強いのかもしれないね。いつもやっぱりなかなかそういう時間いっぱいもらえないことが多いですから2つ目ですと。
そういう意味では今回は楽しみですね。かっという見せかけて人情話が良かったりするのかもしれない。いずれにしても楽しみでございます。ということで朝ヶ谷の地域要請大変結構でございました。
主催者スタッフの皆様どうもお疲れ様でございました。
てな感じのシェアする落語の式でした。ではまた。
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