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はい、シェアする落語のshikeです。
ちょっと時間が経ってしまいましたが、今週水曜日、 立川弾吉さんの独演会弾吉百世記、47回目、
伺ってまいりました。この弾吉百世記、私ちょっとだけお手伝いをしているんですが、 当日の会場では普通に普通のお客さんと一緒に楽しませていただいております。
1席目が野沢氏。久しぶりですね。 弾吉さんの歌い上手が本当に楽しめる
ネタだというふうに思うんですが、ご本人曰くちょっとやり方を変えていると。 鈍い私はあんまりよくわかんなかった。前と同じぐらい楽しかったなっていうふうなイメージなんですけども、
やっぱりちょっと間の取り方を変えたり、言葉をちょっと入れ替えたりしてるんでしょうね。
でも、それよりもやっぱりサイサイブシの楽しさであるとか、
あらかた仏という、鐘の音のところですね。歌うところとかですね。 あの辺りの楽しさの方にグイグイ引っ張られてしまうので、
後半の釣りのシーンのほうが本当に面白い。 一つの落語がきっちり歌になっているのが、すごく楽しめる弾吉さんならではの1席でございました。
そして2席目が、 青菜。夏ということでございましょうか。
弾吉さんの青菜というのは、 前半の植木屋さんと旦那のやり取りの中で、
旦那の方がシュールをぶっこんでくるんですね。 そのぶっこんできたシュールが、この狂気、明るい日常の中に、
なぜかここに楽しいけど、なぜか狂気、狂ってる、クレイジーな部分というのを 忍ばせておいて、後半のクライマックスの狂気じみた行動に結びついていくっていう。
この辺りが面白い。 もう一つは、オカミさんがあまり汚くない。 可愛い。
ちょっとヒンガー。 この辺がなかなかいいんですね。
いろんな青菜があって、それぞれの面白さがあるというふうに思うんですが、 弾吉さんの青菜は私大好きという思いもございます。
今回もしっかり楽しませていただきました。 多分これもやり方変えてるんでしょうね。
変えてるんでしょうけど、僕はあんまり鈍くて気がつかなかったというか。
すんなり聞かせて、おそらく前より楽しませてもらってるようになってると思うんですけど、
その辺もガラッと変えたというふうに感じさせないあたりが弾吉さんらしさなのかもしれないなという気がしますね。
この流れで中入りを挟んで3席目が品川真珠という、 品川真珠、女王ですね。
というところなんですが、前半の2席とは明らかにこの話のタイプが異なる。
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しっかり人物を描いて、話の筋を追っておかないといけないような話なんですけど、
やっぱり弾吉さんのこの流れるような歌詞の中で聞くと、すんなり聞けてしまうというあたりがいいなというふうに思いました。
そういう意味では、この3席の並び方がなかなか素敵だなというふうに思いましたね。
ということで弾吉約席、大変楽しかったです。
スタッフの一人として申し上げますが、楽しんでぜひ1回来てください。
もうこれ聞かないと損ですよ。
ということで、シェアする楽物敷でした。
ではまた。