1. シェアする落語のスタンドエフエム
  2. 【#123】第416回圓橘の会 23/..
2023-11-26 10:29

【#123】第416回圓橘の会 23/11/25

大師匠と孫弟子の見事なリレー落語。圓橘師匠、ノリノリでした!
岡本綺堂作品もお見事!
#落語
#三遊亭圓橘
#三遊亭萬丸


---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/614acca39ccb419e5f1db0cc

サマリー

第416回の圓橘の会では、リレー落語と岡本機動の話が行われています。園吉師匠のノリノリな話や自由自在な構成など、素晴らしいパフォーマンスを楽しむことができます。

圓橘の会第416回のネタ出し
はい、シェアする落語のshikeです。本日はですね、2件の落語回に行ってきたわけなんですが、まず1件目がですね、これは毎月行っております、圓橘の会第416回だそうです。
今回ね、すごい趣向がありました。 園吉賞のネタ出しが、夕夜版、岡本輝道のですね、これは藩主ですね、藩主取物町の藩掌の会、おじゃんになるからじゃんじゃんの藩掌ですね。
藩掌の会という会話の会談の会です。 まあこの2つのネタがネタ出しされてたんですけど、開講1番、いつもの参入店まんまるさんがですね、
いそおろの若旦那が出てくる話を始めるんですよ。 あれこれ、夕夜版じゃないの?と。
これね、ひょっとしてこれはリレー落語ではないかということなんですね。
会長にすごくですね、軽快にまんまるさんは自分の味を出しながら、夕夜版の最初の方の部分ですね、感動をくらった若旦那、いそおろとですね、
あれはあの人がいそおろさせているお職人の話ですね。 あの辺をですね、軽快にやるわけですよ。
これはこれでね、なかなかに楽しいんです。 まあやっぱりまんまるさん、しっかり力つけてますし、若旦那似合いますよね。
で、これで軽く下げらしきものをつけて、降りて、出林に乗って上がってきた円吉市長が全く枕も何も振らずに、その続きをやって、
おお、やっぱりリレー落語だっていう。で、やっぱりね、僕ラグビー好きなんですけど、高校ラグビー、花園ですね、高校ラグビーも面白いんですよ。
でも、高校ラグビーとこの前終わったラグビーワールドカップぐらいの差がありましたね。どっちも面白いんだけど、圧倒的な実力差っていうのは当たり前なんですよ。キャリアまるっきり違うわけですから。
大城と孫弟子ですからね。それをあえて見せつけるようなリレーで、なんかリレー落語っていうと今まで指定が同じぐらいの年紀の人かでやるみたいなイメージがあったんですけど、孫弟子とのリレーっていうのはすごいですね。
うん、差が。うわー、すげー。やっぱ役所すげーんだなーっていう。あんなに頑張ってお客さんも湧いてたまんまるさんと比べてっていうね、変な比較ができちゃうところがリレーのあれですね。
大師匠孫弟子リレーのすごいとこですね。なんとこれ、この後毎年やるそうです。毎年1回はこのリレーをやっていくというようなですね、計画があるという話を園吉師匠が後のほうの枕でおっしゃってましたけども。
まあでもこの夕夜版のね、園吉師匠が、いつになくノリノリ。あれね、本当にあの、ここまでなんか滑稽で走ったのは、いつかな、川津茶番やったとき以来じゃないかなと思うんですけど、もう爆笑の連続みたいな感じですね。
すごかったです。なんかこう、知らないくすぐりもいっぱいあったんですけど、ああ夕夜版って本当にこんなに面白い話だったんだなーっていうのを、まざまざとこう見せつけるような豪快な講座でしたね。
そんな、面白かったなあ。ノリノリの園吉師匠を聞くというのもまた楽しいものだなというふうに思いました。
岡本機動の反証の回
で、仲入りを挟んでもう、園吉師匠もう一席、先ほど申し上げた通り、岡本機動の反証の回という話なんですが、この枕をね、さっき振らなかったので改めてこういう趣向でしたという話を説明しつつ、
今度は岡本機動の話に入っていくという。で、この反質ってこう割とね、ちょっと強引でにひるなところがあるイメージが、僕は園吉師匠の話の中でしか聞いてないところがありますけども、今回もそういう感じなんですけど、
この筋立てがですね、なんか滑稽なんですよね。誰も叩いてないのに夜に反証が鳴るっていう。あと何者かが、女の人が歩いていると何者かがワッと降ってきて傘がバリッと割れるみたいなですね。
そんな話なんですけども、結構その意外な結末が待ってまして、さらにそこにですね、ちゃんと落ちまでついちゃうっていうところが、今までの岡本機動作品シリーズと違うところで、
またその下げに行く直前のところで、なんと園吉師匠ご本人がご老人になっている反質にインタビューするっていうところもあってですね、いつもより自由自在なんですよね。
語り口はここでは極めて抑制された感じの、いつものじわっとくる名人芸なんですけども、構成が結構自由で、そこがまた新鮮で面白かったですね。
最後に下げて講座を降りた後に、また弁護士の園吾先生に無茶ぶりをして、この反証の回と絡んでくるのは江戸の火事の話なんですけども、火事、放火をどうさばいたかという
八百八十七の話とか有名ですけども、そんな話をしていただいて、こちらもまた非常に興味深かったりしたわけですけども、今日はちょっといつもと違う園吉師匠のいつも同様の名人芸が聞けたということで、非常に楽しい感じでした。
例えば岡本喜動作品とか、園吉師匠の一つライフワークになっていると思いますが、文芸物ですね。またそこに延長物であるとか、いわゆるちょっと重いというか、笑いは少ないじっくり聞かせるタイプの話を書けるというか、
その時にもう一方がそういうタイプじゃない話をされてきたわけですね。そこはゆるゆると笑える、例えば夏の医者とかいうようなことを置いて二世紀にしていくというパターンがあったと思うんですけど、
今日の夕夜版はとにかく弾けてましたので、ああいう弾けた園吉師匠を聞くという喜びもまたあるなということを実感して、今後もその重い話と弾ける話が二世紀に来たりすると素敵だななんてことも思ったりいたしました。
ということで、園吉の会は良いなと。今日ちょっとお客さんも多くてね、良い感じでしたね。落語好きならやっぱり三友邸園吉師匠はとりあえず一度は聞くべきだと僕は思いますね。
はい、ということでシェアする落語の式でした。ではまた。
10:29

コメント

スクロール