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はい、シェアする落語の四家です。6月になっちゃいました。6月1日土曜日、阿佐ヶ谷の、説明はよくわからないし、わからないんで別に言わなくてもいいかなっていうですね、
ところで行われました。
けやき寄席、志らく一門、
弟子の会、玉手箱の落語会に行ってまいりました。
志らく一門、玉手箱の落語会だったかな。
この玉手箱の落語会っていうのは、志らく一門弟子が20人ぐらいかな、いる中で誰が出てくるかわからないですよというニュアンスが込められてたらしいんですが、
実際には前回も僕来てますけれども、志らら師匠、らく人さん、らく兵師匠というこの3方で固定してるみたいなんですよ。
ちょっと玉手箱感がない代わりに会場がコロコロ変わると。
前回の会場もとても良かったんですが何かあって使えなくなって、また今回の会場も次回は使えないらしいんですよね。
もうね大変ですよ。でも逆に言うとこれだけ会場を変えながらも続いているっていうことはやっぱ主催者の方がすごいなぁということですね。
阿佐ヶ谷の地域寄席と。だからもう本当地域寄席ですよね。地域の中であっち行ったりこっち行ったりしてるっていうですね。
ちゃんとお客さんも来ているというような落語会でございます。
開口一番から一番香盤が上の
志らら師匠から来るというのがこの会での面白いところで、志らら師匠はオープナーですね。
落語会でも珍しいオープナー、野球界でも珍しいわけですが。野球知らない人のために言っておきますと、僕もそんな詳しくないですが
野球はこの先発っていうねピッチャーが先発ピッチャーっていうのがいて、大体5回以上投げると。
次中継ぎのピッチャーがいて、最後リリーフが締めるっていう。 勝ってたらリリーフが出てきて、その試合を勝利を確実にするっていうのが一つの投手起用の
セオリーなんですけど
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ちょっと別のやり方っていうのがあって、これが オープナーっていうのをですね先発に立てて
5回まで投げさせない。2回とか3回とかまでで降りちゃう。
で投手を繋いでいくっていう、そういうやり方がまあちょっと 出てきたりしてるんですよね。でもまさにこの志らら師匠はこのオープナーで
通常その香盤が低い前座がよく出てくる開口一番のところで、いきなりその 真打の芸を見せつけてグッと会を盛り上げるという
そういうスタイルをとってまして、これがまた非常に効果的です。 なぜなら最初から客がガンガングルーヴするから。
またこのね、志らら師匠のまくらがもう爆発的に面白いんですよね。
もともと面白い話を面白くブーストするのと、 些細な話をバカーンとブーストするのと、どっちもその話を面白くするその
ブースト力がものすごい。 だからその
前半のまくらですけど、がもうめちゃめちゃ面白いんでグッと盛り上がってきたところで、 オープナーとしての役割は普通の先発に比べて
短いと。 だから一番その
香盤が上で、ぶっちゃけ実力も上の落語家が、時間はそんなに使わずに会全体を盛り上げてサッと帰っていくっていうのはね
これはかっこいいですよ。ただ必然的にやっぱ時間も限られてきちゃうんで、ネタは軽めのネタ ということで
狸札ですね。 これもね何度も前座さんで聞いてる話ですよ。
これがまあ、あの腕のある知られ人にかかるとまあ面白い。 まあ生き生きとしている。
独自のくすぐりもちょいちょい入ってくる。 もうね全体がこの話全体がグルーヴして、でそれがもうちょっと聞きたいなと思うときにサッと書いていく知られ人ってのは
かっこいいですね。 これだけの実力ある人が高座返ししてますからね。
いやーすごいなと思います。 でこの
ガッとグーッとグルーヴして盛り上げたところに、今度はもうスローカーブを連投するようなですね。
独自のペース独自のリズムで、 まあちょっとどっちかとまったりペースで落語を語る
らく人さん が出てくるんですけど
ネタが『厩火事』ということで、 これもまあおなじみのネタではありますが
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らく人さんの間で聴くっていうのは、これねなかなか新鮮な感じが出てくるんですよ。
であの、おかみさんの、このすっとぼけぶりというか、愚痴りに来たのに逆に半切れになったりとか
あの やっぱあれですよねあのあれって大家さんでしたっけ
ご隠居だったか、大家さんかな? あのに対してのそのもろこしがどうのとか
麹町の猿とかそういう話をするところに対する突っ込みを入れる。 あれだって黙って聞いてりゃいいじゃないですか
黙って聞いていいのにもうボンボン突っ込んでいっちゃうあの突っ込みが 面白いしちょっとねそこに個性も出ていて
なかなかにこの楽しい 感じでございましたねでここで中入りなしで行くのがまたいいなっていう
で中入りなしで出てきたのは祝真打昇進 立川らく兵師匠でございます
でらく兵師匠が
小話をね いくつかやってうわってこう盛り上げて
いま真打昇進でめでたいですからもう何やっても拍手が来ると なんか拍手を強要しているようで申し訳ないみたいなことをおっしゃいながら
小話を3つ連続してあの モンキードライバーのねもう有名な小話ですけど
これもね、もうぶっちゃけ聴き飽きてるんですけど その仕草と顔が面白すぎて
でもそういう今になってまだ大爆笑してしまうという この流れから
前の話にあえっとこうあえてこうくっつけて 洒落小町
まあもともと洒落小町はらく兵師匠の得意ネタではありますけども まあこの日はもう大ブレイクというか
まあ面白いですね本当に面白いですね
もともと面白い噺ではあるんですけど あの女性がすっとボケる噺っていうのは
あのそんなに多くはなくて女性のストボキさせるところ がもうあのそれだけでちょっとあの落語とした珍しい新しい感じがするんですけど
まずねー あの
口調リズムねもう歌のようにずっとポンポンポンポンポンポンポン綺麗に繋がって いく
音楽的に楽しめるところが一つですよね あとまあ仕草とか顔の表情
特に仕草はね今回まあそんなに大きな会場ではないですから、すごくわかるんですよね
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あの 大きいけど下品になりすぎず、あと、らく兵師匠じゃないと見れない
動き。例えば両肘を突っ張ったまま両手をこう両手をグッと動かす 体の軸はそのままにしたまま両手をグッと動かす
これが何で面白いんだかはうまく説明できないんですけど面白い こういうところがね
本当にもう全部綺麗に重なって ギャラッギャラッギャラッギャラ笑っちゃいましたね
まあ、トータルで見てみるともう本当に オープナーから中継ぎ出て来てトリが締めるっていう素晴らしい連携になっていて
まあ楽しい でこんな楽しいですね落語会しかもねこの3人が出てきて
仲良いなしですのでだれずに最後まで楽しめて そんなに時間も取らない
トータルで見た時にまあ長くないっていうのまたいいところで この流れでなんとですね
この回1000円でございます 価格破壊も本当にいい加減にしてほしいと
でこの日らく人さん言ってましたけども ここでも親うち2人になっていて1000円というのはあんまりじゃないかという話があり
まして全く同感でございます こちらも落語がやっておりますのでこのような価格破壊というのも断じて許しがたいと
いうことを申し上げておきたいなという思いますのと同時にですね 1000円のうちにみんな行っとこうねっていうようなことも申し上げておきたいというふうに思って
おります あの地元の会ですから打ち上げ
混ぜてもらったんですけど自分参加しているのは落語家と地元の方と全然地元じゃない 僕だけでした
でまたこの打ち上げもこれどどみ話ですけどこの打ち上げもですね 安くてびっくりしてしまいました
インフレの時代にですねここだけデフレが広がっております。ということで
次回は9月ぐらいだそうですから ちょっとですね検索して、いってみていただきたいなというふうに思います
こんな回ですから、ほっとくとすぐ満席になっちゃいます 。シェアする落語の四家でした。ではまた。