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はい、シェアする落語のshikeです。
先週の金曜日、10月21日、高田のババのババンバに、
はつまれしがらき村、りゅうていしがらきさんの読演会、勉強会かな、行ってまいりました。
りゅうていしがらきさんはですね、今までチョチュラグミとか、かなり前になりますけども、
深夜寄せとかで聞いて、全部新作だったんですけど、どの新作聞いても全部すごい面白かったので、
必ず読演会に行くぞと思っていたところ、結構時間が経ってしまいました。
やっと、前から行きたかったしがらき村に行くことができました。
今まで聞いた新作が全部面白かったんですけど、今回、古典新作、古典の3隻で全部面白かったです。
まずとにかく枕が、もう抜群のセンスですね。とにかく面白かった。
最近確かにですね、落語界ちょっといろいろと話題が多いんですよ。話題が多い、どの話題かということには伏せておきますが、
それの料理の仕方が抜群にうまいですね。
喋ることが全部面白いっていうのは、聞いてて気持ちがいいですよね。
そこからですね、五之助城珍ですね。
しがらきさんの古典のスタイルは、それほど人物を一人一人作り上げていくような感じではないんですよね。
ただその言葉とセリフの面白さがどんどん積み重なってくるというあたりが、
で、トータルにその話が一つの塊で持って面白いっていう、そういう感じでしたね。
なので、何て言うんだろうな。
ただその方がギャグが生きるというか、笑いが大きくなるっていうところがありますね。
この日もお客様で、一番前に広瀬和夫先生がいらっしゃって、
前に広瀬和夫先生がコラムでこのしがらき村のことを取り上げていて、
そこで五感裁きが屋根際三座師匠のスタイルそっくりだったというふうにおっしゃっていたんですが、
そういう感じはあんまり、話が話だったんで見受けられなかったんですけど、
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ただそれを捕まえて、三座師匠のバッタモンが1500円で聞けたら安いもんじゃないですか、みたいなですね。
自虐的にギャグの入れ方がすごい上手いなというようなところもありましたね。
で、二石目がですね、これが新作でネタ下ろしではない、昔やってた話をもう一回見た感じだったみたいなんですが、
密漁舎というですね、ジャングルで動物の密漁をする二人組の話なんですけど、
これがね、今まで聞いた四柄木さんの新作も割とこういう感じがあったと思うんですけど、
まず最初からもう面白いこと言っちゃうんですよ。出落ちというか、いきなりの設定が面白いんですね。
この設定が面白くて、そこで爆笑しちゃって、この爆笑は続くのかなと。
ここからしりつぼみになっちゃうんじゃないかなというふうな器具があったんですが、それが全く取り越し苦労で、
最初に起きた爆笑のグルーヴがずっと続いていくんですね。
それがね、素晴らしいなと思っていて、だからもう最初にもうこの落語は面白いよっていうところを言ってしまって、
ホラー面白いでしょ、ホラー面白いでしょ、ホラー面白いでしょっていうのがね、どんどんどんどん繋がっていっちゃうんですね。
ここはね、やっぱすごい死ぬほど笑いましたね私は。素晴らしいと思いました。
中入りを挟んで三席目が締め込み。何気にちょっと仕草が上手かったりするのと、
あんまり例えばおかみさんも、おかみさんらしくやるというよりは、そのセリフの面白さを際立たせていくっていうやり方なんですよね。
その方がしがらきさんの場合、笑いが大きくなってくるっていうか、話がグッと伝わってくる感じがしました。
これもね、もう笑っちゃった。楽しいなぁと。いやぁもうね、本当にね、しがらきさんいいです。
ここで終演だったんですが、その後ですね、希望者だけもう1000円払って飲み物を1個いただいて、
そこでしがらきさんが毎日かな、やっているラジオトークというアプリでの音声配信、ラジオ番組ですね。
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これは今スタンドFMですけど、ラジオトークというアプリでやっているラジオ配信。
これのですね、しがらきのざわめきっていうですね、もう長寿番組になってますけど、
これのですね、公開生放送をやられてました。
これがまた面白いんだわ。
ただね、面白いんだけど、やっぱりお客さんを入れて、お客さんの中でだけに対して喋っているネタと、
ラジオトークとはいえ、太くて多数の人が聞いている内容とで、ちゃんと内容を変えてるんですよね。
コンプライアンス意識と言ったら言い過ぎですけど、TPOを極めて緻密にコントロールしてるなという感じがあって、
コントロールしても面白いわけですよ。
ここがやっぱりすごいなというふうに思いました。
しがらきさんは元々コントをやっていらっしゃった方で、新作にもそのコントの雰囲気が入っているのかもしれませんけど、
でも言わなきゃわからないんじゃないかな。
コントっぽい、ひとりコントっぽい新作ってあるんですけど、そういう感じではないんですよね。
落語として面白いです。
これはしがらきさんの新作の魅力っていうのを、僕がまだうまく説明できてないなっていう自覚があるんですけど、
出落ちの快楽っていうか、先に面白いこと言っちゃってそれがどんどんどんどん繋がっていくっていうですね、このスタイル。
このスタイルばっかりではないと思いますけども、最初から飛ばしていくっていう感じですね。
古典も古典で面白かったというところで、竜亭しがらきさんは今後追っかけてみたいですね。
なかなか平日の回が多いんで行けないんですけども、行ける回はぜひ行ってみたいと思います。
ちょちょら組でね、今まではよく聞かせていただいてましたけども、しがらき村がですね、非常に楽しいと。
予想以上に楽しかったので、また行ってみたいなと思っています。
というわけで、シェアする落語の式でした。ではまた!