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はい、シェアする落語のしけです。
12月17日に深川東京モダン館でシェアする落語第34回三遊亭わん丈を開催しまして、わん丈さんにみっちり語っていただいて大満足というところだったんですが、
一週間経ちまして、12月23日土曜日ですね。同じ深川東京モダン館で私はお客さんとして行ってまいりました。お客さんって自分っていうことないね。
客として、いつもの圓橘の会でございます。417回だったかな。
三遊亭まんまるさんのスタンダードなネタ
開講一番、いつもの三遊亭まんまるさん。
いつも結構攻めたネタが多いんですけど、今回は道具屋というスタンダードナンバーでした。
これが良かった。
これがどういう系統なのか、ご自身の工夫なのかはよくわかんないんですけど、面白いですなぁ。
だからちょっと僕が知ってるのと型が違うんですよね。
個人的に一番面白かったのは、
お雛様の首を抜かないでですね、ぐるぐる回しちゃうっていうのが、エクソシストかっていうようなですね、感じでですね、非常に面白かったです。
で、笛から指が抜けなくなって、お家までついていくっていうところまでやるんですよね。
で、その最後のところね、仕草がめちゃくちゃ上手かったですね。もう爆笑しました。
いやー。
わん。
まんまるさん、面白い。
うん。
見るたんびにですね、成長が感じられるというところがいいなっていうふうに思います。
円吉師匠のスタンダードなネタ
そして、三遊亭、円吉師匠、一席目が権助提灯。
えー、権助提灯なのかな?
うん。
あのー、この回でやっぱりね、結構攻めたネタ。円吉師匠しかやらない。
円吉師匠じゃなくて、他の人がやると聞いてらんないようなネタっていうのが多かったです。
うん。
こういうふうなネタっていうのが多かったんですけど、今回はスタンダードナンバーですね。うん。
円吉師匠としては、あまりやられてないネタというふうに思われているらしいんですが、まあ、ぶっちゃけいろんな人がやってますよね、権助提灯。
えー、これがね、でもいろんな人がやってるだけにね、円吉師匠のその正当なオーセンティックなですね、権助提灯を聞くとね、いいですね。
本当にいいですね。
特にね、やっぱりね、旦那がね、旦那がね、あのー、この話って結局、権助が面白いじゃないですか。
で、権助に対してのツッコミ役としての旦那しかいないケースって結構あると思うんですけど、やっぱり旦那がね、しっかりね、作られてるんですよ。
旦那がしっかり作られるから、旦那、奥方、梅影さん、三人、きれいに作られていって、そういうふうに思われてるんですよ。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
皆さんご存知だと思いますが
僕がやっぱり
もう全部いいんですけど
特にね
あの
なんですかね
お金をね返しに
来られて張平さんが
断るわけですよ
いらねえって
一回渡したもんだからやらない
って断るんですけど
影に隠れている
奥さんが
おかみさんが
袖を引っ張るっていうところがあって
ここがね
僕は落語だと思うんですよ
つまり
立川男子風に言うと
豪の肯定をするんであれば
目の前に50両が
あったら
それも実は戻ってきたらですよね
あったらもうすぐ飛びつく
っていうのが
多分人間の本能的な欲望です
一方で
江戸っ子としてのプライド
スタイルを厳守する
意地を通しながら
生きてるっていうところがあって
それを考えるとあのお金は
頂けないと
この間で
運動する
俊々する
行ったり来たりするのがね
人間なんだと思うんですよ
つまり
実利とか欲望
に対して
ストレートに
動いていくのと
そこに
美学とか
スタイルっていうものがあって
プライドがあって
そこにストレートに行けない自分っていう
その間で揺れ動くのが人間であって
それを描いてるのが
落語なんじゃないかなと
だから立川男子は
豪の肯定と江戸の風っていう
二つの言葉を使って
落語に迫ろうとしたんじゃないかな
と思うんですよね
で僕はその円吉師匠が
その張兵衛さんが
自分が貸した金が返ってくる
それを
早く自分の財布の中に戻し
懐の中に戻したいっていう気持ちと
江戸っ子としての自分の境地を守りたいっていうね
ここでやっぱり共同体なんですよね
やっぱり周り
言わないでほしいみたいなことを言うっていうあたりがね
世間体っていうか
そういうところに囚われるというところも含めて江戸
江戸の風なんだろうなっていうね
このもちろんね落語ですから
一人しか口座に上がってないんで
自分で自分の袖引っ張ってるわけですけども
その女将さんに袖を引っ張られて
お金を受け取る受け取らないっていう
あのシーンに
なんか落語の真髄があるなーっていう感じがしまして
やっぱ佐野辻の女将さんもかっこいいですよ
佐野辻の女将さんかっこいいですけどね
かっこよすぎないのしっかりね
程よいところで止められている
素敵ですね
ということで
今年の鉛筆の会はこれでおしまい
来年1月2日3日に新春鉛筆一門会が
同じ深川東京モダン館で行われます
三遊亭鉛筆ショー
是非聞いてね
聞いてみてください
シェアする落語のしけでした
実はこの後もう一回行きますんで
それはまた撮ります
ではまた