新春圓橘一門会:三遊亭まんまるさんの演技
はい、シェアする落語のしけです。
えー、なんでしょうね。おめでとうございますと言っていいのかどうかよくわからない正月になってしまいました、この国でございますが。
まずは今年もですね、このシェアする落語のスタンドエフエムをですね、
胃腸落語会など演芸を見に行った時には、録音を公開していこうというふうに思っておりますので、
引き続きお引き立ての程、よろしくお願いいたします。
今年もよろしくお願いいたします。ということで、新年一発目の落語はですね、
えー、
毎年1月2日、
3日、
3日に、
えー、
深川東京モダン館で、
えー、
開催されております。
新春圓橘一門会でございました。
えー、
こちら何、
お伺いするの何回目ですかね。
ほぼ毎年のように、
えー、
伺っております。
で、
えー、
トップバッターは今年ももちろん三遊亭まんまるさん。
えー、非常に今年はですね、えー、この、えー、新春圓橘一門会、入りが良くてですね、この1月2日のものですが、1月2日の回に関して入りが良くて、えー、何が変わったんでしょうと。
私の髪型でしょうか、みたいなことをですね、軽く受けをとってからですね、えー、高砂小屋。
この高砂小屋のね、
えー、
型もね、
あんまり見たことない、
非常にこう、
ダイナミックな感じの高砂小屋で、
これはあの、
満喫師匠譲りなのか、
えー、
独自のアレンジなのか、
こういう演出を他でもやってる人がいるのか、よく分かんないんですけど、
毎回言うことですが、
えー、
非常にその、
大事な、
ダイナミックで、
笑いどころが満載で面白いんですが、
まあ、
その笑いどころが、
きちんとそのまんまるさんのキャラに合ってるというですね、
ところが、
えー、
非常に素敵ですね。
まあ、
新春圓橘一門会:三遊亭岩室師匠のパフォーマンス
新春の、
えー、
一発目の落語に非常にふさわしい、
えー、
ネタでございますね。
はい。
えー、
続いて、
えー、
まんまるさんの師匠、
えー、
三遊亭、
岩室師匠が、
えー、
上がりまして、
えー、
もう、
枕からめちゃくちゃ面白かったですね。
えー、
そこから、
あの、
あの、
あ、そうだ、
枕でですね、
あの、
師匠、
のお宅に、
新年お邪魔して、
で、
えー、
岩室ですね。
で、
そこで、
こう、
なんか、
あの、
占いを、
あの、
白い表紙のやつだと思うんですけど、
えー、
六拍錦成とか、
ああいうやつですね。
で、
えー、
占って、
えー、
結果が、
その占いに書いてあることが、
すごい、
悪いと、
えー、
円吉師匠が、
ものすごく嬉しそう、
というですね、
えー、
それを、
えー、
ネタにした枕が、
めちゃめちゃ面白かったです。
で、
えー、
あと、
えー、
横浜にぎわい座に、
えー、
この、
深川東京モダンカーの前に出ていて、
多分、
円吉師匠も一緒だったんじゃないかな。
うん。
あの、
前座が足らなくて太鼓叩いたとかですね。
いう感じの話がですね、
これがまためちゃくちゃに面白くて、
まあ、
グッと盛り上げたところでですね、
坪山、
こ、
これはもうお得意ネタですね。
えー、
土下座しちゃうやつね。
土下座しちゃうやつがね、
面白いですね。
これ、
多分何度か聞いてると思うんですけど、
万吉師匠らしい、
古典の骨格をしっかり、
えー、
キープする。
えー、
しっかり整えたまんま、
その上に、
もう、
万吉師匠ならではといっていいような、
えー、
人物を、
ドン、
ドン、
ドンと、
こう、
乗っけていって、
それこそダイナミックに展開していくという。
いやー、
そういうのもいいです。
思っていただきました。
で、
えー、
中入りありまして、
えー、
その後は、
えー、
三位言って、
長吉師匠ですね。
で、
えー、
長吉師匠が、
あの、
私も前々から言いたかったことを、
兄弟子が言ってくれましたと。
えー、
遠吉師匠が、
えー、
占いで、
弟子に悪い結果が出ると、
すごく、
えー、
嬉しそうというですね。
えー、
そういう、
新春圓橘一門会:三遊亭長吉師匠の演技
乗っけていきながら
枕で爆笑をつないでいきながら
全在校舎
これ去年の8月だったかな
中央区の園芸家
中央区寄せ園芸家だっけ
ちょっと正式なタイトル忘れましたけども
神田蘭先生
江戸山根木猫先生と3人でやるイベントで
確か披露されてたと思いますが
面白いですよね
とにかく直筆師匠のお得意なパターンの一つに
困ってる人っていうかですね
追い詰められる人
愚痴っぽくなる人っていう感じがありまして
この辺のところを
うまく主人公に肉体をヘトヘトに
疲れさせるようなあらすじと言いますか
展開になってるんですね
ここがやっぱり直筆師匠の自分の良さをしっかり活かして
もう次から次へと笑いを通っていくというところに
つながってくるわけですね
鳥はもちろん三遊亭
円筆師匠でございます
円筆師匠はですね
枕で何をおっしゃってたのか
あんまり覚えてないんですが
選んだ話がですね
大野松ですね
大野松だから何か相撲に絡んだことを言ってたのかな
おっしゃってたのかな
すみません
ちょっとあんまり記憶が残っていないんですけども
なんで記憶が残っていないかというと
大野松を選んだ時点で
僕はグッと来ちゃったんですね
お分かりになる方もいらっしゃるかと思います
大野松 緑之助はですね
陽明は長吉だったかな
野兎の出身なんですね
今で言うですね
石川県の穴水町かな
野兎半島の先端からちょっと下がってきたあたりのとこですね
七つの海って書いて確か夏海だったと思いますが
の出身の
よくご飯を食べる男が
こっちの相撲部屋を首になって
竹熊お館ですか
竹熊関のところを首になって
死のうとしたところを命を救われて
別の部屋に入るここがですね
四甲呂山なんですね
でその竹熊に
まんまの敵で勝って
そのまま長州藩に取り上げられて
大野松緑之助を名乗って
横綱になるという
まあそういう話なわけですけども
大野松緑之助を名乗って横綱になるというまあそういう話なわけですけども
大野松緑之助を名乗って横綱になるというまあそういう話なわけですけども
遠吉省は
最近ねお亡くなりになられた
元寺尾
四甲呂山お館を
忍んでという風に
おっしゃっていましたが
ただいま申し上げた通り
大野松緑之助は
この話の中では
野党の出身で
命を救われて
横綱まんまの
山で出世するという
そういう話なんですよ
これにね
気がついちゃったんで
もうそれだけで
ぐっときてしまいました
なんていうか
その大野松という話に
流れている
一度見せられた才能が
再び
息を吹き返して
大勢するという
テーマは出世物語として
それだけでですね
単純に感動的なわけですが
この1月1日に起きてしまった
野戸地方日本海側の大地震
未だに死者行方不明者ははっきりはしていません
未だに多分瓦礫の下で救出を待っている方もいらっしゃるかもしれない
これかかった1月2日というのもそういう日なわけですよね
こういうその時に
和芸園芸というものは
特に落語というほっとくと笑いを要求されるね
ものはとても弱いはず
弱いです
ただその復興のプロセスにおいては
落語もまた力を持つということは
東日本大震災の時に
多くの落語家がボランティアで活躍をしたのを
私もよく知っておりますのであると思うんですが
1月1日に大きな地震が起きて
1月2日にどういう落語をやるのかと
一旦こうなかったことにするしかないですよね
普通は
皆さんが心の中に
直接その被災地と
つながりがなくても
やっぱり重いものを抱えているわけですよ
そこをひととき忘れるために
落語が作用するというのはあると思うんですよね
それでいいと思うんです
それでいいはずなんですが
円吉賞がこの鳥のネタにお選びになった
大野間は
小松という話が
一つのエンターテイメントでありながら
この祈りのようなね
意味を持っているということは
持っていたということは
僕は受け止めておきたいなというふうに思います
というわけで
まあこのひたすらめでたいはずの新春という
イベントがですね
新春の一門会というイベントが
残念ながら起きてしまった天災によって
ちょっと違う色合いになりましたが
それもまたひとつ
落語の演芸の
あり方なのではないかなというふうに
思った次第であります
ただまあこの
大野松を聞いて
まあ軽く涙ぐんで
地下鉄に乗って帰る途中に
今度は航空機の事故が
起きてたということで
まあ本当にね大変な正月になってしまいましたが
まずはね健康に生き延びるということが大事で
まあ健康に生き延びるということが大事で
健康に生き延びさせてもらっている我々は
和芸の力を借りながら
生きていこうかなというふうに
我々はというか私はですね
私シェアする落語のしけは
そんなふうに
とりあえず生きていこうかなというようなことを考えた
遠吉師匠の見事な大野松でした
とりあえず生きていこうかなというようなことを考えた遠吉師匠の見事な大野松でした
ということでですね
今年もこんなスタートになってしまいましたが
まあお金と時間が都合をつけば
落語講談朗曲なんかを行ってみようかなと
落語講談朗曲なんかを行ってみようかなと
こんな感じでおしゃべりしてみようかなというふうに思っております
こんな感じでおしゃべりしてみようかなというふうに思っております
3月16日には同じ深川東京モダン館で
立川楽平さんをお招きいたしまして
シェアする落語第35回を開催いたします
こちらの方もぜひよろしくお願いいたします
ということでシェアする落語のしけでした
ではまた