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2023-06-26 09:35

【第91回】第411回圓橘の会23/6/24

#落語
#三遊亭圓橘
#三遊亭萬丸

今回も圓橘師匠は凄い!かっこいい!
そして萬丸さん、良かった!


落語好きを自認するなら、まず三遊亭圓橘を聴くべきです!

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サマリー

円吉の会にて報告された。まんまるさんの虚形話が完成し、注目すべき点となっている。今年も岡本起動作品の中から選ばれた作品がある。

円吉の会への参加
はい、シェアする落語のshikeです。
6月24日になりますかね。
土曜日、また今月も円吉の会、三友邸円吉師匠の会に行ってまいりました。
開講一番は三友邸まんまるさん、三友邸まんきつ師匠のお弟子さんです。
円吉師匠からは孫弟子にあたります。
いつもね、結構ね、マニアックなネタをここでかけてくることも多いんですが、
今回はですね、オーソドックスな感じですね。
豪上級。よかったですね。
毎回毎回、まんまるさんはこの円吉の会の開講一番で、
毎月何かこう、進歩を見せてくれるんですけども、
その中でも独自のくすぐりなのか、ひょっとしたら、
まん吉師匠いずれなのかわかりませんが、でも独自っぽいですよね。
のくすぐりをね、ぽいぽい入れてきて、それが綺麗にまとまって、
その話全体としてまんまるさんらしい虚形話にちゃんと仕上がってるってところはですね、
ちょっとこれは特筆すべきではないかと思います。
僕毎回まんまるさんには楽しませていただいてますけども、
今回ちょっと際立ってよかったですね。
進化してるなあっていうふうに思います。
円吉師匠ご登場なんですが、いつもの通り孫には甘いと言いつつ、
まんまるさんの今のご上級の話の解説から褒めて、
それから自分のお話に入っていくというところなんですが、
ネタ出しをしてるので、大山参りなんですけども、
この大山参りにまつわる三雄亭、炎上師匠六代目と、
林家将蔵師匠、彦六の将蔵ですね、のエピソード。
特に炎上師匠の声かけで、大山参りに行ったときの写真を見ると、
なぜか当時の林家将蔵がいないなあというような話をして、
将蔵師匠と彦六の将蔵と六代目炎上がそんなに仲良くなかったというのは、
落語ファンなら結構知ってる話だと思うんですが、
それでもお互いを認め合ってたというところはありましてね、みたいな話があって、
そういうエピソードがいい感じの枕になりながら、大山参りです。
やっぱりね、この大山参りっていう話はあんまり、
ドギツくやっちゃうとちょっと惹かれる。
また今の時代は余計そうなのかもしれないんですよね。
結局やってることって相当ひどいので。
奥様方をのけない丸坊主にしちゃう話ですので、
ひどいっちゃひどいんですが、
本当に軽快に話が進み、
宿屋の娘とかもいいですよね。
楽しく楽しく仕上げて、
史上最高にくだらない詐欺に、
何の解決もないところの詐欺に持ってくるあたりが、
いかにも楽だなっていうところを、
しっかりこの味わいを持って感じさせてくれるところに、
やっぱり炎吉賞の名人芸があるなというふうに思います。
もうね、風呂場のシーンであったり、
翌朝熊が起きてきた時の女中ですか、
のやり取りになったあたりですね。
もうことごとくこの名人芸が感じられるというですね。
だからもう、しっかりした技術をもって、
ひっかりした技術のもとに古典楽を伝えてくれるからこそ、
最後の詐欺のくだらなさが、
ズーンというふうに心に染み込んでくるんだと思います。
面白かったです。
岡本起動作品の紹介
中入り開けまして、
トリネーターなんですが、
今回も岡本起動作品です。
岡本起動作品の中から、
おいてけぼり、三浦老人、昔話かな、
三浦老人の話からおいてけぼりという話なんですが、
いやー、しかしですね、本当に大したドラマがないです。
大したドラマがないのに、
ずっとお客さんを引きつけて引きつけたまんま、
ストンって終わるという、
この演吉師匠の力量が今回も際立ってましたね。
これがでもね、本当に僕ちょっと今回気がついたんですけど、
この岡本起動の三浦老人の話で見ると、
本当にめちゃめちゃストンって終わるんですよね。
これと対比すべきは、多分三浦老人延長作品なんだろうなっていう。
延長作品はやっぱり仏教的なものなんでしょうかね、
元を例えれば。
因縁がものすごいんですよ。
因縁のつながりでもって話がダイナミックに進んでいくっていうところが、
延長作品の場合多いんですけども、
この岡本起動の三浦老人の話というのは、
因縁ってほぼないっていうか、
もっと因縁がらめた、階段がらめた話、
この人とこの人がこういうつながりでみたいなものがあった方が、
多分もっと怖がらせることができるんですけど、
岡本起動は多分そうしなかったんでしょうね。
そう考えたときに、
言ってみれば江戸前な感じがあって、
その江戸前な感じを、
閻吉師匠が拾って、
落語に作り変えるという過程の中で、
よりスタイリッシュで、
かつスタイリッシュといっても客を選ぶのではなくて、
こっちの方をすっと見てくれる人に対して、
語りかけているというあたりが、
三優典閻吉師匠の岡本起動作品の中に出てくるかなというふうに思われます。
次回、また7月ですね、
行こうと思っております。
本当にこれだけの芸を、
これだけの、
まだ落語に名人がいたんだと思わせてくれるぐらいの芸をやって、
それもたっぷり二石やって、
起動線こんだけかよというようなですね、
非常最高にコスパがいい落語家になっておりますので、
ぜひ次回ですね、
深川東京モダン館にお越しいただけないかなというふうに思いますのと同時に、
同じ深川東京モダン館で、
7月の22日、来月でございますね、
林谷清彦さんをお招きしまして、
第32回シェアする落語会を開催いたしますので、
こちらもご興味があります方はぜひご予約の上ご来場いただきたいと思います。
そんな話はともかく、
鉛筆の会はいいね。
落語ファンは来ようよ。
さんゆうて鉛筆師匠の独演会。
絶対何か持って帰れる。
楽しんだ上で、それはそういうことだったのかというところで、
納得ができるみたいなね、そんな感じがあると思うんですよね。
ぜひ、深川東京モダン館にシェアする落語、
鉛筆の会、ともにご弾きいただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
ということで、シェアする落語の式でした。ではまた。
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