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2025-09-27 07:15

【#272】連雀亭昼席25/9/26

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#桂鷹治 #春風亭一猿 #春風亭いっ休 #三遊亭仁馬
この顔付けで1000円、お値打ちです!
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サマリー

2023年9月26日、神田連雀亭昼席では、桂鷹治、春風亭一猿、春風亭いっ休、三遊亭仁馬の4人の落語家がそれぞれのネタを披露しています。観客は少人数ですが、質の高いパフォーマンスが楽しめる充実した時間であることが伝えられています。

神田連雀亭の昼席
はい、シェアする落語の四家です。一度神田連雀亭を離れたんですが、すぐに戻ってきまして、9月26日、二ツ目の落語会ということで、神田連雀亭昼席へ行って参りました。
トップバッターがですね、桂鷹治さん。よくね、伯山TVで映ってるなっていう印象がありますけども、この方ね、うまいんですよ。どこで聴いたのかな、うまい人だなって思ったのはね、思い出したんですけども、まくらがね、すごく長くてね、その長いまくらが全部面白いんですよね。
ちょうど今、芸協でね、三遊亭円楽、七代目円楽の就命披露口上をやっていて、その打ち上げでみたいな話から、円楽という名前の由来というかね、三代目円楽が八代目正蔵、つまり好楽師匠の師匠だったみたいな話をですね、
僕はたまたま知ってましたけども、これ知らない方もすごく多いと思うんで、この辺りのね寄席芸の歴史を語る時のね、鷹治さんのね、なんか淡々と語ってるんですけど、その語り口がすごいいなっていうふうに思うんですよね。
「落語きなんだなこの人」っていう感じがじわっとこう伝わってくる。で、その円楽という名前のところから相撲に話をずらして、で、しかもなんか鷹治さん相撲経験者だそうで、まわしが締められると。
なんていう話からね、出てきまして、まあお決まりの相撲の小話から入ったネタが『大安売』。面白かったですね。やっぱ上手いんだよ、この人。
技を見せびらかさないで技を使う人だなっていうところがね、すごく好感が持てますね。
いいと思います。続いて、これもこの方は初めてでしたね。春風亭一猿さん。この方もね、名前はよく聴いていたんですけど、僕は初めてでございます。
いやー、うまいっすねー。もう今なんかもう落語界は春風亭がすごいっすね。春風亭という名前のもとにいろんなタイプの落語家が集まってるなと思いますけども。一猿さん初めて聴きましたけど、この人、うまいなと思いました。
二つ目なんで当然のびしろはいっぱいあるんですけども、ネタは『干物箱』でした。非常に若旦那のいい感じ、若旦那ノリが出てますし、誰の型なのか自分で作られたのか、声色をね、いろんな形で声色をこう使っていくっていうね、あの趣向は、これはね、いいなと思いましたね。
続いても春風亭なんですよ。春風亭いっ休さんです。一之輔師匠のお弟子さんですね。僕ね、この人はコロナの頃に立川こしら師匠が始めた大喜利の番組に、Zoomを使った番組によく出ていて、なかなか凄いセンスを持ってる人だなっていうふうに思いました。
まくらはですね、特にそのオチも笑えるところもないけども、見てきてへーと思ったことを喋っていくっていうやり方で、これは昔立川小春志師匠がね、よくやってたなっていうふうにちょっと思ったりもしましたけども、小はだコーヒーでおなじみ、柳家小はださんとですね、コーヒーのイベントに行ってきたという話でした。
話は確かにへーっていうような話で、デカめの話とかね、面白かったですね。そっから新作に入るんですよ。この新作がね、なるほど、面白い。趣向がすごい面白い。ただ、もうちょっと構成整えたらもっともっと笑えるんじゃないかなっていう感じでしたね。
オチとかもっとスパって、手数かけずにスパっていった方が面白いなって。素材が面白いだけにね。なんかそんなことも考えました。『居抜き』という噺ですね。外食産業の噺というべきでしょうか。
ただね、新作に加えてちゃんと取り組んでるってあたりはね、今後楽しみだなっていうふうに思いました。で、4人目がですね、この前、ルート9『9円落語会』で聴いてきたばっかりの三遊亭仁馬さんですね。
あの時は『寿限無』だったんですけど、お子さんに合わせて、なかなか工夫の見られる『寿限無』って面白かったんですけども、この方もね、お客さんをちゃんと喜ばせるためのテクニックをいろいろ持ってらっしゃる感じがしましたね。
あれなんですよ、NHK新人落語大賞の一次予選突破者の一人ですね。残念ながら本戦には行けなかったみたいですけども、やっぱなかなかの実力を持ちの方だなと見受けました。ネタは『お菊の皿』です。
で、神田連雀亭。いいなっていうのは、太鼓がちゃんとある。で、お客さん最初の登場のところでドロドロドロドロとちゃんと太鼓をどなたが叩いたかわかりませんけども、いいですよね。やっぱ生の太鼓が入るっていうのは。
ここもひたすらバカバカしく、『お菊の皿』ですから、そこは笑いをパンパンパンパンとっていかなきゃいけない噺ですけども、しっかり笑いをとってました。
この4人が揃ってですよ。4席聴かせていただいて1000円。安いね。でも客はね、正直そんなにいなかった。もったいない。ぜひぜひ平日の時間があった時には、あなたも神田連雀亭行ってみてはいかがでしょうか。シェアする落語の四家でした。ではまた。
07:15

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