僕もよく日本でのラウンドワンの存在ポジショニングって知らないんですけど、日本の人に言うと、ああ、なんか懐かしいですねとか、ちょっと郊外にありますよねみたいなことを言ってたんだけど、
僕的には逆にアメリカでは新鮮だし、ああいう場所が今までなかったので、
確かにないですね、サンフランシスコ。
サンフランシスコでもないし、他の都会でもあんなに一つの場所に複合的にアミューズメントが集まっている場所っていうのはないですよね。
確かにパッと思いつかないですね。
じゃあ、なんでそんなに流行っているのかっていうのを僕なりの見解があるので、ぜひ話そうかなと思ってて。
いわゆるラウンドワンってマイルドヤンキービジネスじゃないですか?
マイルドヤンキービジネス。
僕が日本の方から聞いたのは、ラウンドワンってターゲットがマイルドヤンキーって人たちだって言ってるんですよね。
日本で言うと郊外に住んでて、ちょっとやんちゃな感じの若者たちみたいな。
軽自動車乗ってカラオケ行くかみたいな。
ゲーセン行くかみたいな。
高校生とか大学生とか二重大生。
結構そういったイメージ。若者たちが集う場所みたいな感じのイメージ。
実際にアメリカのラウンドワン行ってみたら、いわゆる老若男女?
様々なタイプの人たちがいて、みんな楽しんでるんですよ。
まずどんな感じになってるのかっていうと、僕行ったのは実は2箇所行ってて。
1箇所は2024年の前半の頃にサリナスっていうサンフランシスコから車で2時間ちょっと行った何もない田舎町があるんですよね。
かなり遠いですね。
ちょっと内陸南の方行くんですけど。
そこに全然知らなかったんですけど、ふと通ったらあって、あるんだと思って入ったら。
そこは複数の階が3階か4階分ぐらいラウンドワンビルみたいになってて。
1つのフロアがいわゆるゲーセンあって。
あとはボーリング場あって。
あとカラオケフロアもあって。
あとフードのエリアがあって。
そのビルは多分上に映画館とかもあった気がするんですよね。
ショッピングモールの中にあったんですけど。
今映画館って言ったんですけど、アメリカの若者の遊ぶ場所って今まで限定されてて、映画館かホームパーティーするかみたいな感じで。
特にアキも知ってると思うけど、アメリカってお酒が飲める年齢が21歳からじゃないですか。
21歳にならないと入ることすらできないお店が結構あるんだよね。
バーとかクラブとかお酒が出るところ。
なので21歳未満の高校生大学生の遊び場っていうのは非常に少なくて困ってたんだろうなと思って。
そういうところにラウンドワンみたいなところが出てくるとすごくいい場所じゃないですか。
確かに年齢確認されない。
年齢確認されないし、子供もたくさんいたし。
特に郊外とか田舎になると、それこそ遊びに行く場所がボーリングがたまにあったり映画館がたまにあるんだけど、複合的なとこがないから。
非常に車で移動するのが遠いからめんどくさい。
あってそれが一つの場所にギュッと集まってたら嬉しいっていうのと、
あとはUFOキャッチャーっていうのはクレーンゲームっていうの。
ありますね。UFOキャッチャーですね。
UFOキャッチャーがラウンドワンのアメリカにおけるメインの商材っていうかメインのアトラクションになっているのね。
普通のゲームがあるゲーセンのエリアとボーリングのエリアとUFOキャッチャーのエリアがあるとすれば、
UFOキャッチャーのエリアが一番人が集まってて、そこで他では手に入らない日本のキャラのぬいぐるみ系。
キャラクターグッズですね。
小さいものから大きなものまであって、そこにデートで来てるカップルとかファミリーで来てる家族とか、
あとは普通に友達で5,6人で来てるティーネイジャーのグループとかがキャッキャキャッキャ騒いでて。
これってすごいことで、日本でやってるラウンド1のビジネスモデルがそのままある程度スライドしてアメリカに出しただけなのに、
こっちでバカ受けしてる。なぜならそんなものが今までなかったからものすごい価値になってるっていう。
僕がよく言う、日本からアメリカに展開する方法は大きく分けて2つあって、
1つはアメリカ人が欲しいようなサービスをアメリカで作る。
もう1個は日本でも既にやってて、アメリカにない。
日本では珍しくもないんだけど、アメリカに来た瞬間にめちゃくちゃプレミアム感が出るもの。
ラーメンとかそうだったんですよね。昔はたぶん寿司とかもそうだったと思うんですけど。
日本で大就職みたいなどこにでもあるものをアメリカにないから持ってきたら、
急にそこに注目が集まったケースの1つが最近だとラウンド1になってて、
本当にね、冒頭で秋がやってた営業利益100億に届くっていうのは疑いない感じなんですよね。
だってクレーンゲームとか普通のゲーセンのゲームとかも、
全部プリペイドのスイカみたいなカードを買って、
それをスワイプしてスキャンしてプレイしてくるんだけど、
お金の感覚とか分からない。100円とか入れるわけじゃないから。
そしたらスタッフもそこまで必要ないし。
そうなんですよ。スタッフもバイトの高校生みたいな子たちがユニフォーム着ているけど、
そんなに多くない。不具合が起きたときに直しに来る程度。
ということで非常に効率も良くて、機械を置いとくだけに近い世界じゃないですか。
なのでとてもいいなと思ったし、ボーリングもそんなに安くはないんだよね。
1人1時間で10ドルから20ドルくらい。
プラス靴が1人5ドルとかかかるんですよね。
なので日本だとカラオケとかボーリングとかゲーセンとかって、
安い遊び場でコストを抑えられると思うんだけど、
アメリカにそういうところがないもんだから、
結構なお金を取ってもお客さんが来るし、非常にモーカルだろうなっていうのが。
僕が行ったところにはなかったですけど、場所によっては卓球台とかビリヤード、ダーツ、スポッチャー。
スポッチャーですね。大好きです。
っていうのもある。これ多分郊外のほうのもっと大きなラウンドワンの店舗とかに置いてあるみたいなんですけど。
なので非常に今のアメリカの若者のエンタメ事情、こういうのを欲してた人たちに思いっきりハマって、
どんどん展開していくんだろうなっていうのが。
ここでポッドキャストを聞きの皆様へお知らせです。
僕が経営するビートラックスでは、シリコンバレー式のイノベーティブな組織作りや
企業カルチャー変革、そして日本企業の世界進出を支援しています。
これまで300以上のプロジェクトを成功に導いてきました。
ビジネスのグローバル展開やブランド強化、組織変革を検討中の方は、ぜひ概要欄よりビートラックスのウェブサイトをご覧ください。
それでは引き続き内容をお楽しみください。
あともう一個いいなと思ったのは、フードのエリアでどんなフードを提供しているかっていうと、
一般的なアメリカのファーストフードみたいなハンバーガーとかポテトとかはあって、
プラスジャパニーズフードも提供してるんだよね。
たこ焼きとかラーメンとか唐揚げとか。
あげこの果てにラムネもありますからね。
ジュースですか?
ジュース、ジュース。
懐かしい。
ラムネ1本3.5ドルなの。500円とかまあまあしますよね。
でもアメリカに普段売ってないんであんまり。
そこもプレミアムになってるっていう感じじゃないですか。
あとそうだな、レストランとかバーとかってアメリカって通常チップかかるじゃん。
かかりますね。
結構高いじゃんもう15,20,25とか。
15ベースみたいな。
ベースになってるじゃん。
その一方でラウンド1のフードってフードコートみたいな感じだから、
カウンターでオーダーして持ってって食べるからチップかかんないんだよね。
素晴らしい。
素晴らしいでしょ。
ここもすごい若者に優しいですね。
それでも日本から比べると高いけど、でもまあいいですよね。
ここの物価を考えると。
アメリカの物価を考えると。
それ考えるとラウンド1っていう企業が日本で展開するよりももしかしたらアメリカで展開した方が
売上利益出しやすいのかなと思って、
さっき亜紀が調べてたらなかなか面白そうな情報があったんですよ。
そうですね。
ラウンド1デリシャスっていう。
僕が企業の担当者みたいな感じになってますけど。
ちょっとリサーチしたら。
そうですね。
日本だとラウンド1の立ち位置っていうのが複合のアミューズメント施設っていう立ち位置らしいんですけど、
ラウンドワンの候補のような。
逆もあるな。
だから、お食事に行ったついでに遊ぶ。
そっちがもしかしたらメインになる可能性もありますよね。
それもできるから。
今、ここ数年で円安になったのもあって、
いわゆる日本ファンみたいな。
日本っていう国とか日本食がとてもいいなと思ったアメリカ人が、
うちのスタッフも何人か日本に初めて行ったりとかしてたけど、
やっぱり食事最高だったとか、渋谷とか楽しかったとか言ってるから、
そういう人たちがアメリカ戻ってきて、言ってたもんね。
また日本戻りたいとか。
いや、みなさんおっしゃいます。
アメリカ戻りたくないとか言ってたから。
あのニーズをしょっちゅう日本に行くわけにいかないんで、
そのまま楽しめるよっていう、
それもエンタメアミューズメントっていうのと本格和食っていうのを合わせると天国。
そこだけ完全に日本みたいな感じになるじゃないですか。
結構大雑把に言っちゃうと。
そこが今非常に興味深いポイントだと僕は思ったのは、
そこだけ日本になるっていうのをチャレンジしたケースって
以前にもアメリカであったんだけど、
多くの場合うまくいかないんですね。
なぜかっていうと、
日本人向けになっちゃってるんだよね。
なるほど。
ここだけ日本、いわゆるジャパンタウンみたいなものっていうのは、
初期の頃とかは、最近までもそうなのかな。
いわゆるオーセンティックなジャパン、
本物の日本を体験する場所にしたんだけど、
結局そこに興味を持ってくる人たちっていうのは、
日本人、いわゆる日本で生まれ育ってこっちに住んでて、
日本が懐かしい日本人が行くだけだったんだけど、
ラウンド1が上手だなと思ったのが、
まずさっき言った老若男女、
何人でも楽しめるアミューズメントを一回展開しておいて、
そこで知名度と顧客を集めておいて、
プラス、その後にオーセンティックジャパニーズフードを展開していくっていうことで、
もう日本人じゃなくて、
現地のアメリカ、普通のアメリカで生まれ育った人たちにも喜んでもらえるような
ビジネス展開をしているのが、ものすごい上手だなと思った。
ラウンド1の米国展開やってる人、天才だなと思った。
これ聞いてたらぜひご連絡いただけるとインタビューしたいなと。
確かにインタビューさせていただきたいですね。
今まで我々も日本企業の米国展開とかお手伝いさせていただいているけど、
ラウンド1は別に手掛けてはないですが、
いやーあっぱれだなっていうか、
あれは素晴らしいと超リスペクトしてるし、
なおかつ日本の活性化っていうか、
さっきラウンド1の日本語のウェブサイト見たら、
料理職人募集みたいなの書いてあって、
アメリカで働きませんか、実質年収1500万って書いてあって、
1年間日本で修行して、
その1年後にアメリカのこれからオープンしようと思っている、
ホノルルとかニューヨークとかロサンゼルスとか、
シカゴとかワシントンDCとか、
そういう主要都市にこれから展開していくので、
ラウンド1デリシャスとしてオーセンティックジャパニーズフードの職人募集っていうのがあって、
それは経済的にも日本で働く人たちにとってもいいなと思って見てましたよね。
そうですね。単にラウンド1だけが海外に利益を設けるというよりは、
先ほど僕がホームページで拝見させていただいたように、
日本のレストランの方々とパートナーシップを組んで、
体制を組んでいるので、
いろんな方々に利益が分配されています。
そうですよね。外貨を稼いで日本にも還元できるっていう。