2024-11-22 28:22

#72 ドナルド・トランプはどのようなブランド施策で当選したのか

🗣 トーク概要

  • アメリカ大統領選挙について?
  • ドナルド・トランプが当選したブランディング的要因
  • 彼の卓越したマーケティングキャンペーンとは?
  • 企業ブランディング・マーケティングに活かせる学び

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サマリー

ドナルド・トランプの大統領選勝利は、明確で記憶に残るブランディング施策によって支えられています。彼の効果的なキャッチコピーやインパクトあるビジュアルデザインが、選挙戦を通じて強い印象を与えています。ドナルド・トランプの選挙戦でのブランド施策が分析され、彼のユニークなマーケティング戦略やPR活動の機動力について考察されます。また、アメリカと日本のブランディングの違いについても議論されます。ドナルド・トランプが2016年の選挙で成功した背景には、彼のカムバックストーリーやアイコニックなビジュアルが効果的に働いているとされています。さらに、ティックトックなどの新しい媒体を活用したマーケティング戦略も彼のブランド形成に寄与していると考えられています。

00:09
サンフランシスコ・デザイントーク。この番組は、サンフランシスコと東京に拠点を置くデザイン会社、BTRAXのCEO、Brandonと、デザイナーの彩香が日本で働くデザイナーや、デザインをビジネスに取り入れたい方向けに、様々なトピックについて深く話します。
はい、本日もよろしくお願いします。サンフランシスコ・デザイントークです。
よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
トランプの当選要因
今日は、ドナルド・トランプがどのようなブランド施策で当選したかということで、先日、アメリカ大統領選がありましたけれども、トランプが圧勝というか、勝利しましたね。
アメリカの大統領選が、もちろんアメリカではめちゃくちゃ盛り上がってましたが、どうやら日本でも結構報道されてたみたいなので、知ってる方も多いと思いますが、すごいトランプが当選したんだって驚く方もいれば、そりゃそうだよねって驚く方もいるなと思ってて、
僕の印象だと、アメリカに住んでる感覚だと、トランプが当選しても、そこまで驚かない人が多い。
けど日本にいる方は、すごいハリスが人気だっていうふうな報道を見てたんで、びっくりしましたとかいう声とかも出てたので、情報とか接してるメディアとか個人の思い出、差があるんだろうなと思って、
トランプが当選するなんて信じられないって言ってる人に対して、僕なりのこういうファクターが当選に近づいたんじゃないかっていうのを、主にブランディングとマーケティング施策目線で解説できればなと。
それ以外に政策であるとか、細かいサポーターがどうこうとか、さまざまな無数にファクターはあるにせよ、我々はブランディングサービスを提供しているデザイン会社なので、専門としているブランディングとマーケティングの側面から、今日は解説できればなと思っています。
なるほど、ちなみに選挙って、ブランディングってあんまりピンとこないというか、日本でもやってる方いらっしゃると思うんですけど、そんなに色濃く出てないかなという気もするんですけど、アメリカでなんで重要なのかというか。
アメリカではものすごい重要なんですよ。目に見えるもの、耳から聞こえてくるもの、感覚的なものすべて、イメージなので。選挙ってイメージじゃないですか。極論イメージで投票するので、ロジックよりも感情に訴える方が強いなと僕は思っているんですね。
じゃあ、ドナルド・トランプのブランドの強さというのを説明していこうかなと思うんですけど、あやかさん、ドナルド・トランプのキャッチコピーって知ってます?
わかんないです。
わかんない?Make America Great Againっていう。マガっていう。赤い帽子にMake America Great Againって書いてあるんですね。これ、2016年に当選した時も、2020年も一緒だったはずなんですけど、一方、それのライバルのカマラ・ハリスのキャッチコピーって知ってます?
わかんないです。
そっちの方がよっぽどわかんないと思うんですけど、僕もパッと思いつかなくて、調べたらVote for Freedomだったんですよね。自由のために投票しようって。あんまり聞いたことないよね。
ないですね。
で、ドナルド・トランプ、わかりやすいキャッチコピー作るのがすごい上手で、ドナルド・トランプというかトランプ陣営が。今回、マガ、Make America Great Againに追加してもう一個後半に出てきたキャッチコピーがあったんですよ。
はい。
Trump will fix itっていう。トランプが直してあげるっていう。
なるほど、なるほど。
わかりやすいじゃないですか。
わかりやすいですし、覚えやすいです。
覚えやすいでしょ。
日本で習うと、中学生の1年か2年ぐらいで習う単語しか使ってないですね、英語もね。
そうですね。
非常にわかりやすいし、キャッチ。
まずこれが、ブランディングの一つは覚えやすいキャッチコピーっていうのがありますから、それが一つできてるでしょ。
次に、今もちらっと言ったけど、帽子とか旗のビジュアルも目に焼き付くんですよね。
大きくトランプって書いて、太文字でトランプって書いてる旗、青とか赤とか。
思い出せますね、目つぶるとなんとなく。
なんかあれ、ずっとちょっとカルトっぽくて、強烈すぎて、若干気持ち悪いかなって僕最初思ってたんですけど、あれがどんどんたなびいて、強烈なインパクトを与えているんですよね。
一方でカムラ・ハリスの旗とかビジュアルって、ハリス・ゴーズって書いてるやつがあるんですけど、すごいビジュアルデザイン的にもインパクト弱いんですよ。
タイポグラフィンの文字を羅列しただけで、デザイン性が低かったりとかインパクト薄いんですね。
トランプって2016年から同じデザインテーマを使ってキープしたまま、悪の強い旗を振りかざすっていう。
最初はカルトファンの人たちの間で流行ったようなやつじゃないですか。あのインパクトがあるので、ぱっと見ですぐイメージがつくよねっていうのがありますね。
まず、音で聞くキャッチコピーと目で見るビジュアルデザイン、これブランディングとしては結構強いかなと思いました。
あと、ドナルド・トランプでぱっと思いつくイメージとかあります?
あとはそうですね、結構面白いキャンペーンやってたりするかなと思っていて。
マクドナルドキャンペーンの影響
例えば?
例えば、マクドナルドの議員になっていたり、ゴミ収集者のお店主?お店主でしたっけ、ゴミ収集者の方になってたりだとか。
あれはマーケティング施策ですね。非常に上手でして、マクドナルドをやったきっかけはあれですね、カマラ・ハリスが
確かバイトをマックでしたことあるよっていう、庶民派アピールじゃないですけど、それに対する?
そうなんです。カマラ・ハリスって民主党所属なんですけど、民主党ってそもそも労働者の味方だって言ってた割には、最近エリートが支援者多いよねとかいう批判があったので、
カマラ・ハリスがよく言ってるのは、私だってミドルクラス、労働階級で育って、学生の頃はお金がなくてマックでバイトしてたぐらいなのよみたいなことを言ったら、その直後に、
ドナルド・トランプはお金持ちの育ちなんですよ。お父さんがお金持ちだから。もちろんマックのバイトとかしたことなかったんだけど、なんと今からやるって言って、マクドナルドのドライブスルーのところでフレンチフライあげたりとか、
お客さんに渡したりとかして、エプロンが妙に似合うんですよね。 色は赤色でした。どうだったらね。すごい似合ってましたね。その時に彼が、マックのバイトしたことなかったけど、今までしたかった、嬉しいって言って、これからもやっていきたいかもみたいなことを言ったりとか、
いわゆるマクドナルドで働いてる人たちをねぎらう感じを、実際あれもビジュアルで訴えてるじゃないですか。もう目に焼き付くじゃん、あの姿がね。
カムランハリスは、そんなこと私過去したんだよねって言ったのに対して、彼は実際に行動することによって、資格に訴えるキャンペーンを、それもアドリブでそこをセットアップしてやるっていう。
そうですよね。その同じテーマのことを話してますけど、長く働いてたハリスよりも、一回お試し体験したトランプの方がインパクトを持ってかれちゃったってお話ですよね。
今の時代さ、映像のインパクト強いじゃん。ソーシャルメディアもYouTubeもテレビも。映像の力ってすごいから、よくマーケティングで言われるんだけど、映像の情報量って文字と比べても何万倍かあるとかって言われるぐらいに、人間の脳に焼き付いていくわけよ。
マクドナルドキャンペーンもたった15分だったらしいんだよね。あれやったのはね。
あ、そうなんですかね。
いけんじ試体験とかじゃなくて、本当にキャンペーンのためだけ。
キャンペーンのために15分だけ、裏話でいうとお店貸し切ってやったらしいんだけど、そのやった後に彼が言った一言が、たぶんカマラ・ハリスは嘘ついて、彼女は本当に働いてないけど、俺は彼女より15分多く働いてる。
キャッチーな。
僕最初静止画見たんですよ。ドライブスルーの窓から手振ってるやつがあるんですよ、1個。
それ、生成AIだと思ったんですよ。
ドナルド・トランプがマクドナルドで働いてみたみたいな。
働いてみたみたいなフロンプと打ったんじゃないかなと思ったんですけど、疑ってかかるじゃないですか。
実際やってる映像を見ると、すいませんみたいな。
心理的に、この人実際やったんだって思ったのが1つですよね。
もう1つありますよね。
マーケティングキャンペーンとして。
ゴミトラックっていうのは。
清掃員っていうのは収集する方の服装を着て。
あれもすごいビジュアルインパクトすごくて。
あれは1冊としては、その3日くらい前に東大会って言われるマジソンスクエアガーデン、ニューヨークで。
ここでポッドキャストを聞きの皆様へお知らせです。
僕が経営するビートラックスでは、シリコンバレー式のイノベーティブな組織作りや、
企業カルチャー変革、そして日本企業の世界進出を支援しています。
これまで300以上のプロジェクトを成功に導いてきました。
ビジネスのグローバル展開やブランド強化、組織変革を検討中の方は、
ぜひ概要欄よりビートラックスのウェブサイトをご覧ください。
それでは引き続き内容をお楽しみください。
トランプのPRとバイデンの反応
慣れた応援会みたいな時に、応援団の人が何名かゲストでトランプを褒めるスピーチをする中で、
コメディアンの人が出て、いろいろ話した中で、
クエルトリコはガーベジー、ゴミの島だ、みたいな冗談。
全然笑えない冗談で、面白くもなんともないことを言って。
コメディアンの方が言ってた?
あれコメディアンで面白くないんですよ、全然。
ただディスってるだけでひどい。あれひどいなと思ってたんですけど。
あれを言って、その後にドナルド・トランプにあの発言どう思いますかって言ったら、
俺はあいつを知らないって言って、会ったこともなければ聞いたこともないって切り捨てて、
それに対して、その発言に対して、原大統領のジョー・バイデンが、
自分でYouTubeみたいな感じで自宅で映像を撮って、
もうふざけんなと、あの発言は俺は許さないみたいなことを言って、
それがちょっとエスカレートしすぎて、
何がガーベジーだ、ガーベジーなのはトランプの支持者だ、みたいなことをボソッと言ってしまって、
ひどいですね、ほんと。
逆にそっちがバックファイヤーしてしまって、
なんだバイデン何言ってんだ、みたいな。
慌ててカマラ・ハリスも、いやあんな発言は私は感化しません、みたいなことを言ってたと思ったら、
そのバイデンの発言の24時間以内に、
ドナルド・トランプがゴミ収集車に清掃員のオレンジ色のベストを着て乗って、
そのゴミトラックの横にさっき言ったドナルド・トランプの旗が掲げられてて、
印刷されたやつも車体にバシッと乗ってて、
これトランプ陣営のPR部隊の仕事の速さと、
ほんとですよね。これってタイムライン的にどうだったんですか、その発言が。
ゲリラマーケティングの効果
24時間。
24時間以内。
だから機動力がすごいのとアイデア力がすごい。
すごいですね。
これってさっきのマクドナルドとこのトラックって、業界で言うとゲリラマーケティングって言われる、
テレビとかラジオとか新聞とかインターネットとかじゃなく、
リアルにクリエイティブなマーケティングをやることで広告費を払わなくても目立つっていうやり方なんですね。
うちの会社もよくアメリカ市場においてゲリラマーケティングをクライアントのやつやったりする中でも、
あれはアッパレ。正直トランプ支持者もさすがにあれはアッパレだろって言ってるポストとかもあって、
学ぶべき姿勢だって書いてあって。
すごいですよね、やっぱり。
僕的にはね、カマラ・ハリス惜しいなと思ったのが、
トランプがトラック乗ってるんだったら自分はゴミ捨て手伝うぐらいやれば、
上行けたのにやらないんだと思って。
キャラの違いもありそうですよね。
そのキャラがダメなんですよ。
優等生っぽい感じ。
優等生すぎます、それは。
相手がトラック乗るんだったら私は実際にゴミを集めるぐらいやると、
アメリカ国民はカマラもやるじゃんって思ったのかなと思って。
これ続きがあって、
トラック乗ったのって、
彼のプライベートジェットを空港で降りて、
そこからリムジンに乗り換える間の移動だけ、空港の滑走路で乗ってただけなんですね。
5分、10分ぐらいの話。
5分ぐらいだと思うんですよ。
その後、リムジンに乗って、また違う党大会みたいなところでステージに、壇上に立ったんだけど、
オレンジのベストを着たままでずっと喋ってるの。
普段はスーツじゃん、バシッと。
ドナルド・トランプって見栄えを気にする人らしいんですね、ビジネスマンで。
必ずスーツ。
あの時だけ、清掃員の蛍光のオレンジのベストを着てて、
そのことに対しても話してて、
最初は嫌だと、こんなの着たくないって言ったんだけど、
周りの人が、これ着た方が痩せて見えますよって言われたから着たんだっていうジョークも、
しっかりここまで入れて。
上手に落とし所も持ってきて、みんな笑うじゃないですか。
トランプって今までずっと悪者キャラで来た中で、
このマクドナルドからのゴミトラックからの赤いオレンジのベストって、
可愛げの塊じゃないですか。
これ上手いなと思って。
そうですね。
でもこれ、アメリカだから許されてるところもありそうって思っちゃったんですけど。
日本でやったらダメ?
叩かれそうな気がしません?
叩かれるかな?
ふざけんな、みたいな感じで。
そうかな?
でもそっか、某政治家とかっぽいことやってるけど、叩かれてますね、それは日本で。
やっぱりそこ、国の違いもありそうだなって聞いてて思いました。
日本で候補者とかが街に繰り出して、有権者と一緒に騒いでる感じとかって批判されてるよね。
ちゃんと演説してる姿しか受け入れられなさそうで。
批判する人ってどこにでもいると思うんだけど、日本ってすごい批判に対して敏感だから、
被災地に行って、いろいろボランティア活動しても、そこで出された炊き出しのカレー食ったら怒られるとか、そういうのがあるらしいですよ。
気合いした、それ。
詳しい話はいいとして。
確かに。
細かいこと突っ込まれるだなと思うけど、アメリカは目立ったもん勝ちなんで。
ちなみに今回のブランディング視察っていうのは、今の選挙の中での話があったと思うんですけど、
実際に日本企業だったりだとか、企業が真似できることってどんなポイントがあるんですか?
アメリカって企業とか商品とかブランドって言っても、結構個人レベルに落とし込むのが重要かなと思ってて、
地に足ついたキャンペーンとかはやっぱり喜ばれる。
逆に言うと広告とかがあまり喜ばれないので、そこの関係者とか、社長でもいいんですけど、
子が目立ってキャンペーンしたりっていうのはありますよね。
人の顔が見えるほうが。
アンバサダーでもいいし、そこで働いてる人でもアンバサダーでもトップでもいいんですけど。
それは芸能人とかそういう話ではなく、働いてる人とかの方がいいってこと?
アメリカ式ブランディングのポイント
昔からアメリカのブランドってそういうのをよくやってて、結構前なんだけど、
日本でもあるサブウェイっていうファーストフードあるじゃないですか、サンドイッチの。
あれってアメリカの中で珍しくヘルシーなファーストフードっていうブランドで売ってるチェーンなんですね。
多分もう20年くらい前だと思うんですけど、サブウェイ食べて痩せたっていうお客さんがブランドアンバサダーになったんですよ。
要するに一般人ってことでしょ?
一般人だったんだけど、すごい痩せたんですよ。
20キロ、30キロくらい痩せて、いわゆるすっごいブカブカの服着てたのがこんなに痩せましたみたいな、ダイエットの広告みたいな。
その人が何年間かの契約でサブウェイのコマーシャルに出るし、
そういうなんか登壇みたいのもしたりして、僕はサブウェイを食べてこんなに痩せたみたいなので、すごいイメージアップ、ヘルシーイメージを作ってたんですね。
でもこれオチがあって、それをしばらくやってる途中に、その人がすごいロリコンだったっていうのが事件になって、
逮捕されたんですよ、実は。
なんか事件起こしちゃったんですか?
未成年の方にちょっといけないことをしたらしくて、
それで逆にサブウェイバッシングがすごくて、そこは気をつけなきゃいけない。
そこは気をつけてピックアップしないといけないですね。
ただ、人フォーカスっていうのは一つあるなと。
アイコニック、アイコンを作る。
日本だといわゆるキャラクターじゃないですか、いわゆるキャラみたいなのも含めて。
アメリカだと人。
最近日本のキャラクターみたいなのも使いながらやることがあるんで。
ドナルドトランプは本人がキャラになってるじゃないですか。
そうですね。
それが上手いなと思ってて。
あと、ドナルドトランプに関していくつか。
これはブランディングにおいても一つ学べるなと思うのが、
彼のスピーチを聞いていると、先ほどと一緒で使ってる英単語がわかりやすいんですね。
これはマーケティングのメッセージングを考えるときとか、
メールの内容とか広告の内容とかキャッチコピーもできるだけわかりやすい英語にするっていうのは重要で。
日本だとクリエイティブなコピーライティングって、こじゃれた表現があったりとか。
日本特有の。
マンションの広告とか面白くないですか。知ってます?
知らないです。何ですか?
例えば、景色をシーンみたいな感じで言ったりとか。
J-POPの歌詞じゃないですか。
振り仮名がね。
時間って書いて時みたいなやつ。
日本はね、そういう少しこじゃれてるけど、
アメリカの場合は下手にひねるよりもストレートでわかりやすい方がいいとされますよね。
あとね、ブランディングにおいてストーリー作りってすごい重要なんですけど。
前も1回エピソードで話したんですけど。
トランプのカムバックストーリー
ブランディングって究極的には何かというとストーリーなんですよね。
その会社とか人とかプロダクトがどういうストーリーとどういうビジョンを持ってそこにたどり着いて、今後どこに行くのかっていうのはすごい重要なんですけど。
トランプの場合はね、また上手いのがね、これはね、カムバックストーリーっていうアメリカ人が一番好きなタイプのストーリーになっていて。
ストーリーの回でも話したんですけど。
ありましたね、流れ。
主人公が1回挫折して、そこから戻ってくるっていうのが平板なんですよね、盛り上がりの中の。
そこにサポーターが集まってきて助けてあげながら、主人公が成長して成功に苦難を乗り越え成功する。
ドナルド・タンプが上手にね、2016年1回当選するものの2020年にコテンパンになって、その後数々の裁判、有罪にもなりつつ、それでもそれをくぐり抜け大統領に帰り咲いて、また成功するっていうのが上手なストーリー作りになった。
映画見てるみたいですよね。
好きになりそうですね。
どっかのタイミングでなりそうなんですけど。
ネットフリックス。
ネットフリックスオリジナル、トランプって。
絶対に出そう。もう作ってますよ、今。
今作ってますね。
そのストーリーがいいっていうのと。
あとね、これもね、賛否両論だと思うけど、ビジュアルインパクトでいうとね、もうあれですよ。殺害未遂された時の写真ですよ。
見ました、あれ。
写真の構図がよすぎる。
奇跡の一枚。
奇跡の一枚。三角形の構図になっていて、正常期がたなびく中で拳を挙げるっていう。
いろんな議論がありますね。
いろんな議論あると思うけど、いわゆるブランディングにおいていうと、アイコニックな写真っていうのもすごい心を引きつけるっていうか重要なんですよね。
だから、ナイキなんかはマイケル・ジョーダンのダンクシュートしてるシーンとか、スポーツ選手の写真とか、最近だったらどうだろうね、大谷翔平選手の動向とかっていうのもアイコニックになってくるだろうし。
いわゆる躍動感がある、動きのあるもののワンショットをインパクトとしてすごい使えるんですよね。
なので、アップルとかもiPodの広告とかって人が動いてる感じとか、最近だとiPhoneとかもやって、その躍動感を捉えるっていうのがとてもビジュアルとして強いんですけど。
くしくも、たぶん想定してなかっただろう写真が撮れちゃったっていうのが。
結構ちゃんと上手な写真家さんを雇ってるカメラマンを。
ピューリッツ・アーショーを撮ったカメラマンなんですよね、あれね。
それを撮ってすぐにシェアするっていうのも、マーケティング陣営側が頑張ってる。
あれがね、またそのカムバックストーリーのアイコニック写真になってるんですよね。
なんか屈強にも負けないぞみたいな。
負けへんで、俺は負けへんでみたいな。
確かにいろんな出現とかもあったりしますけど、そういういろんなマーケティングがカバーした結果、勝利に導いた1個の要素になったんじゃないかっていうのがブランドさんのお考えってことですね。
マーケティング戦略とティックトック
最後に1個だけボーナスあるんですよ。
何ですか?
これ日本であまり報道されてないし、知らない人も多いんですけど、マーケティング面で言うと彼、ティックトッカー始めてるんですよ。
ティックトックチャンネル作って、僕はプレジデントティックトッカーだって言って、こういうふうに言ってるんですよ。
僕が大統領になったらティックトックを今後もアメリカで継続させるって言ってるんですよ。
一番わかりやすいやからですね。
ティックトックってアメリカ議会の決議で、1月中旬か後半かぐらいにアメリカ企業に売らない限りはバーンする、アメリカからアクセスできなくするって決議を取ってたんですけど、
ドナルドトランプが僕が当選したら絶対それはさせないみたいな、続けさせるっていう、自らが行動力がすごくてティックトックに登場するようになってるという。
そういうのももろもろ含めって感じですね。
ありがとうございます。
今日はですね、ドナルドトランプがどういったブランド戦略を行ったかといったところで、
ブランディングのポイント、例えばリアルな人にフォーカスしたり、わかりやすいキャッチコピーをするとか、
あとはインパクトのあるビジュアルデザインだったり、言葉自体をわかりやすいものを使うとか、ストーリー性といったところが勝利の一部になったんじゃないかといったところでお話をさせていただきました。
ビートラックスではブランディングのサポートも行っておりますので、ぜひ興味ある方はお問い合わせください。
本日もありがとうございました。
このエピソードを楽しんでいただけた方は、ぜひ高評価、チャンネルフォローよろしくお願いします。
また、サンフランシスコデザイントークは、番組に対する質問や取り扱ってほしいテーマを募集しています。
番組概要欄にあるGoogleフォーム、ポティファイでお聞きの方は、各エピソードのQ&A欄からお送りいただけますので、お便りお待ちしております。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。
28:22

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