ジャック・ドーシーの紹介
サンフランシスコ・デザイントーク、この番組は、デザイナーやデザインに関心のある方、デザインをビジネスに生かしたい方、そしてグローバル展開を目指す企業の皆さまに向けてお届けします。
BTRAX CEOのBrandonが、サンフランシスコ本社から、ここでしか聞けない、リアルで実践的な情報をお届けします。
サンフランシスコ・デザイントーク、本日も始めていきます。MCを務めます、りゅういちです。
Brandonさん、本日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
本日のテーマですが、Twitter社の創業者、ジャック・ドーシーさんについて取り上げていきます。
タイトルは、全デザイナーに知ってほしい、ジャック・ドーシーさん、ところで。
はい。
人物シリーズ、第3弾ですかね。
第3弾です。
最近流行りで、ちょっとやらせてもらってます。
ジャック・ジョブス、ピーター・ティールに続いて、ジャック・ドーシーです。
この名前を聞いた方で、おそらくピンときてない方がほとんどだと思うので。
いやいや、知ってる人は知ってます。
ジャック・ドーシーさん、何者ですかっていうのをお説明いただけますか。
ジャック・ドーシーは、さっきちらっと、りゅういちが言ってた、Twitterっていう会社をCEOをやってた人で、
今は、スクエアっていうペイメント、フィンテック系の会社のCEOをやってる。
もともとは、Twitter社とスクエア社、両方いっぺんに経営してたんですよ。
で、Twitterがイーロン・マスクに買収されて、Xになって、手放す形になってしまったんで、
今はそこの経営には関わってない人なんですけど、もともとはそういう感じの経歴のある人で、
デザインの重要性
今、人物シリーズで3人目って言ったんですけど、
その3人の中で僕が唯一会ったことある、直接仕事をしたことある人でもあります。
そうなんですね。どんな感じでお会いし、仕事やることになったんですか。
実は、うちの会社ビートラックスは、スクエアが日本に進出したんですよ。
もう、おそらく日本でもスクエアって今利用されてるんですけど、
それが一番最初に進出する際に、ブランドのローカリゼーションとか、
ウェブサイトとか、パンフレットとか、そういうのに、デザインに関わらせていただいた経歴があるんですね。
で、最初の頃に、スクエアをよく理解するであるとか、プロダクトとか、あと価値とか、
で、ミーティングに、スクエアの本社に、サンフランシスコなんですけど、何回か行ったことがあります。
で、そこで、ちらちらいるっていう感じなんですよ。
でね、実は、僕はツイッターのファウンダーって3人いるうちの、2人に直接会ってるんですよ。
1人は、今のジャック同士。で、仕事でちょこちょこ会った。
で、2人目が、ビズストーンっていうファウンダーなんですけど、
彼は、うちのブログのフレッシュトラックスに、かなり前ですが、ツイッターが5、60人ぐらいの規模のときにインタビューしてるんですよ。
で、3人目、エヴァン・ウィリアムスって、この人は直接会ったことないんですけど。
なので、ツイッターは結構、ファウンダーたちに縁があるし、
ツイッターが一番最初にオフィスにしてたところも、
うちの会社から徒歩3分ぐらいの、隣のブロックにある、サウスパークっていう公園の横なんですね。
で、ジャック同士と、エヴァン・ウィリアムスっていうファウンダー同士が出会ったカフェも、そこにあるっていう感じで、結構、縁がある人なんですよね。
っていうのが、僕とジャック同士と、ジャック同士はどんな人かっていう話なんですが、
ツイッターができたきっかけっていうのも、彼なんですよね。
もともと、エヴァン・ウィリアムスっていう人が、ブロガーっていうブログツールを作って、それをGoogleに売ったんですね。
で、そのお金で今度、今でいうポッドキャスト、まさにこの僕たちがやってるポッドキャストをやる人向けのプラットフォーム、Odeoっていうのを作ってたんですよ。
で、今、僕たちでこれSpotifyとかApple Musicで配信してますけど、そのSpotifyが世の中に広がる前に、ポッドキャスト専用のプラットフォームを作ってたんですね。
で、そのエヴァン・ウィリアムスっていう人は、自分で作ったツールをGoogleに売ったもんだから、清香のアイデアでは結構有名な人になってたんですよ。
その人が、サウスパークっていうサンフランシスコのちっちゃい公園の横にあるカフェに行って、ジャック同士がエヴァン・ウィリアムスを見つけたんですけど、
ジャック同士ってすごい内気な人なんですよ。すごい内気な人で、声かけられなくてメールを書くっていう、あなたを見かけましたって言って、
で、ジャック同士がオデオって会社でインターンをすることになったんですよね。憧れの会社で。
で、インターンをした時に、社内でハッカソンみたいなものを遊びでやってたんですよ、スタートアップだから。コンテストみたいな。
その時に、ジャック同士が自作でツイッターの全身になるようなものを作ったら、これいいねってなって、社内ツールとして、社員が思っていることとかを吐き出せる場所として使おうみたいな感じ。
で、せっかくなら一般ユーザーも使えるようにしようって言って始まったのが、Xの全身のツイッターなんですよ。なので、ツイッターの発明者でもあると。
で、そこからオデオよりもツイッターの方がユーザーが増えてトラクションが出てきたんで、会社全体をツイッターに変えたっていう、そういう歴史なんですね。
で、面白いのが、ジャック同士ってもともとデザインバックグラウンドがある、デザイナーであってエンジニアではなかったんですけど、ちょっと行動が欠ける程度だったんですよ。
で、そんな時にRuby on Railsっていうプログラミング言語が普及し始めてて、Ruby on Railsってノンエンジニアでもエンジニアじゃなくてもプロダクトが作れるっていう歌い文句のフレームワークなんですけど、
Rubyっていう言語をRailsっていう仕組みに乗せることでプロダクトが作りやすくなるんですね、素人でも。
で、ちなみにこのRubyっていう言語は松本さんっていう日本の方が開発した言語なんですよ。
へー。
で、これは余談になりますけど、その松本さんってサンフランシスコに来た時に、僕ちょっと縁があってご一緒させてもらって、一緒にツイッター社に行ったんですよ。
だからもう神のように崇め立てられてて、あなたが伝説の松本さんですかみたいな、松本ユキヨロさんですかみたいになってて、松本さんを囲む会をツイッター社員でやってたっていうのが、これまあ超余談なんですけど、そういう会社を経営してた人であります。
そうなんですね。今回タイトルが全デザイナーに知ってほしいってところで、デザイナーにとって見習う部分が多いから今回取り上げたんだと思うんですけど。
そうなんです。
どんな部分が。
ツイッターができた時期って、Web 2.0って言われた時期で、ユーザーが何かを投稿してコンテンツが生成されるっていうサービスがどんどん出てきてた時期なんですね。
その中で多くのサービスがもう残ってない中で、ツイッターってXになってるけど残ってるじゃないですか。
Facebookも残ってて、その後にインスタみたいなのもあったりするんですけど、弱動詞が作るプロダクトってデザイン性をすごい重要視してたんですね。
簡単に言うと、極力シンプルにするとか、UIを研ぎ澄ますとか、ユーザーエクスペリエンスの重要性を最初から考えてものを作るみたいな感じで。
Squareって会社を作った時も、スマホでクレジットカードをチャージできるようにする仕組みを作り出した会社なんですね。
一番最初は、スマホにヘッドフォンジャックがあった時期に、そこに差し込むデバイス、ちっちゃいデバイスを作って、それにクレジットカードをスライドすると、スマホだけでクレジットカードのチャージができるっていうのを作ってた。
最初は作った会社なんですけど、その会社のキャッチコピーが全てのコマースをシンプルにするっていうキーワードなんですね。
コマースっていうのは商売ですね。商売をシンプル化させるっていうデザイナー的な表現なんですね。
で、スマホ1個あればクレジットカードにチャージができるっていうのも、クレジットカード端末がいらなくなるからシンプルになるんですよ。
ユーザーインターフェースもめちゃくちゃ使いやすくシンプルにしてあって、そのデバイス自体もヘッドフォンジャックに差すだけですぐ使えるっていうことで、使いやすさとシンプルさの追求をしたんですね。
プロトタイプと投資
で、あとは僕は何度かスケア社の本社に行かせてもらいましたけど、オフィスもすごい洗練されてて、シンプルの極みなんですよ。
デスクの上に何も載ってないみたいな真っ白と黒のモノトーンで、白と黒のインテリアとデスクが綺麗。
なおかつジャック同士っていう人はシンプルさを極めたいから、自分のデスクすらないっていう。
へー。
そう。彼らどうやって仕事してるのかなと思って見てると、うちのビートラックスのオフィスみたいな感じで真ん中にスタンドデスクがいくつかあって、
そこにスタッフが来て、ジャックに何か質問あったら聞いて、彼が来てくれてずっと話をしたりとか、スタッフのところに行って仕事をしてる人だったんですよね。
なるほど。じゃあ、いわゆる日本企業みたいに社長室みたいなのがないみたいな感じなんですね。
ない。部屋どころか自分の机もないっていう。
今だったら普通だけどさ、パソコン1台持ち歩けばどこでも仕事できるっていうのを15年くらい前からやり始めてた人、考え方の人。
デザイン性を最優先するっていうことと、あとはスクエアでものづくりをハードウェアを作ってたわけだから、
それのストーリーを見てみると何をやったかっていうと、
自作でまずプロトタイプをレンタル工場みたいなところに行って作るんですよ。
ユーザーインターフェイスはスケッチブックに手で鉛筆で書いてたんですよ。こんなUIですみたいな。
そのプロトタイプとスケッチブックに書いたUIのスケッチを持って投資家のところに行って投資を受けてるんですよね。
なのでビジネスプランとかも書かずにプロトタイプだけで投資を受けて、早いスピード、リーン型でものづくりをしたっていうことでも、
デザインとエンジニアリングの哲学
デザイナー的感覚で、エンジニアだったらまずコーディングをしちゃうんですけど、
弱道者はデザインバックグラウンドある人なので、ハードウェアのプロトタイプとUIのスケッチっていう、
本当にプロトタイプ&スケッチっていうのはデザイナーが一番最初にプロダクト作りですることなんですよ。
彼にとってはエンジニアリングっていうのはユーザー体験を実現するためにあるものだっていう、完全にスティーブ・ジョブスの流れを組んでいるんですよ。
で、スクエアのデバイスもうちの会社も最近まさに今週買いましたけど、物を売るために買いましたけど、
すごいパッケージとかもアップルみたいになって洗練されてる。
端末もすごいデザインがかっこいい白と黒になってて、
カフェの店頭とかに置いてあってもすごい美しく見えるように、インテリアとしても美しく見えるようにこだわっていますよねっていう、そういうとこですね。
確かに飲食店とかよく見かけますね、白い端末。
そうですそうです、あれがまさにスクエア。
で、これもちょっと余談なんですけど、スクエアが日本に進出したときに、
ジャック・ドーシーの右腕みたいなプロダクトの人でランディっているんですけど、
ランディの話も聞いてうちのブログにもしてるんですけど、すごい興味深くて、
スクエアってコマースをシンプルにするっていうキャッチコピーがあるから、
日本に進出しても同じプロダクトで同じバリを提供するっていうのを念頭に置いてたんですね。
で、我々もビートラックスに期待するのは、スクエアブランドの価値を日本のユーザーにもそのまま伝わるような
ビジュアルとかキャッチコピーとかをしてくださいっていうふうに言われてて、
一つやったのが、町のラーメン屋さんでも使いたくなるようなブランド作りをしてくれって言われてやってたんですけど、
ランディっていう人は、スクエアの価値の一つがクレジット決済パーセンテージが低いっていうのと、
決済が終わった後に、数日でそのお金がビジネスをやってる人に振り込まれるっていう。
その当時の日本はクレジット決済料が高くて、月末にならないとお金が入ってこないっていうような、
非常に使っててストレスの溜まる仕組みが一般的だったんで、
それをどう切り崩すかってことで、日本に行っていろいろ交渉したりとか、
プロセスを簡略化したりして、安く早くやったんですよ。
その彼の話の中で、実は日本の某有名なIT企業がスクエアそっくりのデバイスを作り始めてたんですよ。
何社かあったんですよ。一つすごいみんなが知ってる大きな会社。
もう一つはスタートアップで始まったばっかりなんですけど、スクエアそっくりのデバイスを
テクノロジー的には難しくないんで、スマホに挿してクレジットカードをスワイプできるっていう。
そのランディにね、日本進出にそんな大変な思いをしてやるんだったら、
手っ取り早くローカルの日本の同じようなことやってるスタートアップを買収しちゃえば
進出しやすいんじゃないのって聞いたら、ランディが言ったのが、
人の真似ばっかりしてイノベーションを起こさないような会社を買いたくないって言ったんですね。
サンフランシスコのスタートアップっぽいなと思って、それは聞いてたんですけど、そんな感じですね。
オフィス環境と社員への配慮
ジャック同士って非常に企業家としても異質な人で、
もともと結構打ち気で人とコミュニケーションするのが苦手な、いわゆるコミュ障的な人で、
10代の頃はパンクロッカーを目指してたんですよね。
今でも写真あるんですけど、髪の毛染めてツンツンに立てたロックをやってた人なんですよ。
その後ファッションに興味を持って、ファッションデザイナーになりたかったからデザインバックグラウンドがあって、
で、ツイッターを作って経営者になったんですけど、
彼の話を聞いてると、すごいね、まずね、寡黙であって、
すごい自分のことを内省するっていうかずっと考えてる人。
で、朝5時に起きてジョギングをする。
1日1食。
それもほぼほぼベジタリアンみたいな。
ってこだわりがあって、
あとどんなに成功しても通勤はバス電車。
テレビないとか。
ストイックなライフスタイルをしていて、
その当時のツイッターのオフィスに行くと、
カフェが、車植ですよね、車植があって、
そこに水が飲めるように置いてあるんだけど、
全部レモンかキュウリが入ってんの。
ちょっと変な味するわけ。
で、普通の水ないのって言われないって言って、
ジャック同士のこだわりで、
フレーバードウォーターしかないって言われて。
で、コーヒーもすごい好きだから、
スクエアのオフィスに行った時なんかは、
オフィスにバリスタがいますからね。
へー。
車内バリスタっていうの。
すごくない?
スタバみたいな感じ。
だから、オフィスの中にスタバみたいな、
社員向けのコーヒーを入れる人がいるっていう風になってたりとかして、
そこも体験のこだわりみたいな、
スクエアを使うような、
カフェっていうかバリスタっていうか、
そういうこだわりがあったりとかして、
非常に派手な感じの起用家が多い中で、
デザイン的な視点と、
寡黙な感じとか、
哲学的に考えてる人だったりしてますね。
確かに聞いてて思ったのが、
ツイッターとスクエアを作ったところで、
パーソナリティは寡黙だけど、
思い描いてるビジョンとか、
変えたいなと思ってる社会課題とかは、
結構大きいところ見てんのかなっていう印象を受けました。
今、スクエアとツイッターっていう、
2つの社名が出てきて思い出しましたけど、
今こそツイッターは経営してないので、
スクエアの経営者で、
ブロックっていう社名になってると思うんですけど、
もともと2社同時に経営してたんですよ。
すごくないですか。
どうやってやってたかっていうのも面白くて、
まず、その2つの会社ってビルが隣同士なんですね。
ビルが隣同士なんです。
だから今もサンフランシスコのスクエアのオフィス、
もともとツイッターがあったオフィスって隣同士にあって、
12時間シフトみたいな感じでやってたんですよね。
例えば、スクエアの勤務を午後から始めて、
次の日の午前中までスクエアの仕事をして、
その日の午後からツイッターの仕事をやって、
その次の日の午前中までツイッターの仕事をする。
そうすると、頭の切り替えがしやすいんだって。
ていうか、狂ってると思うけど。
なので、24時間あったら半分に分けて、
A社、B社、A社、B社っていう感じで、
オフセットっていうか、それで仕事をしてたらしいよ。
今、それを聞いて浮かんだのが、イーロンなんですよ。
イーロンもっとバケモンだなと思うんですけど。
しごしゃやってますよね。
週をまたいでやってると思うので、
すごいなと思ったんですけど、
気になったのが、ツイッターはイーロンが買い取ってXになったので、
ジャック同士とイーロンの関係っていうんですかね。
気になります。
関係がどうなってるかわからないが、
フィロソフィーは真逆ですよね。
これはイーロンマスクの辞典を書いた人が、
イーロンマスクにずっと密着してたんで、
それを目の当たりにして言ってた話ですけど、
ツイッター社っていう会社のフィロソフィーは、
ユーザーに、世の中に、
従業員に対してポジティブな影響を与えるっていう
フィロソフィーがすごい強かったので、
ツイッター社のオフィスに行ってみると、
すごいんですよ。
従業員への手厚いケアみたいのがあって、
よく西海岸のスタートアップのイメージである、
昼寝する部屋があるとか、
ヨガする部屋があるとか、
24時間食べ放題とか、
あとはビルの上なんですけど、
中庭みたいのもあって、
そこで仕事できるようになってたりとか、
いわゆる楽園のような労働環境になっていて、
いわゆる意識高い経営、
ふんわり仕事ができて、
いいプロダクトが作れるみたいな環境を、
ジャック同士は夢見てやってたんですね。
あまりハードワークさせずに。
だけど、イーロン・マスクがツイッターを買収した直後にあったのは、
従業員の70%か80%をクビにして、
残った人たちにめちゃくちゃハードワークさせる。
それも、いわゆる一つ前の時代に流行った
心理的安全性みたいなのは絶対いらないし、
共感力とかも仕事においては邪魔になるだけなんで、
そんなのも全部忘れて、
ぶっこみ型でガンガンやるチームにするって言って、
180度変えたから、
ジャック同士のフィロソフィーと
イーロン・マスクの仕事に対しての姿勢っていうのは、
経営哲学の対比
今は逆なんですよね。
で、ツイッターが買収された時に、
ジャック同士は、
これ全部僕の責任だった、申し訳なかったって言ってて、
売上が全然なかなか伸びなかったりとか、
コストが高くなっちゃって、
人がたくさん、何千人とかいたから、
利益が全然出せなくなっちゃって、
買収、イーロン・マスクが変えちゃう株価になってしまっていて、
乗っ取られる形で買収されたんだけど、
それに対してジャック同士は謝罪をしてましたよね。
理想主義でやったら、
現実主義の人に乗っ取られてしまいましたっていう、
そういう状態。
なるほど、そうですか。
でもこの会社を追い出されるって結構辛いですよね。
多分自分で作ったプロダクトで、
自分で作った会社。
ただ、実は、
ツイッターって一回、
サウンダーの3人が経営陣から外れた時期ってあるんですよ。
ジャック同士もCEOじゃなくて、
ジャック・ドーシーの哲学
違うポジションだったりしたこともあるし、
一時期ツイッターがいいところまで行った時に、
これ以上成長させるには若者3人だと無理だから、
プロ経営者呼ぼうって言って、
エリック・シュミットっていう、
元GoogleのCEOかな、やってた人を呼んで、
その人に経営してもらったんですよ。
でもあんまりうまく成長しなくて、
で、ジャック同士が戻ったんですよね。
でも一回上場する前とかかな、
なんか外されてはいるので、
そういう経験はしてたりはします。
ありがとうございます。
そのジャック同士さんのことをネットで個人的に調べていたら、
面白いなって思ったことがあって、
携わっている会社の新入社員に、
必ずワビサビに関する本を渡すっていうエピソードがあるらしいんですけど。
いや、これワビサビっていう言葉を、
日本っぽい言葉じゃないですか、
ツイッターのコファウンダーのもう一人の、
ビズストーンにインタビューしたときに言ってたのは、
ツイッターって文字制限ってあるじゃないですか、
なんで文字制限つけるのかっていうことを聞いたんですね。
だって制限ってないほうが一見良さそうだから。
彼が言ってたのは、
単価と俳句にインスパイアされたって。
日本の。
それこそワビサビの概念で、
少ない文字数で多くを語る。
その制限があるからクリエイティブになるっていう概念で、
日本的なワビサビとか禅とか、
そこからのインスパイアだっていう話をしてて、
そこから影響を受けて、
制限のあるプロダクトを作ると、
ユーザーがよりクリエイティブになるっていうことを言ってたから、
おそらくジャック同士のレス・イズ・モアみたいな、
デザイナー的概念につながるのが、
ワビサビ。
スティーブ・ジョブズは禅、
ジャック同士はワビサビみたいな、
それとも東洋哲学に影響されてるのかなって、今聞いてて思いましたけど。
デザイナーの経営への挑戦
なるほどですね。
じゃあ最後になんですけど、
ジャック同士さんの話を聞いた上で、
日本とか聞いてるリスナー、デザイナーの方に、
何か見習ってほしいっていうか、
学んでほしいと思う。
学べることね。
ジャック同士の話をするときに、
僕がテーマにするのが、
デザインバックグラウンドのある人、
デザイナーとか元デザイナーが、
経営者になるメリットっていうか、
アドバンテージみたいなことを提唱したいなと思ってて、
ジャック同士以外にも、
Airbnbのブライアンとか、
YouTubeとか、
Pinterestとか、
デザインバックグラウンドのある人が始めた会社って、
シェリコンバレー地域とかには結構あるんですけど、
ユーザー体験とか、
プロダクトのデザインクオリティっていうのを、
高めやすいですよね、考え方としては。
エンジニアが作ると、
機能を重視になるんですけど、
デザイナーが作るとユーザー体験を重視する、
プロダクト作りにフォーカスが当たるので、
ユーザー獲得とか、
ビジネスを展開する上では、
すごい強みになると思うんですけど、
日本だとまだまだ、
デザイナーとか、
デザイン的感覚を持つ人が、
経営者になるっていう、
概念とか前例が少ないから、
気づきにくいんですけど、
これ聞いてるデザイナーの人とか、
デザインに興味ある人で、
デザイナーをやり続ける人もいれば、
キャリア的に、
ビジネスも興味あるなっていう人がいたら、
1回デザインバックグラウンドを強みにして、
会社をやってみるっていうチャレンジができると、
日本で作られるプロダクトの、
戦闘力が世界的にも上がるのかなと、
思ったりはしていますけどね。
それこそこの前のエピソード、
デザイン経営とか、
デザイナーが経営に携わるっていうのは、
最近日本でも少しずつ言われてることだと思うので、
今おっしゃっていただいたことは、
スタートアップもね、
デザイン経営っていうと、
結構大企業なイメージになりがちなんですけど、
新しく作るスタートアップとか、
スタートアッププロダクトに関しても、
今後デザイン性、
ブランド力とプロダクトデザイン、
ユーザーエクスペリエンスデザインの、
クオリティっていうのが、
差別化ポイントになって、
以前からなってるけど、
もっとなっていくんで、
デザインバックグラウンドある人は是非、
そういう世界にもチャレンジしてもらえると、
嬉しいなと思っています。
あとこれは個人的に思ったことなんですけど、
これまで人物、
今回3人目をポッドキャストで取り上げましたが、
全ての人に通ずるのが、
哲学があるっていう。
確かに。
良いプロダクトの前には、
かっことある哲学というか、
があるなと思っているので、
何を解決したいのかとか、
こういう世の中になったらいいなっていうのを、
皆さんには突き詰めてもらった上で、
デザインのお仕事とか、
プロダクト作りとかに携わってもらえると、
より良いものが世に放たれるのかなって、
僕は思いました。
はい、ですね。
ありがとうございます。
では、人物シリーズ3人目ということで、
引き続きですね、
この人物シリーズは、
定期的にやっていこうかなと思っていて、
こちらもちょっとアイディアがあったりするので、
皆さまちょっと楽しみにしていただけたらなと思っています。
ポッドキャストのトピックも、
いつも募集してますので、
概要欄のGoogleフォームから、
ぜひコメントいただければ、
できる限り取り上げたいと思っておりますので、
引き続きよろしくお願いいたします。
ブランドンさん、本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
番組を気に入っていただけた方は、
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リトラックスとのお仕事にご興味のある方は、
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この番組は毎週更新しています。
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