ワークライフ・バランスの概念
サンフランシスコ・デザイントーク。この番組は、デザイナーやデザインに関心のある方、デザインをビジネスに生かしたい方、そしてグローバル展開を目指す企業の皆様に向けてお届けします。
BTRAX CEOのBrandonが、サンフランシスコ本社からここでしか聞けない、リアルで実践的な情報をお届けします。
サンフランシスコ・デザイントーク、本日も始めていきます。MCを務めます、りゅういちです。
Brandonさん、本日もよろしくお願いします。
本日のテーマですが、デザイナーにワークライフ・バランスは必要かというテーマでやらせていただきたいと思いますが、最近よく聞きますね。
僕はちょうど先週まで日本に行ってたんですが、ちょうど日本にいるときに報道を見ると、自民党総裁の選挙結果が発表されていて、そこで話題になってたワークライフ・バランスという言葉、一部SNS上ではベンチャー関係者が狂気乱舞していたという、みんな喜んでた人がたくさんいたという。
自民党史上初の女性の総裁で、私はワークライフ・バランスを捨てますと、働いて働いて働きますというような発言を、女性の方がしていたので印象的でしたよね。
そうですね。
Brandonさん的に、これまで20年以上会社経営されてますが、デザイナーにワークライフ・バランスって必要なのかという意見とかありますか。
いくつかポイントあって、まずワークライフ・バランスって概念的には、働くっていうことと、ライフは人生だから、働いてる時間と人生の時間をバランスをとるっていう意味なんですけど、
たぶん現代においてその2つを分けるのって結構難しいかなと思います。
たぶんこの単語自体が今より何十年も前にできた言葉だと思うので、その当時はインターネットとかコンピューターとかスマートフォンとかSNSが存在していない時代だったのかなと想像すると、
人々はオフィスに来て仕事をし、仕事が終わったら家に帰って、家に帰ったらほぼ仕事のことはやらずに自分の人生を楽しむみたいな、そういうライフスタイルだったのかなと思っていて、
それでワークとライフのバランスをとるってことだと思うんですけど、テクノロジーの進化した現代においてそれを実現すること自体が結構難しいというか、
インターネットを遮断するとか、メールを見ないとか、一切仕事に関して家に戻ってから関わらないっていう方が結構難しいのと、あと人によってはストレスになるじゃないですか。
なので、10年くらい前からテクノロジー系の企業、シリコンバレーのテック企業とかの間で話題になってる言葉が、ワークライフインテグレーションとか、ワークライフハーモニーとか、ワークイズライフとか、なんかいくつか言葉あるんですけど、
人生の中に仕事を上手に入れ込む、逆に言うと仕事の中に人生を上手く入れ込むみたいな概念があって、どういうことかっていうと、これはシリコンバレーのワークスタイルで言われるのが、
オフィスから家に帰るのは、まあまあ早い時間、5時とか6時に帰って、家族とディナー取ってから、その後でまたちょっと仕事するみたいな。パソコン持って帰るんで、家でもネットアクセスできれば仕事になるじゃないですか。
あとは休暇取って、バケーション先でちょっとメールチェックして、スラック返信してとか、そうすることで、仕事とライフをきっぱり分けるんじゃなくて、上手いこと入れ込むみたいなので、ワークライフインテグレーションという言い方をしてたりしますね。
で、日本だと、その昔は日本人働きすぎ問題っていうのがあって、始発から終電まで仕事しまくったり、残業しまくったり、徹夜しまくったりみたいな、休みも取らずみたいなのがあったんで、たぶん働き方改革とかワークライフバランスって言葉が注目されていますが、さてみたいなことで、
デザイナーの日常
そこから時間が経って気づいたら、僕たち今アメリカにいますけど、アメリカより日本の方が祝日は多いんですよね。
そうですね。
そして、みんなでいっぺんに取る休日も結構あるんですよね。簡単に言うと、お正月休み、夏休みのお盆休みか、ゴールデンウィークとか、最近だとシルバーウィークとかあるじゃないですか。
なので、まあまあ休んでんじゃねえのと思っていて、そんな中でワークライフバランス必要かみたいな議論になると、ことスタートアップ関係者とかベンチャー企業経営者とかは、いやもっと働くべきでしょみたいなことを言ったりとかしてますね。
っていうのがまず一つ。次デザイナーに関して言うと、これは僕の持論なんですけど、デザイナーって24時間デザイナーだと思ってまして、アウトプットしている時間とインプットしている時間、両方ともデザイン作業だと思ってですね。
いわゆるものを作ってる時とそうじゃない時でも、デザインに役立つような情報とか感性とか芸術であるとか、何かしらのインプットを常にインスピレーションとして得ることで、自分のデザインスキルに役立てるという、そういうふうに思っているので、それこそワークとライフが一体化している状態だと僕は思っているので、
必要か必要じゃないかっていうと、デザイナーっていう仕事はワークとライフのバランスの取りようがないと。ライフイコールデザイン。その人生経験すべてがデザインに生かされると思っています。
なるほどですね。だから会社での時間も会社外の時間もすべてがいいデザインにつながり得るっていう。
そうです。広い意味で言うと、人と接することもその人のことを学べるからユーザー体験を設計する際に役に立ちますし、例えば海外旅行行くと違う国の文化とかを知ることで、そこから得られる感覚とか考え方とかデザインの設計方法とかもありますよね。
うちのデザイナーとかがよくヨーロッパ行って、こういう駅のこういう改札見つけたとか、こういう仕組みがあったみたいなのを社内で共有してくれたりしますけど、アムステルダムだとこんな感じなんだとか、バルセロナだとこうなってんだとか、僕も以前のエピソードでヨーロッパ行った時の例を話しましたけど、それもすごい役に立つし、
うちの前にいたアメリカ人のデザイナーは逆に日本に行って日本のおもてなしを体験することで、より良いユーザーエクスペリエンスの勉強になったっていう話もしてたので、いかなる時もデザインのために役立つ経験になってるかなと思ってます。
なるほどですね。
僕はデザイナーではないんですけど、一応日本で働いてはいたので、祝日の多さとかは確かに感じるんですが、休みすぎて外から言われてるかもしれないですけど、働いてる側からすると結構嬉しいものだったんですね。
なんでかっていうと、多くの人が何だろう、会社の上層部が決めたことに沿って動かされてる状態で働いてる。
それこそさっき言ってた会社外でいろんな経験を吸収してアウトプットに生かすっていうのは、自分で結構コントロール、そういう行動をコントロールしてできてるからこそ充実してるのかなっていう感じがしていて、
そういう多くの人がコントロール、自分をコントロールできないような働き方をコントロールできないような環境にいるから、なんかワークライフバランスって言ってるんじゃないかなっていうような個人的な感想があります。
それは会社で勤務、携帯、時間とか場所がある程度決められてしまうので、自分で判断しにくいからってそういうことですか?
もうそうだし、自分でこうしたいのに、例えば今は家で働きたいとか、今は本当は家族と過ごしたい、旅先に行きたいって思ってもそれが思うようにいかない、あとは思ったような仕事をさせてもらえないとか、いろいろあると思うんですけど、
自分で働き方をコントロールできてる実感がない人が多いのかなっていう気がします。
多くの人はそうなんでしょうが、それって結構ストレスにならない?
ストレスです。
だよね。
なので、祝日が恋しいんだと思います。
でもその一方で、僕は実体験もそうだし周りの人見てもそうだけど、祝日長すぎると今度仕事モードに戻るの結構大変っていうか、感覚鈍っちゃったりしますよね。
なので、僕はこまめに休暇とか仕事をオフセットして、あまり休暇の時間があって取って仕事の時間があって取ってってやるよりは、ちょこちょこ行き来させる方が好きなタイプですけどね。
きっちり分けるよりも、仕事とプライベートをある程度連動させるのが立場的にそうなのかもしれないけどね。
だって会社でさ、仕事してる時間と仕事してない時間の切り分けってあんまりクリアにさせすぎちゃうと、これよく言われる仕事してるふりしてる時間みたいなのが発生しちゃったりとか、
あとは休暇のはずなのに仕事ばっかりしちゃってる時間とかあるんで、そこをデジタルテクノロジー活用してうまいことちょこちょこ両方やるといいのではと僕は思ってますけど、
あとことデザイナーに関して言うと、それこそワークライフって言葉が非常にわかりやすいなと思うのが、仕事のためのデザインワークと自分のためのデザインワークみたいなのがあって、
まさにワークとライフワークみたいなのがあって、結構デザイナーって自分の仕事でやってること以外に、個人でっていうか自分のためにやってるデザインワークがあったりするんですよね。
パッションプロジェクトみたいな、何でもいいんですけど、自分のペットの絵が描いたTシャツを作るとか、友達のためのアクセサリー作るとか、友達の結婚式の招待状をデザインするとか、そういうやってて楽しいプロジェクトを自ら仕事と他にやることで、
そこが息抜きになるし腕試しになるしスキルアップになったりするので、お金をもらってやってる仕事の時間以外に、趣味っていうかお金をもらわなくてもやりたいこととか、自分がワクワクする制作活動とかをやって、ワークとライフのバランスを取るとかっていうのもいいかもね。
デザイナーのワークライフ・バランス
デザイナー以外の仕事ってあんまりそういうのないじゃん? 例えば会計士の人が経理の仕事以外に空いた時間で数字の計算とかしなさそうだよね。趣味で計算とかしないさそうだよね。
でもデザイナーって結構そういうところあるから、サイドプロジェクトみたいな遊びでワクワクするようなことをやるという。
ちなみにさっき話した自民党の高市さんの発言には、後日また同じような発言をしてたことがあって、総裁に決まってから週の日曜日に官邸がこもってたらしいんですよ、人事を決めるために。
で、そこに高市さんが出てきて、記者たちが囲んでるんですよね。
で、その記者たちに対して、あなた方はワークライフバランス取ってくださいねって。私は働くから声かけてるっていう。
それなんか二重にいいですね。ダブルミーニング的に、私の真似してハードワークしなくていいよっていうのと、取材は来なくて大丈夫ですよみたいな。
こんな週末に取材なんかしなくていいですよみたいなのの、そのウィットに富んでていいですね。
ただそう言っても記者は来るから、なんか難しいですよね、これも。
それで思い出したんですけど、それって日曜日って今話してたじゃないですか。
日曜日です、はい。
アメリカって基本的に日曜日は、なるべく働かないようにしてるんですよね。
キリスト教徒の方々が日曜日は安息日として、人によりますけど、本当に敬虔なキリスト教徒は働くと神に罰せられるっていう考え方があって、
日曜日は聖域とされていて、だからよくそのイベント、仕事関係のイベントとか日曜とか避けるようにしてますよね。
でも最近サンフランシスコだと、996って言葉が話題になってますけど、
それ以外の月曜日から土曜日、週に6日間、朝9時から夜9時まで働きまくるっていうハードワークスタイルが話題になってて、
特にスタートアップを中心にめちゃくちゃ働きまくるみたいな、マッチョなワークスタイルが広がってるみたいですね。
これは理由二つあって、一つはスタートアップなんで、どこよりも早くプロダクト作ってリリースしてユーザーを獲得。
特にAI系だと早物勝ちだったりするので、急ぎでやってるのと、
あとは今仕事を見つけるのが結構難しい時代になっちゃって、これもAIのせいなんですけど、
特に若手は新卒で仕事が見つからないので、見つかった暁にはめちゃくちゃ働くっていう。
アメリカのハードワーク文化
それでハードワークスタイルが一気に広がってますよね。
それこそアメリカ一働きまくる経営者は誰か知ってますか?
イーロンです。
イーロンマスク?
はい。
髭の下で寝てる写真とかが最近もまたポストされてましたけど、寝るのはデスクの下ぐらいで。
彼が広げたよね、このハードワークスタイルっていうか、ワークライフバランスなんて絶対いらねえぜみたいなノリっていうのは、
それまでのシリコンバレーのゆるりと遊ぶように働くっていう文化から、超マッチョに働きまくって、
デリバーしまくるみたいな文化は、彼の感じはありますかね。
あとは、アメリカの大統領のドナルド・トランプも半端ない体力あるんで、
あわせて朝から晩まで会見とか出てますからね、スピーチとか。
もっとプロレスラーですもんね。
ドナルド・トランプ?
はい。
そうか、プロレスに出てたこともあったのか。
はい。
なんですごい、今年2025年から、すげえハードワークカルチャーがアメリカには広がっていて、
気づいたら日本はみんなゆるりしてるなーって。
僕の印象ね、結構今人手不足だから、若い人とかって仕事あるじゃないですか結構就職先とか。
はい。
そんなに必死に働かなくてもいいじゃんみたいなことを言っている人がいるらしく、
ベテランの人からは、いわゆる最近の若い者あるんで、
俺たちの頃あるんで、なんか言ってる人とかいますけどね。
いろいろ最近言葉が出てますけど、
若者だと例えば、残業キャンセル界隈とか、
あとは、おじさん世代だと働かないおじさんとか、
はいはいはい。
Windows 2000とか知ってますか?
Windows 2000、昔のWindows、はい。
窓際族で2000万もらう、
まあ勝者マンとかのことを言うんですけど。
いやそれ初めて聞いた。
OSの名前じゃなくて、
そういうフレーズがあるんだよね。
そういう言葉が。
働かないおじさんに関してはアメリカでもちょっと話題になってて、
インスタとかにたまにポストされてるのが、
日本の会社の約半数に働かないおじさんがいるって言って、
ほんわかしたおじさんのイラストが載ってるんですけど、
お茶を飲んでゆっくりオフィスに座ってる人がいるっていうのは。
りゅういちの前職とかでもいましたか?
人によってはいましたよ。
それわかるんだ。
わかりますわかりますそれは。
働いてないなーって感じの。
何やってるんですか?その人たち。
なんか結構散歩してたりとか。
自席にいないことは結構多いですね。
ちなみにアメリカだと働いてないのバレたらクビになるんで、
働いてフリはみんなしてるけど。
そうかそうか。
僕はずっと自席にいるのは苦手なので、
長く働くために散歩しに行くみたいなことはよくやってますね。
なるほどね。
ほらそれで言うと、それこそあれじゃないですか。
ヨーロッパなんて場所の影響はシエスタとかもあるじゃないですか。
主に南ヨーロッパで仕事と仕事の合間に昼寝する時間を設ける。
お店とかもその時間クローズして昼休みの時間。
あれはあれでワークライフバランスとしての合理的にやってるのかななんて思いますけど、
日本、流知的には日本はワークライフバランスは取れてる国だと思いますか。
全般的には取れてるんじゃないですかね。
結構残業が規制されてると思うので、
深夜までやるっていうのは本当に外資系の投資銀行とかそういうところぐらいかなっていう印象があります。
ちなみに僕はとある情報源の世界の国別労働時間ランキングのグラフをSNSにポストしたら、
結構な数の方がこれ現実と違うみたいなコメントがあって、
サービス残業入ってねーだろとか言って、サービス残業っていう状態になってる時点でもうやばいじゃないですか。
労働時間として換算、統計には出てないけど本当は日本人はもっと働いてるんだって言い張ってる方いらっしゃいましたけど、
もうそれって統計に乗らない時間をこっそり仕事してるっていう時点でもうちょっと危ない状況ですよ。
日本の労働環境の現状
サービス残業でも蔓延してると思います。
僕の前職でも全然あります。
あまり言い過ぎるのは良くないかもしれないけど。
本当は数えれば例えば60時間あったとするじゃないですか、残業時間が。
でも会社的にとか部署のルール的に30まで抑えないといけないとか45とかまで抑えないといけないとなると、
この15時間とか30時間とかっていうのを無理やり削らないといけないんですよ。
だから若干不正確な、誤魔化した数字を入れたりっていうのはあると思うんだけど。
微調整な感じで。
ちなみにアメリカだと、これもSNSでちょこちょこ聞かれて答えたんですけど、
その残業システムってどうなってるかっていうと、
多くの場合、勤務形態って2種類に分かれていてアメリカだと、
時間給で換算するタイプの従業員の方と年報制で換算する従業員の方がいらっしゃって、
ざっくり分けると、ある程度の頭脳労働である一定以上の給与をもらってる人はほとんどが年報制になってるんですね。
年報制になってると、残業とか全部込み込みの年報なので、
残業するかしないかは本人次第だし、してもしなくても給与は変わらないんですよね。
なので本人の再配次第、会社の状況次第でそこは変えれるし、
別途計上しなくてもいいと。
その一方で時間給の仕事っていうのは、いわゆる日本でいうバイト的なタイプの仕事に多いんですが、
これになると、州とか会社とかそのエリアによるけれども、
一般的に働いている定時の時間の時給と、残業の時に費やしている時間の時給が変わることが多いんですよね。
僕もそこまで詳しくないんですけど、例えば1日8時間定時だったとして、9時間目からは時給が1.5倍になるとか、
そういう感じになってたりする。あとは週に何時間とか。
なるので、残業が発生すると結構定時で働いているよりも多くの時給が稼ぎるんで喜ぶ人もいると。
そういう形態になっているのがアメリカの一般的な労働の基準かななんて。
なるほどですね。
デザイナーの多くは年報制及びフリーランサーとかコントラクトって言われる契約、業務委託系になってくるので、
基本的には費やした時間でお金をもらうんじゃなくて、作り出したものに対しての対価でお金をもらうことが多いので、
短い時間でいいものを作れるに越したことがないから、さっき言ってたインプットに費やす時間を増やせば増やすほど、
アウトプットのクオリティが上がるとすれば、アウトプットに費やす時間を減らして、
インプットに使える時間を増やすと、ほらワークとライフのライフ部分も増やせるじゃないですか。
と僕は思っているので、優秀なデザイナーになればなるほど速いスピードで優れたクオリティのものをアウトプットできる人になってくるので、
イコールそれ以外のことに費やせる時間が増えるという。
理論的にはね。ただ、仕事を早くこなせればこなせるほどもっともっと仕事が降ってくるというのは世の常ではありますが。
ワークライフ・バランスの必要性
働く時間が増えてしまうっていう。
まあね。でもその分稼げたらいいかもなし、キャリーアップできればいいかもなんで、
駆け出しの頃はなるべく自分に制限かけずにガンガンやると、その蓄積した分である程度の経験を積んだ後で楽できるかななんて。
その頃のノウハウとか経験がその後のキャリアにめちゃくちゃ積み上がるタイプの仕事なのかななんて思っています。
なるほどですね。なんか日本のワークライフバランス論争を聞いていると、
一番なんか本当に考えるべきことって、働く時間の長さとかではなくて、
この働いてる間、なんだろうな、その人が疲弊しやすい環境がそうじゃないかみたいなのが結構大事だなと思ってて、
同じ例えば日本企業で、週5日1日8時間働いてる人と、例えばサンフランシスコで996で働いてる人とで、
働いてる時間違うのに、なんか日本企業の人の方が疲れてるみたいな、
気を使う環境とかがこうあったりとかして、なんか疲れて、車内調整とかも多分そうだと思うんですけど、
なんかこう働く時間の制限以前に考えなきゃいけない部分があるのかなっていうのが最初に。
それは大きいよね。そのメンタル的に仕事をしてる時に楽しいと思えるか、しんどいと思えるかで、
同じ1時間でも心身に対するダメージ全然違うから、何時間働くかだけじゃなくて、
その仕事してる時にどういうふうにストレスを感じる感じないとか、しんどいと思う思わない、
それは非常に重要だとは思いますけどね。
多分そのスタートアップ経営者とかでもっと働こうよみたいなって言ってる方って、
もうメンタル的に充実してる、今やってることに対して、
もう自分自身が楽しんでやってるって方が多いと思うので、
その楽しめずに苦しんでる人たちっていう、その人たちに対して何ができるかみたいな。
苦しんでる人たちはしんどいですね。
それが問題になってると思うんですよ。
エンゲージメントの低さみたいな、学ばないとか勉強しないとか、
いろいろ言われてますけど、多分そうだと思うんですよね、僕は。
いや、それ究極的にはそうですね。
なんかハードワークしててもそれを嫌だと思わなかったっていう昔話をする人がいるけど、
そういう人たちの話で共通してるのは、それが楽しかったってことと、
それをやる意義と、あとやったことに対して報いがあるっていう思いで、
特になんかバブルの時代とかは、めちゃくちゃ働いたけどその分やりがいがあったよみたいなことは言うんですけど、
それがないと、これ何のためにこんなことやってんだってなるとしんどいよね。
何時間も時間費やしてる割には、それをやる意義を感じられない。
何かしらの意義がないと。
それってまさに、うちで沢さんと一緒にワークショップやった時に、
沢さんが言ってた我慢なのか鍛錬なのかっていう、
その同じようなしんどさだったとしても、
よくよくそれを見つめてみると、無理に我慢してるだけなのか、
それとも自分のためにつながる鍛錬として見なせるのかによって、
その仕事の自分にとっての価値が変わるから、そこだよね、究極的には。
本当にそう思います、それは。
かなり深いテーマじゃないですか、これ。
本当にだから、自分自身に正直になって働いてほしいな。
自分自身への自戒を込めてですけど、っていうのはすごく思います。
経営者の方にも、そういうところを葛藤してるんだってところを理解いただきたいなっていう感じです。
仕事の意義とモチベーション
わかりました。
ありがとうございます。
今日はこんな感じでやっていきたいと思います。
また何かトピックアイデアとかございましたら、いつでもGoogleホームでいただければ、
なるべく取り上げますので。
ありがとうございました。
本日はありがとうございました。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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