1. BTRAXのCEOによるサンフランシスコ・デザイントーク
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2024-05-17 19:25

【第45回】起業家の落とし穴、「キラキラ症候群」とは?

🗣 トーク概要 

・「キラキラ症候群」」とは?

・起業家の生活は案外地味?


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『起業家達よ、注目されることが目的になっていないか?』by Brandon Hill


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サマリー

起業家の落とし穴、「キラキラ症候群」とは何かを話しています。デザインやビジネスについてロジカルに話していた方も、個人的な見解や考察、ごく個人的な考え方についてお話ししています。起業家として成功するかどうかは、その人の頭の良さや能力だけでなく、他の要素も影響することが分かっています。地味でキラキラしない成功している起業家が多く存在し、自分のペースを乱さずにコツコツと地道に取り組むことが重要だと言われています。キラキラに囚われ過ぎると目的を見失いやすくなりますので、自分のやりたいことに集中し、環境や評価に左右されないことが成功への鍵とされています。

キラキラ症候群
サンフランシスコ・デザイントーク。この番組は、サンフランシスコと東京に拠点を置くデザイン会社のCEOが、日本で働くデザイナーや、デザインをビジネスに取り入れたい方向けに、様々なトピックについて深く話します。
ということで、今回は、スタートアップ起業家によくある落とし穴、キラキラ症候群について、Brandonさんとお話をしていきます。本日もよろしくお願いします。
今日は珍しい会でして、今まではデザインとかビジネスに関して、ある程度ロジカルに話していたんですけど、今日は僕の個人的な見解・考察、ごく個人的な考え方なので、
それを、僕の性格の悪さを滲み出しながら。
多分皆さんご存知です。
嘘?いやいや、何言ってるんですか。
X見てる人はご存知です。
いい人キャラで、いい人キャラで売ってるんだから。
何も言いまさら。
本当僕だけかな、いい人だと思ってんの。
本当になんだろうな。
起業家の人たちと接することが僕多くて、日本とアメリカ両方で、いわゆる起業家とかスタートアップ起業家の人たちに会って、その人たちにアドバイスすることもあれば、出会ってから数年後どうなってるのかとかも、結構何人も見てきてる中で、
上手くいってるケースよりも上手くいかないケースの方がパターン化しやすいなってことが分かって、
その上手くいかないケースの中でも特に、この4つのパターンにはまりがちな人が多いと思って、自分なりにちょっと分析してみました。
結果、起業家として上手くいくかいかないかは、その人の頭の良さや能力じゃない部分が多大に影響するってことが分かってきたので、ちょっと説明しようかなと思います。
僕はこれはキラキラ症候群、キラキラタイプとかキラキラ症候群って呼んでるんですけど、
キラキラ症候群って呼ぶことにしたのは、もともと英語でShiny Object Syndromeっていう単語があって、
これ別に医療用語でも正式な病名とかでもないんですけど、シャイニーっていうのは光るですね、オブジェクトは物ですね、シンドロームは症候群ですね。
SOSって略せるみたい。
あ、そうなんだ。結構広がってるんだね。キラキラしたもの好きすぎじゃないっていう状況ですね。
キラキラしたものって数字どんなのを想像します?世の中でキラキラしたものは何がある?
成功した、結構イケイケだった、たまに住んでる。
たまに住んでる人。
たまに住んでる人。
インフルエンサーとか。
インフルエンサー。
ソーシャルメディアとか。
物だったら?
物。
キラキラしてる物。
ディスコボール。
ディスコボール、ミラボールね。
ダイヤモンド。
ダイヤモンドキラキラしてますね。
キラキラしたものって人でも物でも非常に価値が高い感じがするっていうか、
成功のシンボルみたいな、ダイヤモンドとか金とか、
リアルに言うとお金とかってじゃないですか。
そういうのに、キラキラしたものに引き寄せすぎるといつまでたってもうまくいかないのを何度か見てるんで、
その中にも4つパターンがあって、1つ説明すると、
まず一番最初は会社経営したりとか起業家になったりスタートアップして、
一番気づいたら優先してるのが、自己承認欲求を満たしたいっていう。
これ起業家じゃなくても結構刺さるものありますね、人として。
そうなんで、最近ソーシャルメディアが普及してるので、そこで目立ちたい人っていうのはあって、
行動パターンがそれに合わせて構造するっていうのは、結構前からインスタ映えする場所に行きがちみたいな。
逆にインスタ映えしますよって言って客を集める場所とかもあるじゃないですか。
それは別にいいんですけど、起業家とかでそっちを先に優先しちゃうと、
ビジネスにおいての優先順位がちょっとずれがちなんですよね。
僕ね、実は友人で、これ聞いてないことを祈るんですけど、
もう友人から結構リクエストもらってたことあったんですよ。
俺もイベントに登壇したいとか、俺も人前で話したいとか。
最近だとテレビ出たいみたいな。
なんでかなと思ってて、別にそんなことしたって何の得にもならないのに。
逆に今の時代プライバシーとか誹謗中傷で大変なのになと思いながらなんですけど、
その方は最近念願かなってテレビとか出始めてるみたいなんですね。
だからプロフィール画面の写真とかがガンガンそれ載せまくってて、
満たされたんだなと思いながら微笑ましく見てたんですけど、
それと成功って直接的に繋がってないと僕思ってるし、
気をつけないとバックファイヤーする時があって、
ちょっとでも炎上っぽいことになると急激に叩かれたりするじゃないですか。
証人欲求を満たすことを最優先しちゃうと、
いわゆる起業家的立場でいうと危うさを含んでいる。
一番分かりやすい例としては、古き良き堀江門がいて、
堀江門が別に証人欲求どこって分からないんですけど、
彼が昔目立ちすぎたがゆえに、
いろんなところから目をつけられて潰されちゃったケースってあるんですね。
起業家として目立つことは別に悪くなかったんだけど、
あまりにも悪目立ちしたんだと思うんだよね。
敵を作っちゃって、いろんなところからの圧力で一回、
世の中からいなくなっちゃったケースがあったんですけど、
自己承認欲求とキラキラ
それに気をつけた方がいいよっていうのが1個目ですね。
なんで起業してるのかなってよく見たら、
その人目立つことを優先してないかって思う時があったっていう。
タイトルとか。
タイトルと、あとは有名人と一緒に写真撮ってる感じとか、
あとは取材、テレビだけじゃないな。
雑誌とかメディアの取材に露出しまくりたいとか、
あとイベント、それこそイベントの登壇ですね。
いろんなところでスタートアップイベントあるたびに登壇してるみたいな。
そればっかりやってると、
実際のビジネスとかプロダクト作りやる時間なくなっちゃうので。
プロモーションですからね。
プロモーションとしてはいいんだけど、
戦略的にやらないと、
本能的にそれを優先しちゃうのは危ないよっていう。
次に、これもすごく多くて、
うちの関係者の一人もこれにハマってる人いるんですけど、
最新バズワード、テクノロジーとかバズワードに結構感度が高いがゆえに、
それに引っ張られがちなケースって結構あって、
最近だったらAIってすごいキーワードバズワードになってるけど、
そういう人ってそこにすごい詳しくなって、
いろいろやってるスタートアップ企業家系の人って、
何かの人たちが多分2年くらい前までWeb3やってたんだよね。
クリプト、NFT、ブロックチェーン、Web3みたいな。
わかります?
メタバースとかね。
それを遡っていくと、
大体その時代の最先端のテクノロジーを活用したサービスビジネスを作りたいっていう感じの人で、
その波に乗り換えてる方々、スタートアップ企業家多いんですけど、
それ単なるバズワードオタクで、
それで何を作り出して何の課題を解決するかよりも、
それに関わることが好きな人たちがある一定数いて、
それって単なる流行りが好きっていうか、トレンドに乗りたいみたいな。
今の2つ聞いた感じ、本当にインフルエンサーって。
企業家ってよりかはインフルエンサーな感じが。
テクノロジーインフルエンサーはこの2つの要素を持っている方がいて、
これがうまく変換されている人とかももちろんいて、
例えば僕はお茶屋陽一さんとかこの辺が上手なんですよね。
戦略的にテクノロジーもちゃんと取り入れながらビジネスにするっていう。
でもこれ気をつけないと、冷静に戦略的にやらないとですね、
いつまで経ってもキラキラしているものを追っかけているだけの人になっちゃう。
次にスタートアップの企業家をやりたいですみたいな、
初期の頃とかそれを始める頃に相談を受けるときに、
これ言う人いるんですよね。
まずどこから投資を受けたらいいですかとか、
最初初期投資いくらぐらいがいいですかとか、
あそこのVCおすすめですかとか、
いい感じのエンジェル投資家いませんかとかっていう、
何にいくら必要なのかとかも一回分かっていない状態なのに、
投資を受けることをすごい、スタートアップイコール資金調達みたいなことで、
まずは投資を受けたいんですよっていう人がいるんだけど、
投資受ける前のプロダクト開発
それ実は順番逆なんだけどなと思いながらも、
スタートアップのニュースとかメディアとか情報あると、
いくら調達したとか、どこのVCから投資を受けたみたいな情報が飛び交ってるんで、
成功ストーリーですもんね。
あれ成功ストーリーじゃないんだけど。
そうしてメディアが。
あれは完全に戦略的にそういうふうにメディアに露出してるからそういうふうに見えちゃうんだけど、
別に投資なんか受ける前にプロダクトを自分のできる範囲で作っちゃえばいいと思いながらも、
まず投資を受けないと始められないんでっていう人がいるんですけど、
ほらキラキラの中の一つお金ってあったじゃないですか。
一つ目は自分が目立つインフルエンスのキラキラで、
二つ目がいわゆるトレンドのキラキラで、
三つ目がお金のキラキラなんですよね。
お金を追い続ける人たち。
最後がこれもスタートアップに憧れてる人とか、
起業家に憧れてる人あるあるなんですけど、
僕は自分で起業家ワナビーって呼んでるんだけど、
どんどん性格が悪くなってるんだけど、
起業家のキラキラ症候群
起業家憧れの人たちね。
起業家かぶれ。
起業家かぶれですね。
いや俺起業家っすからみたいな、
ふうに言いたいみたいな。
起業家ワナビーの人たちにありがちなのが、
めちゃくちゃ詳しくて、
いやあそこのスタートアップバリエーションいくらになったんですよとか、
あそこユニコーンっすよねみたいなことで、
ものすごい巨大なスケールの話をしたがるし、
自分も、いや俺も初めて2年目でユニコーン行くし、
5年以内にIPOとか見えてるんでみたいなこと言う人いるんだけど、
何も始めてないんだけどねまだ。
そろそろ語りがちみたいな。
そういう人たちは大体僕みたいな地道なことやってる人は馬鹿にするんだけど、
分かんないからね。
ユニコーンじゃないから。
ユニコーン以外は人権ないみたいな。
ちょっと言い過ぎてますね。
いやもう、
なんかさ、いるじゃん。
これ全然悪いことじゃないですけど、
プロフィールとかに、
Googleを倒すとかさ、
日本のGAFAを目指しますとかさ、
ライバルはイーロンマスクとかさ、
書いてる人いるじゃないですか。
古代妄想書いてるけど。
今何やってるのかなっていうのがちょっと気になるところですけど、
Google、
打倒Googleとか本当に書いてる方いらっしゃって、
それって目的としてちょっと違くないって思うんだよね。
検索エンジン作って今から、
Googleよりも使われる検索エンジン作るんだったら、
打倒Googleいいんですけど、
とりあえずテクノロジースタートアップ始めるイコール打倒Googleっていうのは、
ちょっとキラキラ。
キラキラすぎちゃって。
ちっちゃいツッツキだ。
ちょっと目眩が起きる時ある。
本当にごめんなさい。
ディスってるわけじゃないですよ。
いじってるだけですからね。
私に飛び火がかかりそうですが。
この会社の代表はあくまで僕なんで、
僕が全責任を負いますからね。
でも結構、
ちょっと思い当たる節があるっていう人もいるんじゃないですかね。
本当に怒られそうだけど。
でも確かに、確かにって思っちゃう。
僕本当に友人で話してて、
僕より年上の方で結構経験のある方が、
ブランドの相談あるって言われて、
今度スタートアップ新しく始めるんだけど、
もう最初からデカコーン目指すわって言ってたんですよね。
デカコーンってユニコーンより桁が大きいやつなんだよね。
数字的にちょっと忘れちゃいましたけど、
ユニコーンだけで大変すぎるので、
デカコーンみたいな。
今の時代ユニコーンじゃ全然ダメだから、
最初からデカコーンとか言ってて、
ちょっとすごいなと思いながら、
3年くらい前に話したときそういう風に言ってたんで、
今何コーンくらいになってるかって。
メガコーン。
メガコーンくらいになってる。
本当失礼。
こういうのって人に言われるまで気づきにくいですよね。
そうなんだ。
自分は気づかないうちに実はお金とか違うものを持っていたみたいな。
そうなんだ。
ある気がします。
それぞれ人それぞれの人生なので、
人の人生にケチつける立場じゃ僕ないし、
そんな権利全くないんですけど、
企業家として成功してる方を見ると、
こういう要素があまりない方が多いなと思って、
周りの目を気にせずに、
テクノロジートレンドとかも全然関係なく、
自分のやりたいことを自分のできる範囲で地道にやり続けてる人たちが多くて、
成功してる人って実際目の当たりにするとめちゃくちゃいろんなことが地味すぎてびっくりするんですよね。
中で成功者っぽい札束持ってたりとか、
高級車乗り回してさっきのタワーマンがどうこうシャンパンタワーがみたいなことを、
僕の周りの成功者は全然やっていないという。
キラキラ全然してないし、
そんなことに興味もなければ、
なんでそんなことに魅力があるのっていうぐらいの人たち。
超地味だし、
それを目的にしてないもんだから、
そこに魅力も感じないから、ある意味、
時間もお金も無駄にしてないんですよね。
だってそこなくてもいいと思うから、
そんなことやってるんだったら、
成功する起業家の共通点
プロダクト作るわみたいな、
コーディングしてるわとか、
あとは本読むわみたいな人もいて、
すげえ派手な飲み会が西原宅であるよみたいな話があって、
今日本読みたいから行かないわみたいな、
そんな感じだったりするので、
あんまりキラキラ追っかけすぎると、
目的見失いますよっていう、
そういういい話でした。
キーはコツコツ。
僕が言うのも失礼ですけど。
あんまり自分のペースを乱されないように、
結局こういうのって環境とか周りの評価も多大に影響しているので、
東京とか港区のデメリットだったりして、
キラキラしてないと、
自分は存在価値ないんじゃないかって、
錯覚に陥りがちなんだよね。
あんまりそこスタートアップの業界とは実は関係ないんじゃないかなと、
僕は思ってるけど、
本当にそういう世界が取り立たされすぎるっていうか、
シェアホヤされすぎちゃって、
YouTubeとかインスタとかで、
なんとか王子みたいに目立つのがいいみたいな、
そういう世界観があるけど、
別にそんなんじゃなくてもいいんじゃないの?
確かに。
思ってます。
誰もディスってないですからね。
予防線張りますね。
本当に本当に。
今更。
これは特定の人物や団体を示しているものではございません。
一般論だし、僕の個人的バイアスであります。
全責任はブランドですので。
僕の責任はブランドです。
ということでありがとうございました。
ありがとうございます。
世の中の危機評価の皆さん頑張りましょう。
このエピソードを楽しんでいただけた方は、ぜひ高評価、チャンネルフォローよろしくお願いします。
また、サンフランシスコデザイントークは、
番組に対する質問や取り扱ってほしいテーマを募集しています。
番組概要欄にあるGoogleフォームからお送りいただけますので、
お便りお待ちしております。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。
19:25

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