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みなさん、こんにちは。
自然を愛するウェブエンジニア、セミラジオです。
今日は、モウコノウマというウマについてお話したいと思います。
モウコノウマという動物は、モンゴルに生息しているウマの仲間で、
家畜化されたことのない唯一の野生馬と言われてきた動物です。
全身が薄茶色で、立派な縦髪と長い尻尾があり、
サラブレッドの競争馬と比べると足が少し短くて、
尻尾と足、縦髪が黒い。
見るからに野生的な風貌の馬ですね。
モウコノウマという名前なんですけども、
モウコノウマじゃなくて、モンゴルに住んでいる野生の馬ということで、
モウコノウマという名前になっています。
モウコノウマは1879年に、ロシアの探検家ニコライ・プルツェワルスキーさんによって、
モンゴルで発見されまして、西洋世界に広く知られるようになりました。
発見者のプルツェワルスキーさんの名前を取って、プルツェワルスキーノウマという別名もあります。
英語ではプルツェワルスキーズホースと呼ばれているようです。
このモウコノウマなんですが、発見された時点でかなり頭数が少なくて、
その後、1960年代には野生で絶滅したと言われています。
なんですが、欧米の動物園で飼育された個体が残っていて、
それを何とか増やすことで少しずつ頭数が増えてきて、
その保護活動の結果、現在はモンゴルの自然保護区内で、
少しずつ再野生化、野生への導入が進められている、
そういう動物ですね。
そこまでは普通のというか、
絶滅寸前だった動物の奇跡の復活のサクセスストーリーという感じで、
なんですが、実はですね、
2018年に各種ニュースサイトが伝えたところによると、
このDNA鑑定の結果、
この猛虎の馬、実は野生の馬じゃないんじゃないの?という話が出てきまして、
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どういうことかというと、
カザフスタンの北部にボタイという5000年ほど前の遺跡があるんですが、
そこから発掘された猛虎の馬、
骨からDNAを採取することができたそうで、
それを分析したところ、猛虎の馬のDNAとかなり似通っているというか、
そのボタイという遺跡で、5000年前に家畜として飼われていた猛虎の馬、
なのではないかという話が出てきてまして、
どういうことかというと、
それでも今、野生で暮らしているから、野生馬なんじゃないの?って思われるかもしれませんが、
その猛虎の馬というのは、
一度も家畜化をされていない、人間の手が品種改良とかそういったものが加わっていない野生馬と、
猛虎の馬がみなさまに飼われていない野生馬というのは、
一旦家畜化されて、その後逃げ出した馬ということになると、ちょっと話が変わってくるんですよね。
例えば、日本の宮崎県にも、
猛虎の馬というのは、
猛虎の馬というのは、
猛虎の馬というのは、
猛虎の馬というのは、
変わってくるんですよね。
例えば、日本の宮崎県にも、
三崎馬という半野生化した馬が、
人の手を借りずに自然繁殖して暮らしているんですが、
これは江戸時代に、農工場として半野生で繁殖をさせていた馬の子孫になって、
あとマスタングというアメリカで野生化している馬もいるんですが、
これも人間が品種改良した家畜馬がアメリカに、アメリカ大陸で半野生化して、
人間の手を離れて勝手に暮らしているという、
そういった暮らし方をしている馬は半野生の馬といったりして、
これは純粋な野生馬とは見なされていないんですね。
猛虎の馬はそういうんじゃなくて、
人間の手によって家畜化されていない、
ずっと野生でやってきた馬というふうに思われていたんですが、
DNA観点によってちょっとそれが覆されつつあるという、
そういうような状況ですね。
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僕は生き物とサブカルメインのセミブログというブログを書いているんですが、
その猛虎の馬について記事を書いたことがあって、
記事のタイトルは猛虎の馬家畜化されてたっていう題名なんですが、
勘のいい方は気づかれたかもしれないんですが、
桐島部活辞めるってよ?から題名は拝借しています。
猛虎の馬家畜化されてたってよ?
桐島部活辞めるってよ?
一時期、猛虎の馬と検索すると僕の書いた
猛虎の馬家畜化されてたってよ?が1ページ目に来てたんですが、
最近、Googleのアルゴリズムが変わって、もう1ページ目には入ってないですね。
あとは、その猛虎の馬実は家畜だったんじゃないのっていう説を元に書いた4コマなんかもブログに載せています。
このラジオの説明文にURLを貼っておくので、よかったら見てみてくださいね。
そんなわけで、地球上に唯一生き残った野生馬という地位が危うくなっている猛虎の馬なんですが、
僕自身どう思っているかというと、猛虎の馬はすごく好きな動物で、
たとえ唯一の野生馬という肩書きがなくなったとしてもすごく魅力的なんですよね。
DNA観点によって提案された新しい猛虎の馬のこれまでの歩みをまとめてみると、
5000年前に家畜化され、そしてその文明が滅んで野生化した。
その後、ロシアの探検家ブルゼワルスキーさんによって発見され、さらに野生で絶滅し、
したと思いきや、欧米の動物園で飼育されていた個体が命を繋いで少しずつ増えてきて、
唯一の野生馬として注目され、モンゴルに野生の中に再導入され、
それが遺伝子分析によって実は家畜という話になり、
猛虎の馬と人間の絡みというか歩み、猛虎の馬を巡るドラマ自体がすごくダイナミックでとても面白いなと思っています。
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日本だと多摩動物園で猛虎の馬を見ることができます。
とても素敵で美しい動物ですので、ぜひ猛虎の馬チェックしてみてくださいね。
今日は猛虎の馬というドラマティックな馬についてお話しさせていただきました。
ご視聴ありがとうございました。