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はいみなさん、こんばんは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
今日、ネットニュースでもテレビのニュースでも大きく取り上げられてたんですけども、何かと言いますと、大谷翔平選手の今シーズンの55名のホームランボール、50-50を達成したボールがオークションにかけられて、
野球選手の記念ボールで過去最高額である6億4千万円で落札されたということで、ボール1個ですよ。ボール1個が6億円ということでね。
オークションでの落札額は5億4千万円くらいかな、5億2千万円くらいかな、なんですけど、手数料がかかってね、手数料そんなとんの、2千億円くらい上乗せされて、6億4千万円で落札ということで、買う人、買える人おるんやなということで、めちゃくちゃね。
日本時間の午前11時に締め切りだったんですけども、すごい入札があって、とどまることを知らなかったので、2時間ちょっと延長して6億円で落札ということでね。
買ってどうするのかなと思って、多分ね、ビジネスとしてね、転売するんだろうなというふうに思うんですけど、もうボール1個が6億円ですよ。本当にね、大谷さんの価値がうなぎ登りということでね、その買ったお金でね、一平さんにね、ちょっとあげてほしいっていうくらいね。
もう一平さん消えましたよね、話題ね。シリーズの始まりはね、もう一平さんの黒いニュースだったんですけどもね、消えましたけどもね、どうなるんでしょうかということでね、今週土曜日からワールドシリーズが開幕ということで、50本のホームランを打った選手同士がワールドシリーズで戦うということが史上初ということでね。
本当にまたね、チケットもね、球場のチケットも多分めちゃくちゃ金かかるんやろうなというふうに思ってますけどね、我々庶民はね、テレビで応援が一番ということでね、楽しみにしたいなというふうに思っております。
ということで、今日のお話はですね、日本狼を取り上げたいと思います。日本狼がですね、初めて正式に発見されてから、えっ、絶滅したん?っていうね、ちょっと悲しくなるような流れになるんですが、そのお話をちょっとしたいなと思うんですけども、
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日本狼はですね、かつてですね、日本の本州、四国、九州に存在していて、正式には個体数の調査ができていないので、何頭ぐらいいたのかっていうのはね、全然わからないんですけども、相当数いたというふうに言われております。
年長1メートル前後の狼の一種で、今からね、3000年ほど前の縄文時代の遺跡からも化石が出土しているので、古くから日本にいたんじゃないかというふうに言われているんですね。
日本人とのつながりも非常に深くて、畑を荒らすイノシシなどを退治してくれることから、昔から農耕の守り神というふうにして祀られることもあったということなんですね。
この日本狼が初めてヨーロッパに紹介されたのがですね、1830年代のことなんですね。長崎の出島にあったオランダ将官の遺志として日本に来ていたドイツのシーボルトによるものだったんですね。有名ですよね、シーボルトね。教科書に出てくると思いますけども。
1826年シーボルトは長崎から江戸、今の東京まで旅行して、その間に1000点以上の日本の動植物の標本を集めたんですね。そしてこの旅の途中、大阪で一頭の狼を手に入れたんですね。
このシーボルトはですね、1830年にこれらの日本で手に入れた標本をオランダに持ち帰って雷電博物館で調べてもらうことにしたんですね。1839年、狼の標本は雷電博物館館長のテミンクが調べ、ヨーロッパの狼とは違う日本固有の狼だということがわかったんですね。
そこで日本固有の狼だから、日本狼という風に名付けられたんですね。なので3000年前、縄文時代から狼というのはいたし、日本人にとって馴染みの深い、濃厚の守り神として祀られているところもあったし、身近にいた生き物、狼だったんだけど、
昔からいたのにも関わらず、外国人が来て、シーボルトが来て、標本として持って帰って正式に登録されたので、だからその頃日本というのはですね、生物学者とかいたと思うんですけども、
リンネが作ったスウェーデンの学名二名法とか、新種発見とか、そういったところがちゃんとしてなかったのかという感じが見受けられるわけなんですね。だから外国人にシーボルトが通って、標本で初めて日本狼と名付けられて、発見されて、新種だということがわかったというのがですね、
狼がいた頃から3000年前にいたのに、1839年に初めて日本狼固有であるということがわかったので、なんかそれが悔しいなという感じもするんですよね。
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日本人が発見して身近にいたのに、自分たちが身近に居すぎたから、日本固有のレアな生き物ということがわかってなかったんじゃないかなと思うんですね。1839年に日本狼として正式に国際的に認められたといったところなんですね。
それからですね、60年ほど過ぎた1904年、イギリスのロンドン動物学会と大英博物館が有名ですよね。東アジアの動物を調査する探検隊を計画して、このメンバーに選ばれたアメリカの動物採集家アンダーソンが一人で日本にやってきたんですね。
要はハンターなんでね、他国の土地づけづけと入ってね、動植物採集するのどうなのっていう感じもするんだけども、採集したんですね。アンダーソンはですね、日本で雇った女子とともに東北地方から中部地方を回りながら動物標本を集めたんですね。
そしてですね、1905年、奈良県東吉野村にいたときに、ある漁師に出会って、こんな話を持ちかけられたらしいんですね。この狼を飼わないかっていう風にね、打診されたわけなんですよ。
この漁師が仕留めたというね、狼の死体。この狼を仕留めて、この狼は飼わないと言われて、この死体を見たアンダーソンはね、すごくびっくりしたんですよ。何かというとですね、それはですね、昔このシーボルトが手に入れてオランダに持ち帰ったあの博物館、ライデン博物館で見た狼と一緒やみたいなね。
だからもうすごい生物に精通してるから、このシーボルトが獲ってきた狼とまるっきり一緒じゃないということで驚いたんですね。
このシーボルトが獲った日本狼という狼と一緒だから、もう飼い取りますということで、アンダーソンは漁師からその狼の死体を飼い取り、標本にしたんですね。さらに驚くべきことがね、さらにもう一つあったんです。我々日本人にとってみればですね、悲しい出来事なんですけども、
当時ね、日本狼は犬の伝染病などが原因で、そのほとんどが死んでしまっていた。個体数が激減したんですよ。この伝染病以外にも毛皮が取れるから毛皮で乱角したっていうのもいろいろね、所有因もあるらしいんですけども、
アンダーソンが手に入れた日本狼こそ、実は日本で最後の一頭だったということが後に明らかになったんですよ。
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いろんな図鑑とかネットのね、日本狼の記事を見るとですね、1905年アンダーソンが漁師から飼い取った狼を最後に見つかってないんですよ。
1905年を最後に絶滅したというのはね、いろんな図鑑とかネットの中で調べると出てきますから、このアンダーソンが飼い取った狼が、実は最後の狼なんですよ。
奈良県の漁師、最後のやつを仕留めちゃってるんですよね。それは最後という認識がないしね。その狼の額の上にね、残り一頭が書いてあったらね、それは分かるけど、それは分からんからね、なんとも言えないんですけども、これが本当にね、日本狼、最後なんですよ。
しかも最後の狼をゲットしたのも外国の人ということでね、なかなかどうすることができなかったのかなと思うんですけども、これがね、最後なんですよね。
なので、シーヴォルトが発見して、日本狼っていうね、標準和名が付けられて、学名が正式に登録されてから、わずか66年で日本狼は絶滅してしまったということなんですね。
昔からいたけども、日本狼として認識され、登録されてから66年出来事で絶滅してしまったという悲しいニュースなんですけども、
日本狼は捕食者だから、工事所、捕食者で最高、一番頂点にいるものだから、家畜とか食い荒らすとかね、風評被害者も半ばね、それでやっつけられたっていうのもあるし、伝染病も影響もあるしね。
狼がいなくなってからというものを、日本の山っていうのはね、林業が全然発達しなくて、衰退していってるっていうのもそうだけど、本当に荒れ果てた感じ。
さらにイノシシヒカとかで、植害にもあってるっていうことでね、そこで捕食者がいないから、そういった山々になってるっていうのも事実だし、
捕食者がいないと生態系っていうのは維持できないんだなっていうのは、日本の映画を見ても思うかなっていう感じなんですね。
狼が絶滅して、120、30年経ってますけども、捕食者がいないこの山々の方がね、実は異常なんだよというところなんですね。
ということで、今日は日本狼を取り上げて、その歴史から、実はもう絶滅した最後の一頭だったという、わりとショッキングな、びっくりするようなお話でしたということで、今日はこの辺にしたいと思います。
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それではみなさん、さよなら。バイバイ。