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2023-07-03 15:27

【介護227】若い認知症の対応ができない介護現場

#介護 #若年性認知症 #ケアマネ
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どうもボブです。今日はですね、介護の話をしたいんですけれども、介護現場ってですね、今80代が一番多いのかな。80代とか90代の方もいますもんね。そういう方の介護が、割と慣れてるかもしれないです。逆に60代、今の60代の方めちゃめちゃ若いですよね。
でも、そういう方でもバリバリ認知症になったりしてる方いるんですよね。そういう方に対して80代90代と同じ接し方をしている場合がある。
そういう方とですね、最近ちょっとお会いして、新規でですね、話を伺うと、やっぱり今の介護の現場のデイサービスだったり施設だったり、やっぱり若い方対応ってできてない、構造的にできていないなっていう、そんな気がしたのでシェアしようかと思います。
ある男性の方でですね、去年までバリバリ仕事をしていたんですね。仕事をしていて、しかも結構、給料もしっかり稼いでいて、地位も高い、そういう仕事をされている方だったんですね。
そういう方が去年仕事を辞めて、それから1年半ぐらいしか経ってないんです。その間に認知症、ものすごく進行したんです。
仕事が終わって、ただじーっとテレビを見てたわけじゃないんです。マラソンも好きだったし、運動したり、テレビ見たりはしてたんですけどね、食事もしっかりとって運動もして、特別な趣味っていうのはなかったもんで、
でも誰かと連絡を取ったりとか、そういった生活をしてたんだけれども、認知症になっちゃった。家族も最初は軽い状況かなと思ったんですけど、やっぱりね、ひょこっと家から出て帰れないような状況になったりとか、
そろそろ介護保険の申請をして、何かデイサービスだったりとかできるようにした方がいいのかな、うちでじーっとしているよりはいいのかな、そういう風に考えて申請したわけです。
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以前別のケアマネージャーのもとでデイサービス体験したんですけれども、その方にとっては、どこのデイもそうじゃないですよ。たまたま利用したときにそこのデイでその人はそう思ったということなんですけども、
お風呂にですね、ワークイン、なんていうのかな、プール、水着を着て、プールの中を歩くような、そういうデイだったんですけど、その人が言うには、しわしわよぼよぼのじいさんばあさんが、
ゾロゾロと並んで、その風呂の中に入っていると、歩いてゆっくりゆっくり動くと、大渋滞している、それを見るだけでゾッとするよっていうわけですよ。
まあそうだよね、まだもうその人たちに、いくらね、高齢者のくくりだとしても、65歳からね、はたまた100歳まで、この範囲を全部一くくりに高齢者というわけですよ。いやー確かにそうだよな。
さあ、みんなで航空体操をしましょう。パタカラ、パタカラ、パタカラ、パタカラ、やりますよね、航空体操。これもうね、みんなでそれをやるのがもううんざりだと。でも、ちゃんとやるんです、その人。
やりたくはないんだけど、みんなのね、その集団の輪を崩してもよくない。その人はね、教える仕事をしていたんですね。なので、気持ちはわかるんだと。だから、一緒にね、パタカラやってました。
バレーボール、大きいボールを使ってバレーをする、風船バレーか、風船バレーしたりするんですけど、僕は一体何をしに来たんだ、ここに。確かに脳トレにはいいのかもしれないけれども、どうも気が済まないんだと。
で、これみんながそうじゃないですよ。すごく体操になって、頭の体操になる、これとってもね、風船バレーっていいんですよ。ですけど、その人にとってはよくなかった。うんざりだと。
何々さん、お風呂ですよ。はい、脱いで、脱いで。職員の主導でどんどん脱がされるんだって言うんですよね。もうデイサービスで葬芸で着いたと思ったらすぐ脱がされるというわけですよ。
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そして芋洗い式に体を洗われて、全然入った気にならないと。仕方ないんだけどね。そこまで分かってあるんです。その方、認知症の診断も受けてるんですけども、ちゃんと覚えてるんですよね。しっかり説明してくれます。僕はこんな気持ちなんだって。
確かにね、権威ある仕事をしていて、人を教えるような仕事をしていた。かといって、プライドが高いのね。そうなのかな?ただただ本当に普通に僕たちがそれに参加するのも毎回強制的に参加するのは嫌だなって僕も思うわけですよ。
僕が今デイサービスに行くとしたら、同じ感覚なんじゃないかな?普通に嫌なんだと思います。もっと、去年までは仕事を普通にしていた人が普通に扱ってくれるようなデイサービスってないんだろうか?そういうわけですよ。
だったら、必ずしも介護保険のサービスを当てはめようとするから不具合が起きちゃうんですけど、デイサービスじゃなくても何かできることってあるかもしれないですね。
ただ、次はですね、やっぱりちょっとデイサービス、ケアマネージャーも変えてデイサービス1日利用できるところ、それを探してほしいっていう奥さんからの依頼があったんです。
奥さんとしてもデイサービスで言われた職員さんからの一言が傷ついたりしている相談ですね。
どんなことかというと、例えば認知症がですね、本人がデイサービス会ってなかったわけです。行きたくないってずっと言ってるんだけど、どうにかこうにか行かせていた。
朝、とっても嫌がるのでデイの送迎、拒否だったんですね。なので奥さんが自分の車に乗せてデイサービスに送り届けていた。
そうなんですけど、デイサービスの職員さんからですね、来るのが遅いですねって言われたことがあったり、これもね、職員さんによっていろいろだったそうですね。
みんながみんなじゃないんですけど、ちょっと今日は来るの遅かったね、みたいなちょっと冗談混じりにね、言ったりしたことがあったんですけど、ご家族としてはもう朝から大変でね、行くときにこのルートだったらまたデイサービスに行かせようとしてるんだろうって怒ったりとか不安になったりとか。
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それからルートをいろいろ変えながらやってたそうなんです。で、挙句の果て着いたら遅かったですねって言われたと。
昼ご飯を本人が拒否した。拒否して食べてくれなかったから奥さんに電話をして、何かあったんですか?言い方がですね、こんな感じできつかったそうなんですね。何かお家であったんですか?全然食べてくれないんです。
もう食べてくれないのでもう下げました。奥さんとしてその時どう思ったかというと、介護のプロなわけですよね。認知症の対応も家族とか一般の人たちよりも長けているはずだ。
だったらもうちょっとこういう方法を試してみたけどダメだった。これもやった、あれもやった。だけどダメだったんです。何かあったんですか?じゃあもうちょっとデイでもこういうことをやってみようと思います。でもダメだった。申し訳ないです。代わりにこれをちょっと食べてもらいました。そういう対応ができなかったのかな。
そしてそもそもケアマネージャー自身がですね、なぜここを紹介したのかというところなんですよね。本人がすごく拒否してあったりとか、そういうことがあってそれを聞き取ってデイの方にもちゃんと伝えてですね、本人がこう言い上がっている。それを改善する方法ないかということを考える。
そしてそこのデイに行くことでどうなりたいのかどうしたいのかそこをしっかりアセスメントした上で本人にこれをねやる目的でデイに行くんだよっていうことを明確にしておく。こういった部分も大事なわけでですね。
奥さんにもね、そういうデイサービスもそこが悪いわけじゃなくてたまたまこの方に会うデイじゃなかったんですよね。なのでみんながみんなそうじゃないですよ。会うところは必ずあるので焦らずにいくつかいくつか体験しながら絞り込んでいきましょうよということで話をしました。
ただ同時にデイサービスだけじゃなくていいんですよ。近くの公民館とかそういったところを利用して、付き添ってくれる方は介護保険と別のサービスになる慈悲で連れて行ってくれたりする方を派遣してですね。
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本人がやりたい活動とかマージャンだったりとかそういったことをやってるときに一緒に行ってもらう。こういったのもいろいろできるんですよ。そういった提案もさせてもらいました。
これからねとにかく本人が何を求めているのかというか若いこの60代の方がデイサービスに何を求めるかっていうところですよね。
その人は運動がしたいということで、お風呂はなんとか家で入れてる。だったら運動メインのところでもいいのかもしれない。ゆくゆくは短時間のデイサービスでもいい。デイケアとかデイサービスでもいいかもしれない。
感じたところはですね、その90代80代と同じ接し方同じ言葉を職員さんが使っていた。そして同じメニューをやっていたというところがやっぱり気になるところだったですね。
そこのデイに行ったとしてもそこを選択したとしてもその中身を工夫することでできると思うんですよね。
あとその選んだデイそのものが本人に合うデイじゃないじゃないかよっていうところ。今回幸い今までのケアマネージャーと別の事業所で交代させてくれということで
お会いした上でokをいただきましたのでこれからちゃんと本人60代のこの方が喜んで行ってもらえるデイってどんなところかなぁ。そこをね福岡のデイサービスのリサーチにもなりますのでやっていこうと思います。
きっとねこの方とってもねあのお仕事でもいろんな方に慕われて家族でも息子さんたちから尊敬されていて奥さんもすっごく大事にしている方でとっても優しくて穏やかなんですよね。こんな方が最後人生最後なんか悪くなるはずがないって思ってます。そうなんですよ。
こんな穏やかな方が最後悪い悪い最後を迎えるはずがないんです。もう神も仏もないですよね。そのこれで悪く最後がそういう終わり方をしちゃうんだったらだからまあこの方人生活歴いろいろ聞きながらですねいやこの人絶対絶対今はね大変だけど絶対に
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よくなるって支援者側は思ってお手伝いをねしていけたらなと思っています。ではご視聴ありがとうございます。
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