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2024-07-04 13:39

【介護298】「科学的介護」と「道徳」(主任ケアマネ研修の感想)

#介護 #ケアマネ
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どうもボブです。今日も介護の話をしたいんですが、とてつもなく鼻声で聞きづらい声かもしれませんが、ご了承ください。
ちょっとね、風邪ひいちゃって、子供の風邪がうつって、今までだったら熱がガーって出たりしてたんですけど、
今年は今のところ大きな発熱なく過ごしてるんですが、でもガンガン外に悪いものを出そう出そうとする力が強すぎて、鼻水やら咳やらがひどいです。
でももう治りかけになってきたと思うので、もうちょっとでよくなるかなと思います。
今日はごめんなさい。こんな聞き苦しい声ですが、お願いいたします。
今回話したいのは、主任ケアマネ更新研修を今受けてるんですけども、その時に科学的介護、これからどんどん進められていきますよっていう話が、今までもずっと出てたんですけどもっと促進されていきますよっていう話が出てました。
あと適切なケアマネジメント方式っていうね、手法っていうね、そういうのが今出されて全国的にケアマネージャーのケアマネジメントっていう一連の流れプロセスがあるんですけど、それをもっとこと細かくこういうことを確認してくださいねっていうのがね、しっかりと作られました。
これとってもね、いいことだと捉えられるんですけども、反面、これちょっとね、違和感を感じたんです。これってでもずっと本当の意図をちゃんと知らずに、ただこれをやるっていうことを風になってしまったとしたら。
そして、意図は分かってても件数が多くなりすぎて、もうそれどころじゃない、こなすしかないっていう状況になった時に何が起こってくるかなっていうのをちょっとね、不安視したところもあって、今日ちょっとねお話ししたいなと思います。
科学的介護、これ今まで医療の方はしっかりとエビデンス、根拠があった上でお薬を出したりとか治療方針を決めたりとかそういったのがガチっと決まってある反面、介護の方ってそういうのがなかった。
だから何か方針を決めようとかなったとしても、なんか根拠が裏付けがあんまりないっていうことでふんわりした形になってたんですよね。
ケアマネージャーがケアプラン作るにおいても本当にそれって何のために必要なのとか問われた時に個人の感覚だったり利用者さんがこう言ったからとかそういったのに引っ張られやすい。
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そういった意味もあって科学的介護っていうものでちゃんと根拠立てて、これはこういうこういう場合はこういう支援が必要だよねっていうのがガチっとわかりやすくなる。
そういった意味でとってもいいんだろうなぁって思うんですが、なんか今膨大なデータを集約して今後おそらくAIみたいな形で今までのデータから最善の改善策みたいなのとか支援策とか目標とかそういったのが出されるようになるんじゃないかな。
AIケアプランみたいなものが出てくるんじゃないかなともうすでに出てきてるんですけど思っています。これが標準化されるんじゃないかなと。
ただチャットGPTもそうですけど、そのデータから導き出される。過去の集積から最善と思われるものを出される。でもですよ、その今までのその支援、今までのデータっていうのが本当に最善のものなのかって疑問じゃないですか。
日本はもう2000年からか介護保険制度が始まってやっていってますけど、別に介護度がどんどん下がったとか軽くなったとか、養介護の人がもうどんどん今減ってますとか重度化しなくなりましたとかそんなことないわけですよね。
どんどん増えていっている。しかも中身は何かこう事業所が収入を得たいから施設が収入を得たいからサービスをたくさん使わせるなんてこともあったり根拠もクソもないようなそんなケアプランがあったり世の中たくさんあるわけですよね。
そういうデータも含めていろいろ集約したとしても本当にそれって最善の結果を導くものになるんだろうかっていうそういうちょっと疑問があるんですよね。
もちろん今までの支援の人たちは素晴らしい一生懸命されてるしケアマネージャーも素晴らしい人たちたくさんいるわけだからそういう支援のデータを引っ張り出していくっていうのはとても大事なことではあると思うんです。
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ただなんかこう日本だけのデータなわけですよね結局のところその海外でアリセプトとかそういった認知症の薬はもう出しませんよっていう国もあったりいろいろ考え方がある中であくまで日本の厚労省が出しているこの範囲内の中で最善のものなわけですよね。
そんな中で適切なケアマネジメント手法っていうそういったのが出されたわけです。こういった今後データを取っていくにしてもこういう適切なケアマネジメント手法というみんなで統一した手法を使っていくことでデータも吸い上げやすくなるそういうのも一つあるんだと思うんですけど
その項目がですね
これ主任ケアマネージャーの研修の先生講師も言ってたんですけど
僕たちは生活を見るわけだよねだけどここの項目って結構ね
疾患別になってたりするんです。疾患を結構ベースに考えるそういう風な考え方があるんですよね
でも必ずしも高齢になってあのただ年をとっていってるだけでそんなに大きな疾患があるとかそういう人がばっかりじゃないんですよ
今のねもう今の方は結構いろんな病気持っている方ばっかりではありますけどね確かに
でももう90代の方とかでも別にねもう軽い認知症みたいなとか別に血圧もちょっと高いけどでも一応高血圧症とか診断名勝手に出されてるわけですよね勝手に言っちゃいけないですけど
そういうねそれでも疾患として疾患から考えていくっていうような感じなんですね
でも本当はその人の生活ベースでやりたいこととかしたいこととかそういったのがベースになって物事を考えていくっていう
そういう風にあってもいいんじゃないかなって思うんですけどでもガチッと決められたこのプロセスでは疾患がどんと最初に来てその分量が結構多いんですね
この標準化されるっていうことでみんながねもうばらつきなく標準化してみんな同じようにできるようにしましょうとってもいいことだと思うんです
ただマニュアル化されたと同じような感じですよねそうなってくると本当にマニュアルだけで動くようなそういうケアマネージャーも多くなってくるかもしれないなって思うんです
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やっぱりこれから大事だなと思うのは道徳的思考っていうのってすごくこれから大事なんじゃないかなと思います
当たり前のことかもしれないんですけどその当たり前の人間的な部分ですね
この科学的介護とか適切なケアマネジメント手法とかそういったのってある種論理的な部分ですよね
カチッと決まってあるマニュアル化したような部分でもファーストフード店とかでもマニュアル化してみんな同じように働くけれども
中にすごい突出してスマイルが素晴らしい店員さんとか聞く張りが素晴らしい人とかいると思うんですよね
その違いって何かその相手をすごく思う感覚的なこれ困ってるんだろうなとかそういう直感力とかですね
相手を察する力とかそういう部分でこれって倫理ともちょっと違うんですよね
今職業倫理とかケアマネージャーもそういう倫理を問われるんですけども
倫理っていうのは社会を維持するためのルール
ルールを守る倫理なんですよね
全然説明できてない社会のためのものなんです倫理っていうのは
道徳というのは根本人間の根本的に大切な部分倫理と道徳って全然別物なんですよね
でも倫理ばっかり今まで問われてきたんですがこれからは道徳の部分が人として大事なこと
会社の職業倫理とかありますよね
職業倫理にのっとったら会社の利益のためにサービス事業所家の事業所ばっかり使わせようとするケアマネージャーが出てくるわけですけど
道徳的に考えたらそんなのはもうちゃんと本人が一番望むベストなものって何かなって選ぶ
選んでもらうそういったことが大事になってきますよね
そういう感覚を養うとか鍛えるそういう研修ってないんですよね
ACPとかストレスマネジメントとかそういったのはよくあるんですけれども
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ないんです意外と道徳的なとかそういったのってあったとしてもみんな受けないかもしれないですね興味ないから
そんなの当たり前でしょうって言って
でもこれ会社ではなかなか教育できないと思うんですよね
またそれこそ当たり前すぎて
でもどうなんでしょうねこういう部分ってこれからしっかり持っていかないと標準化されるばっかりで
しかもAIでいろいろ論理的に方針が導き出されるんですよねこれから
でもそれを伝えたりとかそれを実践するのは人間なわけでですね
そこに血を通わせるにはやっぱりそのそれをどう使うかっていう人間の心が大事になってくると思うんです
包丁も料理に使うのか人を刺すのかで使い方が大きく変わってきますもんね
これから本当にどういうふうに介護全体になっていくのか
今変革の時になってるんじゃないかなと思います
その中で一番最善の方法を僕たちも考えていきたいなと思っています
何かねやっていく中でこういうのが良かったとかあればまたシェアしていきたいなと思っています
ご視聴ありがとうございます
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