弱みの認識
おはようございます。コーチングオフィスのしろうず、厚瀬です。この放送は、プロコーチ歴20年の僕が、コーチングや行動科学について、さらにプロコーチや講師として独立企業をする人などに向けて発信する、あなたへの番組です。
今週は、弱点克服っていうテーマでね、お話をしたいなと思うんですよ。世の中ではね、強みを生かせとかね、長所を伸ばすっていう話ばっかりなんですけどね。
僕のコーチとしての経験上、いわゆるその人が弱みだっていうふうに思っているものって、実はそうでないっていうことがね、ほんとめちゃくちゃ多いんですよ。
弱みじゃなくてね、ただ単に最初の頃の指導がまずかったとか、あるいはその人の思い込みだったりとか、そういうことはね、ほとんどなんですよ。
だからね、もしかしてあなたが自分の弱点だと思っているものって、実はほんの少し突っ込んでね、トレーニングしてみると全く問題なくなることってね、ほんとにいっぱいあるんですよ。
なんでね、今週はね、その話をしたいなというふうに思っています。
実際ね、僕がコーチングの現場ですごくたくさんの人と接した中でね、自分の弱点だと思ってたことがほんの少しの改善で得意なものに変わるっていう事例っていうのを何回も見たんですよ。
で、その人にね、あった方法じゃなかったっていうことが原因で、本人もね、これは自分の弱点だって思い込んで、思い込んでるからそれを避けてきて、いつの間にか本当に苦手意識が根付いてしまう。
だから、今現在は本当に弱みなんですよ。だけどね、それを少しずつほぐしていって、大元をたどると全然そうじゃなかったっていうことがあるんですよ。
だからね、改めて、例えばある結構な年齢までとか、あるいは結構なキャリアがあるところに、わざわざ弱点克服っていうことをね、やった方がいい理由ってね、どんなのがあるんですかって問いかけ聞かれるんですよ。
わざわざそんなことやらなくてもいいじゃん。きっかけはいろいろかもしれないけど、実際は現実に弱みになってるわけだからと。
ところがね、苦手だからっていう風な形で決めつけてしまう。自分の弱点だからって決めて、わざわざ別の複雑で難しい方法に挑戦してるっていうケースがあるんですよ。
要は、実はその人の弱みでないんだけれども、長い間自分が弱みとしてそれを認識してきたから、それをね、これはもう自分ができないことだっていうことで別の方法をやるんですけど、そっちの方がね、複雑で難しい方法に挑戦してたりするわけですよ。
で、かえって余計に成果が出なくなるんです。実際に自分ではね、こっちならできるかもしれないと思って選んでるつもりでもね、結局苦手を回避した結果として遠回りの道を選んでしまってるっていうケースがめちゃくちゃ多いんですよ。
だからね、結局時間とか労力がかかるばかりじゃなくてね、その人は本来持ってたポテンシャルも出せずに成長も携帯してしまうっていう悪循環に陥ってしまう。よくあるケースです。
例えばね、スポーツ選手が体力がないから持久力が弱いっていうふうに普通になんとなく思ってて、持久力トレーニングを避けてね、別のトレーニングを集中するっていうのがあるんですよ。
持久力っていうのが自分は弱いと思い込んでね。でも、実はそれをやってて、姿勢とかフォームの改善が実は必要だっただけっていうケースがあるんですよ。
持久力が問題だと思ってたら、それは姿勢とかフォームとかの改善が必要なことに気づかないで、実際に持久力がない状態になってたっていうことって、やっぱりよくあるんですよ。
だからね、複雑な方法を取ったせいで苦手意識だけが強化されてしまってることっていうのは本当によくあります。
よくコミュニケーションが苦手だっていうことで相談される人が僕らがすごく多いんですけど、コミュニケーションってね、コミュニケーションって大体みんな苦手なもんですよね。
コミュニケーション得意ですっていう人ってあんまり信用しない方がいいかなって僕は思うんですけど。
そういう人ってよくよく聞いてみると、自分の考えを適切に言葉にするスキルとかタイミングの取り方に問題があった。
要は適切な言葉にすることとかタイミングの取り方とかって他の人と違いが分かりやすいんですよ。
だからここはもう他の人がうまくできてるのに自分はダメなんだって思ったりするんですけど。
でもそれってね、実は話し方とかプレゼンとかのスキルの練習をすると、自分は思ってたよりも適切な言葉にする技術とかタイミングっていうのはそんなに難しいもんじゃないな、あんまり差がなくなってきたなっていうふうに思ったりすることがあるんです。
そうするとね、あれ、これってあんまりもう他の人と変わりがないぞみたいなことになって弱点が克服されるみたいなことがよくあるんですよ。
おかげで以前よりもさらに強い武器になって新しい自信につながったりとかするんです。
成長への一歩
だからね、僕自身は弱点とか苦手っていうものには、実は隠れた可能性がね、すごい眠ってることが多いっていうふうに僕は思うんですよ。
特に本人がどうせ自分はできないっていうふうに思い込んでることってすごく多いんで。
だからどうしたらいいかっていうと、わざわざ苦手なことに突入していく必要はないんですけど、何かものをやろうとか新しいことを始めようとか思ったときにめちゃくちゃ王道のことをやってほしいんですよ。
例えばダイエットをするというふうなときに、まずは食事を制限して、そして記録をちゃんと取ってね、やろうみたいに考えるじゃないですか。
それめちゃくちゃ王道のやり方じゃないですか。ところが、自分は記録取るのが本当に昔からダメなんだよなというふうに思ってて、じゃあ記録取るの無理だからなんとなくやっちゃおうみたいに思ったりするんですけど、
そうじゃなくて、自分記録取るの苦手なんだよなっていうふうに思ったら、記録取るっていうことに今回ちょっとチャレンジしてみようって思うんです。
つまり、何かをやろうと思ったときに、今まで避けてきたことをあえてやってみる。王道の方法をやってみる。ショートカットできる。
記録取ることができないから、誰かと一緒にやらないといけない。誰かと一緒にやるって誰を探してこようとか、めちゃめちゃ遠回りするんですよ。そうじゃなくて、王道のものをやってみようっていうふうに思ったときに、
結局苦手に取り組まざるを得なくなるんですね。そしてやってみたら、実はあんまり苦手じゃなかったっていうことが本当によくあるんで。そうすると、苦手だと思ってたのがだんだん楽に感じられるんですよ。
だからね、これできるようになったぞって強みに変わったりすることがよくあるケースなんで、そうすると自分自身の成長とか自信とかっていうのが自然に引き上がるっていうのがよくあるんです。
だからね、自分の弱みっていうふうなのが出てきたときに完全にもう避けてしまうんじゃなくて、まずは労力をかけてみる。そうすると、実はそれは単なる未開拓の強みだったっていうことが本当によくあります。
ですから、自分の可能性を広げるために、ぜひ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。はい、今日はですね、弱みを克服する方法って話でした。いかがだったでしょうか。さて、僕は週3日月曜日配信のメルマガを書いています。
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