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おはようございます。コーチングオフィスのしろうず、あつしです。
この放送は、プロコーチ歴20年の僕が、コーチングや行動科学について、
さらに、プロコーチや講師として独立起用する人などに向けて発信する、あなたへの番組です。
はい、今週はですね、弱点克服について、ずっとお話をしています。
何度かお話していますが、実際、弱点克服ってですね、本当に効果があると僕は思ってるんですね。
というかね、僕はね、コーチングのメインテーマになるんじゃないかと思うんですよ。
弱点克服ということだけをね、コーチングで扱ってもね、かなり成果が出るんじゃないかなというふうに思います。
レジリエンスっていう言葉ご存知です?
聞いたことがない人もいると思うんですけど、逆境から立ち上がる力みたいにですね、解説されているんですけど、
要するに負けない力、あるいはね、根性とか言ってもいいかもしれないです。
根性と違うのはね、根性は叫び声とかがくっついてくるんですけど、そういうのはないんですけど、
レジリエンスっていうのはですね、根性と違って、鍛える方法がいくつかね、開発されているっていうところが特徴だと思います。
だからね、実は根性を鍛える方法っていうのはちゃんとあるんですよ。
もちろん根性を鍛えるっていうのは、滝に打たれたりとかね、木刀で殴られたりとかね、そういう方法じゃないですよ、もちろん。
根性っていうのはね、逆境から立ち上がる力、レジリエンスを鍛える方法の一つっていうのはね、弱点克服なんですよ。
弱点を克服することが、逆境を跳ね返す力を伸ばすのに役に立つ。
弱点克服がね、跳ね返す力に役に立つっていうのは、何となくわかるような気がするじゃないですか。
これね、もっとね、詳しく見ていくと、もっといろんなことがわかってくるんです。
そうすると、こういう話を聞いてみると、
あ、そうか、弱点克服っていうことに取り組んでみようかなって、たぶんね、あなたも思うかもしれないなというふうに感じるんです。
アンジェラ・ダックワースっていうね、アメリカの心理学者の人がいるんですけど、
僕、この人の考えっていうかね、研究っていうかね、すごく好きなんですけどね。
弱点克服のことをね、この人は生産的な困難って呼んでるんです。
生産的な困難。
そう、克服すること、困難をね、困難を克服することで、かえって生産的になるよっていうふうなね、そういう表現をしてるんですよ。
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この生産的な困難、弱点克服をね、生産的な困難にするには3段階ありますよというふうにアンジェラ・ダックワースという人が言ってるんですけど、
まず一つ目、最初はね、弱みに直面するストレスに対処するっていうことです。
弱みに直面するストレスに対処する。
いきなりね、自分の弱点とか弱いところに直面するわけですから、当然ストレスになるわけですよ。
あんまり見たくないんですよね。
ただこれから先あとね、2つのステップがあるっていうふうに思う。
つまりこれから先どうなっていくかっていうのは何となくイメージできてればね、
最初は多少ストレスがあればなというふうな気にはなれます。
要はね、この段階ってのは、僕はランニングやるんですけど、
ランニングとかね、あと登山とかね、僕も登山とかやるんですけど、
ランニングとか登山でも最初の20分くらいってね、ちょっときついんですよ。
体が慣れるまで。
だけどその最初の15分から20分くらいはね、越えてくると、
なんていうのかな、なんかこう、調子にが出てくるっていうのがあって。
まあ、注射もね、病気を治すためにはちょびっと痛い思いをするわけですよ。
だから慣れてしまえばね、最初の痛み、弱みに直面するストレスっていうのはね、
まあこんなもんだろうというふうに思えてくるようになります。
で、最初のストレスに対処することがなんとかできたとすると、
次のステップはですね、段階的なアプローチに分ける。
段階的なアプローチに分けるんです。
これはですね、弱みの克服というか、弱点でもですね、一気に解決するのではなくて、
スモールステップで解決しましょうというふうなことなんですよ。
で、このスモールステップでやるっていうことで間違ってはいけないことが2つあって、
1つはですね、ゴールから逆算しないことです。
まずなんとなく見える範囲で、たぶんこの辺から克服するといいな、
この辺から手をつけるといいなっていうふうな、
ちょっとぶつかった部分からね、解決していく。
ぶつかった部分から、この辺を解決したらいいんじゃないかなっていうふうなところをね、
やっていくといいと。
例えばね、文章を書くのが苦手で、とにかく週1回はブログを書くぞというふうに決めると。
文章苦手だけどね、書こうと。
最初書けないから、とにかく200文字の文章から書こうと決めるわけですよ、最初はね。
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200文字って言ったら、Twitterより少し長いくらいだから、なんとかなるかなと。
400字詰め原稿用紙の半分くらいですよね。
ただ、200字書けたらその後どうするんだと、何に次が接続するんだっていうふうに思うんですけど、
それ考えない。目の前の200字書くだけっていうふうに、
特に弱点の場合はね、長いスパンで考えなくて、目の前のことをクリアしていくっていうような形でやるといいと思います。
200字書けたらね、次400字書くのか。
それともね、200字書いた時点で、そこで改めて文章全体の構成を考えるとかね。
それはね、分からないんです。つまり200字書いてみないと、あなたの次のステップ分からないんですよ。
だから逆戦的に計画立てる必要はありません。
あと一つね、気をつけないといけないことっていうのは、スモールステップというと、小さく進んでいったらいつか終わるみたいに考えるんですけど、そうじゃないんですよ。
小さく進んでいくと、どこかで大きな山というメインの時間が訪れるわけです。
それは2時間くらいかもしれないし、もしかすると何時間か2日とか3日とかかかるかもしれない。それは分からないんですけど。
要は小さく進んでいったら終わるっていうイメージじゃなくて、小さく進んでいったら、
ああ、大体この辺で大きな山が来るんだな、大きな山をここでずっと頑張らないといけないなっていうふうなことが分かる。
それに対する対処方法が理解できるっていうのがね、スモールステップのポイントです。
最後の3番目のステップというのは、とにもかくに弱いところや苦手が出てきたら、そのプロセスを少し俯瞰してみること。
つまり、プロセスを俯瞰してみることが3番目のステップです。
これメタ認知とか言うんですけど、要は自分がやってきた具体的なことを順番とかを抽象化して、
他の場面のマニュアルみたいにするというふうなことなんですね。
要は他でも使えるようにすると。
同じような苦手なことに出くわしたら、今回と同じようなやり方でやってみれるようにマニュアル化する。
そうするとね、自分はだいたいこういう感じで苦手なことが出てきたら、克服できるぞというガイドラインが手に入るんです。
これ行動科学的に言うと反価って言うんですけどね。一般化の反価ですね。
だから、こうやって考えていくと、弱点克服って単にできないことができるようになるっていうプロセスではないというふうに僕は思うんです。
こうすることで、何か困難なことがあったときに、自分の中に解決策のバリエーションができるということなんです。
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だから、何かあっても以前ならもうダメだっていうふうに折れてしまっていたのが、何かあったらそうきたかと。
自分の手元にはいくつか方法があるぜと。
つまり、心理的な免疫システムみたいなのがインストールされていく感じがするんです。
実際、僕もね、クラウドさんをコーチングしていくと、やっぱり何かね、困難でも大丈夫免疫みたいなのがついてくる感じがすごくするんですよ。
だから、こうなったらね、こっちのものじゃないかなっていうふうに思います。
まあ、とはいえ、あんまりひどい逆境ではね、逃げることも大事だというふうに思います。
プロ野球の王さん、今ソフトバンクの会長をやってますけど、ソフトバンクホークスの会長をやってますけど、
王さんの言葉にね、「危険は避けなければいけない。でも、困難には立ち向かっていかなければならない。」っていうね、僕の好きな言葉があるんです。
だからね、困難にね、ちゃんと立ち向かい方っていうのがあるんですよ。
だからね、ぜひ今日の話を参考にしてみてください。
はい、今日はですね、弱みを克服すると別の能力も高まるっていう話でした。いかがだったでしょうか。
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はい、本日は以上です。では、いってらっしゃい。