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スピーカー 1
そんなイメージあるよな。
スピーカー 2
これ何でですかね?
これは医療技術の発展とか、冷静面の向上したりとか。
とか栄養とかね。
その辺がね、いろいろ複合的に関わってるから、
これが原因でめっちゃ平均寿命伸びてますとは言えないんだけど、
その中でも結構大きく関わっているもの、というか物質。
それって何だと思う?
薬。
特に何の薬?
スピーカー 1
抗菌剤。
スピーカー 2
さすがですね。抗菌薬。
一言で言うと細菌を退治する薬ですね。
これがめちゃくちゃ影響がでかい。
なんで今回は、この世界の平均寿命を結構伸ばしたとも言われる、
これだけじゃないけどね、原因もちろん。
スピーカー 1
抗菌薬。
これを語っていきたいと思います。
これって薬の歴史みたいなのの中の一つ?それとも抗菌薬だけ?
スピーカー 2
抗菌薬なんだけど、薬の本当に始まりみたいなところもちょっと関わっている。
スピーカー 1
そっかそっか。
スピーカー 2
薬って言うと広すぎて、多分1エピソードでどうできる問題じゃないというか。
スピーカー 1
だから別のエピソードでさ、他の無理薬になった薬の話とかもするの?
スピーカー 2
一応すると思う。
スピーカー 1
いいねいいね。
スピーカー 2
最初に何やろうかなって思った時に、抗菌薬が一番いいかなと思って、
ちょっと抗菌薬を選んでみました。
スピーカー 1
気になる。薬の歴史も気になるし、抗菌薬も気になる。
スピーカー 2
本当にね、これ面白いというか、人間社会をめちゃくちゃ大きく変えた物質だと思ってて、抗菌薬って。
当然現代でも使われますし、言ったら人間vs目に見えないものの戦いの歴史でもあるわけよ。
スピーカー 1
そうだよね、見えないもんね。
そもそもさ、菌っていうものが昔は知られてなかったじゃん。
そうなると、そもそも見えないしね。
し、存在も知られてないし、何で死ぬのか分かんないみたいな状況が発生してるわけだよね、昔は。
スピーカー 2
そうそうそう。
しかも、かなり最近になるまで原因って分からないよね。
見えないんで。
スピーカー 1
あ、じゃあ原因が分かるよりも前に抗菌薬見つかったりしてんの?
たまたま抗菌作用のあるものを塗ったりとか飲んだりとかしたら、お、治るじゃんみたいな感じで、菌が見つかる前に発見されたりしてんのかな?
スピーカー 2
そうそうそう。でね、そこも結構泥臭いというか、人間ドラマが詰まってるんですよね。
スピーカー 1
人間ドラマが詰まってるんだ。
スピーカー 2
人間ドラマも結構ある。
まあなんかね、その辺をちょっと科学史の延長シリーズとして、いろんなね、発明だったり物質とかにちょっとフォーカス当てたいなと。で、現代までどうなってんのか。
スピーカー 1
科学史の番外編、薬番みたいな。
スピーカー 2
あ、いや薬番というか、いろんなもの扱うよっていう。
スピーカー 1
いろんなもの扱う。ホームニューバース形式で。
スピーカー 2
ホームニューバース形式。僕がいろいろ科学史だーっとやってきたけど、この話ちょっとそのうちしたいなーって言ったやつ。
スピーカー 1
とかをちょっと全部まとめてやりたい。
スピーカー 2
これはね、いつ終わるかわからん。
スピーカー 1
いやいや、いいと思う。なんか面白いやつをね、ピックアップして話せるっていうのはいいね。
スピーカー 2
で、まあ現代の視点で最後に一緒に考えていきませんかっていう感じになったら、結構いいんじゃないかなと。
スピーカー 1
いいですね。
スピーカー 2
はい、というシリーズをやります。
で、早速なんですけど、最初に一応確認しておきたいのが、今抗菌薬って言ってるじゃないですか。
抗生物質とは違うんですよ。
それ何が違うかっていうのはわかる?
スピーカー 1
えー、抗生物質は菌を殺す?
スピーカー 2
抗生物質も菌は殺します。
スピーカー 1
抗菌は、なんだろう、菌の増殖を止める?みたいな?
スピーカー 2
あー、いやね、もっとシンプル。
スピーカー 1
もっとシンプル?
あ、抗菌は菌で、抗生はウイルスとか?
スピーカー 2
いや、違う。えっと、まず大前提として、今回話す話は全部菌の話。
で、抗菌薬っていうのが一番広い括りなんだけど、ウイルスは殺せないよね。
スピーカー 1
そうなの?まあ、菌だもんね。
スピーカー 2
うん、菌だから。これよく間違われるんだけど、抗菌薬はウイルスは殺せない。細菌を倒す薬。
ほうほうほう。
で、抗菌薬は菌を倒す薬の総称全体のもので、その中に抗生物質が入っている。
で、抗生物質っていうのは微生物が作った抗菌薬みたいな話だよね。
要は、ある微生物が他の微生物を倒すために出す物質。
スピーカー 1
あ、そうなんだ。
スピーカー 2
そう、それが抗生物質。
スピーカー 1
なるほどね。じゃあ、抗菌薬って言ったら、それ以外の人工的な菌を殺す物質も含んでるけど、
でも抗生物質は生物が作り出すものっていう、そういう違いがあるってことかな。
スピーカー 2
そうそうそう。だから、人工物は抗生物質じゃなくて抗菌薬ってことですね。
スピーカー 1
えー、知らなかった。
スピーカー 2
で、抗生剤とか言われることもあるけど、これは抗生物質を略してる言い方なんで。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
だから厳密には抗菌薬とは違う。
抗菌薬って言っとくのが一番広くて一般的な呼び方って感じですね。
たまに何でもかんでも抗生物質っていう人いるんだけど。
スピーカー 1
あんまりそこら辺区別しなかった。
ちなみにアンティバイオティックスしか英語で思い浮かばないんだけど、
抗生物質と抗菌薬って英語それぞれあるの?
スピーカー 2
一応英語だと、アンチマイクロバイアルズが抗菌薬。
で、アンチバイオティックスが抗生物質。
スピーカー 1
へー、そうなんだ。
スピーカー 2
だけど日常的にはアンチバイオティックスで使われてるっぽいね。
抗生物質っていうのが使われてる。
スピーカー 1
細かく言うと、正確に言うとアンチマイクロバイアルズなんだけど、抗菌薬っていう感じ?
スピーカー 2
なるほどね。
もしかしたら日本の使われ方とそこは近いのかもしれないね。
スピーカー 1
抗生物質っていうのの方が一般的に使われてるみたいな?
スピーカー 2
抗生物質出しときますねみたいな病院であるじゃん。
スピーカー 1
あるあるある。
スピーカー 2
そこあんま区別してないじゃんきっと。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
それに近いかも英語も。
っていうのが一応ね、ざっくり最初にそういうもので、今日は全般抗菌薬を扱うんですけど。
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
これね、結構近代からこの話スタートすることが多いんだけど、
本当に遡ると人間が無意識で抗菌薬を摂取していた起源ってあるんだよね。
スピーカー 1
ほうほう。
スピーカー 2
すごい僕らも身近なもので最初摂取していたんじゃないかと言われてるんだけど、それは何でしょう?
スピーカー 1
ぱっと思いついたのが緑茶とか蜂蜜とか。
スピーカー 2
あーなるほど。
スピーカー 1
なんかそういうイメージあんじゃん。
スピーカー 2
でもね、そういうのに近い。
スピーカー 1
砂糖?
スピーカー 2
いや違う。なんかものすごい昔から人類が口にしてるものだよね。
スピーカー 1
アルコール?
スピーカー 2
そう。もうちょっと言うとビール。
スピーカー 1
ビール?
スピーカー 2
これね、ビールに入ってる抗菌薬の成分が人間が摂取した最初の可能性ってのが言われてて、
なんでこんなことがわかるのかっていうの結構面白くて、これミイラの骨からわかるんですけど、
起源前のミイラの骨に紫外線を照射すると光る場合があるらしいよね。黄緑色に。
スピーカー 1
こわ。おばけ?
スピーカー 2
おばけ?
ハロウィンみたいな感じ。そこまで光るかわかんないけど。
これよく調べてみると、これテトラサイクリンっていう抗菌薬の物質なんよね。
スピーカー 1
が骨に含まれてるから光るっていう。
スピーカー 2
そうそう。でこれ後から汚染されたんじゃないかとかいう議論もあったんだけど、
ちゃんと骨の本当に内部で科学的にこの抗菌薬がくっついてるっていうのが結構わかってきて、
普通に人間が生きていてそういうことはないと。
意図的に何か接種してそこからそれが骨にくっついて、そのまま化石になって残ってるっていうのがちょっとわかったよね。
でおそらくそのテトラサイクリンって、土壌の細菌ストレプトマイセスってやつがいるんだけど、
そいつが出すんだよね。でそれってビールとかの穀物によくくっついてると。
だからおそらく昔作ったビールの中にはその細菌が入ってて、
その細菌が抗菌薬みたいな成分を生み出してて、知らず知らずのうちにそれを飲んで、
でそれがもしかしたら病気を治すこともあったかもねっていう。
スピーカー 1
そっかそっか。なんかさ、初めビールって聞いたら、
ビールってアルコール含んでるから消毒作用みたいなことかなとか思ってたけど、
でも確かそれだったらなんかちょっと弱すぎる感じがするなと思ってたんだけど、
その消毒とかそういうアルコールで殺すとかじゃなくて、
ちゃんと抗菌作用のある細菌からの物質がビールに含まれてることで、
その抗菌の作用を利用していたみたいな。
スピーカー 2
そうそうそうそう。でミイラによってはね、現代で治療に使うテトラサイクリンぐらいの量、
それぐらいに匹敵する量入ってる骨とか。なんかね、あるらしいんだよね。
スピーカー 1
え、じゃあその特定のビールだけだよね、それ入ってんのは。
スピーカー 2
全部ではない。
スピーカー 1
全部が全部入ってるわけじゃないよね。
スピーカー 2
全部ではないと思う。
うーん。
まあ最初ってだいたいさ、人間よくわかんないけど、
いいものを摂取したら病気良くなるとか、そういうのありがちじゃん。
スピーカー 1
なんか知らず知らずのうちに、慣例的にこれを塗ったら治るねみたいなのがあって、
その薬草を使うとかそういうイメージがある。
でもあんまりメカニズムはわかってないみたいな。
スピーカー 2
そうそうそうそう。でもそういう例ってほんといっぱいあって、
他には古代エジプトだと、カビタパンを傷にくっつける。
すると傷が治るみたいなのがあって。
でこれも偶然なんだけど、おそらくカビタパンが細菌なわけじゃないですか、カビって。
でそれが他の菌を殺す成分を発生させてて、発生というか分泌してて、
それを傷口に当てると、傷にある細菌が死ぬと。
だから傷の治療にいいよっていうのを経験則的にやってる。
これすごいなと思うんだけど。
そうね。
嫌じゃん普通、カビタパンをさ、血出てるところにさ。
スピーカー 1
嫌だね。なんか逆に感染しそうだなとか思っちゃうけど、
でも適切なカビを当てると治るんだ。
スピーカー 2
だからそれを生物兵器みたいに使ってるってことだよね、カビタパンを。
兵器って言ったらなんかネガティブなイメージで殺すみたいな。
治療としてやってて、面白いのがこれやっぱりエジプトもあるし、
中国とかギリシャとか結構世界のいろんな地域で、
この腐った豆をそういう風に使うとか、土を傷口につけてみるとか、そういうのをやってるんだよね。
スピーカー 1
すごいね人間。
スピーカー 2
ただこれもちろん逆効果の場合もあるわけよ。
だって普通に悪い菌がそれでさ、入る場合あるじゃん。
スピーカー 1
そうだよね。
スピーカー 2
だからもうロシアンルーレットみたいなもんで。
スピーカー 1
そうだよね。
スピーカー 2
失敗したらそのままやられちゃうと。
っていうもう経験則の時代よね。
ここはもうとにかく効くものを使おうっていうのがずっと続くと。
スピーカー 1
それはもう何か紀元前とか?
スピーカー 2
いやもうこれはね1600年代ぐらいまでこんな感じ。
スピーカー 1
まあそうだよね。だってこんな菌とかわかんないもんね。最近なんだけど。
スピーカー 2
一応いろんな治療方法とかは生み出されたりはしてるんだけど、
じゃあ実際何が効いてるのかってわかるのは、もっともっと後の時代なんだよね。
1600年代ぐらいになって結構大きい発見があるんだけど、
これオランダのレイメン・フックっていう人で、これ多分もう教科書に載ってるレベルの話。
レイメン・フックといえば顕微鏡を作った人で。
スピーカー 1
覚えてない。
スピーカー 2
まあちょっとだけ話したかな、昔さんにとっても。
何やったかって、自分の歯の汚れ、そこら辺の水とかを顕微鏡を使って見てみると、
ちっちゃい生き物が動いてると。
なんだこれってなるわけよね。
それが初めて細菌が見つかったっていうのなんだけど、
スピーカー 2
最初はこれアニマルキュール、微小動物っていう名前がついてる。
だから口の中に小さい動物が住んでるっていうのがね、最初発見された時のコメントというか。
スピーカー 1
それが1600年代?
スピーカー 2
1674年かな。
スピーカー 1
そっか、それまではそういう微生物がいるってことすらもう頭になかったというか、
それが大発見だったわけなんだ。
スピーカー 2
そうそうそう。
まあ分かんないよな、普通に生きてたら。
スピーカー 1
まあね。
スピーカー 2
でも面白いよね、そう考えたらさ、急に気持ち悪い感じしてこない?
スピーカー 1
くるね。
俺がさ、小学生の時にさ、細菌がいるっていうのを多分知った時にさ、結構衝撃だった。
スピーカー 2
細菌そこら中にいるの?みたいな。
急にさ、この水とか綺麗なんかみたいなさ、無駄になんかビビるみたいな。
スピーカー 1
逆に私はもう細菌がいるっていうのが常識になりすぎて、細菌を意識しながら生活するよね。
結構そういう人多いと思うけど。
スピーカー 2
細菌を意識しながら。
スピーカー 1
だからさ、食事とか終わった後とかにアルコール消毒したいとかさ。
スピーカー 2
やってるね。
スピーカー 1
手はちゃんと洗いたいとかさ。
外に出たら必ず体を洗わなきゃとか。
そういうのは細菌ベースで無意識に考えちゃう。
スピーカー 2
これでもさ、多分聞いてる人もさ、人によるよねこれ。
どこまで見えないものを気にするかっていうか。
スピーカー 1
気にする人は結構気にすると思う。
だけどそういうのも私たちが教育されてるからであって、教育されてなかったら気づかないよね。
だからさ、その教育によってさ、結構潔癖症な人とか増えてる気がするね。
スピーカー 2
だって何も知らない子供とかってさ、いろんなもの口に入れたりするじゃん。
あれもさ、なんかめっちゃ細菌とかいるって知ったらさ、ちょっと抵抗あるよね。
スピーカー 1
うん。あるね。
スピーカー 2
分かる。でもどうなんだろう。そういうのなんでやめたのかちょっと分からないけど、自分は。
スピーカー 1
確かに。子供は無知だからそういうのやっちゃうっていうのもあるかもね。
スピーカー 2
で、とりあえず目に見えない動物がいるって分かったと。
で、それが病気の原因だとは誰も思ってないわけよね。
で、しかもレイメン・フックさんって普通に趣味でやってるんだけど、こういうことを。
スピーカー 1
じゃあ研究者じゃないんだ、プロの。
スピーカー 2
後々ね、ちゃんとイギリスの科学アカデミーみたいなところに手紙送ってとかやるんだけど、
それまではもうとにかく身の回りのいろんなものをとりあえず見てみたと。
スピーカー 1
石鹸球見つけたとかね。そういうのもやってるんだけど。
スピーカー 2
で、イギリスの科学アカデミー王立協会に水の中に小さい動物がいるっていう手紙を送ったんだけど、
頭のおかしい田舎の商人が変なことを言ってるって言われて、最初誰も信じてなかったらしい。
で、そこから他の人も実際そういう顕微鏡とか使ってみると本当だってなって、
スピーカー 1
ここでようやく最近小さい生き物がいるっていうのがわかる。
なるほど、なるほど。でも、顕微鏡がありさえすればさ、確認したらさ、見えるわけじゃん。
だから結局この時代までそういう発見がされなかったりとか、周りの人もあんまり信じずにいたのはさ、
そもそも顕微鏡とかそういう実験環境が整ってなかったからっていうのもあるのかな。
スピーカー 2
そうそうそうそう。この時代ってだからガリレオが月を望遠鏡で見てさ、ボコボコしてるって言ったりとか、
あと細胞見つかったりとか、コルク見て細胞あるぞっていうのを言ったのも同じような時期で、
そういうやっぱ器具の発展が重要だったって感じだよね。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
一方病気なんだけど、病気は空気が悪いっていうのが一番言われてた、当時。
スピーカー 1
なんとなくそんなイメージはあるよね。
スピーカー 2
うん。とか、あとシンプルにタタリだとかね。
スピーカー 1
あー。
スピーカー 2
ちょっとスピリチュアル系の。
スピーカー 1
ありそう。
スピーカー 2
で、そこから物が今度腐るっていうのが何だろうっていうのを調べてみると、
どうやら今まで見えてなかった細菌が物が腐るっていうのと関係してる。
で、物を腐らせる菌っていうのをもっと深掘りしたりすると、これが病気の原因だっていうのを見つけていくっていう流れなんだけど、
これパスツールっていう人とか、コッホっていう人がやってるんだけど、
もうね、人体実験してます、この辺は。
この菌が病気を起こすんじゃないかっていう菌を、自分で飲んで病気になったから、これだっていう、そういう世界。
スピーカー 1
でもさ、物が腐る様子を顕微鏡で見て、あ、じゃあ微生物が関わってるっていうのはさ、
まあそれで観察したらわかるかもしれないけどさ、
それをさ、病気と紐付けるのはどういう風な発想でそうなったんだろうね。
微生物が病気と関わってるかもって何かしら仮説を立てたわけじゃん。
スピーカー 2
仮説というか観察して、このパスツールっていう人なんだけど、
特定の炭素菌っていう菌がいるんだけど、この菌が他の菌を殺すっていうのをまず見つける。
スピーカー 1
それは人体とは関係なく、そこら辺のものでそういう現象が起きてるっていうのを見つけた。
スピーカー 2
そうそう、もう顕微鏡とかで観察して、他の菌が菌を殺してるってことは、これって生物が生物を殺してるってことじゃん。
ってことは人間も生物によって何かこう殺されるというか、攻撃を受けるんじゃないかと。
それまで空気とかたたり的なものだと思ってたけど、もしかしたら人間は人間以外の生物によって病気になったりしてるんじゃないっていう発想が、
その菌を見て思いついてるみたいな感じだよね。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
で、実際その菌を体に取り入れた人は病気になっちゃうっていうので、やっぱりそうだってなる。
で、あとは原因が分かったら対策できるわけじゃん。
例えばこれ消毒するっていう発想がここから出てくるんだけど、
まずこれ前統計学の話の時にも出てきたけど、ナイチンゲールさん。
はいはい。
衛生環境がすごい重要だっていうのは、菌が病気の原因だってことは、菌を殺すために、例えばもう手を洗うとかねシンプルに。
そういうことをやるだけで死亡率が激減するっていうのを言ってるわけで、
じゃあやっぱ菌だねとか、あとは手術をする時に傷口が腐っちゃうのもおそらく細菌のせいだってなって、
いろんな消毒するための液体っていうのを試してみて、当時フェノールとか今で言うエタノールとかね。
そういう消毒液をいろいろ試してみて、ちゃんと傷口を守ることができるぞっていうのも分かっていくと。
これはもう本当現代でもやられてることですよね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
で、しばらくまたこのへの時代なんですよ。とにかく菌を体の中に入れないっていう時代。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
入っちゃったらちょっとどうしようもないよねみたいな。
スピーカー 1
まだ抗菌あくまでにはね、たどり着いてないよね。
スピーカー 2
全然たどり着いてない。
うん。
スピーカー 2
もうしばらく消毒の時代。
スピーカー 1
うんうんうん。消毒の時代はいつぐらいなんだっけ?
スピーカー 2
これはね、1800年代後半ぐらいから。
から。
からもう1900年ぐらいまでですね。
スピーカー 1
じゃあ結構最近まで消毒で外から中に取り入れないようにするっていうことしかやられてなくて、
で、その中に入っちゃったものを殺すっていうところまでは行ってなかったんだ。
スピーカー 2
そうだね。まあまあ時代というかまあまあ。
スピーカー 1
昔からこう意図せずに使ってる抗菌剤みたいなのがあったかもしれないけどね。
スピーカー 2
たとえば漢方的なものとか。
うんうん。
そういうのはあったかもしれないけど、別にその菌を狙って殺すってことはできてないわけよね。
スピーカー 1
うんうんうん。経験資格的になんとなくこれ飲んだら治るよみたいな。
うん。
スピーカー 2
で、しかもこの当時見つかってた消毒とかも本当はさ、消毒に使えるものを体の中に入れてさ、菌だけ殺せればさ、目的は達成できるわけじゃん。
うん。
じゃあなんでそれができないのかっていう。
スピーカー 1
消毒に使えるアルコール類、フェノールとか、なんか体に悪いんじゃん。
スピーカー 2
まあそうだね。
うん。
あのもう無差別攻撃だから。
うんうんうんうん。
っていうのが一番ある。
エタノールとかね、体の中の菌を殺そうと思ってエタノール飲んでもね、人間の細胞がぶっ壊れていくだけなんて。
あの、無差別破壊なわけですよね。
スピーカー 1
でもエタノールはアルコールだよね、普通のお酒の。
スピーカー 2
まあアルコールだけど、いやまあ大量に飲んだらやばいじゃん。
スピーカー 1
あーそうね、うんうんうん。
スピーカー 2
だから消毒、体の外で消毒できるからといって、体の中では役に立たないと。
スピーカー 1
うん。とかなんかさ、それだけじゃ死なない菌とかもいそうだよね。
だいたい死ぬけどな。
あ、だいたい死ぬんだ。
スピーカー 2
だいたい死ぬけど、まあまあもちろん強いやつは死なないとかあるよ。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
あと体の中とかだと、行き渡らせるってのもやっぱ難しいよね。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
全身を。
うんうん。
どこに菌いるかわかんないし。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
で、ここから、だからもう一段ジャンプが必要なわけですよ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
体の中に入っちゃった菌を、どうやったら狙って倒せるかっていう。
スピーカー 1
あとね、他のところに害を与えずに狙って殺したいし、かつピンポイントで狙った場所に届けたい。
スピーカー 2
このジャンプどうやって起きるかっていう、想像できるかな。
スピーカー 1
想像…難しいよね。
スピーカー 2
まあ人の体の中に、敵がどこにいるのかっていうのを知りたいじゃん。
うんうん。
知りたいわけじゃん、今。
うん。
そしたら、どういう方法があると思う?
スピーカー 1
その菌はわかってる?その菌の種類みたいなのは。
スピーカー 2
あ、まあ菌の種類とかそこまで細かく考えなくてもいい。
うん。
体の中に、なんか見えない何かが入っちゃったとして、それを見つけるためにはどうしたらいいと思う?どういうものを使えばいいと思う?
スピーカー 1
うーん、なんか光らせるとか考えたけど、難しいよね。
だって菌、どの菌かわかんないしさ。
スピーカー 2
いや、えっとね、それ正解。
あ、正解ですか?
正解。要は光らせるというか、色をつける。
スピーカー 1
色をつける。そんな意図的にさ、この菌に色をつけるみたいなのできるの?その当時どの菌なのかもわかんないけど。
スピーカー 2
あ、えっとね、当時菌の種類とかいう細かいやつの前に、その特定の色素が特定の細胞とかにくっつくっていうものがあるわけよ。
うんうん。
特定の菌とかね。ってことは細菌に目印みたいな色をつけれるっていう。それは体の外でまずわかったわけよね。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
ってことは、体の中にその色素を入れたら、その菌がいる場所って色をつくと思う。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
あの、実際肉眼で見えるかとかちょっと一旦置いといて。
発想として、人間というものすごいでかい構造の中に何か見分けたいってなったら、色をつけるって結構いい手段じゃないですか。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
ってことは、何かの菌にくっつく色素の成分が見つかれば、で、それが、その色素が菌を殺せればいいっていう発想になる。
スピーカー 1
あー、なるほどね。
うんうんうん。
スピーカー 2
で、それは人間の体には影響をしない。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
っていうものさえあれば、もしかしたら人間の体の中の菌だけもうスナイパーみたいに狙い撃ちして、殺すっていうのが実現できるんじゃないかという、まずこの概念を生み出すっていう感じ。
スピーカー 1
そうだね。
難しいね。えらいね。
スピーカー 2
難しいよ。
スピーカー 1
考えついた人えらいね。
スピーカー 2
そう。これは結構もう現代にジャンプしてる発想だなと僕は思うんですけど、この人間の体にダメージを与えずに菌だけを殺すっていうのを魔法の弾丸っていう名前をつけて、これさえできれば病気を倒せるんじゃないかっていうのが言われるわけよね。
これはドイツのパウル・エール・リヒキっていう人が最初に言うんだけど。
スピーカー 1
まあでもあれだよね。その色素が細菌とくっつくっていう発見があったからこそできる発想だよね。
そうそうそうそう。
だからそれを見つけた人もえらいよね。
そう。
うんうん。でまあそれをドイツの人が思いついたのもえらい。その利用方法を。
スピーカー 2
えらいってなんか若干上から目線だけどね。
スピーカー 1
全然上から目線とする意図はなかったんだけど。
まあまあ。
褒めたかった。
スピーカー 2
褒めたかった。
いや、まあまあ。
スピーカー 1
賞賛したかった。
スピーカー 2
賞賛されるべきことだと思うよ。
でこれは本当に1800年代末ですね。1900年代だなもう。
ほうほう。
まあまあ結構最近っちゃ最近ですよ。まだ。
スピーカー 1
うんうん。でもまだその構想段階だったんだ。
うん。
その時点で。
スピーカー 2
で、じゃあもう実際見つけようってなるわけよ。この人が。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
まあ当時ね、最初これ梅毒なんですけど。ターゲットになったのは。梅毒を起こす菌っていうのは分かってて。
うんうん。
で、それに効く物質っていうのをもういろいろひたすら作ると。
作る?
作れる。というかね、色素みたいな発想で。
うん。
スピーカー 2
そうそうそう。
だから、まあ別に実際体の中に色ついて見えるぞっていうわけじゃないけど、やってることは一緒じゃん。
うんうんうんうん。
特定のものにくっつくっていうのが一緒だからね。だからそれが薬になりましたよっていう話。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
うん、になってく。
これ、皮素が入ってる化合物なんだけど、もともと皮素入ってる元にしてたやつは菌を殺したりもするんだけど、めっちゃ毒でもあると。
そういうものをちょっとずつ毒じゃなくするというか。
うさぎは殺さないけど菌だけ死にますっていうのを頑張って、ちょっとずつマイナーチェンジしてひたすら試すっていうのを600個以上やって。
ほうほう。
でこれ606番目、日本人が当たりを引き当てるんですけど、1909年ですねこれ。
うん。
日本から留学していた畑佐八郎っていう人が、ちゃんと菌だけに効く化合物を見出すと。
で、その1年後にこれヘキストシャっていう会社からサルバルサンっていう名前で発売されるんだよね。
でこれがもう人間が初めて科学的に設計した抗菌薬。
で感染症を治癒できる本当に初めの薬って感じ。
スピーカー 1
へーすごい。じゃあこれは人工的に作ったから、抗生物質じゃなくて抗菌薬だね。
スピーカー 2
そうだね。
一応サルバルサンって、サルベーションって救済っていう英単語ですけど、皮素がアーセニックでそれ組み合わせてる名前なんだけど。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
救済する皮素。それが初めての薬っていう感じですね。
スピーカー 1
へーなるほどなるほど。それが初めての抗生、あ、違う、抗生物質じゃない抗菌薬だけどさ、
抗生物質ってそれよりも前に売られてたりしたの?
スピーカー 2
いや、これはね、この後なんよ。
あ、この後なんだ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
だからてっきりさ、天然の抗生物質の方が咲きそうじゃん。
スピーカー 1
咲きそうだよね。
とか気づかないうちに、一番冒頭の方でも話あったけどさ、気づかないうちに抗生物質を天然のものを摂ってるみたいなのもありそうだなって思ったから、
まあそれがなんか薬になって売られてたりしないかなとか思ったけど、そうではないんだ。
スピーカー 2
そうではない。で、これよく多分ね、ペニシリンなんじゃないのって思われてる。
ほう。
初めての抗菌薬って。
スピーカー 1
ほうほうほう。
スピーカー 2
で、ペニシリンより前なんですよね、これが。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
そもそも知ってる?ペニシリンの話。
スピーカー 1
あんまり知らない。
スピーカー 2
あんまり知らないか。これドクターストーンとかにも出てくるんだけど。
スピーカー 1
うん。なんかね、聞いて忘れて聞いて忘れてを繰り返して。
スピーカー 2
覚える気ないね。
いやまあこれでも結構有名な話なんですけど、要はね、今言ったサルバル酸って完璧じゃないんですよ。
うん。
結構扱いづらいもので、
うん。
例えば、空気中に置いとくと酸化して、酸化されたら毒なんですよね。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
そういう意味で使いにくいとか。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
あと、これ点滴して注射するんだけど、
うん。
もし血管から外れて皮膚とかにこのサルバル酸がいっちゃうと、
うん。
むちゃくちゃ皮膚が激痛になって、
えー。
エシしちゃったりとか、
うーん。
最悪腕切断しないといけないとか、
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
まあなかなかリスクもあるんですよね。
うんうんうんうん。
でも爆発的に売れたと。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
もうね、注文が世界中から殺到したと言われてるこれ。
スピーカー 1
うーん。まあそれしかないもんね、当時はね、薬が。
スピーカー 2
そうそうそう。
まあまあ副作用による死亡事故とかもあったんだけど、
うん。
まあもうその梅毒が治せるっていうので。
うん。
で、まあその後これをさらに改良したネオサルバル酸とかも開発されたりしてるんだけど、
うん。
これ1940年代ぐらいまではもうこの治療の主役でいたと。
うんうんうんうん。
スピーカー 1
いう感じなんですよね。
それ言ったらさ、あのさっきのさ、
うん。
えーと、1900年ぐらいは平均寿命が31歳だったけど、
1950年ぐらいだと49歳になってたっていうのは、
それはさ、そのサルバルなんちゃらのおかげ。
スピーカー 2
サルバル酸ね。
スピーカー 1
サルバル酸のおかげ。
スピーカー 2
いやいやいやそんなことない。
スピーカー 1
そんなことない。
スピーカー 2
うん。
いやまあ最初に言った平均寿命はもうマジでいろんな複合的な要因があるからね。
うんうんうん。
例えばそのワクチンとかさ。
うん。
衛生的な要因とかもうトータル次第だし、
スピーカー 1
サルバル酸ってそんな爆発的に影響があるわけじゃないと思うけど。
あ、そう。
スピーカー 2
でもこっから要はサルバル酸っていう人間が生み出した物質で感染症が治せるっていうのが証明されたわけじゃん。
うん。
スピーカー 1
ってことはもういろんな病気もこういう薬を作れば治せるんじゃないかってなる。
スピーカー 2
うんうんうん。
でもう一気にね、こっから薬を作ろうっていう人たちがね出てくるんですよね。
スピーカー 1
科学療法の始まりだからこれ。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。へー。
スピーカー 1
それが抗菌薬なんですよね。
スピーカー 2
ほうほうほうほう。
スピーカー 1
まあまあだからちょっと最初抗菌薬やりたかったっていうのもあるんだけど。
スピーカー 2
なるほどね、うんうんうん。
でそこから今度それをさらに置き換える発見があるんだけど、これが有名なペニシリンの話。
ほう。
1928年。
スピーカー 1
ほうほう。
え、そのもともとさサルバル酸が発売されたのが1990年って言ってたっけ?
スピーカー 2
1910年だね。
1910年か。
スピーカー 1
うん。
それからまあ15年ぐらい、14年ぐらい経ってペニシリンが発売された?
スピーカー 2
発売というか発見なんだけど。
発見、うん。
まあロンドンの話なんだけど。
うん。
これ非常に有名な話で、フレミングっていう人がいて、細菌学者の。
その人が、まあ実験内がすごい汚かったよね。
うん。
ごちゃごちゃしてたんだけど、でそれを片付けようとした時に、黄色ブドウ吸菌っていう菌を培養していたシャーレがあって、その中に青カビが混ざっちゃってたと。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
でその青カビの周りだけ細菌がいなくなってた。
うんうんうん。
っていうのがあって、これを見て、ザッツファニーと言ったと。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
面白いなっていうのを言って、これのカビを調べてみると、この黄色ブドウ吸菌っていうやつをもうめっちゃ殺す、これは抗生物質ですね。菌が生み出してるんで。
うんうんうん。
でこれがペニシリンっていう、後々薬になっていくんだけど。
うん。
まあこれはもう、もうね、めちゃくちゃ効く。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
でこれももうバカ売れするんだよね。
スピーカー 1
これは何の菌に効くんですか?
スピーカー 2
これはね、結構ね、あらゆる菌に効く、当時からすると。
うんうん。
あの菌ってさ、本当に種類がいっぱいあるわけじゃん。
はい。
だから特定の菌を殺すっていうタイプの薬もあれば、いろんな菌に効くっていうやつもいるわけよ。
うんうんうん。
でこのペニシリンってやつは、標的にしてるのが細菌の細胞壁。
うん。
っていう周りの壁なわけよね。細菌のこう外壁なわけよね。
はいはいはい。
で人間はそれ持ってないわけよ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
だからその外壁だけを狙って破壊できるんで、ペニシリンは。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
だから菌結構全般に効くみたいなタイプだな。
スピーカー 1
へー。なんか細胞壁ってさ、植物しかない?みたいなイメージがあるけど。
スピーカー 2
うん。植物にしか。
スピーカー 1
動物はなんか細胞をまく?
スピーカー 2
うんうん。そう。
スピーカー 1
でも細菌は細胞壁を持ってるんだ。
スピーカー 2
そう。細菌は細胞壁を持ってるんで、
うん。
それがある意味目印になるわけですよ。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
細胞壁を作るっていうところに、このペニシリンはブロックをかけるわけなんだけど、
うんうん。
人間はそのシステムがないから、人間は全然減っちゃう。
スピーカー 1
だから人間に必要な菌とかは影響を受けちゃいそうだけどね。
スピーカー 2
もちろん。
うん。
だから人間に必要な菌も死ぬ。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
腸内細菌とかね。
うーん。
そういうやつも死んだりはしますよ。だけど病気は治る。
なるほど。
で、これがもう強烈に効くんで。
スピーカー 1
それはいつ頃?
スピーカー 2
これは1928年に見つかって、その次の年にも論文で発表されたんだけど、
しばらく眠ってて、
スピーカー 1
薬として実用化はされずに。
スピーカー 2
されずに。
で、10年後に別の研究者が引っ張り出してきて、その論文を。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
これは面白いんじゃないかっていうので、フレミングさんの研究が最注目されて、
問題はこれをいっぱい作れるかっていうところなんですよ。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
さっきのサルバル酸とかはさ、人工的にある意味作るんで、いっぱい作れるんだけど、
スピーカー 1
その物質が何かを特定して化学合成できるようにする?
スピーカー 2
あー、えっとね、そこまでは行かない、まだ。
あ、そう。
その前に、今、とりあえず、少ない量は作れますと。
うん。
で、人間で臨床実験とか、もうバンバンやりたいんだけど、
うん。
なんとか、今ある設備でやらなきゃいけない。
うんうん。
で、それをちょっとした工夫で、無理矢理やるんだけど、それは何でしょう?
スピーカー 1
やるっていうのは増やすってこと?
スピーカー 2
まあ、増やすというか、さっきまで言ってたことにヒントがあるんだけど。
スピーカー 1
うーん、その施設の中で患者を持ってくる。
スピーカー 2
え、どういうこと?
スピーカー 1
で、住まわせる。
スピーカー 2
いや、違う違う違う。
解決策になってなくない?
スピーカー 1
なってないね。
え、何をしたい?
スピーカー 2
要は、作れる量は限られてる。
だけど、
スピーカー 1
出てっちゃうから、じゃあそのおしっこを取ってきてまた再利用する?
スピーカー 2
そう。
うん。
それが正解。
8割がおしっことして出てっちゃうんで、
もう、仕方なくおしっこを回収して、
で、もう一回ペニシリンを抽出し直して、
もう一回使うっていうのをやり始める。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
これ、Pパトロールっていう作戦なんだけど。
スピーカー 1
かわいい名前だね。
スピーカー 2
うーん、かわいいかな。
まあ、でもね、結構大変そうで、
大変そう。
お医者さんはペニシリン投与するじゃん。
うん。
で、患者さんがそのあと数時間後におしっこでペニシリン出てっちゃうから、
それを回収するために自転車で頑張って回収に回って、
で、そのおしっこまた集めて実験室に持ってって、
生成してっていうのを、
もうひたすらガチ自転車創業してたらしい。
スピーカー 1
自転車なんだ。
スピーカー 2
自転車らしいよ。
スピーカー 1
同じ建物内でやればいいのに。
スピーカー 2
いやー、でもそんなに人入れなかったんじゃない?そこ。
スピーカー 1
えー、そっかそっか。大変だね。
スピーカー 2
だからもう患者さんとは、
頑張ってる病院と、いろんな患者さんのところと、
あと実験室と、自転車で駆け回ってたと。
で、一応ね、これ初めてちゃんとペニシリンの投与を受けたっていう患者さんとかも残ってるんだけど、
警察官の人で、
これのね、ちょっと凄さを象徴する話でもあるんだけど、
菌による感染症ってめっちゃ簡単にかかっちゃうんよ。
要はちょっと外で擦り傷とかして菌入っちゃったら、もうアウトなわけよね。
現代だったらさ、そんなすぐ死んだりしないじゃん。
スピーカー 1
てかなんか体の中にそれこそ抗生物質みたいなのあってさ、
で、あの、戦ってくれそうなイメージだけど。
スピーカー 2
あー、まあまあそういう場合もあるんだけど。
スピーカー 1
強い菌の場合ってこと?
スピーカー 2
そう、強い菌とかがうっかり入っちゃうと、もうどうしようもないわけよ。
ほうほうほう。
で、例えば、バラのトゲがプスって刺さると。
うん。
それだけでそこから菌入って死んじゃうとか全然普通にあった。
へー。
あんま今だとありえないよね。
だからそれぐらい結構、細菌による感染症ってめちゃくちゃリスクで、人間にとっては。
だからこそ寿命も短かったわけで。
そうだね。
まあそういう、さっき言った警察官の人も、
まあこれね、ちょっとさっきのバラの話は割と偽って言われてて、偽というか、
作り話の説もあるんだけど。
スピーカー 1
バラで怪我したってこと?
スピーカー 2
うん、バラで顔をひっかいた説があるけど、ちょっとこれは本当かわかんない。
俺ちょっと調べた感じだと、普通に空襲で怪我したっていう記録もあったりするから、
ちょっとね、真実は微妙なんだけど。
まあでもその人にペニシリン投与すると、めっちゃ熱出てたのが、
もう24時間以内に熱が下がって、
もう普通にご飯食べれるまで回復したと。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
なんだけど、さっき言ったPパトロール、
おしっこによる回収のリサイクルがもう追いつかなくて、
5日後にペニシリンの投与中断せざるを得なくなっちゃって、
感染症が再燃しちゃって、結局亡くなっちゃうんだけど、1ヶ月後に。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
だからこそ、本当は量さえあれば、この人は救われたかもしれない。
だけど、その量が足りなくて死んでしまったっていうのがあるから、
もうペニシリンを大量生産するっていう方向に行くわけよ、世の中は。
この例によって。
スピーカー 1
この時点ではまだ臨床試験で、一般的に売られてたわけではないんだよね。
スピーカー 2
まだ売られてるわけじゃない。実験段階っていう感じ。
だけど、めっちゃ回復したっていう事実はあるから、
じゃあもうこれいっぱい作ろうってなる。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
このね、いっぱい作るっていう方法も割と面白いんだけど、
ペニシリンをいっぱい作らないといけない。
カビみたいな菌をいっぱい培養しなきゃいけないんだけど、
そのために大事なことって何だと思う?
スピーカー 1
他の菌も培養しないようにするみたいな。
でもそもそもペニシリンがいたら他の菌は生きれないから、
ペニシリンが長生き繁殖できるような条件にすれば、
別に他の菌とか増殖するわけではないのかな。
スピーカー 2
でもさ、またさらに強い菌が混ざっちゃう可能性もあるよね。
スピーカー 1
そうだよね。ペニシリン耐性菌みたいなの出てきたらね。
スピーカー 2
せっかく奇跡的にさ、ペニシリンが効いたから人間使えるってなってるけど、
殺しちゃったら困るからね。もちろんそれも重要。
スピーカー 1
ヒントは?
スピーカー 2
ヒント。これ2段階あるんだけど、菌を育てたいっていう時に、
何もしなかったら菌って増えますかっていうのが1つ。
スピーカー 1
餌を与える。
スピーカー 2
そう。これ、餌が重要なの。
で、当時これにめちゃくちゃマッチする餌があって、
それはトウモロコシから澱粉を作る時に出るステルシル。
これを最近の培養習得に加えたら、
10倍以上ペニシリンとれるようになったっていう。
スピーカー 1
そっか。好物だったんだ。
スピーカー 2
うん。なんかこれめちゃくちゃアメリカっぽい話だよね。
これアメリカなんだけど。
スピーカー 1
確かに。アメリカってなんかコーンのイメージあるよね。
スピーカー 2
そうそう。そのコーンの排気物みたいなやつが、
実はめっちゃペニシリンの餌でしたよっていうのも結構面白いポイントで。
で、もう1つある。もう1つは、ペニシリンを出すカビって、
スピーカー 1
本当に1種類のカビなのかっていう。
他の似たようなカビは、もっといっぱいペニシリン作ったりするんじゃないのっていう風に思わない?
スピーカー 2
確かに。
これね、すげえ面白いんだけど、ひたすらカビを集める人が出てくるね。
どこで集めると思います?カビ。
スピーカー 1
コーンバタケ。
スピーカー 2
コーンバタケってそんなカビいるかな?
知らん。
今でも、俺カビを見つけてくださいって言われたら、そこに行く気がするんだよね。現代でも。
レストランとかそういう食べ物が廃棄される場所。
惜しいんだけど、これね、市場。市場ってさ、いろんな果物とか野菜とか置いてあるじゃん。
でさ、カビも生えるじゃん。
スピーカー 1
生える。
スピーカー 2
だから、そこに行って、いろんなカビを集めるっていう、これ女性が出てくるんですけど、メアリーハントっていう人で、
で、これちょっとかわいそうなあだ名なんだけど、モルディーメアリーっていう愛称がついてて、カビのメアリーって言うんですね。
スピーカー 1
カビハントメアリーじゃん。
スピーカー 2
これもうカビハンターみたいな話。
スピーカー 1
カビハンターメアリーハントさん。
スピーカー 2
そう。で、これ1943年なんですけど、メアリーさんが地元の一番行って、腐ったメロンにカビが生えてるのを見つけて、それを調べてみると、
そしたら、このメロンのカビが元々のやつの数百倍ペニシリンを出すってことがわかった。
スピーカー 1
おー、すげー。
スピーカー 2
面白いよね、これ。だから、これいいじゃんってなって、で、そっからそのメロンのカビを元にして、
さらにこれに紫外線当てたら突然変異が起きるとか、そういうのもわかってたんだけど、
で、最終的にもっと最適化して数千倍ペニシリンを出すカビっていうのが見つかってくる。
この時に見つかったメロンのカビって、今世界中でペニシリンって作られてるんだけど、
それって元をたどるとこの腐ったメロンに行き着くらしいよ。
スピーカー 1
へー、そうなんだ。腐ったメロンのカビが品種変えるみたいなされたやつが今でも使われてる?
スピーカー 2
今でも使われてる。で、これがあったから、当時戦争とかして、
戦争で怪我した人とかもペニシリン使ったりして、それでめちゃくちゃ感染症治すっていうのが起きるんだけど、
そのペニシリンって大体ここから来てる。
スピーカー 1
じゃあさ、今でもさ、金を使って製造してるんだ、ペニシリンって。
スピーカー 2
そうそう、ペニシリンは培養で作られてる。
で、一応第一次世界大戦の時はペニシリンがなかったから、
18%ぐらいの人は細菌性の肺炎とかで死んでるんだけど、
第二次世界大戦の時にはペニシリンがあったから1%未満になったと。
おー、すげー。
金による肺炎の死亡率。
だからそれぐらい、多分ね、戦争にも影響を与えてる。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
物質と言われてるって感じですね。
おもろくない?これ。
スピーカー 1
おもろい。
スピーカー 2
言っていいか分からないけど、おもろい。
スピーカー 1
なんかこういうさ、技術の発展によってさ、
戦争で死ぬ人が少なくなってる一方でさ、原爆みたいなものが作られてさ、
それで死んでってるわけじゃん。
だからね、なんか、人を殺す方面にも人を生かす方面にも技術発展してってるよね、この時期。
スピーカー 2
そうそう。で、こっからね、これもうほぼ現代につながる話なんだけど、
技術が発展したからこそ起きるリスクっていうのはあるわけじゃん。
爆弾とかもそうなんだけど。
それはね、抗菌薬も一緒で、
このフレミングさん、最初にペニシリン見つけた人、
この人1945年にノーベル賞を受賞するんですけど、
そこで言ったことが、こういう無知な人間が不十分な量ペニシリンを飲むことで、
この体の中にむしろこのペニシリンに強い菌が残っちゃって、
それがいつか人類の脅威になる日が来るかもしれないっていうのを、
ノーベル賞の受賞講演で言ってるんだよね。
スピーカー 1
ちゃんと予測してますね。
スピーカー 2
そう。で、実際にその数年後、ペニシリン耐性菌っていうのが出ちゃって、
で、そっからね、今にもこれつながってるんだけど、
耐性菌っていうのがいっぱい出てくるんだけど、
これってイタチごっこの始まりなのよ。
で、今度ペニシリン耐性菌に効くメチシリンってやつが作られるんだけど、
で、またその後にメチシリン耐性菌が出てきて、
見たのがこれ結構1980年ぐらい、その前後ぐらいに結構バーっと起きてて、
で、そんなもんだからさ、新しい薬作ってもさ、すぐ売れなくなっちゃうわけよ。
スピーカー 1
うん、そうね。
スピーカー 2
だから1980年代以降って、この菌薬作るっていうのは、
製薬企業とかはめっちゃ撤退しちゃって、要は儲からないから。
そうね。
だから耐性菌だけが増え続けるっていう時代になってる。
スピーカー 1
うーん、よくないね。しかもそもそも薬開発するのってすごく時間かかるしね。
スピーカー 2
もちろんそうね。まったくなくなったわけじゃないから、
もちろんこう、菌薬とか作ってる会社今でもあるんだけど、全然。
まあ、その1980年以前みたいな色々作るっていうのはやられてないね。
スピーカー 2
はい。
なんか、資本主義で来たがゆえの問題な気もするんだよな、俺こういう。
スピーカー 1
うんうん。だけどさ、あの有名な人なんだっけ名前。えっと、マイクロソフトの創業者とかさ。
スピーカー 2
ビルゲーツ?
スピーカー 1
あ、そうそう、ビルゲーツ財団とかでさ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
あの、ビルゲーツさんずっと言ってんじゃん、あの体制菌の問題。
そうだね。
コロナの前から言ってたよね。
スピーカー 2
菌とかウイルスとか関係なく、そういうパンデミックへの危機みたいな。
スピーカー 1
あー。
スピーカー 2
まあ、地球規模の問題だからね。
うんうん。
ビルゲーツは考えてますよね。
スピーカー 1
そういう、まあなんか、資本主義ではあるけれども、そういうね、頭のいいかつお金持ちな人たちがちょっと頑張ってもらって、ちゃんとこれからも合金薬とかを作り続けられるような体制にしていってほしいですね。
スピーカー 2
そこはやっぱ重要なんじゃないかなっていうのは言えるかな。
まあ、そのパンデミックの恐ろしさって現代人みんな思い知らされたじゃん。
スピーカー 1
思い知らされたね。
スピーカー 2
こう、コロナで。あそこまでの規模になるかわかんないけど、でも地域的にああいうことが起きちゃうとさ、やっぱり怖いなと思うよね。
スピーカー 1
うん。しかも人類の歴史見てみるとさ、結構そういうパンデミックみたいなってこれまでも起きてるからさ、今後もいつかまた起きるだろうしさ、やっぱりその愛は必要だよね。
スピーカー 2
うん。もうね、起きると思う。
スピーカー 1
起きるって言われてるよね、なんか。
スピーカー 2
言われてる。
スピーカー 1
なんか、死因がさ体制筋になるみたいなのも。死因のメジャーなのが体制筋になるみたいなのも聞いたことある。
スピーカー 2
有名なのは、本当にこのままいくと、2050年ぐらいでガンの死亡率ぐらいになる可能性みたいな論文があったりはする。
まあ、実際どうなるかわからないけど、だからその辺の研究って重要だよなっていう。
しかもこれってさ、今途中で化学の合成みたいな話もあったし、どうやったらその培養してる、どうやったらその菌培養ちゃんとできるかとか、そういう生物とか化学とか、その辺が全部関わってくる話なんで。
まあ、総力戦ですよね。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
人間vs細菌。
スピーカー 1
終わらぬ戦いですね。
スピーカー 2
の戦いは、僕らも巻き込まれてるし、ずっと続いていくんじゃないかなっていう感じ。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
何が正しいのかはわかりません。
まあ、これを聞いてみなさんどう思いますかね。わかんないけど。
スピーカー 1
まあ、とりあえず抗生物質を処方されたら、ちゃんとお医者さんの言う通りに飲みましょうってことですね。
スピーカー 2
うん、それも大事。
スピーカー 1
そうじゃなきゃ体制菌が生まれちゃうかもしれないしね。
スピーカー 2
意外とやっぱこの抗菌薬とか、そういうのの歴史って、マジで最近の話なんで、ここ100年ぐらいの話なんで。
あんまりそういう意識はないかもしれないけど、そういうのも念頭に置いておくといいんじゃないかなっていう感じですかね。
抗菌薬に関わらず、人間の寿命とか病気とか、そういうのってみんな関心あるじゃないですか。健康とかね。
スピーカー 1
そうだね。結局みんな通る道だもんね。
スピーカー 2
そうそうそう。だからそう考えるとさ、100年ぐらい前は平均寿命半分以下って考えると、現代のほとんどの人が当時は生きられなかった時間を生きてるわけで、
そういうのはこういう研究とかがあったからこそ、一応ね、人生長く生きれる確率は上がってるよっていう。
スピーカー 1
そうだよね。私がさ、私とか君とかさ、これまでいろいろ病気とかしてきたじゃん、たぶん。
スピーカー 2
そうやって言うと、いろんな病気。
スピーカー 1
病気とか風邪とかね、たぶん引いてきたと思うけど。
スピーカー 2
風邪ね。なんかすごいでかいの乗り越えてきたみたいな言い方してる。
スピーカー 1
だけど、それは普通に乗り越えて生きてきたわけだけど、それこそその100年前とかだったら、死んでたかもしれないよね。
スピーカー 2
俺たぶん去年死んでるな。
スピーカー 1
そうだよね。君さ、100年前だったらたぶん去年死んでる。
スピーカー 2
去年3回死んでることになるから。
スピーカー 1
私も死んでるかもしれない。
スピーカー 2
医療に感謝してるし、やっぱ子供時代とかもさ、いろんな病気かかってするじゃん、みんな。
スピーカー 1
そう、だからね、ちゃんとワクチンとか打ったからこそ健康的にいられてるっていうのもあると思うしね。
スピーカー 2
もちろんもちろん。だからそういう恩恵があるよなっていうのは、改めて思うきっかけになったらいいなと思うし。
なんかやっぱそのベースってね、今回もいろんな研究者の話したけど、そういう研究者が頑張ったおかげかっていうのも思うし。
スピーカー 1
そうだね。でもさ、この100年ぐらいで平均寿命は2倍になったけどさ、それ以上にはならないよね、次の100年で。
平均寿命の壁はあるわけじゃん、上限。
だから今後のその医療の発展によって、どこまで良くなるんだろうね。
結構もう、サチってるのが、久しぶりに使うけどさ、上限に近づいてて、なかなかもうこれ以上改善しないものなのか。
平均寿命は上がらないかもしれないけど、健康寿命がもっと伸びるものなのか。
どういうふうに今後、薬とか医療の発展が私たちの生活を改善していってくれるんだろうっていうところが気になりますよね。
スピーカー 2
そういう話、もっとディスカッションというかさ、いろんな人で議論したほうがいいんじゃないかなって思うんだよな、最近。
現代人特有の悩みだと思うよ、これ。ここからさ、健康寿命がとかさ、人間どこまで生きられるのかって、本当にサチってるかもわからないっちゃわからないからね。
スピーカー 1
でもさ、正直さ、ITとかそういう分野の発展はさ、まだまだ天井が見えない感があるじゃん。
加速度的に技術が発展していってる感はあるけど、医療はそこまでじゃないようなイメージが勝手にある。
スピーカー 2
ああ、そうか。イメージはそうかもね、確かにね。
スピーカー 1
だって結局さ、寿命は伸びないわけじゃん。寿命に上限があるわけじゃん。
スピーカー 2
寿命に上限があるのかっていうのはわかんないっちゃわかんないんじゃないかな。
スピーカー 1
まあね。
スピーカー 2
いや、そう、それもね。
スピーカー 1
それは面白い議論点だよね。
スピーカー 2
面白い。そう、人間はどこまで生きられるのかっていうのを、多分ね、いろんな研究者の人に例えば聞いたら、人によって結構変わると思うんだよね。
もう決まってるっていう人もいるだろうし、いや、実はまだわかんないっていう人もいそう。
スピーカー 1
じゃあさ、これはさ、今71歳ぐらいなのがさ、100年後とかにさ、142歳とかになる可能性あるってこと?
スピーカー 2
そこまではないさそうだけどな。
スピーカー 1
いや、さすがに上限あるじゃん。
スピーカー 2
さすがにありそうではない。
スピーカー 1
そんななんか無限にさ、1000年とかになるようなもんじゃないじゃん。エルフではあるまいし。
スピーカー 2
いや、でもなんかマジで人間の科学どこまでできるのかっていうのは、いやそれすらさ、例えばなんか細胞寿命伸ばすとかさ、結構やられてたりするけどさ、変な話で細胞リセットできますとかあったらさ。
多分ね、常識変わる可能性ゼロじゃないと思うんだよね。
スピーカー 1
確かに。結局その老化とかも仕組みによっとってやってるわけだから、その仕組みが理解できて、原因が一個かいっぱいあるかわからんけど、そういうところ全て抑えてしまえば寿命をもっと伸ばすことができるのかもしれないね。
スピーカー 2
理論的にはって感じね。だけど、現実的に考えたらやっぱ上限はありそうっていうのはあるから、ってなると今度健康寿命をどこまで伸ばせるかっていう話になって。
スピーカー 1
あとはさ、健康寿命だけじゃなくて心の健康とかもさ、改善していってほしいかも。
スピーカー 2
いやそうだよね。いやーって考えると、いたずらに伸ばすのは本当にいいことなのかみたいなさ、話もなってくるよな。
スピーカー 1
少子高齢化とかね、なんかもう若者が高齢者を支えるのは難しくなったりもするしね。
スピーカー 2
まあそうね、その社会問題にも。
スピーカー 1
社会問題もあるし。
スピーカー 2
っていうかもう現代そうなってっていうかね、そっちの方向にいってるからね、日本は特に。
スピーカー 1
あとちょっと心の病の方に戻るけどさ、なんか現代人特有の心の病ってあるじゃん。
ある。
だからそういうのを薬でもっと解決できたらできるんかな、無理かな。
スピーカー 2
いやー、難しい面もあると思うけど、特に精神的なことだと結構薬難しいよなって思うことはたくさんあるんだけど、臨床試験難しいとかね。
そういう問題はあるけど、まあ寿命が伸びたがゆえの精神的な負担が増えそうとか、そういう話もある?
スピーカー 1
いや、それだけじゃなくて。
スピーカー 2
寿命関係ない?
スピーカー 1
寿命じゃなくて、例えば昔人間の歴史を考えたら結構もう外で狩りをしたりとかさ、する時代の方が長かったわけだけど、
急に現代社会になって、会社に行ってパソコンに向かって仕事をしてっていうのが当たり前になって、
それがもともと人間が最適だった狩りとかの時代の生き方と違うから、それでストレスがあるみたいなってよく言われたりするじゃん。
スピーカー 2
そうだね、なんか人間の体が追いついてないみたいな感じ。
スピーカー 1
そうそう、そういう問題を医療の発展で解決できないかな。
スピーカー 2
うーん、医療の発展で。
スピーカー 1
わからん。何を言ってんのかもよくわかんないけど。
でも言いたいことわかる?
まあ、なんとなくわかる。精神的なこととかね。
とか、あとは何だろうな、ソーシャルメディアとかさ。
スピーカー 2
そうだね、今だから本当に現代で言われてるのは、他人と比較して、ソーシャルメディアとか、他の人が見えて、それによって自分の精神が蝕まれるみたいなことが大きい。
Aとか、そういう話?
スピーカー 1
そうそう。
スピーカー 2
それは本当にあるし、今までの歴史でなかったことだから、それをじゃあどうやって治療しようかって考えると難しいよね。
そうだよね。
人間の欲果てしないなって思うんだよな、そう考えると。
スピーカー 1
うん、悩み事はもう永遠にあるからね。
スピーカー 2
永遠にあるよね。長生きできるようになったからこそ、そういう悩みが生まれてるじゃん、また新しく。
スピーカー 1
そういう面もある。
スピーカー 2
人生100年時代ですって言われたから、先長ぇなと思ってさ、病んじゃう人とかもいたりするわけじゃん。
スピーカー 1
そうだね。人生100年時代になったからさ、定年とかもね、定年の年が上がっちゃったりね。
して働きたくないと働かなきゃいけないとかね。
スピーカー 2
そうそうそう。とか、もっと少子高齢化すんだら、お金の問題がとかね、思う人とか、多分現代人大体ね、そういう何かしら悩み抱えてると思うけど。
スピーカー 1
まあまあまあ、でもそこの社会問題とかまで言ったらちょっと広すぎるから、とりあえずその健康に関わる部分は身体的なものであれ精神的なものであれ、今後医療がどんどん発展していくとともに、もっと何かカバーできるようになるといいよね。
スピーカー 2
そうだね、カバーできるようになるかな。
スピーカー 1
わかんない。逆にさ、何か精神的な病の薬ってさ、効果がわかりづらかったりみたいな、今はあると思うけど。
だからこそさ、もっとこれから良くなる可能性とかもないのかな。
スピーカー 2
それはもちろんあると思うよ。もちろんそれで救われてる人も現にいるだろうし。
ただまあ歴史が浅すぎるっていうのもあるのかもね。
スピーカー 1
そうだね、今後に期待したいですね、じゃあ。
スピーカー 2
そう、だからまあこれ聞いてる人とか僕らにできるのは、少なくともそういうものから目を背けないとか、知っておくことは重要なんじゃないかなと思うよね。
スピーカー 1
やっぱり医療発展して生かせるためには基礎研究とかも大事だったりするし。
スピーカー 2
まあもちろんそうだし。
スピーカー 1
で、そういうところに興味を持つっていうところもね、大事だよね。