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2026-01-13 1:03:00

232. 人間vs痛みの戦い!麻酔と鎮痛薬はどう誕生したのか?

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痛みとの戦いにも歴史あり?人はいつから手術をしていたのか?どう克服してきたのか?そもそも痛みとは何なのか?
痛みと手術、麻酔、鎮痛薬の科学についておしゃべりしました!


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麻酔なき時代の手術と穿頭術
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死亡率300%の手術と早業外科医ロバート・リストン
笑気ガスとエーテル麻酔の発見
クロロホルムの登場とあぶない実験
ヴィクトリア女王の無痛分娩と宗教
コカインと局所麻酔
「痛み」とは何か?ゲートコントロール説
痛みの回路と「さすると治る」理由
柳の皮からアスピリンへ
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サマリー

このエピソードでは、人間が痛みとどのように向き合ってきたか、特に手術の歴史や麻酔の発展について考察されています。クリスマス前から続く腰の痛みの経験をきっかけに、過去の医療行為や麻酔のない時代の厳しさが明らかにされています。麻酔と鎮痛薬の起源について語られ、消気ガスや硫酸エーテル、クロロホルムが手術にどのように利用されるようになったかが紹介されています。特に、ビクトリア女王がクロロホルムを使用したことで、麻酔の概念が一般市民に広がった重要な点が挙げられています。麻酔と鎮痛薬の誕生に関する歴史的背景や、痛みの神経系のメカニズムについても探求されています。フロイトのコカイン使用から始まり、現代の麻酔の進化や痛みのゲートコントロール仮説について詳しく解説されています。また、アスピリンの誕生とそのメカニズムに焦点を当て、痛みの緩和に向けた新しいアプローチや最近の研究にも触れられています。痛みに対する理解と麻酔や鎮痛薬の重要性が探求され、医療の進化や個々の痛みの体験を反映しながら、現代における痛みとの向き合い方についても考察されています。

痛みの経験と医療の話
スピーカー 1
痛みはできるだけね、もう避けたいよね。
スピーカー 2
避けたい。注射嫌いだし。
今までで一番痛かった経験って何?
レンです。
スピーカー 1
エマです。サイエントークは、研究者とイギリス駐在員が科学をエンタメっぽく語るポッドキャストです。
スピーカー 2
いやー、最近君どうすか?
スピーカー 1
最近はね、ちょっとキツイですね、もう。
スピーカー 2
キツイ?
スピーカー 1
うん。腰が。
スピーカー 2
いやー、ね。これちょっと説明してください。
いやー、なんかね、腰がじわじわ痛くはなってたんですよ。クリスマイ前ぐらいから。あれ?もう一回言っていい?
スピーカー 1
何前って言ったの?クリスマイって言ったの?
スピーカー 2
クリスマイって言ったの?今。
クリスマス前から。
クリスマス前ね。
スピーカー 1
クリスマス前から。
スピーカー 2
クリスマイになんすか?
スピーカー 1
クリスマイから、ちょっとずつなんか、腰なんとなく痛いなって思ってたんですけど。
スピーカー 2
腰ね。
スピーカー 1
25日から一気に痛くなって、もうね、あのおじいちゃんみたいな歩き方しかできないっていう状態が、もう1週間以上続いてて、結構大変ですね。
スピーカー 2
いやー、そうなんだよね。もう腰が曲がった感じで歩いてるじゃん。家の中で。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
痛い痛い言って。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
いやー、ちょっと大丈夫かなっていう。今度はちょっと病院行くよね?
スピーカー 1
うん。明日オンライン診察みたいなする。
スピーカー 2
もともとあれでしょ?昔もなんかちょっと悪くしてて。
スピーカー 1
そう。昔もなんかね、圧迫骨折みたいな。
スピーカー 2
いやー、痛そう。腰ってしんどいよな、痛かったら。
スピーカー 1
そうそうそう。腰結構重要じゃん。だからちょっと早く治したいなと思ってるんだけど、イギリスで医療受けるの初めてだから、ちょっと今色々苦戦してるところなんですけど、まあその話はまたいつかはします。
スピーカー 2
そうですね。いやでね、ずっと毎日毎日痛い痛い言ってるわけですよ。
スピーカー 1
起きれないからね、朝普通に。
スピーカー 2
そう。ベッドから転がり落ちるように朝起きないと立てないでしょ?
スピーカー 1
そうそう、普通に起きれないからベッドから転がるしかない。痛い痛い言いながら転がってるけど。
スピーカー 2
なんか痛い痛い聞きすぎて、ちょっと痛みの話をちょっとしようかなって思いついて。
スピーカー 1
はい。前から思ったでしょ?
手術の歴史と麻酔の重要性
スピーカー 2
そう、前から思ってたんだけど、それと偶然君が痛い痛い言ってるのが重なって、ちょっと痛みと人類がどう戦ってきたのかっていう話をちょっとしたいなと思って。
スピーカー 1
はい、お願いします。
スピーカー 2
これ結構ね、医療の話。君もね、以前から手術の歴史が知りたいとかさ、医療の麻酔の話とか聞きたいって言ってたじゃん。
スピーカー 1
好き、そういうの。
スピーカー 2
なんで好きなのかわからないけど、ちょっとね、今日その話持ってきました。あとちょっと薬の話も出てくるかな。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
で、痛みの話って多分映像にするとめちゃくちゃエグいことになると思うよ。
スピーカー 1
なんでなんで?
スピーカー 2
だって、グロウソウじゃん。これから昔の手術の話とかするんだけど。
スピーカー 1
そういうことね。
スピーカー 2
でもなんかさ、音声だとさ、自分の想像次第だからさ。
一応、新しい痛みの発信なんていうのを。
スピーカー 1
新しい痛みの発信。
スピーカー 2
新しい形なんじゃないかっていう。
スピーカー 1
なんかイメージ的にはさ、もう体のミクロで起こってる炎症の仕組みとか話してくれるのかなとか思ってたから、そんな痛そうじゃないじゃんとか思ってたけど、もうちょっとなんか大きい視点で手術の感じとかを話すわけね。
スピーカー 2
いや、描写は気をつけるよ。そのRなんちらになるような話はしないから。
スピーカー 1
さすがに。
さすがに。
スピーカー 2
さすがに、ちょっとエグい話は出てくるんだけど、エグすぎない感じで。
スピーカー 1
そうですね。小学生も聴いてますからね。サイエンとか。
スピーカー 2
小学生でも全然聴ける形になってるんで、大丈夫だと思うんだけど、ちょっと今日ね、痛みのことについてまとめてきました。
はい。
一番長い人間と痛みの戦いの歴史って、やっぱり手術なんよ。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
だって昔は麻酔なんてなかったわけで。
スピーカー 1
そうだよね。
スピーカー 2
痛かったら耐える。
スピーカー 1
いやー、それ想像するだけでも結構痛いな。
スピーカー 2
いやー、相当しんどいよね。
スピーカー 1
で、これじゃあいつから手術みたいなことやってたんだろうっていうことなんですけど、どんぐらい前だと思います?
スピーカー 2
え、もう紀元前からやってそうなイメージ。
これね、文字の発明より前って言われてるんだよね。
スピーカー 1
あー。いや、そんな時代から手術して上手くいくんって思うけどなんか。
スピーカー 2
いや正直ね、細かいことはわかんない。
細かいことはわかんないんだけど、一応新石器時代1万年前ぐらいには頭蓋骨に人為的に開けられた穴っていうのが見つかっている。
スピーカー 1
え、それがさ、死んだ後に開けた穴とかじゃないのかな?わかんなくない?そんな。
スピーカー 2
えっとね、一応ね、穴開けんじゃん。
その周りで骨の再生の痕跡が見られるから、だから生きてたっていうのがわかってる。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
なかなかね。
スピーカー 1
すごい。そんな時代に頭の手術。
スピーカー 2
頭の手術。
スピーカー 1
目的はね、正直ね、わかんない。諸説ありと言われてるんだけど、宗教的な儀式として開けられた説とか。
あとは頭を怪我した人が腫れて、その腫れた場所を取り除くためとかね。
スピーカー 2
そういうのがあったんじゃないかっていうのは言われてるっすね。これね。戦闘術って言うんだけど。
スピーカー 1
あー、なんかもうすでに痛いぞ。音だけだけど。
スピーカー 2
まあまあでもこれぐらいだったらやってそうだなって感じじゃないですか。
で、もうこっからね、あんまりね進んでないんよ。ずっと手術って。
正直、どっかが例えば手とかが腐ったりとかしたらもう切るしかないとかね。最悪。
で、もう痛みに耐えて縫うとかね。
そういうのでずっと来てて、もう19世紀ぐらいまでもう麻酔も消毒もないんですよ。
スピーカー 1
まあ確かに、この間の菌の話でさ、消毒っていう概念ができたのも最近だもんね。
スピーカー 2
そうそう。
スピーカー 1
菌が見つかってからだもんね。
スピーカー 2
うん。で、結構面白いのが、中世から近世ぐらいのヨーロッパなんだけど、医者と外科医って別な職業だった。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
まあ今で言う内科と外科が別っていうことかな。
スピーカー 1
じゃあ医者って言うとイコール内科だったんだ。
スピーカー 2
そう。内科だから、まあ普通のね、風邪みたいなやつとか、そういうのは内科ですけど、手術するようなやつは外科で、
実はこれとある職業の人が兼業していたと言われている。
それは何の職業でしょう?
スピーカー 1
着物作ったりする人かな。縫ったりするから。
スピーカー 2
着物。あーでもね、考え方としては近い。縫うじゃない。切る仕事の人なんだけど。
スピーカー 1
切る人?布を切る人?
スピーカー 2
布じゃない。
スピーカー 1
髪を切る人?
スピーカー 2
おー、そう。髪の毛。
スピーカー 1
髪の毛?あーそっちの髪ね。
スピーカー 2
そう。床屋さんが兼業だったらしいよね。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
なぜかと言うと、髪剃りとかを扱う技術はあったわけよ。
スピーカー 1
確かに確かに。
スピーカー 2
だからと言ってやっていいのかわかんないけど、髪を切るついでに歯を抜いたり、手足の切断手術を行ったりっていうのを、昔のヨーロッパでは床屋でやっていたらしい。
スピーカー 1
怖っ。昔のヨーロッパの床屋怖っ。
スピーカー 2
意味わかんないよね。
スピーカー 1
しかも今だったら美容師と医者ってもう全然違う職業だけどね。
歴史的な手術の実例
スピーカー 2
絶対一緒じゃないじゃん。
スピーカー 1
絶対違うよね。
スピーカー 2
だってもう髪切るのは日常だからな。
それと一緒にやってるの意味わかんないし、
これ床屋とかにある赤と白のくるくる回ってるサインポールあるじゃないですか。
スピーカー 1
あれ昔の外科手術の動脈の赤と包帯の白を表している説とかがある。
それが現代まで残っている説ありますね、そういうのは。
あれって日本だけじゃないか。
スピーカー 2
うん、世界的にだと思う。
スピーカー 1
これも諸説あるかもしれないけどね、そういう説が有力と言われている。
手術において一番重視されていたことって何だと思う?
見た目を綺麗に切ったりとか、綺麗に塗ったりとか。
スピーカー 2
いやーでも見た目関係ないというか。
スピーカー 1
でも結構重要じゃない?
だって綺麗に切ったらその跡とかも綺麗に、
綺麗に切ったら手術中も血がいっぱい出ないとかありそうじゃない?
スピーカー 2
あーでもね、確かにそういうのはあるかもしれないけど、もっと大事なことがある。
痛いわけじゃん、めちゃくちゃ。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
あ、じゃあ短時間に終わらせる。
そう、スピードが一番大事と言われていた。
スピーカー 1
当然ね、手術の時間が短ければ短いほど、もう患者の苦痛は少ないわけですよ。
スピーカー 2
そうだね。
だからとにかく早くやるっていうのは、当時の手術の一番大事だったこと。
ウエストエンドっていうところに、ウエストエンドの最速のナイフという意味を持っているお医者さんがいまして、
スピーカー 1
ロンドンのユニバーシティカレッジ病院を拠点にしているロバート・リストンっていう人なんですけど、
スピーカー 2
この人は1794年生まれ、1800年代くらいの人ですね。
この人はね、この時代の結構英雄的存在で、すごい腕の下界みたいな感じ。
スピーカー 1
へー、超早い。
ブラックジャックみたいな。
スピーカー 2
で、どのくらいすごいかというと、例えば足を切断する手術。
通常だと数十分くらいやっぱ普通の人かかっちゃうんだけど、2分半で終わらせるらしいです。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
むちゃくちゃ手が早い。
スピーカー 1
はんはんはん。
スピーカー 2
だから、苦痛を感じる時間が最小限になって、生存率も一応上がっていたと言われてるよ。
スピーカー 1
へー、いやでも痛そう。
スピーカー 2
痛いよ。で、痛いし、当時の一般的な、これもね統計量あるけど手術の死亡率が50%くらいだったらしいよ。
スピーカー 1
あー、まあでも消毒とかしないんだったらそうかもね。
スピーカー 2
そう。もうね、痛みによるショック死とかも全然あるんで。
スピーカー 1
あー、そっか。痛みで死ぬことあるんだ。
スピーカー 2
あるある。
だけど、この人は早いので定評があったと。
スピーカー 1
はんはんはん。
時には30秒未満で手術を完了させたという記録もある。
すごいな。
スピーカー 2
ただ、これちょっと悲劇的なことも起きてて、
医学史上唯一、死亡率が300%になってしまった手術っていう密話がありまして。
スピーカー 1
ほうほうほう。
スピーカー 2
普通に考えたら意味わかんないよ。
スピーカー 1
300%は無理だよね。普通に100%が上限だよね。
スピーカー 2
うん。だから一家の手術で、不幸にも3人の方が亡くなってしまったっていう手術があって。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
この人めちゃくちゃ早すぎるが故に、もうメスを超高速で振るうわけですよ。
スピーカー 1
ははは、そういうことか。
スピーカー 2
めちゃくちゃ怖いけど。
スピーカー 1
怖すぎる。
スピーカー 2
正直ね、これ笑ってるかわかんないけど。
スピーカー 1
ちょっとあれ、シザーハンドのこと思い出した。
スピーカー 2
あはは、ジョニーネップ?
スピーカー 1
そうそうそうそう。
ああいう感じかな。
スピーカー 2
いや、そんなにコミカルな感じはないけど、シザーハンドぐらい早かったかもしれないね、メスはね。
これ、誤って勢い誤って助手の指を切断してしまうよ。痛いよね、これ。
スピーカー 1
うん、痛い。
スピーカー 2
で、それのさらに勢い誤って近くで見学していた観客のコートも切り裂いてしまったと。
スピーカー 1
しかも観客がいるんだ。
スピーカー 2
そう、観客がいるっていう。
スピーカー 1
それも意味わかんないね。それもシザーハンドっぽいね。
まあ、確かに。
スピーカー 2
いや、それで結局手術されてた人は、手術の後に感染症で亡くなってしまって、助手の人も指が切断された場所から感染症で亡くなってしまって、
お客さんも服が着られて、自分が着られたと錯覚してショック死してしまったと。
ええ?
そんなことある?って思うんだけど。
スピーカー 1
そうなんだ、はあはあはあ。
スピーカー 2
これが死亡率300%の手術っていうのが起きてしまった。
もうそれぐらい、手術室が結構カオス状態だったと言われてる。
スピーカー 1
ああ、それはもう、そもそも観客はいない方がいいよね。そんな危ないことするんだったらね。
スピーカー 2
まあ、確かに。
スピーカー 1
助手はまだしもね。
スピーカー 2
なんで観客いんだって感じだけど。
現代の手術とかでも、観客って言っていいかわかんないけど、見てる人いるんじゃない?でも。
スピーカー 1
え、でもなんか医療関係者しかいなさそうなイメージ。
助手とか、なんか見習いのお医者さんとか。
スピーカー 2
確かにね。一応多分これ普通の人だと思うな。見てたのは。
スピーカー 1
うーん。家族とかもあんまり見たりしないよね。
スピーカー 2
いや、見たくないでしょ。普通に考えて。
スピーカー 1
見たくない、うん。
スピーカー 2
だって、しかもさ、雰囲気も全然違うんだよ。今の手術室と。
だって今の手術室ってさ、静かじゃない?
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
でもさ、めちゃくちゃうるさいわけよ。だって叫んでるわけなんで。
スピーカー 1
その人叫びながら手術するの?
スピーカー 2
あ、違う違う違う。されてる側よ。
スピーカー 1
ああー。
スピーカー 2
だって痛いんだもん。
麻酔の初期の試み
スピーカー 1
確かに、うんうんうん。
スピーカー 2
だから絶叫ですよ。
叫び声がやっぱすごくて、まあその暴れないように数人がかりで押さえつけたりとか。
スピーカー 1
ああー。うん。
スピーカー 2
あとはその手術室がある場所自体も、あのー、わざと人が住んでるとこから離れた場所に設置したりとか。
スピーカー 1
確かに。そんな、なんか叫び声が日常茶飯事みたいに聞こえてくるのは嫌だもんね、ちょっと。
スピーカー 2
うーん。いや、ちょっと恐ろしいよね。
スピーカー 1
その時代はさすがに、じゃあ床屋さんが下界っていうわけではない?
スピーカー 2
ああ、そうだね。うん。この人はもうお医者さんっていうのでやってるから。
スピーカー 1
そうか。床屋さんの時代はもっと前か。
スピーカー 2
うん。
で、まあこのね、すごく早く手術できるっていう人がいたんだけど、まあそういった事故とかも起きたりとか。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
もう課題だらけなわけですよ。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
手術現場はね。
これ最初に麻酔として使われたのは、これいろんなものがやっぱ使われてるんだよね。
まあ薬みたいな、麻薬みたいなものっていうのはもうすでに知られてた。まあアヘンとかね。
スピーカー 1
はいはいはい。
で、そういうもので靴を柔らげるとか、そういうの分かってたんで、どうにか手術に使えるものはないかっていうのをいろいろ検討してたと。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
例えば、まあ今もこれあるけど、消気ガスってやつですね。
スピーカー 1
うんうんうんうん。
スピーカー 2
麻酸化窒素っていうものとか、あとエーテルとかもそうなんですけど。
スピーカー 1
ほうほう。
スピーカー 2
そういうものを吸わせて、でその吸わせた後に何か手術を行うと、まあ多少患者の痛みがマシになるっていうのをやってたよね。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
だけどやっぱ失敗もあって、最初に1845年に初めてこの消気ガスっていうものを使って、歯を抜くっていうのをやってるんだけど。
スピーカー 1
ほうほうほう。
スピーカー 2
だけどこれ途中で麻酔切れちゃって、もうめちゃめちゃ痛がっちゃって失敗したとか。
スピーカー 1
へえ。
スピーカー 2
そういうのもね、減ってる。
クロロホルムの発見と影響
スピーカー 1
はあ。まあでもその当時どちらにせよさ、麻酔なしでも抜かなきゃいけなかったんだよね。
スピーカー 2
そう結局ね。
スピーカー 1
ええ。
スピーカー 2
うん。いや痛いよね歯抜くの。
スピーカー 1
ああ痛そう。
スピーカー 2
麻酔いなかったら絶対無理だわ。
スピーカー 1
え抜いたっけ君?
スピーカー 2
親知らずとか?
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
親知らずは全部抜きました。
スピーカー 1
ああ私も抜いた。
スピーカー 2
いや麻酔してても嫌じゃんあれ。
スピーカー 1
麻酔しててもなんかゴリゴリゴリゴリする感じ痛いよね。
スピーカー 2
そうそうそうめっちゃ痛いよね。
スピーカー 1
やっぱ麻酔もチクってして痛かったわ。
うん麻酔も痛い本当にそう。
スピーカー 2
甘えてるよね。
スピーカー 1
え?
スピーカー 2
甘えかもしんない。
スピーカー 1
甘えかもしんない。
スピーカー 2
この時代の人からしたら甘えだと思う。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
いい時代に生まれてよかったな。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
うん。
この後小気ガスだと効く持続性があまりなかったってことで
今度硫酸エーテルっていうまた別のものを発見して
これ動物の実験とかで見つけてきてるんだけど
その動物の実験から
今度またこれで歯を抜く手術やってみようみたいなのをやって
この硫酸エーテルだと無事に成功したと。
スピーカー 1
それも機体で数形?
スピーカー 2
そうこれも数形ですね。
このエーテル麻酔の例が初めてこの下下手術から
この苦痛を取り除くことに成功したということですよね。
1846年ですね。
スピーカー 1
うん。
あのマウスをエーテルで麻酔かけたことはあるわ。
スピーカー 2
ある?俺もある。
俺もね大学の実習科なんかでやった。
スピーカー 1
うんうんうん。
ちょっと大きめの容器みたいなのにエーテルを充満させて
その中にマウス入れるみたいな。
スピーカー 2
あー一緒だ。
スピーカー 1
人間にはあんま疲れないんだじゃあ。
スピーカー 2
そうでまあエーテルって課題があって
あの因果性がちょっと高いっていうのがあって
スピーカー 1
まあ割と危ないんですよね。
スピーカー 2
あとは軌道への刺激性がある。
軌道ってあの空気通るところね。
空気通るところの刺激性があるんで
まあより良いやつないかなーっていうのを探されてて
そこで見つかったのがクロロホルムです。
スピーカー 1
ほうほうほう。
スピーカー 2
クロロホルムはなんか有名だよね。
あのコナンとかにも出てくる。
スピーカー 1
あ、そうなの?
スピーカー 2
クロロホルムでさ、シュッてやってさ
気絶させるみたいな。
スピーカー 1
おーあんまり覚えてない?コナン。
スピーカー 2
コナンかはちょっとわかんない。
でもなんかよく刑事とか事件系のやつで
ハンカチに染み込ませたクロロホルムでさ
口バッてやって。
スピーカー 1
あーちょっとクロロホルムかはわからないけど
なんかそういうシーンは見たことある?
スピーカー 2
あーそうそうそう多分あるよね。
スピーカー 1
うん。
え、クロロホルムってなんか科学実験とかでも使われる?
スピーカー 2
そうなんだよね。
これ多分一般的な大学の科学研究室とかには
スピーカー 1
クロロホルムってもう全然普通にあって
だよねなんか。
スピーカー 2
そんなにねハンカチにシュッてやったぐらいじゃ
スピーカー 1
気絶しないと思う。
だよねなんかめっちゃ使ってたイメージあるなって思って。
溶媒とかとしてね。
スピーカー 2
そうそう溶媒としてよく使うんですよ。
だから本当にシュッて嗅いで気絶するぐらいだったら
本当に大学ですぐ気絶しちゃうみたいな感じになるんで
そこまで強くはない。
これはもう僕の実体験も踏まえですけど。
スピーカー 1
やったのそれ?
スピーカー 2
やってないけどそのクロロホルムの瓶を間違って割って
こぼしちゃったことあって
スピーカー 1
その時結構クロロホルム充満したんよ。
スピーカー 2
別にそんな気絶することはなかったね。
やべっつってバーって吹いて処理しましたけどねちゃんと。
めちゃくちゃいっぱい吸入したらぶっ倒れる。
で実際にこの1847年に
これもスコットランドのお医者さんのシンプソンさんって人なんですけど
この人が友人たちとこれなんか実験してる時に
クロロホルムを吸引してみたらしいんだよね。
実験の一環で。
そしたら全員が混濁したと。
寝ちゃって。
でこれは強力な麻酔作用があるっていうのを発見したと。
だいぶやばいことしてるけど。
スピーカー 1
なんかドラッグを友達3人としてるみたいな。
そんなイメージ。
スピーカー 2
でもねこれちゃんと麻酔薬を探す中でやられたこと。
スピーカー 1
あそうなんだ。
スピーカー 2
いや自分でやってたらしいだから。
スピーカー 1
すごいね。それちょっとなんか危険なもの吸っちゃったらよくないよね。
そのままお亡くなりになっちゃったりするかもしれないですね。
スピーカー 2
いや実際ねそういう人いると思う。
スピーカー 1
いそうだな。
スピーカー 2
実際この人たちは運良くちゃんと全員目覚ましたんで良かったんですけど。
スピーカー 1
その人は医療関係者?
スピーカー 2
この人はお医者さん普通に。
スピーカー 1
3回ですね。
スピーカー 2
3回がやってたっていうのも意味があって。
やっぱ出産の痛みってあるじゃないですか。
これ本当に現代の倫理観のこう無痛文明みたいな話。
そういうのに本当通じるところがあって。
この時代からそれやってんだけど。
スピーカー 1
そっかそっか。
なんかもう現代でも日本だったらあんまり無痛文明って一般的じゃないって聞くから。
さっきの話とか聞いてたら今の時代に生まれて良かったとか思ったけど、
今後出産とかするとなると痛いんだろうなって思いながら聞いてたけど。
スピーカー 2
現代は選択肢があるっていう感じですよね。
スピーカー 1
そっかそっか。
無痛文明の人も全然いると思うんですけど。
ちょっとわかってないけどあんまり。
スピーカー 2
この時代はねでもちょっと違う事情で痛みに関する考え方が違くて。
何かというと宗教なんですよね。
スピーカー 1
キリスト教でその出産の時の痛みっていうのが神が女性に与えた試練だっていう解釈なんですよ。
だからそれを取り除くっていうことは神への冒涜だっていう人がいるんよ。
本当にその宗教関係の人とかそれを信じてるお医者さんとかは麻酔によって痛みを取り除くことは悪だっていう。
スピーカー 2
そういう宗教的なことがあるんだよね。
これ本当なんか現代ではあるかわかんないけど。
スピーカー 1
でも現代でもさ自然が一番みたいなさそういう考え方とか結構あんじゃん。
出産において。
スピーカー 2
なんかちょっと近しいものを感じるかも。
まあなんかリスクがあるとかないとかその辺もあるかもしんないけど。
その自然がいいとかそういうのは考え方としてあるかもしれないね現代も。
だけど宗教の人たちの考えが覆るでいいことが起きるんだけど。
でそれがさっき開発したのクロロフォルムね。
クロロフォルムをビクトリア女王が使うっていうことが起きるよ。
出産の時に。
スピーカー 1
出産の時に。
スピーカー 2
そうで1853年当時のビクトリア女王が8人目の王子の出産の時にクロロフォルム麻酔を使いたいっていうふうに求めたらしい。
それでちゃんと出産時に残っている言葉としては
スピーカー 1
測り知れないほど安らぎを与え静音で心地よいものであったっていう。
スピーカー 2
日本語訳してるけど。
そういう女王の日記が残ってて。
スピーカー 1
そうなんだ。
8人も産んでたらね痛さの比較とかもできるしね。
スピーカー 2
そうそうそう。
多分ねそうだと思うよね。
スピーカー 1
でも使っていいのそんなクロロフォルムとか危なくないの?
スピーカー 2
危ないっす。
でも危なさとかも分かってないけど一応女王以外で使うことで痛みが和らぐっていうのは言われてたみたいな。
で女王が使ってみたと。
スピーカー 1
なるほどね。
で女王が使ったってことは宗教的な反対論っていうのが事実上無力化される。
スピーカー 2
要はその宗教でも偉い位置にいるわけなんで。
国の教会のトップのビクトリア女王が麻酔を使ったってことはこれはオッケーでしょってなって。
スピーカー 1
なんならこの手法が女王風麻酔っていう名前までつけられて。
で上流階級から一般市民にめっちゃこれ普及したらしいです。
麻薬と薬の発展
スピーカー 1
面白いね。
ちょっとなんか胎児への影響とか心配しちゃうけど。
スピーカー 2
うーん。
調べたらそういう例も出てくるかもしれないけど。
まあでも一応ものすごいそれが問題になったっていうのはないかな。
まあでも現代の麻酔よりは絶対良くないですよクロロフォルム。
スピーカー 1
あ、そう?
体にはねちょっと害あるからね。
スピーカー 2
っていうのが結構麻酔というそもそもの概念が一般に広まっていくっていう中で大事だったイベントって感じかな。
なるほどなるほど。
スピーカー 1
出産はみんながじゃないけど多くの人が経験するもんね。
そうだよね。手術より多いんかな。
多いんじゃない。
スピーカー 2
多そうだよね。
スピーカー 1
まあ今言った例って全部全身麻酔の話ですね。
スピーカー 2
その特定の部位だけ痛みをなくすっていう技術は19世紀後半ぐらいまでは確立されてなかったんだけど。
今度ねこの手術の麻酔っていうのとは全然違うところから出てくるんだよね今度。
それがちょっと麻薬っぽいところから出てきます。
これドイツの軍人のお医者さんが南米のコカの葉っぱを使うと兵士が長時間活動できるっていう報告が昔あったよね。
コカって言ったらもう多分ピンとくるかもしれないけど、コカインのコカですね。
でこれを研究する人が出てくる。
スピーカー 1
当時は麻薬としてしか使われてなかった?
スピーカー 2
麻薬というかその兵士に使うもの。
スピーカー 1
麻薬としてすらじゃなくてそういう物質があるよみたいな風に報告されたってこと?
スピーカー 2
しかもこれたまたまそれを見つけてたってことだと思うんだけど。
これを見つけたジグムント・フロイトさんっていう人がいるんですけど、フロイトって有名じゃない?
スピーカー 1
なんか哲学者?
スピーカー 2
精神分析の父と言われてる人ですね。
スピーカー 1
やったね。
このフロイトさんが当時は無名の神経病理学者だったと。
スピーカー 2
ですごく貧しくて結婚資金が欲しかったらしいんですよ。
で結婚資金を得たいと思って新しい治療薬とか発見して、明星とか富とかを得れば結婚資金になるぞって思ったらしくて。
スピーカー 1
そんなに?
動機が結構すごいんだけど。
でそれプラスこの人の親友がモリヒネ中毒で苦しんでいたと。
スピーカー 2
そういう中毒を治す薬っていうのを探していて、このコカに巡り合ったらしいよね。
でコカを使ったらものすごく元気になったりするから、これは何か魔法の物質が入ってるんじゃないかっていうので、
フロイトとコカインの実験
スピーカー 2
とりあえず自分でコカインを服用してみると、コカの葉っぱから取れたやつを服用してみるとめちゃくちゃ悪力が上がるとか、そういうデータを取っていくよね。
しかも精神的にもめちゃめちゃ気持ちよくなるし。
スピーカー 1
でモリヒネ中毒みたいなやつも治せると。
スピーカー 2
そして副作用はないって断言しちゃったっていう。
スピーカー 1
これ結構間違いなんだけどね。
スピーカー 2
これすごく悲しくて、このフロイトが親友にこれ特効薬見つけたよって言ってコカイン投与するんだけど、結果として友人はコカインの中毒にもなっちゃって。
スピーカー 1
コカインの方がモリヒネより強いってこと?
スピーカー 2
いやもうダブルで二重中毒になっちゃったらしい。
スピーカー 1
そうなんだ。
になって幻覚とかに苦しんでそのまま亡くなってしまったって言われてる。
スピーカー 2
俺すごい悲しむわけですよフロイトさんは。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
でこの時に舌が麻痺するっていうことも発見してた。
それだけ発見してたけど別に手術に使うとかもなくて、その友人が今度麻酔としてコカインが使えないかっていうのを検討していくっていう感じだね。
舌が痺れるっていうところから、もしかしたら局所的にどっか体を痺れさせるっていう効果、痛みをなくすっていう効果あるんじゃないかっていうので。
結構これ痛そうなんだけど、目とか目の痛みを消せるんじゃないかって仮説を立てる。
スピーカー 1
じゃあコカインをなんか目薬みたいな感じにして水とかに溶かして入れるみたいな感じかな。
そうそうそう。コカイン溶液を目に適化する。
スピーカー 2
そうすると痛みがなくなる。
でこれ痛いんだけど目をね、こうちょっと刺したりとかするようなことをして痛くないっていうのをカエルとかウサギでやって、最終的に自分でもやって。
スピーカー 1
へー変態じゃん。
スピーカー 2
証明したらしい。
スピーカー 1
ちょっと目はさすがにやめたらいいのにと思うけどね。
スピーカー 2
いやーね、痛いよね。でも多分これ結構結果がわかりやすいからなのかな、多分。
スピーカー 1
えーなんかもっとさ、なんだ、もっと別のさ、腕とかにしたらいいのに。
スピーカー 2
まあ確かにな。でも腕だけだとそんなに効果なかったんじゃないかな。
スピーカー 1
あーやっぱ直接なんだろう、皮膚に覆われてるところじゃないところでやる必要があったのかな。
スピーカー 2
うんうんうん。だから目が結構効きやすいっていうのもあると思う。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
これをその眼科手術に使えるんじゃないかっていうのになって、でそれを学会で発表するの。
その眼科学会っていう目の学会で発表すると、これは局所の麻酔として使えるんじゃないかっていうので広まっていったっていうことらしいよ。
なるほどね。
スピーカー 1
でも目以外もじゃあ使えるのかな。
スピーカー 2
うーんとね、目以外の使い方はこの後出てくるんですけど、この時は目だけ。
事実として股間炎を使うと痛みが消せるっていうのはあるわけなんで、
現代麻酔の発展
スピーカー 2
じゃあ他の部位に適応しようってなった時に、例えば手術したい場所に注射して股間炎を打って手術するとかね、そういうのを検討する人が出てくるんですけど、
これがね現代外科の父と呼ばれているウィリアム・ハルステットっていう人で、股間炎を神経の近くに打つっていう方法を開発する。
だから今で使ってるような方法ですよね。
スピーカー 1
指とか痛いってなって指を手術したってなったら指にそれを打つっていう。
じゃあ客所麻酔として使えるんだ。
そう。
スピーカー 2
でこれメカニズムとかも大したわからない状態で、とりあえず使ってたっていうのが結構恐ろしいところで、
この人自分自身も結構自分自身にも注射とかやってた。
だから重度の股間炎中毒になっちゃって。麻薬なんだよねこれ。
スピーカー 1
だよねなんか普通にさドラッグって飲むよりも注射する方が効きがいいみたいな感じじゃん?
スピーカー 2
いやそうだよだって痛みの神経に直接作用するから。
スピーカー 1
だからその中毒が心配だよね。
スピーカー 2
そうなんですよ。
スピーカー 1
でもなんか今でもさ医療用麻薬とかあるよね?麻酔用に。
ちょっと構造を変えてるよね。その股間炎から構造を変えたプロカインとかリドカインっていう現代の麻酔の種類になっていくやつがこの後開発されていくんだけど、
スピーカー 2
そこからちょっと中毒症状なくなるように改変とかちゃんとされてる。その化学構造を変えられたりとかね。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
してますね。
でまぁちょっとここまでね現代の麻酔ベースで話してきたんですけど、
そもそも痛みそのものがどんだけ理解されるかっていうのも結構重要だと思わないですか?
スピーカー 1
確かに。これまではもう特にメカニズムとかわかんない状態でなんとなくこの物質は痛みに効くぞっていう感じで使われてた?
うん。
スピーカー 2
しかもめっちゃ解像度がね今から比べると低い。
スピーカー 1
だろうね。
スピーカー 2
すっごい概念的なもので痛みって考えられてて。
これ17世紀のデカルトが言ったことなんだけど、デカルト前やりましたね。
スピーカー 1
そうだね座標。
座標とかって出てきましたけど、痛みとは例えば足を火傷したとするじゃないですか。
スピーカー 2
そしたら皮膚から脳まで繋がった紐が引っ張られて脳で鐘が鳴るようなものっていう定義なの。
スピーカー 1
でもなんかあってるくない?
スピーカー 2
いやまぁあってるけどさ。
スピーカー 1
実際に痛いのは痛い場所じゃなくて脳が感じてるみたいなところは一緒じゃん。
そこはあってる。でもこれだと説明できないことあるよ。
例えば腕を失っちゃった人がないはずの腕が痛いとか。
スピーカー 2
原始痛って言うんだけど。それはこれじゃ説明できないとかね。
あとは戦場で重傷を負っても痛みを感じない兵士っているよ。興奮してとかね。
じゃあそういうの説明できるんですか?って言ったらできないわけよ。
スピーカー 1
すごい解像度が低いんで痛みに関する。
それぐらい解像度が低い状態で1965年までいきます。
スピーカー 2
ここに来て初めて痛みとはなんだっていうことに関してゲートコントロール仮説っていうのが出てくるんだけど。
スピーカー 1
これは脊髄に痛みの信号を脳へ通すか、それとも通さないかって決める神経経路があるっていうのが分かったって話だよね。
面白いね。そうなんだ。脊髄が脳に痛みのシグナルを送るか送らないかを決めてる?
そう、そのゲートがあるっていう。
スピーカー 2
もうちょっと具体的に言ってるんだけど、太い繊維と細い繊維っていうのが通ってると。脊髄には。
それは触覚とか圧迫とかそういう普通の感覚を伝えるのが太い繊維で、太い繊維が興奮すると痛みのゲートは閉じる。
スピーカー 1
逆に細い繊維っていうやつが痛みを伝える神経で、これは痛みのゲートが開くっていうそういう仮説なんだよね。
それ正しいの?
スピーカー 2
一部正しくて一部、本当はもっと複雑って感じ。
例えばね、痛いところをさすったりすると、さするっていうのは太い繊維からの信号が脊髄を通って脳に届くと。
その時は細い繊維の方は働かないんでゲートは閉じてるから痛みは生きにくくなる。
スピーカー 1
だから痛い部分をさすると痛みが和らぐっていうのはこれで説明できるっていう。
太いのと細いの両方同時に開いたりはできないの?必ずどっちかなんだ?
スピーカー 2
そう必ずどっちかっていう。
スピーカー 1
その仮説によると?
スピーカー 2
この仮説によるとそう。
でなんか初めて、あ、もしかしたら痛みっていうのはそういう脊髄で説明できるかもしれないっていうのが出てくる。
大枠はねこれ正しいんだよね。
スピーカー 1
脊髄なんだ知らんかった。
スピーカー 2
というかそもそもその神経回路がちゃんとあって痛み用のね。
それが開くか開くかっていうので痛いか痛くないかが決まってるよっていう。
それ自体が新しかった。
スピーカー 1
今わかってることはその脊髄だけで決まってるわけじゃなくて当然その受け取る側の脳とかも関与してて。
その脳が痛みを例えば遮断しろっていう命令を出してもできるよ。
そのノルアドレナリンとかセロトニンとかが出ると痛み遮断するとか出るんだけど脳の中でね。
スピーカー 2
だから脊髄だけでは説明できないんだけど、大枠の初めて神経系のことと痛みが繋がったのがこのゲートコントロール説っていうことらしい。
スピーカー 1
でも基本的には脳と脊髄で決まる?
そう。脳と脊髄とあとはそこの体の組織とそこまで脊髄通って脳までってその神経回路だよね。
スピーカー 1
なるほどね。じゃあその痛いところから脊髄通って脳バレの間のこの一連の神経のところが痛いか痛くないかを決めてる?
そうそうそう。
スピーカー 2
っていうのでちゃんとこれ痛みっていうのが理解されていって、今はねもっと脳から分かったりしてるんだけど、その神経の痛みの経路っていうのがあるぞっていうのから、
スピーカー 1
じゃあその痛みを治療するというか痛みをちゃんとなくしましょうっていうので麻酔もちゃんと使いましょうとか。
スピーカー 2
でそういう麻酔がもっと普及するとかそういうのに繋がっていってるらしい。
スピーカー 1
私全然神経のことわかってないんだけどさ、痛みって痛み用の神経みたいなのがあって、
でその神経でシグナルが通ると痛いのか、それとも痛みも痛み以外のものもいろいろ感じる神経回路があって、
痛みの理解と制御
スピーカー 1
でその中で痛み用の物質みたいなのが出てきたときに痛いと感じて、それ以外の物質が出てきたときにそれ以外の感覚感じるみたいな、そういう感じな。
スピーカー 2
あー例えばその熱いとか冷たいとかと一緒なのかってこと?
スピーカー 1
うんとかまぁそんな感じ。
スピーカー 2
あー一応その指だったら何か触れたよっていう触覚とあと温度の感覚と痛みっていうのはそれぞれ神経回路がある。
スピーカー 1
そうなんだ。
スピーカー 2
別々にある。
スピーカー 1
じゃあ痛みは痛み用の回路があるんだ。
スピーカー 2
そう痛みは痛み用の、そもそもセンサーがあるっていう感じ。
スピーカー 1
心外受容器っていうやつがあって、その組織が壊れるぐらい強い刺激じゃないとそのそもそも受容器がオンにならないみたいな。
スピーカー 2
受け取るやつもいろんな種類があるんだけど、めっちゃ強い圧力による痛みとその針で刺すみたいな痛みってまた別じゃん。
スピーカー 1
それもねそれぞれその受け取る受容体みたいなやつが違う。
回路は一緒?
スピーカー 2
回路は、いやもう痛み用の回路ってやつがあって。
スピーカー 1
痛み用の回路の中で違う種類の痛みについて一緒の回路?
スピーカー 2
いやえっとね、大きく分けて2種類あるらしいよ。
それがねさっき言ったその太いのと細いのみたいな感じで、デルタ繊維とC繊維ってやつがあるらしい。
で速さが違う。
スピーカー 1
例えば足バーンってぶつけた時に最初に痛ってなるのがちょっと太い繊維、デルタ繊維ってやつで、その後ズキズキ痛むのはC繊維っていう。
スピーカー 2
別な回路らしい。
スピーカー 1
そうなんだ。
じゃあいろんな感覚がある中で痛みはそれ以外の感覚とは違う回路だし、痛みの中でも2つの種類があるってことなんだね。
スピーカー 2
そうだから単なる一本道ではないよね。
スピーカー 1
2つなの?
スピーカー 2
大きく分けて2つ。
スピーカー 1
大きく分けて2つか。
スピーカー 2
でしかもさっき言ったその痛いところをさすると痛みが和らぐっていうのはこれマジであるらしくて。
そのさするっていう触覚信号で、そのさっき言った痛みの信号の通過をブロックするっていうのはあるらしいよ。
スピーカー 1
今さすってみた。腰。
スピーカー 2
だから君腰さすったらいいんじゃないかな。
スピーカー 1
そうだね腰さすっとくわとりあえず。
スピーカー 2
いやまあでもその内部だとまた別な気するけどね。
スピーカー 1
内部だとまた別の神経回路があるのかなじゃあ。
スピーカー 2
内部は内部であるはずだよね。
スピーカー 1
違う種類だもんね痛みもね。
スピーカー 2
痛みっていうの一つとっても結構面白いですよね。
スピーカー 1
だからでさっきまで言ってた麻酔とかはだからこの痛みの神経の流れっていうのをブロックするとか。
スピーカー 2
そういうので痛みを遮断するっていう感じですね。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
ざっくり言うと。
っていうのがまあ割と物理的な痛みとかそういう話です。
スピーカー 1
物理的な痛みとそうじゃない痛みがあるの?
スピーカー 2
今さ腰の中が痛いとか言ったけど。
スピーカー 1
表面的なやつと内側の痛みみたいな?
そういう感じ?
スピーカー 2
そうそうそう例えば頭痛とかね。
スピーカー 1
あれも痛みじゃないですか。
スピーカー 2
でもそういう麻酔とか頭痛にさやろうと思ったらもう脳を麻酔してもやばいことになるじゃん止まっちゃうんで。
脳の回路が。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
だからそういう痛みに対する対策はまた別で取らなきゃいけない。
スピーカー 1
じゃあそういう痛みはなんていう痛みなんですか?
物理的な痛みに対して。
スピーカー 2
痛みは痛みなんじゃない?
スピーカー 1
脳の痛み?
スピーカー 2
脳の痛み。
さっきのが外科的な痛みだったら今度は内科的な痛みとか。
スピーカー 1
じゃあやっぱ表面か内側かってことね。
スピーカー 2
内臓が痛いとかその胃が痛いとかね。
胃が痛いはさ全然その腕が痛いとかとは違うじゃん。
スピーカー 1
違うね。
じゃあ私の今の腰の痛みはあの内側の痛みかな。
スピーカー 2
どっちなんだろうね腰の痛み。
アスピリンの誕生
スピーカー 1
骨的なもんだったら外科っぽい感じするけどな。
スピーカー 2
ちょっと診断できないですけど僕医者じゃないんで。
あ、でもさっきまでのその本当の麻酔みたいなやつって腰に例えばさ注射をして痛み止めるっていう
そういう方法もちろんあるけどさ
痛み止め飲んで痛みが引くとかそういうのもあるじゃん。
そっちの話もちょっとしたくて。
スピーカー 1
あーそれも聞きたいと思ってた。
スピーカー 2
ちょうどそれをしようと思ってた。
でしかもそっちの方がよりこう家庭の医療っぽい感じだよ。
病院でやる医療じゃなくてさ。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
普通の頭痛薬とかもそうだけど。
スピーカー 1
お手軽に飲める系ね。
スピーカー 2
そうお手軽に飲める系。
それはどうやって出てきたのかというと
これはね超有名なお話で
柳の木の皮が痛みとか熱に効くっていうのはもうずっと知られてたと。
スピーカー 1
これサリチル酸っていうやつの話なんだけど。
スピーカー 2
このサリチル酸ってやつすごいその痛みとか効くんよ。
メカニズムとかはまあ置いといていったん。
だけど苦すぎて味が。
スピーカー 1
しかも胃に穴開くほどの副作用がある。
スピーカー 2
っていうのがこれすごく問題っていうのはずっと知られてたと。
このサリチル酸っていうやつの痛みを除くっていう効能を残して
味をもうちょっとマシにするとか
胃に穴開かないようにするとか
そういう工夫っていうのがドイツのバイルっていう製薬会社があるんですけど
そこで生まれるんだよね。
スピーカー 1
それはなんかこの間の菌の話みたいな感じで
少しずつ構造を変えて欲しい効果だけ残して
副作用はなるべく取り除きたいみたいな
そういうことをいろんなパターンやったってこと?
スピーカー 2
ああそうだね。
まあでもここでやってるのはめちゃくちゃシンプルで
まあそのアセチル化っていうやつだけなんだけど
たった1ステップだけなんですけど
サリチル酸っていうやつに
スピーカー 1
アセチルっていうのは酸酸の一部みたいな話なんですけど
スピーカー 2
その酸酸の一部のパーツをこのサリチル酸ってやつにくっつけると
刺激が減ると。さっきの胃に穴開くみたいな
スピーカー 1
っていうのに成功してこれがアセチルサリチル酸
これアスピリンっていう薬なんですよね
これ本当に薬の始まりですね
スピーカー 2
1897年
で面白いのがこれアスピリンって
発売してから70年ぐらいは
なんで効くのか分かんないままずっと使われてる
今でも使われますねアスピリンって
薬のメカニズムと現代医療
スピーカー 2
怖くない?今考えたら
スピーカー 1
確かに
スピーカー 2
なんかよく分かんないけど
痛み効くから飲んでたんよずっと
スピーカー 1
今は分かってる?
今は分かってる
スピーカー 2
一応言っとくと1971年に分かったんですけど
50年前ぐらい
まあその人の体の中に痛みとか炎症物質を作る
スピーカー 1
酵素があるんですけど
スピーカー 2
COXっていうC O Xって言うんだけど
そこをブロックするっていうので
その痛みの物質プロスタグランジンとか
そういうものの痛みの物質の生産をストップさせるっていう
簡単に言うとそうなんだけど
スピーカー 1
だから炎症とか発熱が止まりますっていう
スピーカー 2
それは後々分かったっていう感じですね
スピーカー 1
まあでもなんかやっぱそういうのが多いんじゃない
初めはメカニズムも分かんないし
なんとなく伝統的にこれ効くよねみたいな
分かってて
医療の技術とかが追いついてやっと分かるみたいな
スピーカー 2
うんうんうん
まあそうなんだよね
だからメカニズムよく分かんないけど
とりあえず痛みなくなるから使うっていう
そこから現代はメカニズムがこうだから
じゃあ薬を作ろうっていう転換になってるって感じだよね
スピーカー 1
じゃあ現在はメカニズム分かってなきゃ
薬って作れないんだっけ
メカニズム分かってないけど効くから
これ薬にしちゃえみたいなことはあんまり起きない?
スピーカー 2
あんまり起きない
基本的にはこれが標的で
スピーカー 1
それにちゃんとくっつきますかっていう確認とかは必要
なるほど
スピーカー 2
でそれがまさに
これ年末にちょっと名前だけ出たんですけど
分子標的薬っていうやつですね
ちょっとあるリスナーさんがね
分子標的薬ってどんなもんですかっていう質問とかをしてくれて
今日ねめっちゃ詳しく話してるからこういうもんですよっていう
ざっくりした話だけど
まさに今言ってたアスピリンみたいなものって
めちゃくちゃちっちゃい分子なんですよ
ちっちゃい分子体の中に入ったら
いろんなものに結構くっついたりして
でその全体としてその痛みが引くみたいなものなんですけど
分子標的薬って言ってるくらいなんで
本当に標的にもうスナイパーみたいに効くみたいな
そういうものなんですよね
でなんでそんな違いを出せるのかっていうと
単純に結構さっきちっちゃい分子って言ったけどアスピリンは
分子標的薬って結構大きくて
で大きいとそれだけ複雑になるわけじゃないですか
スピーカー 1
形が複雑だとよりそれにフィットするやつっていうのも少なくなってくる
スピーカー 2
だからいろんなところにくっつくっていうよりかは
体の中でこの形に絶対フィットするぞっていうやつにだけフィットするみたいな
スピーカー 1
でまあ痛みだったらね痛みのその物質出すのを止めるとかね
スピーカー 2
まあまあそういう感じなんですけど
スピーカー 1
そのリスナーさんはさ確か分子標的薬ってなんでこんなに高いのかっていう疑問があったとか
言われてたと思うけど
それはやっぱりその大きい分子を作り出すのに時間がかかったりとか
ちゃんとスナイパーみたいにその標的だけをターゲットにする
標的だけをターゲットにするって同じこと繰り返してるけど
標的だけを狙い撃つみたいな
そういうのを確認するのにお金かかるってこと?
そう確認するのもそうだしやっぱり作るのにもかかる
スピーカー 2
分子標的薬ってまあいろんなやつあるけど
例えば金を培養してその金に作らせなきゃもうそもそもできないとか
スピーカー 1
あそうなんだ化学合成だけじゃ無理な場合もあるんだ
スピーカー 2
そう大きいとねやっぱ抗体とかは結構作るの大変なんですけど
それはそういうやっぱ製造の部分でもコストかかるっていうのもあるし
やっぱ作るのが大変だとそれだけ研究用に作るためにもコストがかかるんで
研究費も高いっていうと思うんですよね
痛みへの新しいアプローチ
スピーカー 1
なるほどね
スピーカー 2
なんでちょっとトータルものすごく高くはなってくるけど
まあ今まではできなかった狙い撃ちができるっていうメリットがあるっていうところですかね
まあその痛みっていうところもすごく分子標的薬が活躍してて
一番有名な例としてはやっぱり関節瘤待ちとかなんですよね
関節痛くなる病気なんだけど
スピーカー 1
そういうイメージある
スピーカー 2
アスピリンってやつももともとこの瘤待ちに苦しんでる人を救うために研究されてる最初
実際この作った研究員の人の父親が瘤待ちで
それ結構モチベーションになってたらしいんだけど
分子標的薬ってやつもすごく有名なのはこの関節瘤待ちにめちゃくちゃ効く薬っていうのができてて
なんでかっていうとその関節が痛くなるっていうのはまさにその炎症の死霊塔みたいなやつは結構分かってるよね物質として
でその炎症の死霊塔を狙い撃ちする抗体の医薬品っていうのが抗体って伝わるかな
スピーカー 1
一応説明したら
スピーカー 2
ワクチンは分かる人多いと思うんだけど
スピーカー 1
病原菌が体に入ってきたらそれの病原菌にくっつくタンパク質っていうのを人間作るんですけどそれは抗体ですね
でそれを病原菌に対する抗体じゃなくて炎症の死霊塔にくっつく抗体ってやつを人工的に作ったりできるんですよ
スピーカー 2
それ打ってあげるとこの痛みを消したりとかそもそもその病気の進行止めたりとかっていうのができるようになってる
スピーカー 1
だから関節瘤待ちって結構この分子標的薬でかなり良くなると言われてるんですよね今
それはえっとアセチルサレチル酸じゃないやつ
じゃないやつ
それもなんか分子標的薬として狙い撃ちにするために開発されたやつがあるんだ
スピーカー 2
そうそうそうもうまさにピンポイントで
今言った話もさ全部手術の話もさ構造としては一緒なんよ
スピーカー 1
とりあえず全身とかに効くざっくり効くやつがまずできて
その後局所でピンポイントで効くものがメカニズムが研究されてきて作れるようになっていく
スピーカー 2
っていう流れは麻酔もこの痛みのアセチルサレチル酸からの流れも一緒で
スピーカー 1
なるほどね
っていう人間の歴史があって最近ようやくちゃんと炎症はこうやって起きてるからじゃあこれ狙おうとかができてきてて
スピーカー 2
とかまぁあとはこの分子標的薬ってそのじゃあガンを狙い撃ちにしようとかいうのも作られたりしてるんだけど
そういうまた別な薬を作るっていうのも繋がっていったりとか
スピーカー 1
分子標的薬って言ってもその痛みを止めるだけじゃなくて
まあいろんなその病気の原因となっている分子をやっつけるから
別にガンでもいいし他の病気でもいいわけね
スピーカー 2
まあ結構広い概念ですね
まあっていう感じででここまで痛みをどうやって人間は克服しようとしてきたのか
っていうのを言ってきましたけどその外科的なやつとあと内科的なやつ
これねものすごいざっくりした話ですけどね
いろいろ削ぎ落としてこれ単純化してるけど
まあ結構この化学物質とかそういうのをうまく使って痛みを克服してきたと人間は
じゃあこっからどうなんだろうねっていう
スピーカー 1
どうなるんですかこっから
スピーカー 2
まだね一応別アプローチっていうのが最近あって
スピーカー 1
あーあるんだ
スピーカー 2
ちょっとぶっ飛んでる方法とかだと
スピーカー 1
例えばねこれVRを使うっていう方法が
スピーカー 2
どうしても痛みを伴う処置を行う時に
VRゴーグルで全然関係ない映像を見せると
スピーカー 1
脳の注意が逸れて痛みが減るっていう研究とかあって
そうなんだ
えー現代ならではだね
VR鎮痛
んなのあるんだって思うけど
それで言ったらなんかいろいろありそう
スピーカー 2
なんかリラックスする音楽聞くとか
スピーカー 1
いい香りを嗅ぐとかさ
ありそうじゃない
スピーカー 2
そんなもありそう
スピーカー 1
その実証されてるかどうかは別としてね
スピーカー 2
なんかそういう痛みに対するアプローチって
まあいろいろ考えることができるかなっていうのは思うよね
スピーカー 1
痛みは下熱とはまた違う
スピーカー 2
下熱
スピーカー 1
下熱鎮痛剤って一緒に扱われるイメージだけど
スピーカー 2
えっと体の中の炎症を抑えるっていう意味では一緒だったりすると思うけど
スピーカー 1
なんかイギリス来てからさ
めっちゃみんなさパラセタモールパラセタモールって言うんよ
なんかパラセタモール飲んだ方がいいねみたいな
そこら辺で買えるようなやつ
パラセタモールってなんかあんま聞いたことないわとか思って
で日本語でどう言うんだろうって調べてみたら
日本語では聞いたことあるやつだった
スピーカー 2
アセトアミノフェン
スピーカー 1
アセトアミノフェンか
これは下熱
スピーカー 2
下熱とその痛みもちょっと和らげるみたいなのがあるな
イギリスとかオーストラリアなどではパラセタモールが一般的なんだ
で呼び方本当にちゃんと科学名を言うと
パラアセチルアミノフェノールの略し方だねこれ多分
スピーカー 1
そうだね
スピーカー 2
パラセタモールだからパラとアセトとアモールを取ってるのか
とアセトアミノフェンどこを切り抜くかだね
スピーカー 1
そうだね
スピーカー 2
アメリカがアセトアミノフェンを採用したんだ
スピーカー 1
でそのアメリカと別でWHOが一般名としてパラセタモールを推奨したと
スピーカー 2
で2つになっちゃったんだ
えー
スピーカー 1
じゃあ日本はアメリカ側なんだね
そうだねなんか車の車線みたいだな
スピーカー 2
でも車の車線はアメリカ
スピーカー 1
イギリスと日本一緒だから
スピーカー 2
そうだねイギリスと日本が一緒だね
スピーカー 1
ややこしいなこういうの
スピーカー 2
えーでも面白いね国によってその呼び方違うっていうの面白いな
スピーカー 1
そうそうそう
スピーカー 2
ちょっと話それたけど
まあ君のねなんか腰にもなんか聞けばいいんだけどね薬なり
スピーカー 1
シップはまた別な
スピーカー 2
シップは
スピーカー 1
シップは張ってんじゃん
てかさシップってそもそもなんか日本でしかあんまりないみたいな聞いたことあるんだけど本当かな
スピーカー 2
イギリスとか欧米だと
ジェルが主流でサイズとかは関係なく塗れるから
なんか合理的って考えられてるらしいジェルの方が
スピーカー 1
まあ確かにある意味そうだね
痛みの理解
スピーカー 2
えーでシップはイギリスで市販されてる多くのシップは冷却するだけとか
緩温するだけみたいなタイプが多い
スピーカー 1
これも多分私イギリスに来てシップの話しようとして気づいたかも
スピーカー 2
めちゃくちゃニッチだなこの話
スピーカー 1
腰が痛くてシップ貼ろうとしたらみたいなことを言おうとしてあれシップってなんだっけみたいな感じで気づいたような気がする
スピーカー 2
ちなみにだけどさっきさ刺すったら痛み和らぐって言ったじゃん
なんかシップとかってさひんやりするじゃん
スピーカー 1
あれも和らげてるらしいちょっと
じゃあその実際のさ鎮痛作用のある物質が入っていくのにプラスして
なんか触覚的なところで効果があるってこと
スピーカー 2
そうそうそうその冷感冷たいっていう感覚が痛いっていう感覚をブロックするみたいなのがあるらしいよ
相対的にだけど
スピーカー 1
まああるかもね
スピーカー 2
これもゲートコントロール説だわ
面白いね
スピーカー 1
やっぱさ国によってさ医療ってやっぱ違うよね
スピーカー 2
違うねてか日本でジェルってあんまないむしろシップの代わりにジェルって
スピーカー 1
なんかその皮膚科薬でさクリームとかさ軟膏とかはもらうけどさ
腰用にジェルとかってあんま聞いたことないよね逆に
スピーカー 2
でもなんかちょっと医療用だったらありそうなイメージはあるかも
スピーカー 1
あんのかなわかんないそんなに腰を悪くしたことないから知らんけど
スピーカー 2
今求められているけど
スピーカー 1
そう今求められている
私はあの昔昔っていうか数年前にちょっと背中痛かったことがあって
でその時のシップがちょっと残っててそれをこっちに持ってきてるから
今定期的にねあのレン君にシップを貼ってもらってますね
スピーカー 2
うん貼ってる
ジェル買った方がいいかもな
スピーカー 1
どうなんだねまあこれから病院行くんで
スピーカー 2
そうねまずはお医者さんの指導にちゃんと従うっていうことが大事ですね
今日はさざっくりさその痛みっていう軸で話したから
個別の話はもしなかったけどなんかこれもう物質で話せそうだもん
アセトハーミノフェンだけで多分めちゃくちゃ喋れるでこれ
スピーカー 1
確かに
風邪薬っていうのってめっちゃ喋ることいっぱいあると思う
だからこれ好評だったらさたまにやればいいんじゃん
スピーカー 2
ああそうだね
スピーカー 1
このなんか有名な物質とかあんじゃん薬で
スピーカー 2
あるあるある物質シリーズその辺は話したいな
あの僕大学でも勉強してたところなんで
スピーカー 1
うーんそうなんだ
スピーカー 2
医療的なことはめちゃくちゃ言うことはできないですけど
スピーカー 1
うん研究者視点でね
スピーカー 2
物の話は別にできる
スピーカー 1
うん
スピーカー 2
いいかもねそれまあ好評だったらにしよう
スピーカー 1
うん
スピーカー 2
ちょっとこの話面白かったかどうかわかんないけど
俺は楽しいんだけどこの痛みの話とか話すのは
スピーカー 1
私も結構てか痛みの感情がすごいさ思い出されて
それで
スピーカー 2
思い出されてってか
個々の痛みの体験
スピーカー 2
君現在シンゴケで痛みあるしな
スピーカー 1
ああ確かに確かに
まあ腰痛の話もあるしなんか手術の話とかあったらさ
こう昔どれだけ痛かったんだろうみたいな想像めっちゃしたから
そういう意味で結構インパクトに残ったかも
スピーカー 2
ああ
いやーねなんかその切断とかやだよね
スピーカー 1
やだね
スピーカー 2
痛いのめっちゃ嫌いだもん俺
スピーカー 1
私も嫌い
痛み痛みはできるだけねもう避けたいよね
スピーカー 2
避けたい
スピーカー 1
うん
スピーカー 2
注射嫌いだし
スピーカー 1
今までで一番痛かった経験って何
スピーカー 2
今まで一番痛かったのはなんだろう
俺博士論文出すちょっと前に
とんでもなく痛い頭痛に襲われたことがあって
スピーカー 1
痛い頭痛ってちょっと頭悪そうな感じ
スピーカー 2
日本語力があんまないけど
めっちゃ深刻な頭痛になって
ほぼ終わってたから良かったんだけど論文とか
いやでもこれはマジで頭痛いからやばいと思って
生まれて初めて脳をちゃんとスキャンするやつみたいな
スピーカー 1
ああはいはいはいはい
スピーカー 2
確か受けたんよ
スピーカー 1
うん
スピーカー 2
だって脳やばかったもんやばいじゃん
スピーカー 1
うんやばいやばい
スピーカー 2
そしたらお医者さんに
いや非常に綺麗な脳ですね
スピーカー 1
何の異常もありませんって言われて
スピーカー 2
ああそうっすか
俺その話で痛み引いた
スピーカー 1
ああでもちょっとそう言われるだけでちょっと安心はするよね
ちゃんと検査してもらって
スピーカー 2
そうそう
スピーカー 1
それで問題ないですって言われることが救いだよね
スピーカー 2
うんそれもなんか頭痛いって言って
親に一応言っといた方がいいんじゃないって言って
スピーカー 1
うんうんうん
スピーカー 2
言ってもう検査されてる時にもう痛くなくなってきてたもんな
スピーカー 1
そういうことない
ああどうなんだろうねあるかもしれない分かんない
スピーカー 2
君が今までで一番痛かったのは何
スピーカー 1
でも私あんまりなんかこれが特別痛かったっていうのを
思い浮かばないから
結構そういう意味では幸運な人生だったのかもしれないけど
スピーカー 2
手術もしてない?
スピーカー 1
ほとんど
ああほとんど
あああの数年前ぐらいに
めっちゃお腹痛くて死にそうになったことある
ああまあそういうのはあるよな
腹痛結構きついよね
スピーカー 2
腹痛きついね
俺唯一神に祈るとき腹痛の時だもん
スピーカー 1
分かるもう死にたいって思ったもん
言っちゃダメかこんなことはポッドキャストで言っちゃいけないけど
スピーカー 2
死にたいは意味わかんない
死にたいとは思わないけど
俺もうトイレでさ
神様って思うときはマジで助けてって
スピーカー 1
分かる分かるでさ腹痛ってさ
なんかあの本当に痛い時ってさ
こうなんか波で行くんじゃん
でもうあのトイレで体をかがめながらさ
はぁはぁはぁって感じで
でそれであちょっと引いてきた
ちょっとマシになるかなとか思ったら
また数分後ぐらいにめっちゃ痛いの来て
ああもうこれ死ぬ死ぬみたいな
スピーカー 2
分かるよあるあるある
スピーカー 1
そういうのがあんまり強い腹痛ってあんまり私ないんだけど
数年前に来てこれはきついわって思った記憶はある
スピーカー 2
その時に何か特効薬的なやつあったらいいんだけどな
それはないな無理だね
スピーカー 1
あとよく言われるのはあれだよね
石なんだっけ
スピーカー 2
石?あー尿炉血跡
スピーカー 1
あそうそうそう
スピーカー 2
ガチ怖いわあれ
スピーカー 1
あれ怖いよね
スピーカー 2
血跡ほんと怖い
スピーカー 1
あれはまあでも結構男性がなるって言うよね
だから私はあれだけど
あでも私の友達で女の子でなったことある人いて
マジで死ぬかと思ったって言ってた
なんかあの初めて付き合った男の子と別れた直後で
ずっと1ヶ月間泣いてたけど
でその後にあの尿炉血跡ができて
現代医療の重要性
スピーカー 1
痛すぎてでその後治ったらその人のこと忘れたらしい
スピーカー 2
ポジティブだなそれすごいね
俺もね知り合いがね尿炉血跡痛すぎて
トイレで気絶したやついるよ
スピーカー 1
あでも私トイレで気絶したことある
スピーカー 2
どういうこと?何それ何それ
スピーカー 1
それをどういう痛みだったか覚えてないけど
スピーカー 2
お腹痛くて?
スピーカー 1
多分お腹痛くてかな
スピーカー 2
えー気絶?
スピーカー 1
気絶してでなんかあの気絶した時にバンって音鳴ったらしくて
母親が心配して外から鍵を開けて救出してくれたっていう
でその後1週間ぐらい私歩けなくて
トイレ行く行こうとして頑張って行ったんだけど
途中で倒れるみたいな
えー怖い
トイレトイレみたいなそういうことがあったね
スピーカー 2
家で良かったねそれでも気絶したの家でしょ
そうだね
結局人と痛みの戦いで言ったら
まだまだ戦ってるってこと?これ
スピーカー 1
うんいやでもいつかさ出産するのは怖いな
痛いっていうしな
だいたいのさ女性はさ出産が一番痛いとか言うじゃん
スピーカー 2
いや言うよね
スピーカー 1
だから今後も多分あの痛みのピークっていうのは更新していくんだろうな私の中で
スピーカー 2
まあそうだね長生きしたらねそれほどね
スピーカー 1
なんか痛みとは付き合っていかないといけないんだろうなと思うよね
スピーカー 2
仕方ないよな
スピーカー 1
仕方ない
スピーカー 2
しかもなんか内部の敵みたいな感じだしなそのなんつーの
スピーカー 1
確かに
スピーカー 2
自分の機能としてあるからさ
必要な機能ではあるんだよな痛みは
スピーカー 1
まあねうんうん
スピーカー 2
上手く付き合っていくのが大事ってことかな
まああのすごい大怪我した時とかに麻酔とかはマジでありがたいなと思うよ現代社会
スピーカー 1
そうだねうんうん
スピーカー 2
絶対嫌だもん
お腹痛くて死にたくなるというレベルじゃないと思うよ
スピーカー 1
スピーカー 2
手術麻酔なしであったら
スピーカー 1
私のねおじいちゃんは戦争中に怪我してね
あの麻酔なしで手術したらしい
スピーカー 2
えーマジで
スピーカー 1
うん痛そうって思って
いやーちょっとそれ怖すぎるわ
うん
スピーカー 2
よかった
スピーカー 1
ね現代で
てかもう痛み以外もそうだけどさ
やっぱいろんな医療がさここ100年ぐらいでめちゃくちゃさ
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
発展してきてんじゃん
スピーカー 2
うんうん
スピーカー 1
でそう思うとさマジで現代生きててよかったなって思うよね
スピーカー 2
ありがたいっすね現代の医療は
スピーカー 1
そうですね
でリスナーさんの一番痛かった経験とかもちょっと聞いてみたいかも
スピーカー 2
いやーなんかえぐい話し届きそうだねそれ
面白いかでもそれ面白いかもしれない
スピーカー 1
じゃああんまりそのお便りで紹介はしないかもしれないけど
ちょっと気になる
スピーカー 2
痛かったエピソード募集しますか
スピーカー 1
そうそうちょっとあのいろんな人の人生で一番痛かった経験を聞いて
ちょっとメンタル的に用意するみたいな
スピーカー 2
あー想定しといて
スピーカー 1
そうそうそう
スピーカー 2
多分ね意味ないよ
わかっててもさ変わらんでしょ多分
変わらんけど
痛いのは痛いよ
スピーカー 1
興味あるんだよな私痛みに
スピーカー 2
あそうっすかじゃあ今後はまた痛いっぽい話はするかもしれないということで
いいっすかね
スピーカー 1
もしあの気分が悪くなった人いたらすいません
スピーカー 2
あそうっすねちょっと今回えぐい話も多めだったかもしれないけど
害された方いたらすみません
スピーカー 1
はい
スピーカー 2
でもなんか面白いと思ってくれたら嬉しいですね
スピーカー 1
はい
スピーカー 2
ということで質問とか感想とかは
SNSでハッシュタグサイエントークで投稿してもらうとか
あとはグーグルフォームLINE公式アカウントにお便り送ることもできますので
ぜひまあ痛い話なり感想なり送ってもらえると嬉しいです
スピーカー 1
ぜひお願いします
スピーカー 2
一応エピソード内で話している話は概要欄に参考文献を掲載します
あと内容によっては諸説ある場合がもちろんあります
でもしその専門家とか研究者の人でなんか気づいたこととかあったら
気軽に問い合わせてもらえたらちょっと概要欄で訂正するなりとかしたいなと思いますんで
スピーカー 1
はいお願いします
スピーカー 2
はいでサイエントークのリスナー通称サイファーさんが集まっている無料LINEオープンチャットや
毎月限定音源を出している専用コミュニティのサイエントークラボなどもありますので
詳しくはホームページとかをぜひ見てみてください
スピーカー 1
はい概要欄にも書いてありますかね
スピーカー 2
はい概要欄にも書いてます
ということで今回は以上です
それでは皆さん
スピーカー 1
ウルトラフォー
01:03:00

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