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スピーカー 2
古代ギリシアの哲学者ヘラクレイトスは言った、「目に見えない調和は、目に見える調和より優れている。」
始まりました。大人の近代史、よろしくお願いします。
スピーカー 1
よろしくお願いします。難しい言葉だね。
スピーカー 2
そうだね。調和って何のこと言ってるんだろうね。
スピーカー 1
うん。俺はあんまりしっくりこなかったよ、聞いて。
スピーカー 2
いや、なんか、俺これ、うちらのポッドキャストのこと言ってんのかなと思って。
スピーカー 1
どういうこと?
スピーカー 2
これだってさ、うちら遠隔でさ、つないでさ、しかも画像で見合ってないからさ、なんだろう、声だけでやりとりしてるじゃん。
スピーカー 1
ああ、そうだね。
スピーカー 2
目に見えない。だけど、そこに調和が生まれるっていう。
スピーカー 1
うん、調和が生まれてんのかわかんないけど。
スピーカー 2
いやいや、なんか俺さ、ポッドキャストやっててさ、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
例えば、よくズームとかだと顔を見合ってさ、動画でやってる人もいるわけじゃん。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
でも、うちらそれやってないじゃん。
うん。
逆にその耳だけに集中してるっていうのが、そっちの方が今、なんかしっくりきてるよね。
スピーカー 1
まあ、顔を見ても。
まあ、俺はほら、イケメンの顔を常に画像に写して見れるわけだからいいけど、逆はね、ちょっとウェーってなっちゃうわけじゃん、小片郎からすると。
スピーカー 2
いや、また嘘ついてんじゃん。
スピーカー 1
いや嘘じゃないから、事実で。そう俺は言われてるからさ、やっぱ人から。
スピーカー 2
言われてねえよ、誰だよ、そんなやつ。やべえやつじゃん。
スピーカー 1
まあ確かにね、言ってたらやべえな。
スピーカー 2
はい、じゃあということで、今日は長丸がオトラの心にどれだけ調和するのか楽しみです。
スピーカー 1
ああ、今日はね、全然惜しくないな。
スピーカー 2
惜しくない?
スピーカー 1
うん。今日は野口秀夫についてやりたいと思います。
スピーカー 2
おお、合図の時ね、言ったよね。
スピーカー 1
うん、そう、カットされちゃってるから。
スピーカー 2
野口秀夫、なんだっけな、あれは。
スピーカー 1
稲羽城湖に行って、あれ稲羽城湖のところもなかったよね、確かあれ。
スピーカー 2
ごめん、あそこはないね、一切。
スピーカー 1
だよね、そうだよね、稲羽城湖に行ったところは全部カットされてて、写真とかは載っけたけどさ、せっかく野口秀夫の記念館行ってるんで、
まあちょっと今日は野口秀夫についてやりたいと思います。
スピーカー 2
はい、ぜひお願いします。
スピーカー 1
野口秀夫と言ったら、その偉人の顔を思い浮かべた時にさ、まずまず出てくるじゃん、野口秀夫の顔って。
これはほら、千円札だからね。
スピーカー 2
まあ確かにね。
スピーカー 1
だから千円札とかさ、やっぱ五千円札とか一万円札みたいなさ、そのお札の顔になってるってことはさ、もうそれだけ顔が知れ渡ってる。
とにかく有名であるっていうことと、まあお札に乗るぐらい偉大な人っていうところがポイントとしてあると思うんだけど。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
野口秀夫に関しては、もちろんものすごい功績も大きかったし、ただ人間的な部分で言うとそうじゃなかった面もちょっとあるので、
今日はざっくりと野口秀夫ってどんな人だったのかなっていうのがわかるような感じの説明にしたいと思ってます。
スピーカー 2
はい、ぜひお願いします。
スピーカー 1
まずちょっと功績の部分に触れたいんだけれども、簡単にね、まずざっくりと。
野口秀夫がやったことって言ったら何が思い浮かぶ?一番。
スピーカー 2
え、え、だからなんだっけ、なんかの病気を。なんだったっけあれ。言ったけど忘れちゃったな。
スピーカー 1
まあ出てこなそうだな。えっとね、有名なのは梅毒スピロヘータとか、大熱病の研究とかで有名なんだよ。
スピーカー 2
そうだ、大熱病だ。はいはい。
スピーカー 1
ただ、もうちょっと医学的な部分で言うと野口秀夫がすごいって言われてるのは、いわゆる神経性疾患っていうものが、
感染症によって引き起こされる関連性を明らかにしたっていうところが功績なんだよね。
あと野口秀夫がまだ生きていた頃に野口秀夫が研究してた成果って色々あるんだけど、
それって後世になると否定されてるものも結構あるのよ。
スピーカー 2
ああ、そうなんだ。
スピーカー 1
だからその時はそれが正しいって思われてたけど、後々違ったじゃんみたいな風になってるっていうのも結構あるのよ。
だからそういったところも加味して、さっき言ったのが一番大きい功績っていうところなんだよね。
うんうん。
これは有名な話だけど、自分自身も大熱病の研究していながら大熱病にかかって亡くなっちゃうんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、野口秀夫は51歳で亡くなってるんだけど結構若いよね。
若いね。
そう。だからもっとそこで大熱病にかからずにもっと長く生きたら、
その医学の進歩にも貢献したとも言われてるし、何よりももっと色んな側面から研究っていうものをして、
全然違ったものが発見されてたかもしれないしっていう感じで、
すごい本当に惜しい人を亡くしたっていうのはもう本当にこのことだと思うんだけれども、
それぐらいすごい人っていうところなんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
鉱石は先にちょっと言っといたんで、ちょっと老いたちのところから野口秀夫を遡っていきたいと思います。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
我々がちょっと冒頭で稲羽城湖に行ったっていうところで、なんとなくお気づきかもしれないんだけれども、
野口秀夫は福島県の稲羽城町っていうところで生まれるんだよね。
うん。
農家の家に生まれたんだけれども、決して全然その裕福な家庭じゃなくて、どちらかというと貧しい農家に生まれたんだよね。
はい。
これも有名な話だけど、野口秀夫が1歳の時に間違って囲炉裏に左手を突っ込んじゃって大火傷を負うのよ。
これはもうすごい有名な話でさ。
その大火傷によって野口秀夫って、ちょっと不謹慎かもしれないけど、要はドラえもんみたいな手になっちゃったんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
指が開かないのよ。
それを囲炉裏に落ちちゃったのは、母親がちゃんと見てなかったっていうところもあったっていう風にも言われてて、
だからすごい母親は責任を感じちゃったわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
しかもその左手が不自由だとさ、例えばさ、農家に生まれてるからさ、農民として生きていくのがセオリーなわけじゃん。
うん。
でも農器具を使うにはさ、やっぱり両手使うじゃん。
はい。
そう。だから変な話、クワッと担ぐんだって片手じゃきついし、とかそういうレベルの話なんだけど、このまんまじゃあこの子は将来がちょっと不安だっていうところで、
まあ責任も感じてたってところから、決して裕福な家庭じゃなかったんだけれども、お金を出して学校に通わせるっていうことをしたのね。
はいはい。
そう。で、とにかく弁学で何かこう食いぶちを持てるようなことを目指してもらいたいっていう思いからそうしたんだけど、
まあその期待に応えたのかどうかっていうところはちょっとわからないけれども、野口秀夫は学校ではもうダントツで成績トップだったわけよ。
おお。
めちゃめちゃ優秀。なんかね、小片郎も振動って言われてたかもしれないけど、多分ごめんレベル違うぐらい優秀。
スピーカー 2
言われたことねえよ。
スピーカー 1
違うの?あ、そう。で、そんな中野口秀夫ちょっとエピソードがあるんだけれども、やっぱりさ左手がさ不自由なわけじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからさ、やっぱいじめられてたんだってずっと。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
まあなんて言われてたかちょっとわかんないけど、まあなんか左手使えないからっつんで、今よりも結構ね、やっぱ言葉もきつい感じで多分言われてたんだと思うんだよ。
はいはい。
で、そういうのをバネにして、やっぱり弁学により励んでったっていう側面はあるんだけど、ある時、学校でね、将来の夢みたいなのを発表しようみたいな場があったのよ。
うん。
その時に野口秀夫は、あえてそのコンプレックスである左手のことについて語ったらしいのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そしたら、もうその場にいた先生含め全員がもう大号泣みたいな、すごい感動しちゃって。
へー。
それで、なんかその野口秀夫のこの左手をなんとか直せないかっていうような形で、その学校自体でこう動いていくっていう形になるのよ。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
まあ簡単に言うと要はさ、野口秀夫の家って貧しいから、例えばそういう大火傷しちゃった手を直せない、まあ要は手術費用がなかったわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だからその手術費用を先生とかその生徒たちがまあ看破してくれたんだよね。
うんうん。
で、えっとまあ1892年にその火傷を負った左手の手術を行ったことによって、まあなんとか指は開くようになったのよ。
うん。
まあだから一応左手も使えるようにはなったっていうところなんだよね。
はいはい。
そうそう。で、この手術によって野口秀夫自体の人生観っていうのがものすごく変わるんだよ。
スピーカー 1
うん。
まあどういうことかっていうと、それまでさ、だからさもう指一本も動かせなかったわけよ左手って。
スピーカー 2
はいはい。
それが今はもう自由自在、まあ自由自在にじゃないんだけど動かせるようになったっていう。
スピーカー 1
うん。
このことによってその医者の偉大さ、まあ要は医療っていうものの素晴らしさっていうのを気づいて、で自分も医者になりたいっていうように目指すようになるんだよね。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
そうそう。だからここがまあ要は野口秀夫の人生のターニングポイントになったわけよ。
うん。
それがきっかけでその手術をしてくれた医者の下で働き始めるようになるんだよね。
はい。
それでその後は医師免許を取得するために、まあずっと福島にいたから、そこから医師免許取得のために上京、東京に行くんだよね。
うん。
でここでちょっとエピソードがあるんだけれども、あ、ちょっと先に言っとくと、俺さちょっとたまにこうエピソード挟むんだけど、これあくまでも野口秀夫のエピソードであって、小片郎のエピソードじゃないっていうことはちょっと忘れないでほしいっていうところなんだよね。
スピーカー 2
それ挟む必要ないわそこ。なんだそれ。
スピーカー 1
え?挟む必要なかった?あ、うそ。
スピーカー 2
まるっきりカットだなここ。
スピーカー 1
あ、まじで。カットされちゃう。
はい。で、上京の時に生活費ってもちろん必要になるじゃん。まあもちろんその医師免許を受けるための受験費用だったりとかいろいろね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、そのお金をまあ現代の価値でいうと80万円から100万円ぐらいのお金を完破してもらったらしいのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
これはもういろいろなところからかき集めてね。
はいはい。
で、野口秀夫さ上京するじゃん。まあ言っちゃ悪いけど福島って結構、まあ今はあれだけど当時はめちゃめちゃもう田舎だったわけよ。
うん。
で、そんなさ超田舎育ちのさカッペがさ、あの東京ってまあ言ってもまあ栄えてるわけじゃん。当時だって。人は多いし。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だからちょっとのぼせちゃったんだろうね。東京行って。うわーすごいみたいな。
うん。
で、なんか綺麗な女の人もいっぱいいるなーっつって、そのもらったまあ100万円ぐらいを裕閣に継ぎ込んじゃうんだよね。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
そう、あの吉原ね。吉原裕閣に行って、別にさ1回2回行ったら100万円解けないじゃん。
うん。
俺ちょっと値段知らないけど、1回2回2回行ったぐらいじゃ絶対解けないはずなんだけど、解かしちゃうんだよ。
スピーカー 2
えー。
スピーカー 1
もうすっからかん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、すっからかんにしちゃって、これさこのお金ってさ別にさ受験費用だけじゃないじゃん。生活費も含まれすだけよ。しばらくの当面の。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
がすっからかんになっちゃって、これどうするよみたいな話になるんだけど、この時助けてくれたのが千秋森之介っていう人なんだよね。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
で、この千秋森之介っていう人は野口秀夫並にもう名前出てもいいんじゃないかっていうぐらい、あのこの野口秀夫に貢献した人なんだよ。
うん。
で、千秋自体その、まあ医者なんだけど、その千秋の援助を受ける形で生活費とかはなんとかなるのよ野口秀夫って。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、千秋ってなんでそんな野口秀夫のことを助けたかっていうと、まあ単純になんだけどこれ野口秀夫のことをまあ買ってたというか、こいつはすごいって思ってて、まあ簡単に言うと千秋っていうのは先輩なのよ野口秀夫の。超簡単に言ってるけど。
うん。
先輩後輩みたいな感じ。
で、まあ先輩が助けてって後輩に、こうね頼られてしょうがないなって感じでお金を苦免するみたいなそんなイメージ。
はいはい。
まあそんなエピソードがまああったっていうね。まあだからその辺からちょっと考えると野口秀夫ってまあ決して人間としては完璧な人間だったっていうわけじゃないんだなっていうのはわかるよね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
そうそう。まあそういう人間臭さっていうのがすごいあるような人だったんだなっていうのはこういうところからもわかるんだけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ただ佐藤正作だったのよ。
あー違うな惜しいなみたいな感じになったわけよ。
うん。
普通だったら惜しかったなって終わるじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
でもこの佐藤正作、くんだったんだけどをその小林先生に協力してもらって、別の野口家っていうのがあるんだけどそこに養子園組みしてもらうのよ。
えー。
そう。それで正作くんは野口正作くんになるじゃん。
うん。
そう。同姓同名だ紛らわしい。じゃあ私の名前変えてくださいっつって、秀代に改めたんだよ。
スピーカー 2
えー。
スピーカー 1
このエピソードって何がわかるかっていうとさ、あのまあもちろん秀代のさすごいそういう執念なんだろうな。
絶対やるぞと決めたらやるっていうようなさ、執念っていうところも見えるし、あとはさ、やっぱりさ、そんなものに協力してくれる人がいたってことなんだよね。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
だからこれは秀代の人望だと思うんだよ結局のところ。
うん。
そう。だからものすごくやっぱりさっきも言ったけど人間味のある人だったんだと思うんだよね。
あーなんかこいつは助けたいなとかさ、なんとかしてあげたいなっていうような感じの人だったんだと思うんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう、そういうところからもまあちょっとわかるよねっていう。
うん。
で、えーとちょっと脱線したけど戻って、研究者を目指すようになった秀代っていうのはアメリカにまあ渡りたいっていうことで、まあ都米するんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、都米してペンシルバニア大学で研究助手として働いて、そこで蛇毒、蛇の毒ね。
うん。
の研究でこう一定の成果をあげるのよ。で、ちょっとこう研究会では野口秀夫ってすごいらしいよみたいな感じでちょっとこうね噂がこうできつつあるような感じになってくわけよ。
うん。
で、1904年にロックフェラー医学研究所にまあ移籍するわけよ。その大学の研究助手から。
うん。
で、梅毒スピロヘータの純粋培養に成功したっていう風に言われてて、で、このことが世界に直しられることになるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう。まあなんかこれ後々否定されるようなこともあるんだけれども、一旦は野口秀夫の功績というかまあ出来事部分な感じでちょっと話したんで、そこはご理解くださいっていうところなんだけど。
うん。
で、実際にスピロヘータっていうのは多分大方はわかんないと思うから、簡単に言うと細菌の創傷なんだよ。細菌ってあの菌ね。ウイルスじゃなくて細菌の方の。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、まあ螺旋状にこう細長いなんかうようよってしたような細菌をスピロヘータって言って、まあ要は梅毒のそういう細菌を発見して純粋培養に成功したっていうのがまあこの時に言われてたあの成果なんだよね。
うんうん。
で、ちょっとここでまた秀夫のエピソードを挟みたいんだけれども。
はい。
またねこれもちょっとあまり良いエピソードじゃなくてクズエピソードになっちゃうんだけどどっちかっていうと、都米してまあ成果あげたじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあこれはもちろん結果論だしあれなんだけど、都米する前にやっぱりさ、都米するってことはお金が必要じゃん。
うん。
まあなんかもうお金釣ったあたりでちょっともううっすら気づいてると思うんだけど、アメリカに行くためにそのまあ留学みたいなもんだよ。だからめちゃめちゃお金かかるじゃん。今だって留学するってなるとお金めちゃめちゃかかるじゃん。
うん。
だからあのさっきの上京するなんていうお金なんかよりも全然もっと大きい、もう10倍ぐらい、今のお金でいうと1000万ぐらいなんだけど、1000万ぐらいのお金を同様にカンパとかいろいろして集めたのよ。
うん。
でさ、この1000万だよ。俺はとてもじゃないけどそんな発想はないんだけどさ、普通だったらさ、まあ1000万のうちじゃあ実際使うのが800万だったとしてさ、200万遊んじゃうっていう気持ちはまあわかるじゃん。
はいはい。
違うんだよ、1000万遊んじゃうのよ。
スピーカー 2
すごいよね。
スピーカー 1
そう、もちろん都兵前にね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
これ1000万をもう人生最大のもう遊びだとかつって、もうめちゃめちゃ飲み食い、まあ誘惑、ゲッシャー遊びに使っちゃうのよ。
スピーカー 2
うわあ、すご。
スピーカー 1
で、この1000万がまあほぼほぼ溶けちゃったわけよ。で、しかもこの1000万ってかなりね、威惑付きの1000万で、このうち300万円っていうのは斎藤茂子っていう女性がいたんだけど、この人と婚約したのよ。
はいはい。
その婚約した時に結婚持参金の前払いとか言って300万もらってんのよ。
うん。
普通スカン付いてるかもしんないけど、都兵してんだからさ、あの結婚してないのよ。で、最終的にしかもこの茂子さんとは婚約破棄するのね。
ええ。
当たり前だけどブチギレんじゃん、そんなの相手の親とか。
スピーカー 2
結婚詐欺じゃん。
スピーカー 1
あ、そうそうそう、結婚詐欺だよ。だから、おんびんに済ませるために、ここでも千脇先輩が出てくるんだけど。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
千脇先輩が最終的に300万円を立て替えてくれて、婚約破棄したんだよね。
スピーカー 2
ああ、そうなんだ。
スピーカー 1
やばいでしょ、この千脇先輩ね、頭上がんないと思うよ野口秀夫は。
スピーカー 2
すごいよね。
スピーカー 1
うん。あの、決してめちゃめちゃお金持ちなわけじゃないんだよ、千脇さん自体もね。
ああ、そうなんだ。
めちゃめちゃお金持ちっていうわけじゃないんだよ。まあもちろん払えるぐらいだから、まあそれぐらいの財力はあったのかもしれないけど。
うん。
でもやっぱその野口秀夫が可愛いんだろうね、きっと。
スピーカー 2
ああ、はいはい。
スピーカー 1
あと、この時に、ちょっとおがたを覚えてるかもしれないけどさ、母親ともアメリカ行って、しばらく野口秀夫って日本帰らないから、ずっと会ってなかったのよ、その期間って。
で、いよいよもう母親も結構こう病気がちになったりして、もう命そんなに長くないなっていうのが多分わかってきたんだろうね。
うん。
だから、その母親が野口秀夫にあてた手紙があるんだよ。
うん。
これ、あの記念館に飾ってあったやつなんだけど。
あったね。
で、これ別にさ、母親が子供にあてた手紙だから、まあ別にさ、まああるあるじゃん。
うんうん。
だけどね、あの野口秀夫は母親が文字を書けるってこと知らなかったらしいのよ。
で、一応その母親はちっちゃい頃に文字を習ったことがあって、農民だとさ文字なんか書かなくていいわけよ、はっきり言って。
だから覚える必要もないし、読み書きできない人っていうのは別に珍しくなかったわけね。
うんうん。
でも多分おそらく、もうほとんど忘れていただろう文字をその野口秀夫にこう、あいたいがために、勉強したのかどうかわかんないけどこういろいろ思い出しながら一生懸命書いたんだろうね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
だからそういうところを知ってあの手紙を読むと、もうものすごい感動するよ。
うん。
ちょっと記念館行った人は是非ちょっとこう、母親の手紙も飾ってあるんで、内容もまあなかなかすごいグッとくるものもあるんで是非読んでください。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあ母親とも、だからアメリカで成功して、もうね、母親からしたらさ、なんかね自分の息子、お金使いまくって散財してってぐらいな感じだったわけじゃん。
まあ優秀だけどって。
うん。
でも一定のこう研究成果を残して帰ってきて、もうそれは大喜びだろうね。
まあ母親ともそういう感じで、まあいい形で再会できるんだよ。
うん。
でアメリカとか、まあ要は野口秀夫って海外でどんどん活躍していくわけ。
もちろん語学堪能だったからなんだけど。
うん。
で、その後は大熱病の研究に参加することになるんだよね。
はい。
大熱病って当時中南米で猛威を振るってた病気なんだけれども、まあ多分あんまり大熱病って言ってもさなんかピンとこないと思うんで、ちょっと簡単に説明すると、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
大熱って黄色の熱って書いて大熱なんだけど、まあ読んで字のごとく熱が出るんでとにかくかかると。
で、これは原因はウイルス。ウイルスをこう体に取り込んじゃうと発症するっていうことで。
で、人から人にこう感染するようなことはないんだけど、ただよくある蚊だよね蚊。熱帯シマカっていう蚊なんだけど、特に注意するのは蚊で媒介されちゃうのよ。
うん。
だからまあ人とか人に、まあ人に近いっていうか霊長類、そういった動物がウイルスを持ってて、で、そのウイルスが蚊によってこう媒介されて感染しちゃうっていう、そんな感じ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、大熱病自体は一回かかれば、これ修正免疫できるからもう大丈夫なんだよ。一回かかれば。
スピーカー 2
おーはいはい。
スピーカー 1
ただ一発目に重症化すると致死率は60%にも及ぶっていう、もうすごい致死率の高い危ない病気なんだよ。
はいはい。
そうそう。で、その大熱病が中南米で猛威を振るってたから、1918年なんだけれども、そこからエクアドルに赴いて原球名にこう勤めていく形になるんだよね。
うん。
で、中南米でも猛威振るってたんだけど、アフリカでも大熱病が発生するのよ、その後。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、アフリカに行って、まあアフリカもちょっと南下国が渡るんだけど、で、大熱病を研究するために検体、まあ要はさ、大熱病にかかった患者の何らかの血液だったりそういったものを採取するっていうことをやってたんだけども、その検体採取を行った後に自身がやっぱり大熱病にかかっちゃったのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう。で、1928年にその大熱病が原因でそのまま亡くなるっていう。まあこんな人生なのよ。
はいはい。
で、最後にちょっと触れておきたいのが、野口秀夫ってものすごい研究方法だったのよ。
あ、そうなの?
そう。まあみんなやりたがらない方法なんだけど、これ超簡単に言うと、実験ってさ、いろんなパターンをこう変えるとさ、ものすごい数できるじゃん。
うん。