1. サイエントーク
  2. 真空の歴史!地下水のひらめき..



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政治、経済、事件、スポーツ、文化、そして風俗・・・。戦後を彩ってきたあらゆる出来事を再取材して、隠されていた事実を発掘し、現代から新たな光を当てることで、戦後を「開封」します。産経新聞に過去に連載された記事などを再構成して音声化しました。

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【トピック】

・インスタントラーメン好き?

・フリーズドライってなに?

・真空ってなに?

・デモクリトスの原子論と真空嫌悪説

・地下水をくみ上げる時の限界と大気圧

・トリチェリの真空の発見

・タッパーで感じる真空パワー

マルデブルグの半球

・日常生活に潜む真空


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サイエントーク1周年イベント → 無事終了しました。ありがとうございました!

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【参考情報】

・サイエンス大図鑑 河出書房新社 アダム・ハート=デイヴィス著

・科学史ひらめき図鑑 ナツメ社 スペースタイム著

カップヌードルのフリーズドライ


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【BGM】

しゃろう - PM、 AM

00:01
サイエントーク
はい、こんにちは。レンです。エマです。
サイエントークは、研究者とOLがおしゃべりしながら、世の中を研究するポッドキャストです。
なんかオープニング変わりましたね。世の中研究するポッドキャストになったんですね。
世の中研究って書いてたんで。
いや、てかこれあれだな。エピソード前後するから、これ入ったり入らなかったりするかもしれないけど。
取りだめてた分があったりするんでね。
エマさん、インスタントラーメン好きですか?
インスタントラーメンは、普通。
普通か。
時々買いますね。
時々買います?
昔は、すごいなんか不健康そうなイメージを持ってたから、あんまり食べないようにしてたんだけど、
最近は、なんかもう不健康とかどうでもよくなってきて、
それ大丈夫か?
ジャンプフード食べたい時あるじゃないですか。
分かる。
そういう感じで、手軽だし、食べようかなって思う時がありますね。
最近さ、種類えぐくない?
インスタントラーメン、めっちゃ種類多くない?
確かに。
うどんとか焼きそばとかも含めたら、壁一面閉めてるよね。
そうそうそう。
すごい種類あるじゃん。
あれって、何が違うかって、味も違うんだけど、中に入ってる具材とかって結構違ったりするじゃん。
よくかやくって書いて入ってるやつとか。
ああいうのってどうやって作ってるか知ってますか?
ああいうのは、乾燥させる?
そう、乾燥。
ただの乾燥。でもただの乾燥じゃないんで。
フリーズドライ。
そう、フリーズドライってやつ使ってるわけですけど、
これってフリーズでドライなんで、これ凍らせる工程が入るんですよね。
あんまりよくわかってない。フリーズドライの工程を。
フリーズドライは、食べ物の中に水って入ってるじゃん。
で、その水を一回マイナス二、三十度とかにして凍らせて、
で、その状態で減圧して、真空みたいな状態にして、水を一気に個体から器体に消化させるっていう乾燥方法なんだけど。
これによって、その液体が徐々に徐々に抜けてくっていう感じじゃなくて、一回ガチって個体になってから抜けるってことによって、
その食べ物の中に細かい穴みたいなやつがいっぱいできるんだよね。スカスカになるというか。
で、お湯で戻すときって、その細かい穴にお湯が入り込んで、元の状態に戻るっていうのが、一応フリーズドライの食べ物なんだよね。
そっか、じゃあ普通の乾燥の仕方だったら、液体から器体になるから別に穴とかができないけど、
03:01
穴ができなかったら、お湯とか入れてもお湯が入り込む隙間がない。
あー、まあそんな感じ、そんな感じ。
じゃあお湯が入り込むことが重要なんだ。
あ、そう、お湯が入り込むのが結構重要。
で、それがないと結構、なんつーの、カラッカラなやつにやっても、表面側はお湯入るんだけど、中は入んないみたいな感じになっちゃうから。
あー、じゃあ表面と中で、なんかちょっとふやけ具合が違うみたいな、なっちゃうのかな。
中はガッチガチのままみたいな。
あー、はいはい、それ困る。
やったら、まあ美味しくないわけじゃん。
美味しくない。
まあみたいなのがあるんですけど、それがフリーズドライで。
これって、一旦真空にするわけじゃないですか。
はい。
これすごいなと思って。
確かに、相当力必要だよね。空気抜くために。
そうそうそう。
で、しかも真空って、その空気っていう概念がなきゃ、そもそも真空っていうのもしようって思わないから。
そうそう。
それが、それ考えると割と新しいかもしれないね。
うん。これ今さ、自分が原始時代とかに戻ったとしてさ、真空じゃあ作ってくださいって言われたらさ、
なかなか作れないじゃん。この状態。
そうだね。作れないね。
で、しかも原始時代だったら、そもそも空気って言われても、空気に何にもないじゃんってなるから、そもそも空気イコール真空みたいな思ってそうじゃない?
そうそうそう。
いや、真空とは思ってないと思うけど。
真空とは思ってないか。
なんかあるんだと思ってるよね。なんか匂いとかするから。
なんかある。
なんかある。
あー、そっかそっか。なんかあるってことは認識してるか。
さすがにそれは思ってると思うけど、だけどそのさ、真空乾燥みたいな技術って結構最近なわけじゃないですか。
うん。
なんで今日はちょっとこの真空を人はどうやって見つけて、どう使えるようにしてきたのかみたいな話をちょっとしたくて。
はい。
真空回です。
はい。
で、あとはちょっと今回初めて企業さんからの広告案件が入ったエピソードになってまして。
はい。
最後にこの真空が微妙に絡んだお知らせがあるんで。
どんなお知らせでしょうかね。真空に絡んだ広告案件とは聞いたことがないですね。
いや、まあ真空に無理やり絡めたと言った方がいいかもしれないけど。
はいはい。
最後にちょっとお知らせがあるので、最後まで楽しんでもらえればと思います。
はい。
じゃあ最初に真空って何ですか?
空気がないこと。
まったく?
まったくって難しいかもしれないよね。
なんか測定不能だけでさ、ちょっと空気とかあったりしそう。
実際完全な真空ってまあなかなかできないって言われてて。
うん。
真空ってやっぱ宇宙のイメージとかもあるじゃん。
06:01
ある。
宇宙とかもそれでも1立方メートルあたりに水素原子1個とかそれぐらいの割合でやっぱ入っちゃうらしいんだよ原子が。
だからなかなか完全な真空は難しい。
だから本当に何にもない状態を真空って思いがちなんだけど、実はそうではなくて。
これ一応真空の定義がちゃんとされてるんですけど、日本工業企画とかが出してる定義がちゃんとあって。
これ何もないことじゃなくて、真空とは通常の大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間の中の状態。
空気はあるっていうことなんだね。
そう、まったくないわけじゃないよねこれ。
何々気圧以下みたいなさ、そういう基準値があるっていうことなのかな。
基準はないんだけど、基準としてはだから大気圧より低い気圧で満たされてる空間だから。
ちょっとでも低かったら真空になるの?
ちょっとでも低いと一応真空っていう定義には入ってくるんだよねこれ。
そうなんだ。
そうそうそうそう。
結構そこら辺に真空あるんじゃない?
この定義でいくと結構ある。
だから定義としてはこの特定の空間内の状態、空間内っていうのが重要だから。
例えば山の上とか行ったら大気圧どんどん地上より低くなるわけだけど、それは真空とは呼ばないじゃん。
囲まれてなきゃいけないっていうこと?
そうそうそう。それはちゃんと囲まれてないから真空とは言いませんよねっていう。
だけど地表で空間を区切って、例えば山の上ぐらいの気圧になるように空気を抜いた状態はそれは真空状態です。
なるほどなるほど。
っていう感じなんですよね。とりあえず真空の定義確認ですけど。
だけどさ、こんな定義を決める前なんてさ、そもそも概念として真空ってまずなんだ?みたいなところから始まるわけだけど。
そうだね。
真空とはなんだというか、正直この世界は何でできてるのかみたいな話から入るんですけどこれ。
で、これ古代ギリシャの哲学者の人が最初に考えてて。
これが紀元前400年頃なんですけど、デモクリトスっていう人が原子論っていう本を出してて、
この人の名前はそんなあれなんですけど。
で、こういう本の中で万物は原始と空虚からできている、その他には何もないみたいな主張をしてると。
はいはいはい。
だからあらゆるものは原始か原始じゃない何もないみたいな、まず主張をしてて。
正しそうな主張に聞こえますが。
うん。だし、この時って別に何かを調べてこう言ってるわけじゃなくて、
原始の存在もあくまで予想だし。
うんうんうん。
で、そのない状態の真空みたいな状態も別にそれを再現したり確認したわけじゃないけど、
おそらくそうだよねっていう、何か要は概念的な話だよねこれ。
まあでも概念としてその一番小さいものの単位が原始だったら原始があるかないかでしか分けられないよね。
09:07
そうそうそう。そうなんですよ。
確かにっていう感じ。
で、まあこういう話をしてる人は昔いたわけなんだけど。
うん。
その後に、アリストテレスって超有名な人いるじゃないですか。
はい。
あの人は、いや原始でできてるのは分かるんだけど、真空って無理じゃねって言ってる。
うん。
無理じゃねって言い方をしてないんだけど、
うん。
自然の中ってそういう原始みたいなやつが全くない状態って作れないよねみたいな話をしてる。
難しいよね。
そう。例えば、ストローみたいなやつで、ストローって空気吸えるじゃん。
うん。
で、その、例えばストローの先端を閉じてさ、その中を頑張って息吸ったりして真空にしようとしてもさ、
うん。
どっかからやっぱさ、空気がちょっと入ったりさ、
そうね。
完全に空気を全部なくすってできないじゃん。
うん。普通に生活してたら無理。
そう、普通に生活してたら無理じゃん。
うん。
もう真空はもう絶対無理みたいな。
うん。
これ真空嫌悪説って。
嫌悪説。
真空が嫌で悪いって書いて、啓蒙ってあるじゃん。
うん。
これ真空嫌悪説って言うんだよね。
うん。
自然は真空を嫌ってるっていう。
うんうんうん。
って話をしてたんだけど、みたいなとりあえず世界観。
はい。
で、ってことはさ、今の話で言うと真空が絶対無理ってことは、
ストローは、ストローみたいなやつは水にさしたら、
そのストローの中の空気をなくすと、
その真空をなくすように水が上がってくるみたいな。
うんうんうん。
この理論でいくと、どんなに長いストローでも、
上の部分の空気をなくせば絶対水入ってくるって思う?
思う。
だよね。
うん。
だって真空は絶対に存在しないからってなるじゃん。
うん。
で、この理論でいくと、例えば昔だと地下の水を汲み上げてくるっていうときに、
昔の人もなんか手押しのポンプみたいなやつ使って、
うん。
地下水を汲み上げるってことをしてたわけだけど、
うん。
どんなに地下深くからでも水吸えるはずじゃん。
うんうん。
真空が作れなかったら。
だけど、昔の人は10メートル以上地下掘って水汲み上げようとすると、
そのポンプみたいなやつだと水汲み上げられないってことに気づいた。
うーん、それは井戸の深さによって変わるっていうこと?
そうそうそうそう。
わりと浅いところだったら、10メートル以下だったら吸い上げられるけど、
10メートル以上だったら吸い上げられなくなる。
そう。
うーん。
これはもう事実としてそういうことが起きたと。
で、何か長くなりすぎると、こう頑張って吸ってんのに、
うん。
水汲み上げられない。なんでこれ?みたいな。
はいはい。
謎が生まれて、
うん。
え、じゃあこれって何もない状態になっちゃってるってこと?みたいになるじゃん。
12:02
うんうん。
真空起きないはずなのに、みたいな。
だけど、これを、この問題解決に取り組んだ人がいて、
はい。
これはね、ガリレオ・ガリレーって有名な人いると思うんですけど、その人の弟子で、
はい。
ガリレオ・ガリレーは、この問題を解決する前にちょっとお亡くなりになってしまって、
うん。
いや、これ何でだ?みたいなの解決してくれ、みたいな。
うん。
それがちょっとできないから弟子に託して、これトリチェリっていうお弟子さんなんですけど、
なんか聞いたことあるかもしれない。
そう、これ多分ね、トリチェリの真空っていう名前があるからね、理科で聞いたことあると思うんだけど。
あー。物理でやったかもしれない。
そうそうそう。
うん。
で、この人が考えたのは、地下10メートルぐらいの水を汲み上げるときに、めっちゃ引っ張るけど、
うん。
必ずある同じぐらいの高さまでしか水は上がってこないんじゃないかみたいな。
うんうんうんうん。
で、それって、頑張って吸うんだけど、地下水汲み上げるときに水が上がってくる力の方向って上方向にかかってるじゃん。
はい。
その方向って、何かが、この場合空気なんだけど、空気が汲み上げてくる水以外の場所の水面を押してるから、汲み上げる筒を伝って水上がってきてるんじゃないかみたいな。
もう一度お願いします。
えっと、水がその筒みたいなやつを上がってくるわけじゃないですか。
うん。
そのときって、その筒以外の水面が押されると筒の中水上がってくるっていうイメージがまずできる。
えっと、これはリスナーさんに伝わるかな。
伝わんないかな。
大気圧で押されるっていうことだよね。
そう。なんかもうちょっと水じゃなくてわかりやすい感じでいくと、ゼリーとかでもいいんだけど、ゼリーにストローをぶっさして、
そのぶっさしたとこ以外のゼリーの表面をギュッて押したらさ、力の行き場なくなってさ、ゼリーってストローの上の方向にビューって出てくるじゃん。
はいはいはいはい。
これイメージできるかな。
それはイメージできるかもしれない。
だから圧力がなんかかかって下方向に。
で、それを逃げ場として筒の中を上方向の力になって出てくるみたいな感じの力関係があると思うんだけど。
で、水を地下水組み上げてるときってこれじゃないかって考えたよね。
要は、頑張って水引っ張って水上げてくるんだけど、
引っ張ってくるってよりからは、この空気が水を押してるから筒から水出てくるんじゃないっていう考え方。
ちょっと発想の転換っぽい感じだけど。
じゃあ、引っ張ってることによって、空気が水を押す力の方が強くなったから上に来るっていうことだよね。
あ、そうそう。
何にもしなかったら釣り合ってるわけじゃん。
そう。
だから筒の中は釣り合ってるんだけど、筒の上の空気のところの空気の量を減らすと水は上がってくるみたいな。
15:07
でも引っ張ってるわけじゃなくて、それは他の空気が押し上げてるだけっていう。
そうそう。
で、これで水がある程度の高さまで上がってこないってことは、その高さになっちゃうと、今度さ水の重さがかかってくるじゃん、下方向に。
ってなったら、どんなに頑張って引っ張っても、その大気圧は変わらないから、水の重さと大気圧が釣り合うポイントが出てくるよね。
はいはいはい。
だから上がってこないんじゃね?これ以上水っていう。
うーん。
この発想すごいなと思うんだけど。
ちなみにその水の量ってどれぐらいなの?
これね、高さにしたら10メートル超えたぐらい、十数メートルで。
でもそれって断面積によるよね。
断面積めっちゃちっちゃかったら、たぶん20メートルとかでもいいかもしれないし。
体積というか重さで言ったらどれぐらいなんだろう。
断面積関係あるか?
あ、関係ない?
あ。
断面積関係ないんじゃない?だって。
そっか、関係ないか。
圧力だから、そう関係ない。
あ。
関係ありそうだけど。
そうだね。
うん。
力は圧力かける面積。
で、水の重さは高さかける面積かける密度。
うん。
だから両方に面積かかってるから、面積は関係ないんか。
そう、結局関係ないんじゃないか。
あ、関係ないね、確かに。
うんうん。
そう、だから高さはこんぐらいみたいな感じになる、結局。
なるほどね。あ、面白い。はい。
で、みたいなのがあったけど、でもこれをさ、じゃあ証明したいってなった時に、
この、なかなかさ水でこの実験をやるのしんどいじゃん。
10メートルぐらいのやつをさ、
うん。
やんなきゃいけないってなるから、
例えばこう同じ現象を再現したいんだったら、
もうめちゃくちゃでかいストローというか、
めっちゃでかい筒用意して、
うん。
で、その筒片方塞いどいて、
で、その入れ物みたいな感じにしといて、
それを水の中に沈めて1回、で、全部水入るじゃん、筒の中に。
で、それをひっくり返して、上があの閉じたところになるようにして、
だから超巨大な試験管をひっくり返してるみたいなイメージ。
うんうんうんうん。
で、それを水面まで持ってったら、
水面まで持っていって、じゃああげるっていうこと?水を、試験管を。
そうそう。あの、水面からは離さないけど、
あーはいはい。じゃあ、えっと、試験管の口のところだけは水の下に沈んでるけど、
それ以外のところは水の上にあるっていうことね。
そうそうそうそう。
ってなったら、もし本当にそれ以外のところの水の水面が空気で押されることで、筒を水が上ってるってなるんだったら、
うん。
18:00
やっぱり水の重さがあるところまでいく、水の高さがあるところまでいくと、
それ以上上の筒の部分って水で満たされないってことになるな。
うん。
そしたらそこって、真空というか空気もないし、水もいないし、
うん。
っていう空間になるんじゃないっていう。
でも今、この巨大な水の話でやったけど、これ実験やるのめっちゃ大変だから、
水よりめちゃくちゃ重いものを使えば、結構短い距離で、
うんうん。
真空状態みたいなのを作れるんじゃないかって。
うんうんうんうん。
のをこれトリチェリさんが考えて、例えば100センチぐらいの試験管用意して、
うん。
その試験管に水の13.6倍重いっていう水銀用意しておいて、
同じ1回水銀のプールみたいなやつ沈めて、
うん。
試験管ひっくり返して上まで持ってくると。
うん。
そしたら確かに水銀がめちゃくちゃ重たいから、
高さ76センチぐらいのところでまでは筒の中は水銀で満たされるんだけど、
うん。
それより上の空間みたいなのができてきて。
うんうんうん。
だから試験管100センチの試験管立てたときに、
うん。
76センチは水銀で満たされてるけど、一番上の24センチは真空になってるっていうことだよね。
そうそうそうそう。
うん。
だからこれだけの高さの水銀と、
うん。
今外側の水銀を押してる大気圧、空気の圧力が釣り合ってますっていう状態になる。
うーん。
じゃあ結局真空作れるっていうこと?
で、山ってなっちゃうんだけど、教科書的にはこれが真空というかトリチェリの真空ですって習うんだよね。
うん。
さっきの真空の定義にもあってるよね。
あってはいる。
空間の中にあって大気圧よりも低い。
そう。だけどこれ真空って呼んでなくてトリチェリの真空って呼んでるこれ。
うん。
これ多分教科書とかもちゃんとトリチェリのって入ってるはず。
うーん。
それは何でかっていうと結局そこの圧力下がっちゃうと水銀ってちょっと蒸発するというか蒸気圧があって、
うん。
水銀の機体みたいなやつがどうしてもちょっと入ってくるんだよね。
はいはい。
だからこれ完全に真空ではないんですね実は。
うーん。
教科書的には真空。
うんうん。
みたいな感じで。
で、本当に空気の圧力で水銀の柱が登ってるというかこの水銀がこの高さまで行くってなるんだったら、
周りの大気圧が変わったらさ水銀の高さは変わるわけじゃん。
うん。
だからこれは山の上とかでやると確かに山の上だと気圧が低いんでこの水銀を押し上げる力も弱くなってもうちょっと低くなる。
うん。
例えば60センチとか。
うんうんうん。
だから確かにこれは高さが気圧によって決まってそうだみたいな。
うーん。
こういうのがあってだから760ミリ水銀とか多分習うと思うんだけどそれがこれですよね。
1気圧で水銀が76センチまで上がりますっていう。
21:00
うんうん。
だからこういうこうやって口で説明するとなんかなかなかむちゃくちゃな実験してるなって思うんだけど。
伝わるかなこれ。
伝わってないかな。
これズーム見てもらえばいっぱいやつだよわかんないけどちょっとこれポッドキャストで禁句なんでそれは。
まあ気になる人調べてください。
いや説明の仕方が悪かったら本当に申し訳ないけど。
まあとりあえずその真空状態みたいなのがここで初めてというかまあそういう概念がありそうみたいな。
うん。
のがまずこれでこれはだから真空っていうのを観測しましたみたいな感じだよねとりあえず。
うん。
その後じゃあなんか空気をいっぱい抜く方法みたいなのをいろんな人が開発したりしてて。
そのじゃあ空気をいろんなものから抜いたりしたらどういう性質があるんだろうみたいなのをいろいろ調べる人が出てくるんだけど。
うん。
例えばその玉金属の50センチぐらいの玉。
うん。
で中が空っぽみたいなボールみたいなやつがあったとして。
うん。
でそれを半分に切ってパカって開くようにしておくんだよね。
うんうん。
その半球と半球を合わせて中の空気全部抜いて。
そもそもどうやって抜くの?
一応シリンダーとピストンで空気は外側に出るけど中には戻らないみたいなあの逆流しない弁みたいなやつが当時作られてたんだけど。
うんうん。
だからその玉の中の空気が出てくる方向には空気流れるけど。
うん。
反対側行かないみたいな感じでどんどんどんどんその玉の中の空気をまず抜きますと。
うんうん。
で閉じた時にこの半球と半球何もしなかったらさ普通にパカパカ開くと思うんだけど。
うん。
これが全然外れなくなると。これまずイメージできる。
なんかさ電子レンジにタッパーとか入れてさ温めて。
うん。
でそれ出した時にタッパーの中身が圧力下がってでタッパーの蓋開きにくいみたいなこと起こったりするじゃん。それかな。
それはタッパーの中身の空気が加熱した時は一回穴から出ていって。
そうそうそうそう。
その穴も逆流防止弁みたいについてるってこと?
うーん防止弁ついてないけど何でかよくわかんないけど抜けた空気がもう元に戻らない時があるじゃん。
まああるか。で蓋開かないみたいなね。
それに近いんかな。
俺あんま遭遇したことないけどなそれ。
まじで?私ねなんだっけななんかレンの家でガラス容器にカレーかなんか入っててそれを電子レンジで温めたら
なんかよくわかんないけど温めてる最中に容器の中の空気結構抜けちゃって出した時にそれが元に戻らないから中の気圧すごいちっちゃいままで全然開かなくなってどうしようどうしようってなって。
それレンがいない時なんだけどね。
24:00
知らなかったそれ。
うんで仕方ないからお湯に入れてそしたらさ空気膨張すんじゃん。
はいはい。
で頑張ってバッて開けたことがある。
あーまあでも現象としては一緒かなさっきの玉の話とそれは一緒だね。
うん。
その中身が気圧下がると開かなくなるみたいな。
うんうんうんうん。
ほんと一緒。
うん。
だからこの今玉って言ったけどじゃあそのタッパーでもいいや。
そのタッパーみたいな感じのが全然開かんみたいな。
うん。
でそのタッパーの中をめっちゃ真空にしたらさもう蓋って全然開かないわけじゃん。
うん。
それって真空がすごい引っ張ってるからじゃなくて外側の大気圧空気の力がめちゃくちゃそのタッパーにかかってるから。
あー。
その差分というかその力がすごいからさなかなか蓋が開かなくなるわけでしょ。
空気の力って普段全然感じないけどでもそういうところでじゃあ感じてるわけか。
そうそうそうそう。
私たちの手とかの力じゃもうかなわないぐらい大気圧の力が強いっていうことか。
そうで手でさ開けるのもなかなか難しいぐらいものすごいパワーがあるわけじゃないですかこの真空状態は。
うんうんうんうん。
でこれ昔の人どうやってこれを証明しようとしたというか本当にこのタッパーが開かないっていうのを証明するために。
うん。
何したかっていうとこれ実際タッパーじゃなくて鉄の玉なんだけど。
うん。
鉄の玉の両側に紐くくりつけて。
うんうん。
あの馬8頭ずつに引かせるっていう。
ははは。
昔っぽいな。
っていう実験をやってて。
はいはい。
これもちゃんとあるんだけどなんか馬が8頭ずつ反対方向に向かって全力で走るみたいな感じで。
うんうん。
めちゃくちゃ引っ張るんだけどその中が真空状態だったこれも今タッパーでいいや想像は。
それでもタッパーは開かないみたいな。
いやじゃあ手の力どころじゃなくて馬8頭の力よりも大気圧は強いってことか。
そう馬8×2だからもう16頭。
あーそっか。
そう8頭と8頭が綱引きしてる間にタッパーがあるのを想像してほしいんだけど。
なんか逆にさそれで言ったらさ大気圧を力に感動したときにさ何と等しいんだろうって思った。
馬何匹だったら開くんだろうって。
そしたらさ大気圧どれぐらいなのかってイメージできやすいよね。
馬何頭分かは俺ちょっと今1頭でどんぐらいのパワー出してるかちょっとわかんないけど。
重さとしてでもそれってあれだよねタッパーの大きさにもよるよねその場合は。
パワーとしては1気圧だから水を10メートルぐらい押し上げれるパワーって考えると。
それが一緒の力よね。
水を10メートルあーそっかそっかそっか。
そうそうそうさっきの地下水を汲み上げるときに水を10メートルぐらい上まで持ち上げる力と大気圧がイコールだから。
27:02
じゃあわかった。
玉を6メートルぐらいのテーブルの上に置いといてそれで両側に5メートルずつ水を吊り下げたらパカって開くんじゃない。
あーまあそうだね5メートルぐらいだからすごい水の量だよね。
必要になる重さってそうだわ。
逆にでも馬端とは水5メートルよりも弱いんか。
そうだね。
これ開けれなかったっていう結論だから。
結構弱いな馬。
これ一応まるでブルクの半球っていう名前の実験なんだけど。
この半球を馬端ずつ引いても開けれないっていうぐらい大気圧の力って実はかかってるんですよっていう。
でこれが実際こんだけ馬引っ張っても開かないのにこの玉にちょっとでも空気を穴みたいな開けてシューって空気入れるとパカって開くみたいな。
そしたらおーすげーってなるじゃん。
空気の力すごいなみたいな。
さっきの力で言うと大気圧って1平方センチあたり1キログラムの力がかかってる大体。
感じてないけど。
逆に感じないのすごいな。
なんで感じないんやろな。めっちゃ重い。
それに耐えるように成長してきてからじゃないですか。
それ不思議だな。
よくさポテチの袋がさ山とか飛行機乗ったりしたらパンパンに膨れるみたいな。
ああいうので結構大気圧感じることあるじゃん。
うん。
見たのが結構身近な例だとわかりやすいやつなんじゃ。
大気圧を感じるっていうのは上の方に行くと気圧が下がってるから、
元々の大気圧との差分だけポテチの袋が膨れ上がる方向に力がかかるっていうこと?
そうそうそうそう。
なんか地上だと別にポテチの内側からの力ってさ見てもわかんないじゃん。
うん。
大気圧と釣り合ってる状態だから。
でも山中行くと膨れるってことはやっぱポテチの中にはそれだけの圧力がかかってるというかパワーがあるみたいなことじゃないですか。
なるほどね。
これもあらゆるものがそういう状態に地上ではなってる。忘れがちだけどっていう話かな。
こういうのがあったから真空の研究ってめっちゃされてていろいろ。
例えば空気がないと火って消えるじゃん。
うん。
火って酸素とかを使って燃えてるから。
だからこういう真空の空間だと火って消えるよねとか。
あとは真空空間の中にベルを入れてそのベル鳴らしても真空状態だと音が聞こえないと。
うんうんうん。
それもやっぱ音が伝わるには空気が必要ですねとか。
うん。
だからこの真空ってめちゃくちゃいろんなものを遮断するというかなんか熱もなかなか通せなかったりするわけですよね。
熱伝導が全然しないと真空状態になると。
30:02
うん。
だから魔法瓶みたいなのがあってちっちゃい瓶とおっきい瓶の間に真空状態作っておいて。
うんうん。
ちっちゃい瓶の中身は温度保たれますみたいな。それが魔法瓶だけど。
みたいなのがいろいろできたと。
そういう技術、昔の人がそうやって真空のすごさを実際に証明して真空って使えるよねってなったから、
例えばそれが応用されてフリーズドライみたいな感じで真空を使って乾燥させるみたいな技術にもつながってると。
なるほどね。
いや普通に真空の概念とか今の話とか結構難しいけど、それを理解してかつ応用してるってすごいね人間。
いやすごいと思う。
その魔法瓶とフリーズドライ以外なんかある?真空の技術を利用してるもの。
いっぱいあるんじゃない?
化学実験でヨーバイ飛ばすとか。
もうそれだいぶニッチな使い方だけどそれ。
普段の生活で何があるかな。
身近な真空ってことね。
うん、身近な真空利用例みたいな。
俺がねパッと思いついたのはね、あの吸盤みたいなやつとか。
あー確かに確かに。あれも真空だね。
キッチンとかね、使う吸盤、貼り付ける吸盤もあれ一応ギュッてやったら中の空気が抜けて。
あー確かに確かに。
中が真空になるからピタって貼り付くというか、
あー、大気圧に押されて。
そう、大気圧に押されてる。それも。
ちょっとこれから身近な真空探しをしながら生活を送っていきますわ。
だから何でもそうだよそういったら。だって掃除機とかが吸ってるのとかもさ、
吸ってるんだけどさ、大気圧に押されてるっていうことではある。一応。
そっか、じゃあ吸う系のもの全て大気圧が関係あるっていうことか。
そうそうそう。
ストローもそうだし。
ストローもそう。
うーん、注射もそうかじゃあ。
注射もそうだね。引っ張ったら。
あれ?でも体内に大気圧ないよね。
いやそれ、血圧ですねそれ。
あ、血圧か。
それは血圧ですよ。
血圧か。
それは血圧。大気圧ではない。
大気圧ではないですね。
うん。俺もううんって言っちゃったけど。
それはもう血に圧力かかってるからですね。
なるほど。
じゃあとりあえず引っ張る方向っていうのはもうほぼないというか、
逆に押されてるわけですね、実際は。
引っ張るってことは何かが押してるっていう力も働いてるよっていう、
この物理のなんだろう、忘れがちなことというか。
うんうん。
はい、だから空気に押されて生活していきましょうっていうことですね。
はい、そうしましょう。
はい。
はい、最後にお知らせです。
はい。
今回真空とかフリーズドライとか色々喋ってきたんですけど、
えっとですね、このフリーズドライを使った物って最初にインスタントラーメンの話ありましたけど、
33:00
はいはい。
産経新聞さんからインスタントラーメンの歴史を学べちゃうというポッドキャストが新しく始まるそうで。
おー。
いやなんか真空に関する案件ってなんだろうって思ってたけど、
まさかの産経新聞様ですか。
そうです。
はいはい。
戦後史開封インスタントラーメンの進化っていう新しくポッドキャスト。
これが出るときにはもう配信開始されてると思うんですけど。
えー、産経新聞がやってるんだ。
そう。
ほうほう。
で、インスタントラーメンってこの戦後のさ、食生活でもう革命を起こしたって言われてるようなものですけど、
すごい簡単にできて。
はいはい。
で、これを1話5分で学べるっていうポッドキャストになってます。
うーん。
全部で何話ぐらいあんの?
これ全部で5話あって、
だいたい1話それぐらいなんで、
あの、インスタントラーメン5個食べる間に全部聞き終わります。
いや、5個食べ、いや、あの、作ってる間か。
作ってる間。
うん。
5個食べ終わるの結構きついな。
いやいや、一気にはやらなくていいけど。
あの、一気にはやらなくていいけど、
まあそれぐらいの時間でインスタントラーメンの歴史が学べちゃうよっていうことで。
なるほど。
これね、そう。
まあ僕これ聞いたんですけど、
これ産経新聞さんが作ってるんで、実際の記者の人が取材して、
インスタントラーメンの歴史とかについて。
うーん。
で、それをチキンラーメンとか札幌一番とか、
うん。
あとマルちゃん製麺とか結構あの。
メジャーなインスタントヌードル系ですか?
そう。
うん。
で、その辺の誕生の秘密が聞けちゃうっていうことで。
うーん。
これね、すごい面白くて。
確かに、なんか1つのカップヌードルの話とかだけだったら、
どっかでも聞けそうだけど。
うん。
一気にいろんなところのカップヌードルの誕生秘話みたいなの聞けるのはあんまりないかもしれない。
そうなんすよ。
うん。
で、これ一応ドラマ風な構成になってて。
うん。
これミュージシャンのルナシーのシンヤさんっていう方がセリフ読みとかをやってるんだけど。
へー。
なんかそれも結構臨場感ある感じで。
だからポッドキャストとかを聞いてる人は結構おすすめですね。
まあもちろん全部無料だし。
うんうんうんうん。
見たのが一応始まるみたいなんで、各種ポッドキャストのアプリで聞けることができますので。
うん。
ぜひ聞いてみてください。
はい。私も聞いてみます。
はい。
次回のエピソードまでに今更聞くということで。
はい。次回までに聞いてきます。
はい。ということで、じゃあ今回は以上です。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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