1. サイエントーク
  2. 88. 競泳の水がシロップだとど..

考えさせられる研究が満載のイグノーベル賞!これまでの受賞研究からスポーツっぽいものをピックアップしました!

さらに2023年のイグノーベル賞受賞研究もすべて紹介!うなりながらツッコミをいれつつおしゃべりしています。

#科学系ポッドキャストの日 「スポーツ」

ホスト:サイエンスラバー さん

参加番組はこちらをチェック→ https://note.com/leal_jpn/n/n851bcf763d99


◆補足説明 お話している「人を釣り上げて水の上を走る実験」では、水にかかる重力の影響は無視していることになります。 コメントやお便りを含め既に数名から質問・ご指摘をいただいております、ありがとうございます! 水上を走るという事に関して実際には浮力に加えてもう少し複雑で、水を叩きつけた時の反発と、水から足が離れる時に引っ張られる力等も考える必要があります。 今回の結果の重力%は、単に実験でヒトを釣り上げた力だけで導いたわけではなく、最終的にはこの実験結果を流体力学シミュレーションと組み合わせて予測しています。 元々あったバジリスクトカゲが水面を走る際の流体力学シミュレーションのモデルを人に応用できるか?という点も背景になっていました。 当然水の動きに関して実験からの補正が必要であり、論文中でもその事についても言及されています。 元論文 Results & Discussionより抜粋 These experiments suffered from various approximations in our reduced gravity simulations. First, although the overall weight is reduced by the lifting cord, both the limbs of the participants and the water were still affected by the full forces of Earth’s gravity. 参考ページ 水上を走る事についての一般論

→人間は水の上を走れないのか?沈まずに駆け抜けるための条件を科学的に解説

https://logmi.jp/business/articles/241383

元論文

→ Humans Running in Place on Water at Simulated Reduced Gravity  https://doi.org/10.1371/journal.pone.0037300

◆トピック

・秋といえば,,,

・イグノーベル賞とは?

・水泳、ハンマー投げ、陸上トラック!

・今年の受賞も愛おしい。

◆参考文献

・The 33rd First Annual Ig Nobel Prizes

https://improbable.com/ig/2023-ceremony/

・イグノーベル賞2023 授賞式 日本語版公式配信 / The 33nd First Annual Ig Nobel Prize Ceremony [Japanese Subtitles] https://www.youtube.com/watch?v=roIfXKYsym0

・鼻毛の本数、便を見守るトイレ…今年のイグ・ノーベル賞、全部見せ

https://www.asahi.com/articles/ASR9G5D87R9FULLI003.html

・2023年『第33回イグノーベル賞』10賞全部解説!

https://lab-brains.as-1.co.jp/enjoy-learn/2023/09/53782/

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サマリー

サイエントークは、研究者とOLが科学をエンタメっぽく語るポッドキャストです。サイエントークでは、さまざまなテーマでのエピソードが放送されており、今月はスポーツについて話しています。具体的には、イグノーベル賞のスポーツ関連受賞者や今年の受賞者について紹介しています。例えば、ハンマー投げではほとんどの人が目が回らず、円盤投げでは約60%の人が目が回る可能性があります。さらに、月の重力下で水上を走る実験を行い、重力が約5分の1以下になると人間が水上を走れることが分かりました。また、ジャメブの実験によるゲシュタルト崩壊の研究や死体ロボット工学を利用したグリッパーの開発、さらには肺便分析装置や統合を得意とする人々の脳活動、鼻毛の本数の調査なども取り上げられました。また、競泳で水がシロップだと水上を走ることはできるのかや、スポーツ系のイグノーベル賞受賞者全員についても紹介しており、さまざまなスポーツにまつわる科学について話し合われました。

スポーツの季節
スピーカー 1
レンです。
エマです。
スピーカー 2
サイエントークは、研究者とOLが科学をエンタメっぽく語るポッドキャストです。
秋といえば?
スピーカー 1
栗。
スピーカー 2
他には?
スピーカー 1
さつまいも。
スピーカー 2
他には?
スピーカー 1
かぼちゃ。
スピーカー 2
他には?
スピーカー 1
食欲の秋。
スピーカー 2
おー、他には?
スピーカー 1
きのこ。
これテーマにたどり着くまでやる?
読書。
スピーカー 2
読書の秋もあるけど。
スピーカー 1
うん。もみじ。
スピーカー 2
もみじ?
うん。
スピーカー 1
あとは?
スピーカー 2
うーん、ちょっと気温が下がってくる。
スピーカー 1
いや、もうダメだこれ。出てこない一生。
秋といえば、スポーツの秋って言葉があります。
スピーカー 2
あー、ちょっと無縁すぎて出てこなかった。
スピーカー 1
今月の科学系ポッドキャストの日のトークテーマ。
はい。
スポーツです。
スポーツですか?
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
今月のホストは、サイエンスラバーっていう、
おー。
いろんな研究者を呼んでインタビューしてる番組なんですけど、
うーん。
その番組がホストってことです。
うーん。
スピーカー 2
珍しいね、サイエンス。
サイエンスのカテゴリで、今回スポーツの話してる。
スピーカー 1
そう。
うん。
イグノーベル賞のスポーツ関連受賞者
スピーカー 1
で、考えたんすよ。
うん。
秋といえば、やっぱりノーベル賞、イグノーベル賞の季節でもあるんすよね。
スピーカー 2
うーん。え、何月に発表されるんだっけ?
スピーカー 1
ノーベル賞は10月です、毎年。
スピーカー 2
10月。
スピーカー 1
10月中旬ぐらい。
で、イグノーベル賞がその1ヶ月前に発表されるっていうのがまあ通例で、
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
今回ちょっと時事ネタとして、イグノーベル賞をちょっと取り上げようかなと。
スピーカー 2
はいはい。え、スポーツの話はするんですか?
スピーカー 1
はい。なので、過去のイグノーベル賞を全部見て、
うん。
スポーツに関係ありそうなやつを全部ピックアップしてきました。
スピーカー 2
あ、そういうことですね。
そう。
スピーカー 1
あ、でも少ない。3つぐらいかな。僕が見た限りスポーツっぽいなってやつは3つ。
うーん。
をちょっと今回それ紹介して、
はい。
まああとはついでに、今年のイグノーベル賞も、
うん。
まあこんなのありましたよみたいな紹介をしていきたいと思います。
はい。
まず最初にそもそもイグノーベル賞ってなんだっけって話しときますけど、
はい。
これ1991年からやられてるノーベル賞の1ヶ月前に、
人々を笑わせ考えさせた業績で1年に10個が発表されると。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
イグノーベル賞ですね。
スピーカー 2
意外と最近なんだね。1991年。
スピーカー 1
そうですね。割と最近ですね。
スピーカー 2
え、イグノーベル賞ってさ、もらったら嬉しいもの?
スピーカー 1
いや嬉しいと思いますよ。
まあちょっとやっぱふざけてるイメージとかはあったりするけど、
なんか純粋に研究として、あ、なるほどって考えさせられるというか、
そういうのも多いから。
今回のこのエピソード聞いたら結構、言われてみたら確かにみたいなやつもあったりする。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だからまあまあまあ名誉ではあるんじゃないですか。
スピーカー 2
そうだね。まあ1年に10個しか選べられない。
スピーカー 1
うん。まあただ結構ネタな感じもあるというか、
例えば商品が一応ノーベル賞受賞者のサイン入りの賞状とかもらえたりするんだけど、
まあPDFで送られてくるんで自分で印刷してねとか。
スピーカー 2
ああ、いやなんかその話した気がするな。
そう。
これイグノーベル会2回目だよね?今回。
スピーカー 1
これ2回目です。2年前くらいにやってんじゃないかな。
スピーカー 2
好きなイグノーベル賞は?みたいな。
そう。
スピーカー 1
言い合ったね。
うん、でもだいぶ前だから。
スピーカー 2
だいぶ忘れた。
スピーカー 1
リニューアルですこれで。
はい。
今年のイグノーベル賞
スピーカー 1
あとは賞金10兆ジンバブエドルがもらえるみたいな。
これも貨幣としての価値がないものなんで、これもなんかPDFで送られてくるらしい。
好きなサイン印刷してねみたいな感じくるらしいですよ。
スピーカー 2
いろいろとふざけてるな。
スピーカー 1
いろいろふざけてるね。
まあまあみたいな感じのがイグノーベル賞ですね。
で、僕ざーっと見たんすよイグノーベル賞過去のやつを。
で、さっきも言ったようにスポーツっぽいなみたいなやつが3つあって、
競技で言うと、水泳、ハンマー投げ、あとはまあ走る、陸上トラックみたいな。
走る、この3種類っぽいのがあったって感じですね。
まあちょっとこじつけなところもあるんだけど。
1個目、水泳。
これ結構面白いよ。
プールで水泳するじゃないですか。
そのプールが水のときと、粘性がすごい高い、ねばねばしたシロップの中で泳いだとき、
どっちが早く泳げるでしょう?っていう問いがある。
これを実際に実験したっていうのが2005年のイグノーベル科学賞。
化学の賞で受賞されてる。
化学なの?
化学、これ。
スピーカー 2
どこが化学なんだ?
スピーカー 1
まあ一応シロップを実際作ってプールに25mプールみたいに入れてやってるんです。
それが化学物質だからじゃないか。
スピーカー 2
ちょっとそのカゼゴ理由はちょっとよくわからないけど。
でもさ、普通に考えたら粘性高いほうが遅くなりそうだよね。
スピーカー 1
高いほうが遅くなりそう。
まあなんかそんな感じするよね。
俺もそうかなと思った最初。
スピーカー 2
だよね。
スピーカー 1
これね、すっごい昔から言われてる疑問で、17世紀にニュートンも同じこと考えてるんですよね。
スピーカー 2
え、ニュートンが考えたの?頭のいいニュートンが。
スピーカー 1
ニュートンが書いてる記述としては、ハチミツみたいな液体の中で魚は水より遅く泳ぐんじゃないかっていう。
これはね、そういうディスカッションをしてたみたいな。
ちょっとニュートンっぽくない?なんか物理っぽい感じじゃん。
粘性高くて動きにくくなるみたいな力の関係というか。
みたいな記述とかはしてたりするんだけど、答えは出てなかったらしい。
それがね、2005年に実際やられたと。
で、これはミネソタ大学の人たちかな?がやったんすけど、
25mプールにGUAっていう粘性剤なんですよね。
これシャンプーとかアイスクリームとか、ドレッシングとか、ちょっとねばっとしてるものに入ってるお砂糖が主成分の溶液を作って、
それをひたすらプールに敷き詰めたと。
結果、これ変わんないらしいんすよ。
水とシロップで泳ぐスピード。
ほぼ変わりなかったっていう。
結構直感に反する感じやね、これ。
スピーカー 2
そうだよね、なんか粘性高い方がすごく抵抗が強そうだけどね。
スピーカー 1
だけど変わらなくて、しかもこの人たちちゃんと泳ぎ方でも検証してて、
クロール、バタフライ、背泳ぎとかやっても、全部あんま変わんない。
スピーカー 2
何人かでちゃんと試したんだよね。
スピーカー 1
一応ね、水泳上手な人、下手な人みたいな、競泳の戦士とかにも試してもらったらしいんだけど、
でもね、タイム変わんないらしいよ。
ただし、あまりにもシロップを濃くしすぎると、ちょっとスピードが落ちたっていう結果もあるんだけど、
スピーカー 2
シロップの濃度にはよりそうだね。
スピーカー 1
濃度にはよるんだけど、ある程度粘っとしてても同じ。
考察だけど、理由が、基本的に人間の泳ぎって、
水流としてはすごい乱流と言われる、かなり複雑な流れを発生させて泳いでる。
例えばさ、クロールだったら、手を水の中に入れて、後ろにグッて押す。
で、また手を上に出して、もう一回手を水の中に入れるって。
で、めっちゃ水かき混ぜられるじゃん。
それが複雑だから、結構粘性の影響は低いんじゃないかっていうのが一つと、
あと今言ったクロール、水の中でガッてかく動きがあるじゃん。
その時ってさ、粘性高いほうが力かかるよね。
スピーカー 2
確かに確かに。
スピーカー 1
で、前に進む力グッてかかる。
だけど、もう一回手を水に入れる時は、逆に抵抗かかるから、ちょっと遅くなる。
っていうので、相殺されてんじゃないかっていう。
なるほどね。
そういう説明が一応されてるらしい。
結構面白いね。
スピーカー 2
面白いね。
スピーカー 1
っていうのが一個目です。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
これ水泳。
スピーカー 2
でもさ、みんな一度はさ、ゼリーのプールで泳ぎたいとかさ、そういうの思うじゃん。
思う思う。
それが実際にやったやつたちがいるってことね。
ゼリーじゃないけどさ。
スピーカー 1
これなんかさ、大人の悪ふざけじゃないけどさ、そんな感じで結構よくない?
いいけどさ。
子供が考えそうな実験だなみたいな。
スピーカー 2
でも、後処理大変だよね。
だって25メートルプールにそんな粘性高い甘いもの入れてさ、そのまま排水するのかな?
スピーカー 1
最後の処理どうしてるかわかんないけど、一応作ってるプールの型からビニールシートみたいなやつで25メートル測って。
なるほどね。
スピーカー 2
普段の25メートルプールでやったわけじゃないんだ。
スピーカー 1
そういうわけじゃない。
スピーカー 2
なるほどなるほど。
スピーカー 1
一応ね、俺動画も見たんだけど。
スピーカー 2
そうなの?
スピーカー 1
動画見たら仮設プールみたいなやつ作って、それでやってたね。
スピーカー 2
なるほどね。
使い捨てかもしれないね。
スピーカー 1
使い捨てかなって気がする。
だいぶもったいないけどね。
スピーカー 2
あとは普通に中入る人たちは気持ち悪くなりそうじゃないですか。
スピーカー 1
楽しそうじゃない?結構。
スピーカー 2
楽しそうだけどさ、ベタベタになりそう。
スピーカー 1
ベタベタだと思う多分。
じゃあ2個目。
これ競技はハンマー投げですけど。
円盤投げとハンマー投げってあるじゃん。ぐるぐる回って投げる。
円盤投げの選手は目が回りやすいけど、ハンマー投げの選手は目が回らないのはなぜかというのを研究したっていう。
これ2011年の物理学賞です。
スピーカー 2
えー、え?ちょっと待って。
ハンマー投げも円盤投げも同じフォームで投げる?
スピーカー 1
同じフォームっていうか。
スピーカー 2
投げ方というか、ぐるぐる回ってポイってするやつだよね。
スピーカー 1
そうそうそう、ぐるぐるポイだ。
スピーカー 2
ハンマー投げ見たことあるけど、じゃあ投げるものが違うってこと?
スピーカー 1
でも持ってる感じは結構違うよ。
ハンマーは鎖みたいなのついててさ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
円盤投げ見たことない?
スピーカー 2
ない。
スピーカー 1
あ、ほんと?
なんかフリスビーみたいなやつを持って、ぐるぐる回って、パーって投げるみたいな。
スピーカー 2
あー、じゃあやっぱり持ってる対象がちょっと違うっていうのとちょっと持ち方が違うのかな。
スピーカー 1
持ち方も全然違うね。
これ何でだと思います?
スピーカー 2
円盤投げの人は目回る?
スピーカー 1
回る。
ハンマー投げと円盤投げ
スピーカー 1
ハンマー投げは何で目が回らない?回りにくいかって感じ。
回りにくい。
スピーカー 2
そのフリスビーみたいなのはどういう角度で持ってるの?
スピーカー 1
なんか手のひらの上に乗せてそのまま握ってるって感じかな。
円盤を。
円盤投げ見たことないのか。
スピーカー 2
でも今ので考えられるってことだよね。
スピーカー 1
一応考えられると思うよ。
てか、ハンマー投げの時に何で目が回らないのかっていうのがいいと思う。考えるの。
スピーカー 2
あ、そう。
でもハンマーの方見てるよね。
スピーカー 1
おー、そうだね。
スピーカー 2
わかんないわ。
スピーカー 1
でも視線はめっちゃ大事で。
ハンマー投げはハンマーの方を見てるんで視線が固定されてる。
スピーカー 2
うんうん、固定されてる固定されてる。
スピーカー 1
で、その状態で回ると目回りにくいらしい。
スピーカー 2
あー、なんかさ、むしろハンマーを中心に回ってるみたいな感じになりそうじゃない?なんか。
スピーカー 1
ハンマーを中心に回ってる?
ちょっとわかんないけど。
スピーカー 2
だから、実際はその人を中心にハンマーをぐるぐる回ってるけど、
でもその人の感覚としてはさ、ずっと目線をハンマーに固定しててぐるぐるしてるから、
ハンマーを中心に回ってるみたいな感覚になりそう。
スピーカー 1
ちょっと多分それはないんじゃない?って気がするけど。
それはないと思うんだけど。
要するにその目線が固定されると、なんか目回る時って色んなとこに視線が行っちゃって、
その目がすごい振動して目前みたいなことが起きる。
で、それが目回ってるみたいなことに繋がってるから、
円盤投げの場合はそういうのがないから目回っちゃうけど、
ハンマー投げはね、目が回っちゃう可能性で言うと円盤投げは6割ぐらいの人が目回るけど、
ハンマー投げはほぼ誰も目回らないっていう。
全然違うらしい。
スピーカー 2
え、でもさ、円盤投げの人はさ、目線が固定してないってこと?
スピーカー 1
うん。円盤投げの人は別に円盤ずっと見てるわけでもないし。
そうなんだ。
うん。
スピーカー 2
じゃあ円盤ずっと見てれば大丈夫ってことなのかな?
スピーカー 1
いやでも本当に手元見ながら回転するって力かかんなそうじゃない?なんか。
回りにくそうというか。
あともう一個理由考えられてて、
ハンマーの方が重くてぐるぐる回した時に足の裏が中心になってぐるぐる回るじゃん。
うん。
だから頭の動きが少ない。
スピーカー 2
あー、それはあるかもね。
そうそうそう。
スピーカー 1
でも円盤投げって結構姿勢いろいろ変わるんだよね。
しゃがんでるみたいなとこから伸びきるみたいな。
回りながらやるから、それでもう結構変わるんじゃないかっていう。
確かに。
のを実際やったっていうね。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
これ物理学章っつう。
スピーカー 2
おー。
だから物理学章でもあり、ちょっと医学っぽくもあるねなんか。
スピーカー 1
あーまあ確かにね。
スピーカー 2
人間の感覚の話だからね。
スピーカー 1
目前はそうだね。
スピーカー 2
おもしろいおもしろい。
スピーカー 1
おもしろいよねこれ。
最後、これはめちゃくちゃ僕のこじつけなんですけど、
うん。
と競走的なことですね、走る。
重力が低い環境下での水上走行
スピーカー 1
ほうほうほう。
もし月に池があった場合、
うん。
人間が池の表面を走って渡ることができるかっていうのを検証したっていう。
スピーカー 2
いやいやちょっとよくわかんないななんか。
いろいろよくわかんない。
なんでさ、月に池があった場合っていう。
そういう前提を置くのかっていうのもよくわかんないし、
その上を走ることができるのかっていう、その発想に至った思考回路がよくわかんないよね。
スピーカー 1
でもさ、一回は水面を走ってみたいなって思ったことない?
スピーカー 2
まあ、いや、なんか走ってみたいとは思ったことないけど、
でもなんかよくさ、水面を走るみたいなシーンとかって、
ドラマかなんかたまに出てくるよね、なんか映画とかさ。
スピーカー 1
まあ、俺はナルトの忍者とか、ワンピースのブルックとか、そういう雑水面走ってるけど。
そうそうそうそう。だからまあ考えたことはあるよね。
これはまあ月にっていうか、重力が小さい時に水の上を走れる、
それはどれぐらいのラインかみたいな、その検証する実験で。
スピーカー 2
重力小さかったら水の上で走れるんだ。浮力だけでってこと?
スピーカー 1
というかそうじゃない?浮力というか水の抵抗が上にかかってさ、
どっかのラインまで重力が低くなればさ、それは走れるって感じになるじゃん。
スピーカー 2
まあ確かにさ、走れるかどうかわかんないけど、
なんかお風呂の中でさ、軽いものとか浮くからそういうことかな。
スピーカー 1
ああそうそうそう。そういうことね。
スピーカー 2
ある程度重くなったら落ちちゃうけど。
スピーカー 1
人間の体重でもいけるっていうのはどこか。
これ2013年の物理学賞。
これ実際にやったのは、よくさ、科学館とかに月の重力体験できますみたいな、
ベルトみたいなのつけてさ、上から引っ張り上げてジャンプ力を上げるやつあるじゃん。
あれをつけて、その疑似的に水面を歩けるかっていう実験を実際にやったのよ。
で、地球の重力の何パーセントぐらいで、何パーセントぐらいだったら水の上を歩けるかっていうので、
22パーセントぐらいまでだったら歩ける人がいたらしいの。
だいたい5分の1ぐらいの重力になったら、水の上歩けちゃう。
スピーカー 2
ちなみに月の重力ってどれぐらいだっけ?地球の。
スピーカー 1
月はね、17パーセントで、だいたい6分の1ぐらいなんで。
スピーカー 2
じゃあ、いける人はいけるってことね。
スピーカー 1
そうそう、いける人はいけるっていう感じなんだね。
多分体重とかによるとかあると思うけど、一応そういう結果は出てて。
こじつけっぽいけど、なんでこんなことやったのかっていうので、将来宇宙探査に人間がいたときに、重力が低い環境で動き回るためにはどうすればいいのかっていうのをあらかじめ考えておく必要があるっていうことらしいです。
スピーカー 2
こじつけだな。やりたいからやったんでしょって思ったけど。
スピーカー 1
いや、俺もそう思っちゃうけどね。絶対これ子供のときからちょっとやりたいなって思ってたとかさ。そういう感じじゃねえの?とか思ったけど。
スピーカー 2
そのこじつけを含めて面白いからイグノーベル賞だから。
スピーカー 1
でも確かになと思うよね。
スピーカー 2
まあね。
スピーカー 1
これやったもん勝ちみたいなとこあると思う。
確かに。
ちょっとスポーツイグノーベル賞3つ紹介しました。こんな感じで。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
いいですよね。なんかこの感じ好きだわ、すごい。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
なんかあり得ない過程が出てくるみたいな感じ。
スピーカー 2
最後のほうがだいぶぶっ飛んでたけどね。
スピーカー 1
最初のほうでもさ、粘々な液体の中で水を。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
粘々な液体の中で人間を泳いだらどうなるかなみたいなさ、発想がいいよね。
スピーカー 2
でも逆に今までそれされてなかったんだっていうのがちょっとびっくりだけどね。
スピーカー 1
ね。こんな最近までされてなかったっていうね、2000年代入ってからからね。
スピーカー 2
そんなのさ、だってみんな考えるじゃん、だって。
うん。
粘々の中でだったらどうなるだろうみたいなそういう考えじゃないかもしれないけど、なんかさ。
スピーカー 1
っていうか。
スピーカー 2
ゼリーの中で泳ぐみたいな結構考えるよね。
スピーカー 1
やったところでみたいなとこあるしね。
スピーカー 2
まあね。確かに。
それを論文化しようってする人がなかなかいないってことね。
スピーカー 1
こういうのをちゃんとやるのはめちゃくちゃ偉いなと思うよ。すごい素晴らしい。
スピーカー 2
すでにさ、YouTubeのさ、YouTuberとかで企画とかでやってそうだよね。
スピーカー 1
いやー、分かる。俺もね、思った、スライム風呂作ってさ、はじめしゃちょーがさ、遊ぶみたいなやつをさ、
あのスライムで泳いだらどうなるかなみたいなさ、できそうだなと思って、YouTuberが。
スピーカー 2
論文化するってところもね。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
そこがハードルなんだね。
スピーカー 1
ちゃんとデータ取るかっていうのが大事なの。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
ただ、ウェイって終わらないっていうね。
スピーカー 2
なるほどね。
今年のイグノーベル賞受賞者
スピーカー 1
じゃあちょっとついでに、今年の受賞した研究たち。
10個あるんですけど、全部細かく言うとすごい時間かかっちゃうんで、
さらさらっといくつか紹介していこうかなと思います。
今年のもね、俺結構好きなやついっぱいあるな。
イグノーベル賞って、ノーベル賞みたいに〇〇賞って決まってないんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だからその、〇〇賞みたいなところ結構変わる。コロコロ。
だって医師卒学賞とか今年当たりするからね。
なんだそれみたいな。
スピーカー 2
医師卒学賞、そんな学科あったの?
スピーカー 1
そういうのはあるんだけど。
じゃあちょっと一個ずつ紹介すると、化学&地学賞。
もう&入っちゃってるからね。
多くの科学者が岩石を味わうのが好きな理由を説明した。
これは化石採取する人とか、ああいう人たちが結構なめるらしい。
スピーカー 2
なめそうだな。
スピーカー 1
なめそうだよね。
で、それはなんでだっていうのを説明したっていう。
これはなんかね、論文というか、コラム記事的なものになってるらしいんだけど。
スピーカー 2
どういう説明なん?逆に。ちゃんとデータ取ってるってことだよね、でも。
スピーカー 1
そう。味見てるっていうのもあるらしいんだけど、それプラス、一応理由としては、
ほこりとか、細かいデコボコのせいですごい見にくいみたいなときがあって、
その場に水がパッとないときに、プロプロとなめて見やすくするとか。
あと、なめたときに感じる吸いつく感覚によって、岩の種類を絞り込むことができるみたいな。
そういうこともあるらしい。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
ちょっとレベル高いな。
レベル高いな。
すごいよね。
まあまあ、でもこれは往々にして、いろんなものなめがちというか、
昔の化学者じゃないけど、
プロプロなめて味切りのデータを取ってたみたいな、そういう話に通じるとこもあるよね。
スピーカー 2
確かにね。
スピーカー 1
で、文学賞。
スピーカー 2
人々が一つの単語を何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も繰り返したときに感じる感覚を研究したことに対して。
ちゃんとそこ何度も何度もって言うんだ。
スピーカー 1
英語だとこれメニーメニーメニーメニーって書いてある。
メニーが8個だか9個だか書いてあって。
スピーカー 2
いいねいいね。
スピーカー 1
いい研究だよね。
これなんか言葉として、自分にとって初めてなのに何か知ってる気がするっていうデジャブってあるじゃないですか。
ジャメブの実験とゲシュタルト崩壊
スピーカー 1
それの逆で、見慣れたり、慣れてるもののはずなのに、知らないものっていう感覚になっちゃう。
ジャメブっていう。
スピーカー 2
ジャネブって言うんだ。
スピーカー 1
ジャメブ。
ジャメブ。
ジャメブっていう、フランス語由来なんだけど、
キシカンに対してミシカンっていう言葉があるらしいですね。
これ結構面白いんだけど。
スピーカー 2
ゲシュタルト崩壊の音声版みたいな。
スピーカー 1
ゲシュタルト崩壊はちょっと意味合いが違うかな。
スピーカー 2
ゲシュタルト崩壊は文字がよくわからなくなる感じだよね。
スピーカー 1
ずっと見てたら文字がよくわからなくなるってやつですけど。
スピーカー 2
今回は何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度もって言ったら、
スピーカー 1
わかんなくなる。
いいよ、これ。
そうだね。文字を一つのものとして認識できなくなるっていうのがゲシュタルト崩壊だから、
何回も繰り返すみたいなのはちょっと違う。
スピーカー 2
結局何なの?その結果は。実験結果は。
スピーカー 1
実験結果は、2分間に単語をひたすら何回も、マックス120回繰り返しかける紙を用意して、
単語を書くといっぱい。
例えば、ドアだったらドアをひたすら2分間書き続ける。
きついな。
途中で、この単語に奇妙な感覚を覚えたり、変なことがあったら書くのをやめてくださいっていう実験をしたらしい。
スピーカー 2
変なこと、奇妙な感覚。
スピーカー 1
書いてる意味がよくわかんなくなってきたとか、
ドアって知ってるはずなのに知らない気がしてきたとか、
あと、一応データをちゃんと取るために、手が痛くなったからやめるとか、ちゃんとアンケートで、
なんでやめましたか?みたいなのを答えてもらうようにして、
これはジャメブの実験ですとは言わないでこれをやったらしいのね。
93人中、66人が少なくとも1回、このジャメブを感じた。
書いてる文字の意味がよくわかんなくなってきたみたいなのが起きましたよっていうのをデータを取ってて、
これをやめたタイミングっていうのが、だいたい30個単語を書いたときか、
1分間経過したときに、このジャメブを経験する人が多いっていうのがわかった。
スピーカー 2
だから何っていうのはちょっとあれだけど。
でもさ、意味がわからなくなってくるってさ、どこまで意味を言ってるんだろうね。
だってさ、考えればわかるじゃん。
わかんなくなっちゃうのかな本当に。
全然何なのかわかんないってさ、そんな30個書いたところでさ、
意味わかんなくなることないくらいなんか。
スピーカー 1
一応さ、アンケートで答える理由としては、
その単語が間違ってるんじゃないかっていう感覚に襲われるとか、
手書きの文字が奇妙な形に見えてくるとか、
スピーカー 2
それあるかもな。
スピーカー 1
そもそも初めてこの単語を見たような気がしてくるとか、
そういうのが実際起きるらしいんだよな。
実際やってみたらいいんじゃない?自分で。
スピーカー 2
1分だけだったらね、すぐできる。
スピーカー 1
感じる人感じない人いると思うけど、多くの人がこれを感じると。
感じそうではあるけどね。
意外とこのジャメブの研究っていうのが、そもそもあんまやられてなかったらしいんだよね。
死体ロボット工学と肺便分析装置の開発
スピーカー 1
デジャブはめっちゃやられてるけど。っていうので受賞してるって感じですね。
面白いね。俺もこれ何度も何度も何度もってさっき言ってるとき、
ちょっと何度もってよくわかんなくなってきたもんな。
そういう研究です。
まだだいぶ主観的な感じの感覚だから、
もしかしたら認知機能の大事なところに影響してますとか、
ちょっともっと診断に使えますとかなる可能性とかありそうじゃない?ないかな?
あるのかな?
わかんない。そういう関連性とかさ。
スピーカー 2
おかしな感覚になってくる速さで、あなたの何々の進行度がわかりますみたいな。
スピーカー 1
個人差めっちゃありそうだけど。
スピーカー 2
確かにな。
スピーカー 1
でもなんかありそうじゃない?そういうの。
例えば、すごい認知機能落ちてきた人はさ、10回ぐらい書いたらすぐわけわかんなくなっちゃうとか。
スピーカー 2
ありそうだな。ほんとに認知症の人だったらすぐわけわかんなくなりそう。
スピーカー 1
これは僕の意見ですけどね。
スピーカー 2
そういう研究も今後もうちょっと細かいやつはやられていくんじゃないかっていう話でしたね。
ジャネブだっけ?
スピーカー 1
ジャメブ。
ジャメブの研究がまだされてないんだったらあんまり、これから伸びていったらもっといろんな活用法あるかもしれないね。
イグノベーションが考えさせるっていうのがまさにこういうことなんじゃないかなっていう気がしますね。
機械工学省、死んだクモを機械的グリッパーとしてよみがえらせたことに対して。
これ死体ロボット工学ってやつがあるらしいんだけど。
面白い。
ネクロボティクスっていうらしい。
これは本当に死んだクモに電極みたいなのさして足を開閉させて、UFOキャッチャーのクレーンみたいな感じでグリッパーとして使うっていう、そういう研究。
スピーカー 2
怖いっちゃ怖いけど、なんか有効活用できそう。
スピーカー 1
電気じゃない、間違った。空気かな。
空気?
そもそもなんか油圧ポンプシステムみたいになってるらしくて、クモの血とかが流れて、そこに空気をくり込んで開閉するらしい。
スピーカー 2
そっか。
スピーカー 1
これは一応、100%成分解製の素材でできたグリッパーなんで、エコじゃね?みたいな。
ただし、問題点としては、劣化が異常に早いっていうのがあるから。
スピーカー 2
しかもさ、ちっちゃいものしか持てないよね。
スピーカー 1
そうだね、クモのサイズに。
でも、ちゃんと物持てるらしいですよ。
で、次。
ちょっとペース上げていく。
これちょっと汚いんで、食事中の人はいたらすいません。
肺便分析の研究で、識別カメラによる肛門認証センサー、人間が排泄する物質を監視して迅速に分析する様々な技術を使用した装置、スタンフォードトイレを発明したっていう。
スピーカー 2
汚っ。
何それ?
え?
スピーカー 1
いや、これは本当にトイレに…
スピーカー 2
トイレにカメラつけて。
スピーカー 1
カメラついて、ちゃんとうんちの成分とかも分析するみたいなシステムをつけたスマートトイレを作ったらしいです。
スピーカー 2
じゃあ、自分がうんちしたら、その成分が分かるってこと?
スピーカー 1
そうそう。バイオマーカーって、入ってる成分の指標みたいなやつを調べるとか、そういうのもできるし、あとは個人の特定みたいなのもできるみたいな、バイオマーカーとか。
あとはちょっと汚いけど、お尻の写真で個人認証もできるらしいけど、すげえなと思うから。
スピーカー 2
え、でもさ、そうやってカメラでそういう成分とかを測れるってこと?触れずにさ、成分が分かる?バイオマーカーとかあったら触れなきゃいけないのかな?
スピーカー 1
バイオマーカーは採取するみたいなのが必要。
スピーカー 2
じゃあ、カメラは何のため?識別のため?
スピーカー 1
カメラは識別のためですね。
カメラ選んくね?
将来的には、カメラがあるとプライバシーの問題もあるので、バイオマーカーだけで個人識別までいけたらいいよね?みたいな、そんな感じがした。
スピーカー 2
そうだよね。だって、それただ単にあれじゃん、なんか盗撮みたいなもん、ちょっと。
スピーカー 1
結構これ、攻めた研究だなと思うけど。そういうのもあるっていう提案したって感じですよね。
はい、で、次。統合を得意とする人々の精神活動を研究したことに対して。
統合を得意とする人々の脳活動研究と鼻毛の本数の調査
スピーカー 1
これ統合っていうのは、言葉を逆から読むってやつですね。
スピーカー 2
たまにあるね、私たちも。
え?
スピーカー 1
え?
あ、でもちょっと違うかも。
違う?
なんつうの、例えばなんか単語ある?
スピーカー 2
うーん、どうやらさ、食べたになうきょ?
スピーカー 1
食べたになうきょ、きょうなに食べた?
スピーカー 2
そう。
スピーカー 1
ああ、みたいなのあるじゃないですか。
スピーカー 2
それ、そのゲームたまにするよね。
スピーカー 1
え?そのゲーム?1回ぐらいしかしたことないんじゃない?それ。
1回それで日常会話をするっていう日がありましたけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そんなことはいいんだよ。めちゃめちゃ余計な情報なんじゃないかな。
ちなみにこれ厳密な統合じゃないですよ、それ。
スピーカー 2
そうなんですか?
スピーカー 1
今のってさ、日本語の文字で逆から読んでるっていう感じじゃん。
うん。
だけど音として逆から読む。
だからローマ字で書いて、それを逆から読むみたいなことをやらないと本当は統合ではないんだけどさ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ちょっと待って、きょうなに食べた?ちょっと長いから難しいな。
たとえばきょうううだったら、うきょうじゃなくて、ううをゆくみたいな。
うん。
みたいな感じ。
スピーカー 2
ローマ字で後ろから読んでいく。
そう。
スピーカー 1
で、それを得意な人と得意じゃない人がいるらしいんだけど、そもそもそれをなんだそれって感じ?
スピーカー 2
いや、でも絶対得意な人と得意じゃない人いるよね、これ。
スピーカー 1
うん。で、その人の脳の機能とかを調べたら得意な人が。
まあ、別になんか特別な差は見つけられなかったけど、電気信号の経路のパターンがちょっと独特なパターンがあるよっていうのを初めて見つけたみたいな。
スピーカー 2
ああ、でもありそう、たしかに。
スピーカー 1
面白いよね。
面白い。
ちょっと違う脳の処理をしてるんじゃないかっていうのはありますね。
で、次、医学省。
医学省が人の2つの鼻の穴にはそれぞれ同じ本数の鼻毛があるのかどうか、死体を使って数えたことに対してっていう。
えー。
スピーカー 2
結構すごいよね、これ。
スピーカー 1
すごいな。
スピーカー 2
えー、でもさ、同じ本数じゃないんじゃない?さすがに。
スピーカー 1
あー、結構違うと思う。
うん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあ、絶対一緒ではないよね、それは。
うん。
だけど、これ一応調べたところ、ほぼ一致するらしいですよ。
へー。
まあ、数本の違いがあるけど、だいたい、今回の研究で調べた限り、右の鼻の穴の毛は平均112本。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、プラマイ64本ぐらい。
スピーカー 2
もう、だいぶプラマイ多いな。
スピーカー 1
プラマイ多いよな。すごい個人差あると思うからね。
うん。
で、左側は120、プラスマイナス62。
だから、112と120で、まあまあまあ、だいたい一緒ぐらいかなっていう感じらしいです。
スピーカー 2
なるほどね。
えー、それで言ったらさ、鼻の穴だけじゃなくってさ、
うん。
なんだろう、右眉左眉の本数もだいたい一緒なのかな?とかさ、右の腕の毛と左の腕の毛ってだいたい一緒なのかな?
鼻の穴と鼻毛の関係
スピーカー 1
うーん、一緒そうだけどね。どうなんだ?それ調べた人いるのかな?
スピーカー 2
いそう。そっちの方がいそうじゃない?鼻の穴より。
スピーカー 1
いや、でもさ、これ鼻の穴をそもそも調べようと思ったきっかけがさ、
うん。
鼻毛ってなんで存在するんだろうっていう問いがあって、
うん。
それが、まあ、有害物を除くフィルターみたいなもんだっていう認識じゃないですか。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
だけど、それは経験則であって、学術的な証拠は何もないって主張してるの、この人たち。
うん。
言ったら、遠景脱毛症の人とかいるじゃない?
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
で、そういう人は、その鼻毛の本数とかも減って、そういう病原期に感染するリスクが上がるんじゃないかとか、
うん。
いろいろ考えられるけど、それを調べるためには、まず鼻毛の本数を知ろうっていう。
自分たちで調べるしかねえっていうので、調べたらしいです。
スピーカー 2
ああ、じゃあ究極のこの人たちのゴールは、鼻毛の存在意義を知りたいってこと?
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
だから、まず手始めに右と左の鼻毛の本数の差を確認してみようってことね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。で、場合によっては、鼻毛がすごい少ない人とかは、
うん。
もしかしたらバリア機能が低いかもしんないから、
確かにな。
鼻毛の代わりになるバリアみたいなのを作んなきゃいけないんじゃないかとか、
うーん。
まあ、そういうのも将来的にはみたいなのを言ってるらしい。
スピーカー 2
うーん。ちゃんと研究してる人あんまりいなかったんだ、意外と。
スピーカー 1
そう、意外とね、いなかったみたいな。
はい、で、じゃんじゃんいきますけど次。
電気を流した箸が食事の味を変える?
スピーカー 1
栄養学章。これはね、僕知ってたやつというか、日本の研究です。
電気を流した箸やストローが食べ物の味をどのように変えるのかを調べた研究。
スピーカー 2
ほうほうほうほう。
スピーカー 1
で、これ実際にニュースとかでも結構取り上げられてて、
へー。
エレキソルトっていうやつがあるんだけど、
うん。
スプーンとかお椀に電気流して、
うん。
原塩の食事だけど、
うん。
しょっぱさを1.5倍ぐらいにできるっていう。
すげー。
っていうのはね、これ2022年に開発されたりしてるんだよね。
うーん。
で、これのベースになった研究で、
まあだから電気で味をコントロールするっていうので、
うん。
例えば塩味とかを増強できるんだったらさ、別に体にとって塩分いっぱい取るの悪いことだから、
うん。
それをちょっと抑えたりできるんじゃないかとか。
スピーカー 2
いいねいいね。
スピーカー 1
これすごい、俺将来性を感じたなこれ。
スピーカー 2
これめっちゃいいじゃん。
スピーカー 1
めっちゃいいよこれ。
うん。
あとこれ何が素晴らしいってさ、人工甘味料とかはあるけどさ、
うん。
人工塩味料ってないんすよ。
おおー。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
NACL再現できないっていうのでね。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
だから結構画期的なんじゃないっていう。
スピーカー 2
へー。
人工酸っぱい料みたいなのあんの?酸味料。
スピーカー 1
酸味料はあんじゃない?
スピーカー 2
うーん。
酸味ってさ、どれぐらい酸性かってことか。
別に物質特定じゃなくてもいいよね。
うん。
スピーカー 1
普通に酸味料は存在してますね。
食品添加物として。
スピーカー 2
でもどれぐらい酸性強いかってあんまり体に悪いのかななんか。
酸性強すぎたら体に悪いか。
スピーカー 1
あーでも塩とかに比べたらまだマシそうだけどどうなんだろう。
あんまり詳しくないな。
スピーカー 2
塩とか砂糖とかはあんま取っちゃいけないって感じするけど、
酸味は酸っぱすぎてそれがよくないかもしれないけどさ、
体に溜まるみたいなイメージないもんね。
スピーカー 1
そうね。
うん。
これ別に他にもさ、例えば毒キノコの味を安全に体験するとか、
今後の研究ね。
口角アレルギーの人でもカニの味を楽しめるようにするとか、
なんかね、いろんな味の研究とかを今後やっていくみたいな。
スピーカー 2
それいいねいいね。
スピーカー 1
すごいいいよね。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
面白い。
今後また出てきそう。
スピーカー 2
出てきそう。
スピーカー 1
あと3つかな。
教師と生徒の退屈度
スピーカー 1
教育学習。
教師と生徒の退屈をきちんと統計的に研究したことに対して。
へー。
結論だけ言うと、普通に授業してもらって、
それぞれどれぐらい退屈かと感じているレベルを答えてもらって、
まず教師が自己申告した退屈度合いっていうのは、
生徒が感じた教師がどれぐらい退屈を感じるか、
どれぐらい熱心かとも言えるけど、
それは全然関係ない。
だからいくら教師が熱心にやってる感じでも、
生徒にはあまり伝わっていないということですね。
だけど逆に、教師がめちゃくちゃ授業に退屈していますっていうパターンは、
生徒もまた退屈を感じるっていう関係性が見えたっていう。
スピーカー 2
いやー、だろうね。
スピーカー 1
だろうなーって感じになるけど、
っていうのをちゃんと統計的に出しましたっていう。
スピーカー 2
そうだね。熱心さと面白さっていうのは違うってことね。
スピーカー 1
え?
スピーカー 2
だからどれぐらい熱で持ってやってても、
それが退屈になっちゃうパターンもあるってことでしょ?
スピーカー 1
あ、生徒にとってはね。
そうそう。
スピーカー 2
だから面白くしゃべる技術はまた別ってことだね。
いくら熱心でも。
スピーカー 1
正直先生はもう熱心にやるしかないってことですよね。
最低限多分、これから言えるのって。
スピーカー 2
いや、別に熱心じゃなくてもいいんじゃない?
熱心じゃなくてもとりあえず面白く話せばいいんじゃない?
スピーカー 1
いやいやいや、熱心というか、面白いかどうかの指標は今なくて。
スピーカー 2
退屈か。
スピーカー 1
熱心にやってるか退屈にやってるかっていうだから、
話が面白いかは関係ないんじゃ。
で、先生が退屈になっちゃうと、生徒も退屈しちゃうっていう相関があるから。
スピーカー 2
ただ、熱心か退屈かのその2つの指標しかないんだ。
スピーカー 1
そうそう、それだけ。
だから話が面白いかどうかはまた別軸な気がするな。
なるほどね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
あと心理学賞。
道で見知らぬ人が上を向いているのを見たとき、
どれだけの通行人が立ち止まって上を向くかを調べた実験。
スピーカー 2
あー、ありそう。
スピーカー 1
これ結構好きだな、これ。
スピーカー 2
うん、これはみんなしちゃうな。
スピーカー 1
で、一応これね、めちゃくちゃ古い研究で、
1969年の論文らしい。
スピーカー 2
逆になんで今頃イグノベル賞なんだろうね。
スピーカー 1
でもなんかね、この通行人シリーズみたいのが結構最近イグノベル賞ではあって。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
前もさ、なんか言った気がするけど、
スマホを見ながら歩いてどれだけ人ぶつかっちゃいますかとか、
そういうのの関連なのかなっていう感じだけど。
うん。
で、一応実験結果としては、
1人が上を見てるっていうシチュエーションと、
15人が上を見てるっていうシチュエーションを比較すると、
まあ当たり前なんだけど。
1人のときは立ち止まって上を見た人は4%。
15人が見上げたときは40%まで増えました。
スピーカー 2
いや、まあそうだろうね。
スピーカー 1
まあ、そりゃそうだろうっていう。
俺も絶対上見ちゃうわ、そんな15人も上見てたらっていう。
スピーカー 2
まあその場にさ、何人くらいの人が通行しているかにもよるんじゃないのか。
もうめっちゃくちゃさ、人多すぎみたいなすし詰め状態の15人とさ、
あんまり人いない中での15人でほぼみんなが見てるかだったらちょっと違う。
スピーカー 1
ああ、ちょっとどれくらいなのかわかんないけど割合とかは。
一応その道でやったらしいよ、そういう実験。
なるほどね。
おもろいよね、これ。
スピーカー 2
おもしろいね。
スピーカー 1
で最後、物理学省なんですけど、
ヨーロッパ片口いわしの生鋼道によって海水がどれくらいかき混ぜられるのかを測定したことに関して。
最後だけちょっとまた一種モネタっぽい感じなんだけど、
でもこれも結構ちゃんとしてて、海水がどんだけ混ざるのかっていうのって、
すっごいいろんなファクターがあるじゃない。
スピーカー 2
そりゃあね。
スピーカー 1
普通に風で流されてる分とか、物って全部下に沈んでいくはずだけど、
上に持ち上げてくる力があるから何かしらでかき混ぜられてるよねっていうやつの中に、
あんまり生き物の動きって入れられないっていうのがホッタにあって、
だけどそういう気象現象とかだと説明できないレベルで混ざっている場所っていうのがあって、
それがイワシがすごい繁殖期で、その動きでめちゃくちゃかき混ぜられてるんじゃないかっていうのを、
音響探知機みたいなのを使って調べたらしい。
スピーカー 2
へー、すごいちゃんと調べてる。
スピーカー 1
すごいよねこれ。
スピーカー 2
でも、そんな性行動以外でもかき混ぜられそうじゃない?
スピーカー 1
性行動とプラスあと卵を産むみたいな行為とかが群れでワーって一気に起きるらしいね。
スピーカー 2
そんなに激しい感じ。
スピーカー 1
そうね。それでめちゃくちゃかき混ぜられるらしい。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
面白いねこれも。
スピーカー 2
まあね。
スピーカー 1
っていう感じでした。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
一応ね、ざっくり全部紹介したかな。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
毎年イグノベル賞やっぱ面白いですね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
今回一応テーマスポーツだったんですけど、最終的にスポーツじゃない話もいっぱいしたけど。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
まあまあまあ。
スピーカー 2
前半はスポーツ。
スピーカー 1
前半はスポーツ。
うん。
今回イグノベル賞の話でした。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、一応次回、これ毎月一応10日付近で科学系ポッドキャストがいろいろ参加して、同じテーマトークをしてるんですけど。
うん。
次回はサイエントークがホストです。
おー。
で、これやって1年経つんですよちょうど。
へー。
11月で。
うん。
なんで帰ってきました。
おー。
まあ別に一周したわけではないんだけど。
スピーカー 2
レッスンなんか始めたの?
スピーカー 1
まあそう、一応今の流れは。
へー。
最初サイエントーク初でやってて。
うん。
去年あの発明のエピソードやったの覚えてます?
スピーカー 2
あー、やりましたね。はいはいはい。
スピーカー 1
ちょうどもう1年経つんですよ。
スピーカー 2
あー早いね。
スポーツ系イグノーベル賞
スピーカー 1
早いっすよね。
うん。
で、次のテーマ何しよっかなと思ってて。
うん。
一応どのジャンルでもいけそうなテーマ。
なんか3つちょっと候補あるんだけど。
うん。
反応か。
うん。
芸術か。
うん。
スピーカー 2
未解決。
おー。
スピーカー 1
なんかどれもなんとなくいけるかなと思ってんだけど。
スピーカー 2
未解決おもしろそう。
スピーカー 1
未解決おもしろいかな。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でもなんかふわっとした話になるかもなとかちょっと思ってるんだけど。
スピーカー 2
でもさ、なんかいろんなジャンルの未解決聞けたらおもしろそうじゃない?
なんかこういう大きな課題があって、
うん。
いろんな人トライしてるけどまだ見つかりませんっていうのがいろいろあるわけでしょ多分。
スピーカー 1
あー確かにな。
その未解決にチャレンジしてる人たちとか。
そうそう。
スピーカー 2
あーじゃあそれにします?
スピーカー 1
これもう今決めようと思ってて。
スピーカー 2
あ、そうなんですか。
スピーカー 1
うん。
じゃあ未解決でいきますか。
未解決で。
じゃあいろんな分野とかの。
うん。
未解決なもの、解決したいものみたいな話っていうことで。
うん。
参加する人は僕に連絡ください。
はい。
基本XのDMとかがいいかな。
うん。
サイエントーク、もしくはサイエントークレンのアカウントにDMしてもらえれば、
うんうん。
把握できますんで、
10月25日ぐらいまでに教えてほしいですね。
うんうん。
未解決にチャレンジ
スピーカー 1
っていう感じです。
なので来月もぜひ。
あのー別にただただなんか未解決なこと話したいっていうポッドキャストでも参加は歓迎ですので。
うんうん。
カテゴリ科学じゃなくても。
うんうん。
いろんな未解決がとりあえず集まったらいいかなっていう。
そうですね。
ちょっと科学には絡んでほしいですけどね。
うん。
っていう感じなんでお願いします。
お願いします。
サイエントークのお知らせ
スピーカー 1
えーサイエントークは毎週科学のおしゃべりをしてます。
フォローやポッドキャストの評価、エピソードの感想などを書いてもらえると嬉しいです。
またサイエントークラボというサポーターコミュニティや関連した番組もありますので、
サイエントーク公式ホームページをチェックしてみてください。
それでは次回ありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございました。
42:23

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