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2023-02-28 1:05:26

BC058 『運動の神話 下』

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面白かった本について語るPoadcast、ブックカタリスト。今回は、『運動の神話』の「下巻」について語ります。

今回は、はじめての「前後編に分かれたシリーズ」の後編であり、全3回を予定している「運動と食事を改めて考える」シリーズの中編でもあります。

こうやって連続ものにしてみたら「次の本はなにを紹介しよう」と考えることに使うエネルギー全部を内容のブラッシュアップに使える、ということに気がつきました。

また、ある程度の長期にわたる(3ヶ月の見込み)シリーズなので、その期間ずっと「1つのテーマについて考え続けることが出来た」というのもよかったところの1つかもしれません。

なお、運動に関する内容についていうと、本書の結論はきわめて「普通」です。もちろんその結論にたどり着くまでのいろいろな話が面白いのは間違いないんですが「効率」を求めるのであれば特に読む必要はない、という言い方も出来てしまう本です。

ただ、人の心を変えるのは「効率」ではないんですよね。少なくともごりゅごはこの本から得られた科学的知見という物語から「運動の意義」は理解、納得ができました。

「何で運動しないといけないんだろう」「運動するとどういういいことがあるんだろう」という理由は、どんなダイエット本よりも参考になりました。

おそらくブックカタリストを聞いてくれている方はごりゅごと同じように感じるタイプの人も多いはずで、そういう点では「非常に素晴らしいダイエット本」だとも言える本でした



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サマリー

第58回のブックカタリストのポッドキャストでは、「運動の神話」の下巻について話されています。番組では、ハッザ族や狩猟採集民の生活を通じて、人間の運動に関する本質や進化の歴史について考察し、人間の走る能力や特徴について詳しく説明されています。また、人間の歩く特性と持久力、踊りやクラブによる運動の意義、女性の長寿とおばあちゃん仮説についても話されます。年を取れば取るほど運動能力が活発になることや運動によって細胞のリフレッシュが行われること、運動の種類による筋力の鍛え方が重要であることについても触れられます。番組では、ムキムキになるための運動方法や歩くことの効果、筋トレの効率的な方法、運動の社会的な動機づけについても紹介されています。

狩猟採集民の生活
面白かった本について語るポッドキャスト、ブックカタリスト、第58回の本日は、運動の神話の下巻について語ります。
はい、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
第56回からの続き。
はい。
運動の神話という本が非常に面白く、さらに上下巻にちょうど分かれていたので、2回に分けて詳しく掘り下げていこうというシリーズです。
ちなみに今回は、一応、56回を聞いていた方がいい?今回の話は。
聞いていた方がいいという意味で言うと、1回から全部聞いていた方がいいのが真実ではあって。
とはいえ、基本的には独立しています。
了解。一応、ここから聞いても問題ないと。
そうです。イメージとしては、ブックカタリストのいつもの回と同じぐらいの感じになるというのが目標です。
了解です。
前回の話を簡単にさらっと踏まえておくんですけれども、
まず、我々の運動というか人間の本質みたいなものを知る。本質じゃないのかな?
人間のことを詳しく今の仕組みを知るためには、進化の歴史を考えないといけない。
人間がどのように進化したかということのヒントとして、狩猟採集系の生活をしている人、
よくいろんな方に出てくるハッザ族という人があらゆるこの手の方に出てくるんですけども、
その人たちのことを調べたりしながら、狩猟採集民ってどんなものだったのかなっていう想像をしてみると、
その人たちは意外とあんま運動してなかったし、意外とたくさん寝ていたわけでもない。
何よりもその人たち、そんなに一生懸命働いている感じでもないんですよね。
人間というかほとんどの生き物が使うエネルギーというものは、できるだけ最小にしようとするというのが基本原則で、
俺たちも特に動きたくないというのはある意味で普通なのだと。
さらに人間がすごいのは、ちょっとエネルギーが余るとすぐ死亡にしてしまう。
それが、サルとかジンパンジーは一般的にはそういう傾向はなかったんだけれども、私たちはそういう傾向を持っていて。
解決策というか、今の問題じゃないっていうのが、座ることが楽すぎること。
人間の走る能力
さらにエネルギーが余ると、余ったエネルギーというものは炎症反応、いわゆるアレルギー的なものに使われがちになってしまいます。
というのが運動の神話上巻なんですけども、踏まえると全然運動の話ではなかったな。
そうですね。ということはここから運動の話に入っていくと。
座ることと寝ることの話をしたので、次はようやく走ることについて考えましょうと。
これもこの人が進化なんとか系の人なので、
人間が他の動物と比べて走るということが何が違うのかというのを考えてみましょうという感じの話が結構面白かったことが多く、
似たような話でいうと、進化を超える進化っていうやつを以前紹介したりもしていたり、
あとアフタートークの中で直立二足歩行の人類史っていう本の中でもちょっと触れてたりしているんですけれども、
まず二足歩行をしている動物って実質現在人間しかいないんですよね。
そうですね、確かに。
完全にゼロとは言い切れないかもしれないけれども、結構変わった生き物であるということをまず前提にして、
二足歩行の特徴を考えてみましょうと。
すげえ単純な話なんですけど、2本の足に対して足が4本あればパワーは2倍になるはずで、きっと速く走れるはずですよね。
4本足だと人間よりは速いということね。
実際にあらゆるデータを取ってみても、ウサインボルトを持ってしてもリスとかに勝てないとかっていう、そういうレベルの遅さだったりして。
リスも身長をサイズを合わせたらっていうことだと思うんだけど、めっちゃ速いってことよね。
リスはごめんなさい、速度だけで言うとウサインボルトが時速にして37.5キロ。
それもうちょっとおかしけどね。
ちなみにリスなんですけど27キロで走ります。
あの大きさで。
ハイエナなんかは時速50キロぐらいで走れたりだとか、シマウマ60キロ、ヌー80キロ。
ヌーめっちゃ速いね。
それは人間と動物の構造的な違いというか、まず単純に4本足あるってことはパワー2倍あるはずだし、
さらに足の構造って全然違いますよね。犬のかかとって膝みたいなところにあるんだとかって言われるし、
さらに爪とか歪めとか、走る時ってさらに4本足動物って背筋とかまで使って走るらしいんですよね。
その曲げるっていうか、背中を曲げて伸ばすっていう力まで上手いこと使って走るので、
2足歩行って、我々が走ることって要するにすげー遅いんですよ。まず前提として。
じゃあ人間の走ることって何がすごかったのかっていうと、これも何度か言ってるんですけど、
長い間走れる、早く走れる、遠くまで早く行ける。これが他の動物と圧倒的に違うみたいで、
ちょっと例えば想像してみてほしいんですけど、4本足で歩いてると、たぶん歩きながら喋ることってできないんですよ。
難しそうではあるね。
地面を蹴る衝撃とかを肩とか胸とか腹とかの筋肉が吸収してしまうので、
喋りながら歩くということができないって、これって人間の進化の話なんですけど、
おそらくそこから人間の社会性というものは、やはり2本足で歩かないと生まれてこなかったんじゃないか。
誰かと一緒に歩いて喋るって結構人類にとって重要なコミュニケーションだと思うんですよね。
歩きながら喋るということができるようになったのは、これはどっちが先かっていうか、考えていくと深すぎてなかなか難しいところではあるんですけど、
そういうふうにまず歩けることと、早く走るということが、長い間走れるということが圧倒的にすごい。
持続力かつそれなりの速度があると。だから馬とかは速いけど、そこまで、まあでも馬は結構走るな。
他の動物は瞬間的にすごく速いけど、マラソンみたいなことは難しいみたいなことね。
馬術とかやっている人は知っている用語かもしれないんですけど、普通の日本語だと速歩、なんとか歩みたいな、トロットとギャロップっていう用語ってわかります?馬の走らせ方。
ギャロップは聞いたことあるけど、トロットはわからない。
要するに馬って走りが3種類あって、人間が言う歩くに相当するもの。ゆっくり歩くやつ。
駆け足っていうか速足っていうか、確か速歩っていう日本語だと思うんですけども、ちょっと速く歩くってやつがトロット。
レースとかの馬が走っている状態っていうのは、ギャロップと言われる状態。
人間ってね、頑張って走ってもね、馬で言うトロットみたいな、その肉体的な動きしかできていなくて。
その構造、身体の構造的に、そのギャロップという走り方はもうそもそもまずできない。
たしかギャロップは前足がついているとき、後ろが浮いているのやったかな。
人間と他の動物の違い
2本足ついて、2本足ついて、両方が前足と後ろ足の間隔がかなり狭まって、背骨まで背骨というか背筋まで全身を使って伸び上がって前に進むっていうのかな。
原理的に無理やわ、人間。2本足って無理やわね。
なので、そういう意味でやっぱめっちゃ遅いんですよ。所詮人間がどんなに頑張っても。
ただ、長く走ることに関してだと、さっきまさにラシュタさんがちょうどいい話をしてくれたんですけど、
ある程度走れる人間だと長距離走ったら馬に勝てるらしいんですよね。
うん、まあそうやろうね、きっと。
山越えレースみたいなやつで、マラソンぐらいの距離というのを馬と競争しても、
ある程度優秀な人間、平均値を取ったら勝てるという言い方をすればいいのか。
普通に馬に勝ててしまう。
ラシュタさん普通っぽくまあそうやろうねって言ってたけど、俺結構マジかよって思ったんですけど。
マラソンみたいなことをしなければならなければ生き残れない動物は多分もっと前に到達されてるやろ。
遠くまで行くときに、馬って要するに遠くまで落下していくための道具だと勝手に思っていたので。
でも結局昔の馬って早乗りするためには短期間で乗り換えてたからさ。
そう、駅伝の由来ですよね、そもそもでいう。
そもそもだから長距離は無理やろうなっていうイメージはあるけど。
そう、なのでそのぐらい人間というものは、もう40キロ走る時点で多分なんですけど、
他のどんな動物よりも早くいいという凄さがある。
なるほど。
で、これもあとはあれですね、もう一個人間のそのための早く走れる能力の一つとして、
心臓を打ってめっちゃすげーよっていう話。
なんかね、1分間に20リットル以上の血液を循環させてるらしく。
なんか聞いたことある。
アスリートだと35リットルの血液を循環させられるっていうのと、あと感染ですね、汗をかくもの。
これもなんか能力でいうとね、1時間で1リットルぐらいの汗がかけるらしいんですよね、人間が本気を出すとっていうのか。
で、あの体毛が薄いというのも重要で。
毛が生えてるってことは周りに空気が流れないんですよね。
なるほど。
ということは体温が下がりにくい。
その空気循環によって体温を下げるということもできなくって、
そのあたりっていうのが人間と他の動物との違いというのかな。
あと筋肉の割合で言っても、
側筋とチキンっていう早く動く系と長く動く系の筋肉の割合っていうのも、
チンパンジーと比べても人間はだいたい半分から50%から70%ぐらいがチキンなんですけど、
チンパンジーだと10から30%ぐらいしかない。
へー。
結構ね、長く走るための機能というものを結構いっぱい持っているみたいで、
走るための専用の筋肉みたいなやつとかもあるらしいんですよね。
大伝筋ってどこかって上手にパッと説明できないんですけど。
大伝筋は腰、お尻周りじゃないの?
それとかもね、着地したときに走っているときの体幹が前に傾かないようにするための筋肉だったりだとか、
足とか腰を、腕を逆に振るときに胴体が回転できることとか、
頭が揺れすぎないように後陣体っていうものがあるらしいんですけど、
そういうものによって頭が揺れすぎないようになっている。
さらに言うと確か人間、頭の揺れとかも補正してるんですよね、後から脳が。
そうそう、あれすごいよね。
あれ、自分が走ってるのをカメラで、頭にカメラつけて走ったのを見ると後から見ると確実に分からない。
なんかね、あれは俺じゃないっていう感じになって、
あれはだから要するにやっぱ意識というものがいかに真実を捉えていないのか?
まあそうやな、そこで言う真実が何かは知らないけど。
物理現象をキャッチできていないのか?
変換したものを現実として認識しているということは間違いない。
人間はデフォテブレ補正能力が入っているっていう、
そのあたりもやっぱ全部早く長く走れるような仕組みというのかな。
なるほど。
で、怪我をしないフォームみたいなのもやっぱあるみたいで、
理論で言うとなんですけど、もともと人が裸足で走ってたってことを考えると、
裸足で無理なく走れる方法っていうのが怪我をしにくい走り方。
なるほど。
で、かかとじゃなくてね、母子球で着地しないといけなくって、
ふくらはぎとかアキレス腱の筋肉が強くないといけない。
で、ストライド足幅は短めで、上、上体はちょっと前に傾くぐらい。
で、膝も曲がってて肩も下げ気味で、
このリラックスした状態で走るっていうのが、
長距離を無理なく怪我せず走れる状態っていうふうに書いてあって、
で、本には図も載ってたんですけど、
まんまね、オリンピックの長距離の人たちの走りそのまんまでした。
ちなみに例えば小学生とか幼稚園で歩ける走れるようになった子供の走り方って、
そのスタイルに近いんだろうかな。それとも遠いんだろうかな。
おそらく近くない。
でもさ、例えば馬とかはさ、誰からも協力されても多分最適な走り方をしてるわけじゃないですか、きっと。
なぜ人間はそうじゃないんだろうね。
人間の運動と持久力
予測なんですけど、まずいきなり靴を履かされている。
そっか。
で、地面が違う。
あー、そっかそっかそっかそっか。
ずーっと裸足で、土の上にずっといれば、そっちのフォームになる可能性は高いんじゃないかと予想します。
まあそうか。環境に応じて体を学習するわけやもんな、それは当然ね。
うん。
だから、いわゆる原住民の人とかの走り方、子供の走り方を調べたら、もうちょっと違う結果が出てくるかもしれんか。
可能性がありますね。
あー、なるほどね。
それなんかはね、ちょうどフットボールネーションっていうサッカー漫画があって、
そのあたりがね、そのフォームの話とかすげーしてて面白くって、
そのね、日本の場合でいうとね、上履き。
はい。
あれがね、めちゃめちゃダメだって言ってたりとか。
上履きとかスリッパとか学校に行くと、
俺の場合、小学校が上履きで、中学校からスリッパだったんですけど、
あれのせいで変な歩き方を身につけてしまって、
で、サッカー選手が怪我しやすくなるって言ってて。
おー、なるほど。
で、日本の典型的なサッカー選手って、
ちょっと古い価値観、イメージではあるんですけど、
足が短くって足が太くって、
ちょっとデブいっていうのかな、太いっていう感じ。
で、対してヨーロッパのその一流のサッカー選手たちって、
平均的にスラッとしてて細長いんですよね。
で、そのあたりの違いっていうのが、
そういうところから生まれる、
その筋肉の使い方の大きな違いなんじゃないかっていうことが、
そのすげー言われていて、
それは漫画の話なんですけど、
フットボールネーションはね、
青足大好きなラシタさんも好きになり得るんじゃないかなと思います。
はい、じゃあとりあえずメモしときます。
はい。
で、走る話その辺と、
で、もう一個興味深かったところが、
人間って長く走るのが得意だとは言っても、
踊りと持久力
鍛えなかったら当たり前だけど長く走れないですよね。
まあ筋力は鍛えないとね。
筋力とか心配機能とか。
で、俺たちは果たしてどうやって、
その原始時代に鍛えるということをしていたんだろうか。
まあ、横にコーチがついてて、
ランニングのトレーニングをしていたわけでないことは確かでしょうね、きっと。
うん。
で、これはあくまでも説というか、
仮説ではあるんですけど、
面白いなと思うんですが、
あのね、踊りだったって言ってるんですよね。
この踊りはたぶんその儀式的なあれでしょうね、きっと。
そうそう、週に1回だとかっていうので、
例えばそのナミビアの山賊っていうのは今でも、
週に1回、日が暮れたら焚き火のそばで踊っているらしいんですよね。
ほー、なるほど。
で、主に男性が参加して、
明け方まで踊り続けて、
トランスし始める人も出てくる。
まあ、来るでしょうね、そりゃ。
で、結構踊り、
でも、来るでしょうでそりゃって言うけど、
それってたぶん進化的に作られたものなんですよ。
ほー。
その踊っていてハイになっていて楽しくなるから、
もっと踊らせようとするっていうのは、
おそらくそれ進化の力で、
そういうことによって持久力を鍛えてきた者たちが生き残ってきた。
うーん、なるほど。
で、さらに言うと、いわゆるランナーズハイになるような、
オピオイド、エンドロフィみたいな色んな成分があるんですけど、
やっぱ個人差があるみたいで、
そのランナーズハイみたいになる人もならない人もいるらしいんですよね。
へー。
走ってると楽しくなってくるっていうのは、
今だと人類の大半が走るようになってしまったみたいな時代になったんですけど、
つい20年前まで街走ってる人なんて誰もいなかったじゃないですか。
おばあちゃん仮説と女性の長寿
まあ、そうやね。
はい。
し、おそらくそういう個人差はある上でなんだけれども、
我々はたぶん踊ることによって持久力を得ていたということが、
すごく理にかなっていると思ったし、
今でもクラブが流行ってるのって要するにそういうことなんだろうなっていう気がするし。
そういう要因が一つにはあると。
うん。
で、やっぱ前も言ってたんですけど、
音楽とかに多くの人が夢中になるというのも、
やっぱ進化的に非常に理にかなっているし、
音楽聴きに行ってライブで踊り狂うとかっていうのも、
やっぱ持久力を鍛えるという意味ではめっちゃいい方法だし、
どんどんやればいいんじゃないかって思うんですよね。
そうか。
なんか進化を超えた進化のとこで、
5つぐらい要素がありましたけど、
たぶん音楽ってなかったですよね。
あれには書いてなかったですね。
でもたぶん音楽を加えても良さそうですよね、なんとなく。
音楽はね、日から生まれてはいますからね。
まあね、そりゃそうだ。
進化論的に見たクラブの意義。
まあでもそうか。
別にクラブじゃなくてもいいけど、
何かしらの体を動かすっていうと運動っぽいよね。
だからクラブというある種の遊びの延長にあるようなものでも、
実際意義があるわけですね、これは。
大いにあると思うし、
やっぱり現代でいうと運動しろっていうことが正義というか善というか、
何かそういう言われ方をしているんだけれども、
それはやっぱり民謡に言うと息苦しいじゃないですか。
だから正々堂々ですね。
だったらもっとクラブに行って遊び狂うとか、
それで言うとたぶんね、
お酒とかも悪くないというか、
進化的に当たり前に飲んでるんですよね、万年単位で。
そうだね。
現代で言うと酒は極論ゼロがいいって言っているじゃないですか。
言ってますね。
それはおそらく生物、現代医学的には正しいかもしれないけれども、
ひょっとしたらそれだってひっくり返る可能性があるわけだし、
そのあたりのことも踏まえて、やっぱりその進化から学べることは面白いし、
それをヒントにいろんなことを考えられるのは面白いなというのは、
このあたりの本を読んでいて思うところで。
この話、前にも聞いたけど、
人間っていうものが歩くとか動くっていうことの動作に加えて、
動物だから動くのは当然だけど、
長期的にという特性を持っているというのが、
たぶんそれによって生物界におけるニッチを獲得したんでしょうけども、
そこを改めて、
現代においてなんですけど、
インターネット的な高速で素早く処理を終わらすのが良いというカルチャーに対する
アンチテーゼになるんじゃないかなという話を聞いて思いましたね。
めっちゃ同じようなことは思いますね。
あとそれで言うと、やっぱり社会がないと成立しない。
一人では、要するに極論を言うと一人で全部やろうとするのは、
チンパンジーがやることなんですよ。
なるほどね。
俺たちがチンパンジーに勝ったのは、みんなで何かやったからなんですよね。
社会的な共同性、あるいは認知的分業というものが、人類の人類たるゆえんですからな。
そのあたりはめっちゃヒントがあると思います。
子が分かれてしまったというのが、
どう考えるかは簡単に結論が出るものではないんですけれども、もちろん。
生き過ぎた個人主義っていうのが、生物的な人間の性質と合ってないっていうことは言えるでしょうね。
そうですね。今で言うとちょっと生き過ぎているという感じはするかもしれない。
多様性の尊重と個人主義はやっぱりちょっと違うと思いますからね。
だから、貴族社会において落としめられてた人の権利を回復するということと、
みんな自由に好きにやっていいようは違いますからね。
でもちょっと、現代社会で言うとそういうものって混ざってるような気がして。
混ざってますね。
自由に生きていいだろうっていうことと、人に迷惑をかけないのならばいいだろうもちょっと違う気がするし。
確かに。だから自由って言うときに何からの自由なのかっていうことから考え始めないといけないはずなのに、
自由というお題目だけが先走って、
人間が持つわがままな性質とわがままじゃない性質の2つがあるのに、
片方だけが持ち上げられているという印象ですね。
ということを踊りとクラブからも考えることができるなという話が。
まず、人間の走ることの特徴。
なるほど。
その辺りと直接ではないんですけれども、
それを踏まえて非常にもう一個人間が変わっているところとして、
繁殖できる期間が終わってからも死なない。
そうだね。結構長いよね。
さらに生物でいうと、人間のオスは繁殖期間、死ぬ直前まで繁殖できていたりするんですけれども、
メスの人類というのは終わってからも長生きができてしまう。
それで有名な話というか有名なものとして、
おばあちゃん仮説というものが、
これは結構この本ではなくもっと昔から言われているような話なんですけれども、
これもまた人類の戦略として、
お母さん一人で育児をするのが大変なので、
周りのみんなが助けてるんですよね。
基本的な層ですね。
これは狩猟採集民とかでも実際に層で、
それによってお母さんはより若いうちにたくさん産んで、
周りが子供を育てることを助けるということをやっていた。
ああ、そうか。お母さん一人の負荷が小さいから、
お母さんは苦労少なく子供をたくさん産むことができる環境というか制度というか文化がそこにあったと。
生物の話で言って、チンパンジーって3年に1回ぐらいしか出産できないらしいんですよ。
タフやからね。
でも人類って1年に1回ぐらい子供産めますよね。
産めますね。
それも人類の他とは違う生物の特徴で、
人類というかサル、チンパンジーなどと比べた場合っていうのかな。
俺たちは結果的におじいちゃんおばあちゃんになって、
食料を集めるのを助けるということができたことによって、
より多く繁殖することができたんじゃないか。
おばあさん仮説とかウィキペディアにも載ってるんですけども、
簡単に言うと、哺乳類の中では稀な現象である人の女性の平均と、
生殖年齢を過ぎた後も非常に長い期間生きることが、
どのような利点を持っていたために進化したのかを説明する理論。
おばあちゃん的な存在が長生きしているのは、
生物世界では結構珍しい。
おそらく全くないに近いんじゃないかなと思います。
進化学的に言ったら、そうなってるには何らかの有意性、
適応度があったからというので、そこからどういうことだろうという仮説が立つわけですね。
というような考え方というのが、おばあちゃん仮説という名前で、
ウィキペディアにも載るぐらい有名な理論だったりするらしいんですけども、
この本ではそこがもう一段階、ちょっと発展した話で、
アクティブな祖父母仮説、というような感じのことを言っていて、
おじいちゃんおばあちゃんたちって、
それはハッザ族の研究の話なんですけど、
ハッザ族の女の人たちって大雑把なお仕事を言うと、
芋の根っこが埋まっているところにみんなで行って、女の人たちで、
みんなで芋を掘って、ちょっと食べて、持って帰ってきてっていうのが大きなサイクルらしいんですけど、
芋掘りから考えるアクティブな祖父母
調べてみると、お母さんよりもおばあちゃんたちの方がたくさんの芋を集められている。
ある意味当然と言えば当然で、お母さんは赤ちゃんを背負っていくんですよね。
もちろん周りのみんなが見てくれてはいるんだけれども、
自分が見ていないといけないので、
単純にできる労働量、絶対量みたいなものも減るし、
さらに芋掘りみたいなやつが身体能力ももちろんあるんだけれども、
おそらく経験とかそういうものによる能力の差というものも現れる。
年を取れば取るほど、むしろより多く歩いて働いて運んで、
身体の活動っていうのがどんどん活発になってきた。
そういうことができた人っていうのが、
俺たちがその進化上生き残ってきたんじゃないか。
アクティブな祖父母ほど、種族全体が反映して、
我々の祖先はそういう人たちが生き残ってきた。
運動による細胞のリフレッシュ
DNAの修復とか維持のメカニズムっていうものが、
多く持つ高齢者というものが生き延びられるようになってきたっていうのが、
おばあちゃん仮説のもうちょっと掘り下げた、
この著者独自のアクティブな祖父母仮説というのかな。
実際に老化ってよく言われてるんですけど、
年齢が原因によって起こる老化ってあんまりないみたいで、
ほとんどはその触手感とか身体活動とか放射線とか、
そういうもののせいで、
生物というものは老化していくんだけれども。
ここでいう老化っていうのは、
現象としての老化なのか、
例えば細胞がホニャララになることを指してるのか。
生物的に能力が衰えていく現象を指してるってことかな。
っていうことかな、だと思います。
おそらく俺たちって活発に活動することによって、
より元気で長生きできるというのは、
きっとかなり有力な話であって。
ハッザ族ってさっきの話で言うと、
大して強くない、大して運動得意ではないみたいな話をしたんですけれども、
おじいちゃんおばあちゃんになってくると全然違うらしくて。
体力、いわゆる運動能力測定みたいな用語で言ったらいいのかな。
っていうものを比べてみると、
65歳のハッザ族のおじいちゃんとかって、
45歳のアメリカ人を余裕で超えるぐらい強いらしいんですよね。
結局45歳のアメリカ人が弱すぎるってことだよね、きっとね。
そう、まさにそうで。
俺たち20歳までは自然と強くなるというのかな、言ったら。
なんだけれども、20歳を過ぎてからの衰えというものが、
恐ろしいほど動かないとやばいというのかな。
65歳の人と45歳って、ちょうど俺たち今42歳ですよね。
そうですね。
ハッザ族の65のおじいちゃんに負けるって言われたら、
結構思うところがないですか?
思うところはあるけど、例えば建設業で働いてる人、
現場で働いてる人は、やっぱりそれぐらいの年齢でもめちゃくちゃ元気だからね。
そうそうそう。
結構身近にそういう人がいたから、高齢で。
だから俺は普通に負けるよな。
負けるよなって、別に悔しいという言葉とは違うんだけれども、
人間というものがいかにメンテしてあげるかしてあげないかで、
長持ち度がいかに違うのか。
ハッザ族なんかは、60代半ばになっても、低下する能力が2、30%ぐらい。
ある時、割と健康に来ろといってしまうのかな。
その辺りはちょっと分からなかったんですけど。
最大酸素摂取量なんかの話をすると、
女の人はほとんど全く下がらないらしくて。
極論、長距離の運動は20歳でも60歳でも変わらないぐらい。
結局ずっと同じ生活を、ある程度負荷がかかる生活を続けてあるからなんでしょうね。
僕らは圧倒的にそうじゃなくなってしまうと。
なので、多分20歳ぐらいまでというのは、
生物の遺伝子的な仕組みというのかな。
順調に成長するんですよね。
そこからの維持というものが、その20年間、40年間をどう生きたかによって、
ものすごく変化してしまうのではないか。
最近はスポーツの話なんですけど、
スポーツ選手なんかでも平均寿命が伸びてきていて、
平均寿命と言わないのか、現役選手というのか、
超一流で長く現役でやれる人たちが増えているのって、
それは予想なんですけど、
めちゃめちゃ食から生活からこだわりまくっているというのかな。
結構ストイックになっているって話は聞くね。
かつてのプロ野球選手ってイメージなんですけど、
文豪とかと一緒で、
試合が終わったら、よし、飲みに行くぞって言って、
翌朝まで酒を飲んで、
次の日にまだ試合があるみたいな、
そういうことをやっている人たちがいなくなって、
アメフトの話ですけど、トム・ブレイディー45歳ですからね。
45歳で、去年はMVPではないけれども、
MVPクラスの活躍をしていたりする、
ということもあったりするので、
メンテさえしてあげれば相当できるし、
いつやっても遅くないというか、
そういうようなことも書かれていて、
もちろん早い方がいいに決まっているんだけれども、
今更始めてもなーっていうことは絶対ない。
なんでそうなるのかっていう話が、
例え話としてすごい面白くて、
俺たちって運動をしないと体をメンテする機能というものが
働かないらしいんですよね、まず。
体をメンテする機能っていうのは具体的にどんなことなの?
細胞の修復というのかな、イメージとしては。
わかるわかる。
過不足なくエネルギーを割り当てができるというのが、
まず食べ物が足りない時代の大前提だったんですよね。
エネルギー、だから運動をしなかったら
細胞を作り直すということをしない、イメージとしては。
無駄やもんね、動画が。
でも細胞って古いまま放っておいたらあんまりよろしくない。
例え話としてすごく面白かったんですけど、
イメージとしては汚れた部屋がありますよね。
汚れた部屋を放っておくとどんどん汚いですよね。
でもちょっと1年復帰して床を掃除してあげると
前より綺麗になる。
この前より綺麗になったっていうのが運動をした後の状態。
運動をしないと放っておいたまま自然に汚れるに任せてしまって
部屋はちょっとずつ汚くなっていく。
でもめんどくさいから俺たち掃除なんてしたくないなって思って
そのままになってしまう。
そこをちょっと無理して掃除してあげると
前より綺麗になったっていうことができる。
これが運動をしてない状態と運動をしたことによって
得られる効果のイメージというのかな。
だから細胞をリフレッシュする行為につながると、運動すると。
そう、アフターバーンと言われるものらしいんですけれども
運動すると、要するに30分運動すると
種類によって違うんだけど2時間から2日ぐらい
掃除をし続けるというイメージかな。
2日も続くんや。
物によってどういうところまでは書いてなくて
ちょっと分からなかったんですけれども
2時間から2日ぐらい続くという書き方がしてありました。
体が掃除するデモ像にスイッチが入るってことだよね。
適切な運動の種類と筋力の鍛え方
そうです、イメージとしては。
高炎症犯の用語で言うと。
運動した直後はちょっと炎症状態になるんですよね、筋肉全部が。
炎症状態になってしまったからよしちょっと直そう。
部屋が汚れたからちょっと掃除しよう。
その部屋の掃除というのを意外と結構頻繁に
汚れてしまえばシャーディーからやるかっていうので
前より綺麗になったみたいなイメージ。
筋トレなんかだとよく言われているのが
筋トレで筋肉の繊維を壊すと元に戻るのに2日ぐらいとか
48時間みたいな言い方とかも聞いたりするんですけど
多分そういうところなんだと思います。
それも繋がっているというのかな。
同じっていうのか。
ちっちゃい1個の細胞を直すのはすぐ終わって
ある種壊れた繊維の大部分を直すのは結構時間がかかります。
おそらくこれとちょっと繋がっているのが
夜に運動してしまうと直すモードが
寝る時にも直すモードになってしまっているので
なかなか眠れなくなるとかもあるんじゃないかなっていうのは
読んでいて想像をしたところですね。
それで言うと朝にできるだけ午前中
夕方よりも前ぐらいに運動するっていうのが
仕組みとしてというか効率という言い方にもなるのかな。
一番効果的な運動の仕方というのか。
ということになるんじゃないかと思います。
それらを踏まえた上で
俺たちどういう運動を結局したらいいんだろう。
そうですねここ重要ですね。
極論運動なんてものより
クラブに行ったほうがいいとは思うんですけれども
現実的にはそれもなかなか難しいというか
いろいろあると思うので考えてみると
まず知っておくといいのが
ちょっとこれ日本語訳が変だなとは思ったんですけど
フォースとパワーという存在がある。
日本語だと力とパワーという言い方をしていて
筋力アップが100キロのダンベルを持ち上げるエネルギーというのは
フォース。カタカナで力と漢字で力と書かれていました。
瞬発力というか持続力というか素早く
俊敏性みたいなイメージなんですけれども
それをこの本ではパワーという表現をしていて
難しいな。
だから用語は違うんだけれども
力と瞬発力みたいな言い方をしたいと思うんですけれども
その2つって両方を鍛えることは基本的にはできなくて
大雑把に言うと側筋と地筋の話に近いというのかな
すべてのどっちもの筋肉を両方鍛えるということは難しくって
まず肉体の衰えの対策として重要なのは
瞬発力の方
なのでそのダンベルを
100キロのダンベルを持ち上げるというのは
肉体の衰えの対抗
衰えの対策としてはあまり効果的だとは言えない
大雑把に言うと筋トレの種類で言うと
早く動かす系
軽いやつを素早く動かすっていうのが重要なことらしくて
なるほど
これももう一個ちょっと学術っぽい用語なんですけど
筋肉の収縮の種類って3種類あって
カタカナであえて言うんですけれども
コンセントリックとアイソメトリックとエキセントリック
全くわかりませんね
あえてそう言ったんですけれども
コンセントリック短縮性筋活動
筋肉を収縮させながら力を発揮するタイプのもの
アイソメトリックは等縮性筋活動
筋肉の長さを変えずに力を発揮するもの
等ね
エキセントリックは伸張性筋活動
筋肉を伸ばしながら力を発揮するもの
ようやく構図が取れた
引っ張るものとキープするものと伸ばすもの
その時に力を使うというので
筋力の鍛わり方というのか
さっきで言う力と瞬発力の鍛わり方が違う
引っ張りながら縮めながらやるというものが
いわゆる種類で言うと瞬発力に相当する運動というのかな
ダンベルとかを強く持ち上げることをやりたい場合は
キープするものだったり伸ばしながら
力を発揮するものだったりっていうのをやるといい
なので俺たちが廊下に対して何かをやるんだとするのであれば
筋トレの種類で言うと
引っ張りながら力を入れるもの
さらにそれを重いものを持ち上げるんじゃなくて
効果的な運動方法
軽いものを素早く何回かやるっていうのかな
例えば自分たちが高校生ぐらいの時にも
何かよく言われていたんですけど
やっぱムキムキになるには真逆なんですよね
ムキムキになる場合は例えばで言うと
なので伸ばしながらスクワットなんかも効果的なのかな
1回しゃがんでから100キロのダンベルを
ゆっくりと伸ばしながら持ち上げる
ダンベルもそうですよね
地面に寝っ転がって筋肉を伸ばしながら力を入れる
それは最大筋力がアップしやすい
パワーがアップしやすい運動で
イメージで言うとダンベルを持って肘を曲げるやつ
あれはイメージとしては瞬発力系の筋肉の使い方
逆に言うと例えば筋トレの効率で言うと
大きい筋肉を鍛えるのが一番効率がいいので
例えばダンベルじゃなくて
引っ張るやつの方が多分いいんですよね
腕立て伏せを1人でする場合でも
その話で言うと
引っ張る時に下がる時にゆっくりやればいいのかな
でも違う腕立て伏せは違う気がする
具体的な難しいところはちょっと難しいんですけれども
アイソメトリックな運動とエキセントリックではなく
引っ張る系をやるということがまず重要
老化対策で考えるべきはやっぱりムキムキになることじゃなくて
素早く瞬発系の運動をしないといけない
本の中では出てきてほとんど触れて
ここでは触れてなかったんですけど
別に歩くことも運動の効果としてはないわけじゃないみたいなんですよね
いろんな実験をして歩いても痩せなかったっていう実験が
いっぱい出てくるんだけれども
それってほとんど全ての実験が
強度が低すぎるか期間が短すぎる
これは経済的な問題を考えても分かるんですけど
そういう実験って難しいんですよね
1年かけて毎日3時間ある人に歩いてもらうっていう
実験を協力してもらおうというと
1日1時間を1ヶ月やるよりも
はるかに予算がコストがかかってしまい
なので一般的に歩いても痩せないみたいな
言われ方をしているんだけれども
歩いても痩せないんじゃなくて
ちょっと歩いても痩せるわけないっていうだけで
いっぱい歩けば痩せる極論を言えば
いっぱいの程度が問題ね
そう程度が問題というもので
ハッザ族の話で言うと
確か1日15、6キロ歩いてるんですよね
目安で言うんだったら
多分そのぐらい歩けばいいと言えるのかな
ちなみにハッザ族って裸足なの?
多分裸足
負荷は違うよね
多分日本人が柔らかい靴を履いて歩いた時の
負荷って多分違うよねきっと
そうですね
長くなる気がするね
さらに言うとやっぱり難しいのが
歩くというのは我々の現実の生活習慣で
同じレベルの運動をするというのは
ちょっと辛いんですよね
まず前提として歩くのとかすげえ辛いので
まず時間的な効果というか効率で言うと
大きく2つあって
1つがHIIT
高強度インターバルトレーニング
はいはい聞いたことある
例えばで言うとしゃがんで
腕立ての体勢になって戻って
ジャンプして手をつく
あれを数分間やるだけで
30分の有酸素運動に近い効果があるらしいです
あれだってさっきの話で言うと
めっちゃ瞬発力使ってるもんね
あれめちゃめちゃハードで
例えばで言うと30分歩く代わりに
毎日バーピージャンプとかそういうやつを
数分間やれれば
必ずしもイコールとは限らないんですけれども
現代科学の研究によると
歩くことと運動効果
同じぐらいの効果が得られる
もう1つが効率よく筋トレをすること
ウェイトトレーニングって筋力を維持しようとするには
どうしてもやっておいた方がいいというか
結局俺たちの生活習慣では
それをやっておかないと
ハッザ族と同じ暮らしができないので
やっておいた方がいいと言われています
だいたいの目安なんですけれども
週に2回
主要な筋肉をすべて使って
疲れてやめたくなる程度の強さで
8回から12回それを2、3セット
10回3セットって俺大体1人で筋トレする場合
よくやってたんですけど
週2回10回3セットの筋トレをする
週2回でいいんや
何をするかって
その主要な筋肉っていうのが6個あって
足と腰と背中と体幹と肩と腕
具体的に何っていうのは
直接今回のために考えてきてはいないんですけれども
いわゆる足って多分スクワット的な系の運動ですよね
腰は背筋みたいな動きをすれば
腰と背中は両方いけると思います
肩なんかは立った状態でバーベルっていうのかな
あれを持ち上げたり下げたりするようなやつで
ある程度いけると思います
腕なんかは腕立て不正でいいのかな
腕立て不正かなやっぱりその場合は
体幹が何っていうと
具体的な筋肉のトレーニングが
ちょっとパッと思いつかないんですけども
その辺りのところなのかなと
体幹はちなみに
バランスを取る筋力やねきっと
バランスボールに乗ってたら
それはありだと思います
あとヨガとかそういうのもいいと思う
あとそれはこの本に書いてあったことじゃないんですけど
なんか筋トレ全般に言えることみたいなんですけど
筋肉を効率よく強くしたいんだったら
マシーンの方がいいんだけど
全部の筋肉を効率よく鍛えたいんだったら
逆に自重トレーニングというか
そういうマシーンじゃない方がいいみたいなんですよね
なので極論なんだけど
よくある腕立て腹筋背筋みたいなやつ
ああいうのを上手にやれていれば
筋トレの効率と続ける方法
マシーンみたいなものを使わなくてもいいんじゃないかと
それは俺の意見ですけれどもと思います
だからある筋トレはある筋肉を効果的に鍛えるために
他の筋肉をあんまり動かないようにきっとなってるんだろうね
トレーニングマシーンはそうです
1箇所だけを基本的に使う
さっき言ったように自重トレーニングの多くは
いろんな筋肉を同時に動かすから
まんべんなく負荷をかけていけると
ので週に2回
例えば結局ありがちなんですけど
腕立て腹筋背筋を10回3セットみたいなやつ
を週2回ぐらいっていうのが目安というか
アメリカのスポーツ医学会が推奨しているのは
週に150分の運動プラス週に2回の筋トレ
週2回の筋トレがどれぐらい難しいのか簡単なのか
めちゃめちゃ難しいです
だって俺読んだ直後にやろうって思って
1回しかやってないもん
本に書いてあったことはそうです
好ましい目標レベルとしてはそのぐらいがあればいいと
でも結構きついと思うんですよね
だから個人的には歩く
ちょっと時間がかかってもいいから歩くにしたいなと思う
アメリカスポーツ学会は毎日の油酸素運動プラス
週2回8から10種の抵抗運動を10から12回こなす
何かいい手段がないかなと思って
結局今自分がかなりやれているのはバランスボール椅子に座ること
プラスできるだけ立つようにする意識して
家の中にいるときでも意識して立ち上がって
立って本を読むようにするとか
アメフト見るとき立って見るとか
バランスみたいなのをとりながらテレビを見るとか
そのあたりを変えていくというのが
自分ができる限界はそのぐらいでした
その辺からやっぱり続かないと意味がないというのは絶対なんで
マッチョじゃない筋トレっていう感じ
マッチョっていうのは筋肉ムキムキじゃなくて
スパルトだったり
マッチョじゃない筋トレみたいな着地点を探せれば
日常の健康ケアとしては十分かなという気がします
おそらく自分が今やりたいなと思っているのは
インターバルみたいなやつと軽い筋トレを
どうにか日常に組み込めないか
なるほど
そこができるとかなり劇的に変わるような気がして
ウィー系のゲームとかはないですか?スポーツする系の
大きな意味でいうとオキュラスクエストで
ビートセイバーとかはすごい楽しかったんですよね
ただ義務として毎日やるとやっぱ辛いなっていう
そうか難しいところだね
あとあれは有酸素なんですけど筋トレじゃないんですよね
確かに
有酸素はそれで言うと自分の場合
2日に1回ぐらいのペースで往復3キロぐらいかな
スーパーまで買い物には行ってるんですよ歩いて
最低限の有酸素はクリアーで
プラス週1以上をプールで3、40分泳いでるかな
すごいいいじゃないですかそれ
有酸素運動は自分的にはOKなんですよ
あと筋トレを衰えないための筋力を
瞬発力を衰えさせないための筋トレ
をどう取り入れたらいいかな
はまだ悩ましいところです
この本にも書いてあったんですが
運動をするコツとは
運動を社会的なものにすること
誰かと一緒にやること
例えばそれで今思いついたのが
ブックカタリスト筋トレ会っていうので
毎日9時から今から筋トレやりますって言って
そういうのとかもありなのかもしれない
ありはありやけど
本を読む人やからこそ運動が必要とは言えそうやけど
コミュニティの性格は全く合わないんですけど
切実に運動することが必要やけど
運動することに自分の資源を注いでない
人たちの集まりなのかな
必要性が高いのは間違いないよね
これ今回の資料には含めなかったんですけど
スイスだったかどっかの
ビョルンボルグっていう運動系のメーカー
週に1回絶対強制参加のトレーニングというのが
あるらしく1時間だったかな
社長もまさに典型みたいな感じで
運動しまくっているタイプで
ただ社員の多くは
思ったほど社長みたいなタイプではなく
ちょうどいい機会だと捉えて
週1ぐらいなら
言ったらシャアなしで参加しているというのかな
ぐらいの人っていうのも結構いっぱいいるみたいで
社会的な動機づけというのはでかいんですよね
そりゃそうですよね
さっきも言ったように人間というか
生物的にはそもそも動きたくないわけですから
ハッター族の人たちも
毎日食べ物が送られてきたら
芋掘りには多分行かないわけですよね
簡単に行かなくなって
なのでほとんど全ての少数民族が
いなくなってしまっているんですからね
だから動機づけは自分で作っていかないと
この豊かな社会においては
生物として衰えにいくに任すという生き方もあるから
それはそれでいいと思うけどね
健康を維持したければ運動を動機づけること
しかも自分の意思じゃなくて
ある種の自律じゃなくて
他律的な要因で
社会運動を弱気すること
っていうことはもう欠かせないですね
これはきっと
ですね
なので結局どうやっぱり続けられることを
どう組み込むか
その短期的な筋トレが失敗するのは
結局その短期的に痩せるんだけれども
代謝が上がっていかないので
代謝は前のレベルに合わせてしまうというのか
なのでその
痩せるためには運動が必要
痩せるために運動は必要ないらしいんですけど
極論
痩せ続けている状態でいるためには
運動をしないといけない
なので
だからリバウンドが多いし難しいし
現代でも未だにできないことが多いというのかな
難しい
だから脂肪生成を妨げる遺伝子を
どうにかせんかけは無理だろうねきっと
その進化論の話で面白いのが
人は余分に脂肪がついたことなどないので
体重の上下にしか反応できない
なるほど
だから前より痩せてしまったら
やばいから食わなきゃっていう
反応を体は勝手にしてしまう
なるほど
だからやっぱり運動をしないといけない
っていうのも面白いところだ
運動の継続には道具とデザインが重要
だから痩せても全くゴールにはならない
そうか
そうやな
だから生物の性質に頼ってたら
突然よし痩せようって思うことは
まずないわけですよね
だからこれ意思しかない
痩せるには意思しかない
意思というか
前回の話で言うと
直感じゃない方
体型じゃない方じゃないとダメ
ダメってことだよね要するに
そういう仕組みを作らないと
そういう道具をデザインするしかない
いろんな意味での道具
具体的な道具というよりは
コミュニケーションツールとしての道具とか
成果が自分に見えるとか
そういうものの道具をデザインしないと
なかなか継続できないでしょうね
しかも僕らは別に
誰かに命令されてるわけじゃなくて
いつでも辞められる大人ですからね
自分の今のところ成果が出ている2大道具が
バランスボールを椅子にすることと
いろんなデータが測れる体重計
乗るだけで体脂肪とかが分かる?
それまで去年の9月10月ぐらいに買ったんだったかな
アンカーから1万円切るぐらいの
7,8000円のブルートゥース体重計というものを
アンカーいろいろ出してるね
UFIブランドですね
めちゃめちゃ多いんですよ
これまでの体重計は
ブルートゥース連携はしてたんですけど
数字しか出なかったんですよね
こいつはどこまで本当か分かんないけれども
体重 筋肉量 骨格筋量 骨量 タンパク質
BMI 体脂肪率 基礎体 車量 水分量
内臓脂肪 体脂肪量 女脂肪体重 皮下脂肪
体内年齢 ボディータイプ
何で測定してんだよ
ある程度想像はできるけど
かなり何らかのアルゴリズムでしょうね
体重計に乗った時に
体に電流を走らせて帰ってきた
っていうのはある程度分かるけど
それ以上 推測のデータが
例えばなんですけど
電流の周波数というか
パラメータを変えた電流を何種類か流して
差分を取れば
骨に反応しやすい
脂肪に反応しやすい
はできると思うので
具体的なところまでは分かんないし
正しいと言い切れるものではないんだけれども
こういう数字を見たことで
ただ体重が減ったなのか
脂肪が減ったなのかの
反応が得られることは
自分にとってかなりでかかったですね
それはアプリで
ずっとデータを収集してくれてるわけ
運動しないとリバウンドしやすい
そうです こういう感じ
それはAppleのいわゆる
ヘルスケアに送信されてる
入ります 乗るだけで
Bluetoothで転送されて
多分Anchorのサーバーが1回データ取るのと
アプリを開くと
Anchorのアプリがヘルスケアに書き込む
なるほどね
ヘルスケアに書き込めたら
自分でデータ引っ張ってこれるなと
ちょっと思っただけだから
ただ項目が多すぎて
ヘルスケアにない項目がいっぱいあります
なるほど
Anchorというかヘルスケアの場合
確か体重とBMIと体脂肪ぐらいじゃなかったかな
多分そんなもんやろうね
めちゃめちゃ多いんですよね
ただそのぐらい多くて
ちょっとやる気になっているというのかな
水分も少ないらしいですよね 体内の
これって多分なんだけど
塩分の取り過ぎとかも一つの原因で
つい数日前に知ったことなんですけど
ラーメンいっぱい食べると
WHOが推奨する塩分量を
1食で1日分を超える
まあでしょうな
なんていうんだろうやっぱね
曖昧には知ってるんですよね当然
ラーメンのスープなんて残したほうがいいよとか
味噌汁って結構しょっぱいから
日本人って高血圧になりやすいんだよとか
でも数字見てみたら
8グラムぐらいあったりするのかな
ものによってはラーメンいっぱいって
WHOの推奨数って1日5グラムなんですよね
1食8グラムかって思って
日本の推奨だと6とか7とかいくので
もうちょっとOKだったんですけど
とかっていうのもやっぱ
おそらくブックカタリストを聞いてくれてる系の人は
そうやって根拠が示されると
理解納得しやすいというのかな
っていうのがあるなというのと
あと最後にあと2つ
これはって思ったのがまず1つは
不健康で痩せているよりも
健康で太っている方が死のリスクが高い
この健康と不健康は何病気を持ってるってこと
生活習慣も含めて病気も含めてだと思います
なので極論運動するデブより
運動してないガリの方がいい
それぐらい太ってるってことは体にリスクがあると
あるみたいですね
これはやばいなっていうのはすげえ思って
っていうのとあといろんな苦行みたいなやつ
冷水を浴びる炭水化物を避けるカロリー制限
辛いものいろいろあるんですけれども
ほとんど全てのものにやっぱ
科学的な根拠は見つかっておらず
唯一この本によると
継続的な断食ファスティングみたいなのだけ
ある程度証拠が見つかってきているという
書き方をされていました
ただ食に関するものはこれは非常に
いろいろと医学的に難しいので
皆さん各自で考えてください
ということしか言えないんですけども
とりあえず太ってたらまずいということでね
それは言えそうやということで
それはおそらくほぼ間違いない
一番やばいのがだから運動しないことよりも
太っていること
運動しないと太ってしまうから
太らないためには運動しようという結論にはなります
さらに言えばもちろん
痩せているからといって油断していいわけでもなく
運動した方がいいに決まっているし
世の中は不条理なので
運動しなくても健康な人はいるし
運動しても運悪く早く死ぬ人はいて
そこはもうただの確率なんですよね
そこを考えてもやっぱり苦行で痩せるのは
二重に損するよねきっと
たぶん
せっかく痩せたのにみたいなことになるから
やっぱり痩せる過程も楽しみとして組み込まないと
これはちょっと快楽主義的すぎるかもしれんが
ちょっと損する感じはしますな
いわゆるよくある何々健康法みたいなやつは
少なくともあまり信用しない方がおそらくいい
他の本に書いてあったやつとかなんですけど
けとん体ダイエットとかも
一時的にめちゃめちゃ効果あるらしいんですよね
ちゃんと科学的にもそれは説明できて
けとん体が水分をすごい持ってるんだったかな
なんかちょっと詳しくは覚えてないんですけど
けとん体ダイエットを実践すると最初期に
体からすげー水分が減って
めちゃめちゃ体重が減るらしいんですよね
なのでやっぱ効果があると感じやすい
体重計の数字が減ってたら痩せたって感じするもんね
例えばそれで言うとさっきのアンカーの体重計とかなんかで
水分量を測って減っているのが分かれば
対策はできるかもしれない
そのあたりで個人的には
まずは記録を取ることから始めよう
そしてできるだけ記録の種類を多くしよう現在で言えば
そこは重要やね
昔は体重しか取れへんかったもんね
アフィレイトっぽいんですけど1万円未満で買えるんですよね
Bluetoothが重要やね
記録するやつはもうやってらんないですね正直
僕いまだに体重計に乗ってそれを
iPhoneで自分で打ち込んでますけど
よくこんなこと続けてるなと思いますけど
すげーと思うそれは
俺もやってやれなきゃないんだけど
そこは価値観ではあるんですけれども
自分の場合はそこはお金を使って解決したらいいんじゃないのかな
という意見かなという感じですね
それは思います
という感じで
結論はやはり当たり前なんですけれども
非常に普通の結論というのかな
運動をすることが大事で筋トレすることが大事で
有酸素運動をすることが大事で
あと太ってるというのが超絶やばいよ
っていうのが結論かな
あといつ始めても遅くはないし
さらに言うと年を取ったから体が動かなくなったというのは
もちろん遺伝とか要素はあるかもしれないけれども
ある程度運動することで
それはある程度以上に防ぐことができる
っていう意味でやっぱ
希望が持てるという言い方もできると思うので
いつ始めても遅くはないし
あといい方法があったら教えてくださいっていうのはめっちゃ思うかな
そうね
でも人間は動きたくない性質を持ってるけども
さっき言ったように踊りとかを楽しんできた種族でもあるわけで
動き始めたら楽しさを感じるニューロンも持ってるはずで
だからやっぱ最初の動機づけだけなんだよねきっと
そこをどうデザインするかで多分全てが変わってくるし
それはある種いわゆるライフハックの範疇ですよねきっと
そうですよね
だからカラオケとかそういうものなんかでも
うまく組み込めたら多分運動になるんですよね
だから歌ってる間になんかするとか
座ってる間になんかするとか
きっといろいろあると思うよね
でも課題ですなとりあえず
僕はその有酸素運動を維持するところからですね
とりあえずは
もし皆さんもいい日常との組み込み方とか
ナッジ的な何かがあれば
そういうものも教えていただければと思います
ということで
ブックカタリストは番組を支援していただけるサポーターも
募集しています
サポーターの方には本編収録後のアフタートークの視聴や
月に1回の読書会
本編使用時の台本の公開
あとアーリーアクセスなんかもやっていたりしますので
気になる方は概要欄のリンクから
ブックカタリスト公式ページをご確認ください
それでは今回もお聞きいただきありがとうございました
ありがとうございます
01:05:26

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