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スピーカー 1
てかまず海運、本当にベースのところから聞きたいんだけど、海運の定義が俺わかってない。海に運ぶ。
スピーカー 2
海に運ぶ。
スピーカー 1
何を、海で運んでたら全部海運?
スピーカー 2
そうですね、海運マーケットって呼ばれるものに属してるものが全部海運だと思うんですけど。
まあ皆さん船って想像したら客船をイメージするんじゃないですかね。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
って思うんだけど、それこそロンドンはね、テムズ川があって、小さい船いっぱいありますけど。
スピーカー 1
まあ観光船かな、ああいうのは乗って観光楽しむ。
スピーカー 2
皆さんに一番身近な船ってそれだと思うんですけど、多分世界の99%くらいの船は貨物を運んでますね。
スピーカー 1
コンテナとかを乗せてっていう船のイメージはなんとなくある?
スピーカー 2
それはレンさんが引っ越しに使うからですね。
スピーカー 1
いやいや、そうかな。どうだろうね。物流とかで話題に上がるときになんとなくのイメージはあるかもしれない。
スピーカー 2
それも実は結構上積みで、コンテナに積むのって完成商品なんですよ。
例えば家具とか、引っ越しの家具とか、化粧品とか、完成した商品を届ける車とかもそうですよね。
スピーカー 1
そういうふうに分類されてるんですか?
スピーカー 2
車は違うか。車はまた別の自動車専用船っていうのがあるんですけど。
コンテナっていうのはコンテナ船っていう船の種類を言いまして。
でももっと致命的なもの、例えば資源どうしてる?日本とか。
スピーカー 1
石油とか?
スピーカー 2
そうです。石油、石炭、鉄鉱石、石灰石、どうやって持ってきてるの?日本に。
って思ったら、もう船しかないんですよ。飛行機なわけがなくて。
スピーカー 1
運んでるのマジで見たことないけどね。
スピーカー 2
世界の物流の99%の物流が船で運ばれてて、空輸は1%です。
スピーカー 1
面白いね、それ。
でもこれは僕が海外引っ越しをしたことがあるからめっちゃ分かるんだけど、
一応飛行機便と船便に分けるっていうのがあって、
大体船便にしろって言われるんだよね。
要は飛行機便は容量的に少ないし、2週間ですぐ届くんだけど、飛行機便。
なるべくそっちにしたいじゃん、そりゃ。
だけどあんまりそっちに行けなくて、ほぼほぼ船便にして、
3ヶ月ぐらい待てみたいな感じで言われるんだけど、
多分それもあるよね。船でしか行けないというか。
スピーカー 2
連産の持ち物の規模感でもそれがはっきり分かれてますよね。
やっぱりほとんどが船便ですよね。
スピーカー 1
確かに9割ぐらい船便になるわ。
スピーカー 2
そうなるんですよ。
っていうのが海軍。
スピーカー 1
なるほどね。あんまり考えたことないもんな。
当たり前物流のことそんな考えないというか、
アマゾンとかそれぐらいのレベルしか考えないからさ。
スピーカー 2
そうなんですけど、もっと深く考えてみたら、
みんなの車、海外の車、外車ってどうやって持ってきてるの?
自動車専用船って呼ばれる船だったりとか。
スピーカー 1
すごいね。車だけ乗ってるんですか?
スピーカー 2
車だけが大量に乗ってて。
で、日本からヨーロッパ、この辺に来て、
日本車をブワーって下ろして、
外車、いわゆるヨーロッパのフォードじゃないわ。
イタ車。
スピーカー 1
BMWとか。
スピーカー 2
ベンツとかを拾って大量に乗ってまた日本に来る。
スピーカー 1
面白いね。
スピーカー 2
みたいな定期航路があったりとか。
あとは皆さんが食べてるものですよね。
小麦とか大豆とか。
スピーカー 1
確かにすごい量持ってきてるよね。
スピーカー 2
お米、あとはシュガー、ソルト。
これも全部船です。
ものすごく、皆さんが想像できないぐらいに、
ありえないぐらいのサイズの船が、
バンバン世界中を動いてますね。
スピーカー 1
すごいよね。
船がある意味コスパがいいのか、そう考えると。
大きいものを輸送するのに一番船がいいってことだね。
スピーカー 2
まずそもそも燃料を運んでる、オイルを運んでるタンカーっていうのが
帰ってこれなくなったり、行けなくなったりする。
これめちゃめちゃでかいですし、
そもそも燃料なので、船自体の燃料もどんどん価格が上がっていって運送コストが上がっていく。
そうすると皆さんの飯が高くなってきて。
スピーカー 1
そうか、だから根幹だよねほとんどね。
全部の物流、燃料いるもんな。
インフラオブインフラですね。
スピーカー 2
燃料を運ぶのにも燃料が必要ですし。
スピーカー 1
そこは話になると国際情勢みたいな話になっちゃうからあれだけど、
それのどういうことに関わってたんですかね。
スピーカー 2
僕はカリブ海とアメリカ、ヨーロッパあたりを行き来するバラザミ船、バルクキャリアっていうんですけど、
今言ったような石炭とか鉄鉱石とか細かい個体のものを
ブワーっていって、いっぱい箱にドーンって入れて運ぶ船の船員を扱う仕事をしてました。
スピーカー 1
だからマネージャー業みたいな感じになるんですかね。
スピーカー 2
そうですね。人材プールと人材マネジメントに近いですね。
スピーカー 1
すごいね。日本からそれをやってるわけでしょ。
すごい仕事だよね。
スピーカー 2
日本からフィリピン人を扱う。
フィリピンともやり取りするし、船員事務所がフィリピンにあるんで。
スピーカー 1
じゃあこのタイミングでこの人ここ行ってくださいとか言って。
スピーカー 2
船自体はアメリカ、ヨーロッパ、カリブの国々にあるので、この国に行ってくださいって言って、
飛行機手配して、ホテル手配して、車手配して、ボートですね。
船が着岸するとも限らないので、ボート手配して船までのたどり、船までの道を作るみたいな仕事をしてます。
スピーカー 1
すごいわ。めちゃくちゃバカな質問をするけど、海賊いないよね。
います。
いるの?
スピーカー 2
います。
スピーカー 1
カリブだから海賊いるかなってちょっと思ったけど。
スピーカー 2
カリブにはもういないですけど、ホルムズ海峡とかソマリアとかですね。
スピーカー 1
海賊なの?軍とかの?
スピーカー 2
ソマリアは海賊です。
スピーカー 1
ガチ海賊?
スピーカー 2
ガチ海賊ですね。ボートとかで乗り込んできて、銃撃してきて。
スピーカー 1
こわっ。
スピーカー 2
これはキャプテン・フィリップスっていう映画があるので、トム・ハンクスがやってるやつかな。
これぜひ見てほしいんですけど、まじで史実をもとに作ってて、
こういう船のデカさっていうのをまずわかるし、国際回路。
スピーカー 1
じゃあ資源を運んでる船が襲撃されますみたいな、そういうことは。
そうそう。
あるんだそういうの。
スピーカー 2
あとはカリブ海の船、カリブ海の方だと結構ギャングとかがいっぱい。
スピーカー 1
海賊みたいなもんだよね。ギャング?
スピーカー 2
配置とかにいるんですよ。
そういうとこに行った時に、すごい遠くから狙撃されて船体に音が響くとか。チュンみたいな。
スピーカー 1
怖いね。
スピーカー 2
ありましたね。
スピーカー 1
だからもう資源を奪おうとしてるってこと?
スピーカー 2
いや、資源は奪えないんですよ。
なんでそこに行くかっていうと、船には金があるってわかってるんですよ、みんな。
お金が置いてあるんです。
現金が船に置いてあって、
それはまあいろんな理由で、給料を手渡しするための現金だったりとか、
いろんなところを通るときに交通手形として払う現金だったりとか。
そうなんですよ。いっぱいあって。
スピーカー 1
それを狙って攻撃して。
スピーカー 2
攻撃してきたり、
銃を持った人たちが船に入って船員に銃口を向けたこともありますね。
スピーカー 1
それだってさ、それを日本で聞くわけでしょ。
スピーカー 2
そういう社内会談が回ってきて。
スピーカー 1
だって対処しようなくない?
スピーカー 2
そこには行かないほうがいいんですよ。
でも届けなきゃいけないでしょ。
スピーカー 1
どうしたらいいのって感じじゃない?
たぶんゼロにするのは無理じゃん。
襲撃してくる人は警備してるだろうけど。
スピーカー 2
一つ解決した例があって、
うちの船長が現金握りしめて、
ギャングだかマフィアだかのボスのとこに挨拶行って、お金渡したんですよ。
そしたら襲撃がやみました。
スピーカー 1
え、それオッケーな、ワイロみたいな話?
スピーカー 2
ワイロです、ワイロです。
スピーカー 1
マジ?
スピーカー 2
ワイロはめちゃめちゃあります。船会社、海部とか。
スピーカー 1
すごいね。
スピーカー 2
もう本当に普通にあって、
ワイロって言い方がおかしいぐらい、
もう普通…
スピーカー 1
経費?
スピーカー 2
経費ですね。
本当にワイロを経費として作ってて、
経費系もいろいろ仕事してたんですけど、
エンターテイメント費用っていうのがあるんですよ。
エンターテイメントバジェットっていうのがあって、
エンターテイメントってなんすか?って聞いたら、
タバコとウイスキーを買うお金なんですよ。
あとは現金だけでも持っておくんですけど。
スピーカー 1
渡す用ってこと?
スピーカー 2
渡す用です。
スピーカー 1
えー、でもそれがないと成り立たないってことか?
スピーカー 2
圧倒的に成り立たないですね。
それがないと通れないとことか、
船が止まるパターンがいっぱいあって、
例えば…
スピーカー 1
止められちゃうんだ。
スピーカー 2
そうなんですよ。
ポートステートコントロールっていう港の管理の人たちとかが、
船に来たとき、
いろんなレギュレーションをチェックするんですよ。
ここがこうなってるとか、
ここに人がこういるとか、
ここに張り紙がちゃんとあるみたいなのを、
めっちゃチェックするんですけど、
そんなんどれかやってないんですよ。
ずっと運航してる船って。
っていうときに、
お酒とかタバコとかを渡して、
ちょっと接待するっていう。
スピーカー 1
そっか、じゃあこれはもう常識なの?
スピーカー 2
これは常識です。
スピーカー 1
常識なんだ。そうだよね。
だって認められてるんだもんね。
スピーカー 2
どこでもやってます。
スピーカー 1
どこでもやってるんだ。
すごい世界だな。
トラブルまみれじゃない?
スピーカー 2
トラブルを対処し続ける仕事。
スピーカー 1
そこだけ聞くとさ、
トラブルを対処する仕事って、
だいたいストレスとかヤバいもんね。
スピーカー 2
だって降ってくる仕事が全部ヤバいんですよ。
全部ピンチなんですよ。
スピーカー 1
それはそうだよね。
スピーカー 2
ほんと疲れちゃうんですかね。
スピーカー 1
それは疲れるわ。
スピーカー 2
僕は3年半で退職しましたけど。
スピーカー 1
そういうのが合う人もいるかもしんないけど。
スピーカー 2
いや、そうですね。
それはもうアドレナリンめっちゃ出るんで、