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スピーカー 1
博物館的なものって、目移りをパスしちゃうから。 そうなんですね。だから、3分だろうが5分だろうが見てくれる人って、この番組のリスナーさんのその超マニアックな人とか。
スピーカー 2
そんな人しか来てくれないんですよ。 好きで勉強したいっていう人が見てくれるかもしれないですけど。
こんにちは、レンです。サイエンマニアはあらゆる分野のゲストと、ディープでマニアの話を届けるポッドキャストです。 今回のゲストは博物館展示物ディレクターのカズサ・ヤスノブさんです。よろしくお願いします。
スピーカー 1
カズサさんとは、ちょっと某科学館のイベントで僕が木製のタオルを買うっていうことがありまして。
ありがとうございます。お買い上げ。 僕、最近だから木製で手を拭いてるんですよね。
スピーカー 2
あの時に買っていかれた方は、木製を一ついただきますみたいな感じでですね。 木製柄のタオルっていうのを売ってて。
その時にもいろいろ話させていただいて面白かったので、ぜひポッドキャストに出てほしいというお話をしたので、今回お呼びしました。
最初に自己紹介をお願いします。
スピーカー 1
はい、こんにちは。カズサ・ヤスノブと申します。
もともとはですね、実は教育大出身で高校の先生もやってた人なんですけど。
実は天文学とか宇宙物理学とかそっちの方がメインで、大学院まで行ってたんですよ。
大学院行きながら、高校で理科の教員をやってるっていうことを実はやっていました。
1990年代ですよ。
スピーカー 2
すごいですね、それ。並行して。
スピーカー 1
そうそうそうそう。並行して実はやってたんですよ。
そうなんですね。
地学を教えてたんですよね。天文って地学に入っているので、地学をずっと教えてて。
その後就職する時にですね、某天文台に行きまして。
そこで1年ほど望遠鏡の操作と観望会の来るお客さんに星見せたりっていうことをやりながら、
プラネタリウムもあったので、プラネタリウムの中で実は喋ったりとかいうことをやり。
スピーカー 2
どういう職種の名前なんですか?
スピーカー 1
本来学芸員っていう風になるはずなんですけど、私は学芸員資格を持ってなかったので、当時は研究員という名前でやっていました。
スピーカー 2
研究員として入られてプラネタリウム作ったりしてたんですね。
スピーカー 1
そうです。プラネタリウムの番組作ったりとか喋ったりとかをして。
そこを辞める時に取引先だった会社の社長さんと話で、実はもう今月で辞めるんですよみたいな話をしたら、
じゃあうち来て博物館の展示物とか作んない?って言うから、じゃあ行きますとか言って。
そっちの会社に行ったって言って。
そうなんですよ。実は泊まりがけでいろいろとその当時働いてた館の調整をしに来てくれていたので、
夜、お互い望遠鏡を出して星を見ながら、もう3月も終わりますねみたいな話をしている時に、
実は僕今月で辞めるんですみたいな話をしたら、じゃあ4月からうちにおいでよみたいな話になって。
行ったという。そうなんですよ。
そういうことをやってて、だからその会社はプラネタリウムの番組を制作したりもしてるし、
博物館とか科学館にその展示物を作って納品したりとかしてる会社だったので、そこに行って始めたっていうのが最初ですね。
スピーカー 2
そういう展示物は本当に展示物を専門に作ってる会社っていうことですか?
スピーカー 1
そうです。そういう会社がやっぱりあるんですよ。
なので僕らも当時、大体1996年とか7年ぐらいだったんですけど、
その当時パソコンを使って展示をインタラクティブにするとかそういうのが流行り始めた頃だったんですよ。
まだインターネットにつながるのはもうちょっと後なので。
スピーカー 2
今では当たり前にありますけどね、そういう。
スピーカー 1
今は当たり前なんですけど、当時はまだ少なくて、それまでは例えばタッチパネルで三択問題作って正解したらピンポンってなるとかそういうものが多かったんですけども、
だんだんもうちょっと高度なことができるようになってきたので、タッチすると例えば動画が流れるとかそういうものができたりとか、
例えばコンピューターシミュレーションのアニメーションが流れるとかそういうものがちょうどできるようになってきた頃だったんですよね。
スピーカー 2
そっかそっか。それまではもう物を作って置いて見てもらうっていうだけですもんね。
スピーカー 1
そうですよね。もしくはハンドルを回すとなんか動くとかそういう系のものが多かったんですけど。
スピーカー 2
そっかそっか。動画とか今やっぱり大事ですもんね、ビジュアルで伝えるのも。
スピーカー 1
そうなんですよ。動画だったりとか、当然天文とかだと動画撮ってもあまり面白くないんですよね。
例えばベテルギウスがここにありますっていうのをずっとベテルギウス動画にしても、ただ星が点で写ってるだけなので面白くないんですよ。
確かにな。地味な感じしちゃうもんな。
地味な感じがするじゃないですか。
でもやっぱり例えば天文学とかだと宇宙の始まりってこうですとか、銀河ってこうやってガスが集まってきてできてきてこんな形になるんですみたいなのはある意味早送りをしないといけないわけだし、
そういうのはコンピューターシミュレーションでないとできないですよね。だからそういうのを作ろうと。
ただ嘘を作ってはいけないので、もともと天文学の研究してたっていうのがあるから、今の解釈とか今の理論だとこういうふうにできたって考えられてるよねっていうのをしっかりと理論に基づく映像みたいなのを作らないといけないんですよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
そういうのをやって始めたっていうのが最初ですね。
スピーカー 2
そういうのは結構気をつけないといけないところがたくさんありそうだなと思って、完全な創作活動ではないじゃないですか。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
正解がやっぱりあるからそれを崩さないように見せ方工夫するみたいな。
スピーカー 1
だから例えばNHKがBSでやってたコズミックフロントみたいな番組も、研究者をインタビューするシーンなんかはそのリアルで普通に撮ればいいんですけど、
じゃあそれがどんな理論でどんなふうに考えられてるのかっていうのをシミュレーションで見せる時とかアニメーションで見せる時っていうのは、ちゃんとその理論があるので、
温度これぐらいだよね。じゃあこんな風な色になるはずだよねとか、そういうのをちゃんと作らなきゃいけないんですよ。
スピーカー 2
そうですね。面白いなそれ。
科学雑誌のニュートンの編集者さんと喋ったことがあって、
同じようなこと言ってるんですよ。やっぱりちゃんと先生に一回作ってみてもらって、
今の最新の解釈とかをちゃんと把握して作るのがすごい大事だって話をしてて、
科学は全く一緒ですよね。
スピーカー 1
そうです。一緒です。全く。だからそういう意味では科学雑誌だったりとか、
テレビ番組のそういう天文とかサイエンス系の特集番組みたいなのを作るのは大体同じような流れになりますよね。
スピーカー 2
そうだよな。子供の頃とかって何も考えないでそういうの見て、すごいなーみたいな思ってましたけど、
大人になってから見ると、これ作るの大変だろうなーとか、
スピーカー 1
科学館行っても、これすごい裏側を考えちゃうんですよね。
そうですよね。職業病にだんだんなってくるので、僕ら科学館行ったりとか映画見たりとかした時に裏見ますよね。
これよく作ったなーみたいな。だから最近そういう意味で言うと関心したのはインタステラですよね。
スピーカー 2
あれはすごい良いですよね。論文に出てますもんね。
あのブラックホールの周辺の硬着円盤っていうガス円盤なんですけど、あれの映像って実は僕も大学生の頃にコンピューターシミュレーションで作ってた人なのでよくわかるんですよ。
スピーカー 1
シミュレーションやってた人なので、僕もよくわかって、ああなるほどね、ああそうかそうかそうか、あの時はこれできなかったけど、ああそうかこれもできるようになったんだ、すげーなーって思いながら見るんですけど、
あれも超有名なキップソンっていう人が、アメリカの天体物理学者というかね、キップソンっていう人が実際に裏にいて、こうだああだっていうのをやってるので、
本当にリアルに今の天文学というか宇宙物理学の最新の成果をあそこにぶっこんでますからね。
スピーカー 2
すごいですね、黒板とかに描いてる何気ないシーンでちょっと映ってるくらいの黒板も結構ちゃんと物理学者が描いたやつが見えてるっていう、あれすごいですよね、こだわりがやっぱり。
スピーカー 1
あれすごいですよ、こだわりが。だからもう何気なく適当に描いておけばいいんでしょみたいな感じではないので、そこはやっぱりしっかりやってますよね。
スピーカー 2
リスペクトをちゃんと感じるというか、僕は化学畑の人間なんで構造式とかですぐちゃんとこだわってるか適当にやってるかわかっちゃうんで、構造式これはないなみたいなやつ結構世の中に多いんですよね。
大体適当に描いてるんで。
スピーカー 1
わかります。
それはわかりますね。
そうなんですよ、だから化学館なんかだと演出は許されても嘘は許されないんで、間違いは許されないんで、そこはちゃんと理論であったりとか観測の成果だったりとかそういうものはちゃんと持ってきつつ、
その中で例えばちょっと面白おかしく番組化しましょうって言った時も、じゃあどこまでだったら演出が許されるのかっていうのをすごく考えますよね。
スピーカー 2
そうですね。
そうそうそう。
それ最初に作ったのは何だったんですか?何の映像を作ったりとかしたんですか?
ここで現場から社会を動かし未来へつなぐパナソニックコネクトのご紹介です。
パナソニックコネクトは技術革新を通じて多様な現場の課題を解決し、社会課題の解決にも貢献しているB2B企業です。
例えば製造や物流の自動化による人手不足の解消、高速顔認証による空港やオフィスの入室場効率化、
カメラを活用したインフラ支援や災害時の情報管理など、私たちが安心安全にそして幸せに暮らすためのソリューションを提供しています。
B2Bの業界で自分の強みを最大限に生かしながらプロフェッショナルとして活躍できる環境があるのがパナソニックコネクトです。
ということで今回パナソニックコネクトさんをご紹介させていただいているんですけども、
ホームページでいろんな記事とか動画とかでもパナソニックコネクトさんの技術紹介されているので、こちらぜひ見てみてほしいんですけども、
ロボット開発とかめちゃくちゃ面白くて、例えば物流の現場とかですね、分かりやすいのが梱包作業の自動化っていうもので、
これはロボットを使って自動的に梱包するといった技術とか、あとはその梱包したものにシールを貼るっていうところもロボットで自動化したりとか、
あとは倉庫での仕分け作業ですね。これも専用のロボットで仕分けしたり、あとは人によって仕分けしたものが適切かっていうのを自動的に判断したりとか、
そういった物流全般の技術っていうものをパナソニックコネクトさんの研究開発部門では作ってるみたいで、
ロボティクスみたいな分野ってやっぱり人手不足とかがすごいどこでも起きてますし、今特に注目されているような技術ですよね。
僕もこれすごいマニアックで面白いなと思ったのが、例えば配置位置姿勢認識っていう技術があって、これコア技術として紹介されてるんですけども、
カメラとかの画像から物を置く時の空き場所っていうものを認識して、適切な位置にどういう姿勢で物を置けばいいかっていうのをAIで判断してるみたいで、
こういった技術組み合わせて実際倉庫の中の業務の5、6割がそういった荷物をピッキングするような作業らしいので、
スピーカー 2
そこに対してデジタルとあとはロボットを使った技術で課題解決を行っているっていう、すごい面白いなと思ったので、ぜひホームページを見てみていただきたいです。
ということで、パナソニックコネクトは技術革新を通じて多様な現場の課題を解決し、より良い社会、持続可能な未来の実現に貢献します。
ウェブサイトで活躍する社員のインタビューや最新ニュースも紹介していますので、ぜひ概要欄のリンクをクリックしてみてください。
以上、現場から社会を動かし未来へつなぐパナソニックコネクトのご紹介でした。
最初に作ったのは何だったんですか?何の映像を作ったりとかしたんですか?
スピーカー 1
多分プラネタリウムの番組ですね。最初作ったのはどれだろうな。もうだいぶ昔の話で覚えてないんですけど、結構真面目に作ったやつで言うと銀河系の歩き方っていうのを作ったことがあって。
スピーカー 2
銀河系の歩き方。
スピーカー 1
我々の銀河系って実は見えている範囲ってそんなに多くはないんですよね。正直な話。
銀河系の天の川の向こう側に隠れてて、果てが見えないのでどうせ。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
天からしか見えないし。
スピーカー 2
ちょっと端っこの方にいますよね。
スピーカー 1
真ん中ではないし、円盤のCDみたいな円盤があるとして、半径の真ん中ぐらいですかって言ったらそれよりももうちょっと外側ぐらいのところなので。
しかも見えてる範囲ってせいぜい1000光年とか、どんなに頑張っても軽い星でも5000光年とかそんな1万光年いくかいかないかぐらいしかどうせ見えてないんで。
全体が10万光年、8万光年とかって言われてるところから考えると実はほんと一部しか見てないんですよ。
銀河系って実は見えてないんですよ。
だからよその銀河見るほうがよく全部見えるんですよね。実を言うと。
俯瞰して見えるから。
そうそう、俯瞰して見えるから。
だからよその銀河を見て、たぶん我々の銀河系もこんなふうな構造してるから、たぶんあの銀河と同じような形してるんだろうなみたいな形で想像するっていうのが多いんですよ。
ただ電波で見ると比較的遠くまで実は見えたりするので、電波観測ってすごく重要で我々の銀河系の場合は。
それでここのところにどうもこんな腕があるぞみたいだぞ、こんなところにこんな風に星の並びがあるみたいだぞとかガスの並びがあるみたいだぞみたいなのを見てて、じゃあたぶんこんな形状してるんでしょ、全体としてはこんな形状してるんだろうねっていうのをやってるっていう感じですよね。
スピーカー 2
いろんな波長でたぶん見てるわけですよね、そういうの。
スピーカー 1
そうそうそうそう。だからその時もこの中心にバルジっていうのがあって、その周辺ディスクって呼ばれる、我々の太陽系があるようなところはディスクと呼ばれる部分があって、その周りにハローと呼ばれる部分があってみたいな話をするんですけど、
これを例えばガンマ線で見るとこんな風に見えるとか、ここのところにあるこれは何だろう、これに寄ってみようみたいな話をね、こう書いたりする、したわけですよ。
スピーカー 2
それを組み合わせて何とか全体図を使うみたいな話ですもんね。
スピーカー 1
そうですそうですそうです。そういう風な形で25分くらいの番組にするっていう、そういうのをやったりしてましたね。
スピーカー 2
あーなるほど。映像の方はどう作ってるんだろうみたいな、あんまり想像しにくいんですけど、ひたすらコンピューターでCGみたいなのを作るみたいなことですか?
スピーカー 1
映像の方は一応ね、観測結果みたいなのはあるわけですよ。
例えばガンマ線天文衛星で撮影というか観測した結果はこんな風な感じになってますみたいなのがあるわけですから、それをベースに描き起こすですね。
スピーカー 2
描き起こすか。
スピーカー 1
似たような形で、イラストとして描き起こすっていう感じです。
コンピューター上でイラストレーターさんにお願いして、こういう風な形になるように、これが観測結果ですと。
これをこういう風な演出したいので、こういう風に描いてほしいんだみたいなのを、ラフをこちらで描いて、それに合わせてイラストレーターさんが色付けとか、観測のデータを見ながら色付けていくっていう形ですかね。
それで実際にこうやってパッと一枚絵で全体にパッと映るようにしようとかですね。
すごいね。
スピーカー 2
私に絵描けないんで。
でも漫画とか映画とか作るのと一緒ですよね。
スピーカー 1
そうなんですよ。しかもプラネタリウムってドームじゃないですか。
だから平面ではないので、右見ても左見ても映ってなきゃいけないみたいなところがあるんで、今のVRに結構近い演出しなきゃいけないんですよ。
スピーカー 2
確かにそうですね。
スピーカー 1
360度カメラで撮った、あんな感じの実は演出しなきゃいけないので、あの頃にだいぶその演出学んだんで、今でもこっそり全点映像撮ったりとかしてますね、僕今。
スピーカー 2
そうなんですね、今でも。
スピーカー 1
そうです、今でもやりますよ。
カメラに全周魚眼つけて、あれいつだったかな、2007年かな?
種ヶ島までわざわざ行って、カグヤっていう月探査機を打ち上げるH-2Aロケットの打ち上げを実は全点魚眼で撮って。
あ、そうなんだ。
撮ってきて、それをプラネタリウムの中で投影して、こんな感じに見えるな、こんな感じ、こんな感じとか言いながらみんなで見るって回やったりとかしてました。
魚眼レンズがあったので、それをビデオカメラの前に取り付けて、ちゃんとロケットが上がっていくのを映したと。
そうするとそれは逆に言うとプラネタリウムの中で映せば、実際の風景としてはこんな感じだよねっていう風な感じになるので、
それは実はSF大会の大阪があった時だか2009年かな?
2009年のSF大会大阪大会の時に大阪の市立科学館のプラネタリウムを借りて、そこのとこで投影して、
実際に当日見に行ってた人と一緒にこうやって見て、あ、そうそうそう、こんな感じで上がっていく、上がっていく、ちょっとスピーカーが甘いなとか言われながら。
もうちょっとこんな感じの音になるんだよねとか言われながら。
やっぱり音はちょっとこれはスピーカーまだまだなとか言いながら、みんなで見るっていう。
スピーカー 2
音っていうか、圧感じますよね多分ちょっと。
スピーカー 1
そうですね、3km離れてるのでそんなに圧までは来ないんですけど、
それでも空気が潰れるような音、ミチミチミチミチって音がするんですよね。
向こうで実際見てると聞いてると。
スピーカー 2
マイクに乗らないような。
スピーカー 1
本当はやっぱりそうですね、その音に関してはやっぱりちょっと弱いなと。
もっといいウーファー集まなきゃダメだよねとかそんな話をしながら見てたりしてました。
だいぶマニアックだよ。
いやーマニアックですけどね。
スピーカー 2
追体験できるみたいなのは結構面白いな。
プラネタリウムの使い方として面白いですね。
スピーカー 1
実際にその後そんなことをやったっていうのは、私がやったからってわけではないんでしょうけど、
実は和歌山大学が同じように4Kカメラに魚眼レンズつけて、H2Nの何号機だったかなをやっぱり撮りに行って撮ってるんですよ。
360度映像で撮ってるんで、彼ら持ってるんですけど。
彼らの方が解像度いいのを持ってる。実は。
スピーカー 2
それをプラネタリウムで映せば。
スピーカー 1
そうそう映せば上からちゃんとそういう風に見えるっていうことができる。
スピーカー 2
そういうのをやってるんですね。
だいぶ幅広そうだなというか、あんまり科学館の人がどういう感じでものづくりとかしてるのかなっていうのを聞いたことなかったんで。
スピーカー 1
これって使ったら、この技術って使ったらこんな展示できないかなみたいなのは僕らは考えますよね。
だから学校で教えてた時もそうだったんですけど、
見てくれる人とか、学校だと生徒になりますけど、生徒さんに対してこうやって見せたらよりわかってもらえるんじゃないかとか、
こうやった方が理解が早いんじゃないかとか、そういうことを考えるんですよ僕らは。
そのためにはどういう風な技術を使ったらよりいいのかっていうことを考えるので、
新しい技術を忌避するってのはあんまりなくて、逆に新しい技術が出てきたらこれって使えないかなっていうのは真っ先に試すっていう。
そっち側ですね。
スピーカー 2
だいぶ研究ですね。やっぱりやってることとして。
スピーカー 1
だいぶ研究です。
研究に近い。
だから結構個人で投資して、何々の機材買ってきて、じゃあやってみるみたいな感じになるんで。
スピーカー 2
そういう感じなんだ。実際でもそういう設備とか許可もらって新しいことやるみたいな感じなんですか?こっちから提案して。
スピーカー 1
その場合もありますし、逆に本当に海のものと山のものともわからないものは、自分でこれ5万ぐらいだったら買ってもいいかとか言ってやってみるっていう。
だからさっきのH2ロケットを種ヶ島まで取りに行ったやつは全部自腹です。
スピーカー 2
じゃあもうカメラとかも自分で買って。
スピーカー 1
そうです。カメラも自分で買って、魚眼レンズも自分で買って、往復の旅費とか宿泊費とかも全部自腹。
スピーカー 2
すごいね。趣味としてやってるみたいな感じです。
スピーカー 1
もう半分趣味です。実際にプラネタリウムの番組を作ったりとかそういうことをやっていたので。
スピーカー 2
一応物書きでもあるわけですよ。そういう意味で言うと。
スピーカー 1
宇宙系とか天文系のそういう物書きをやっている人たちで、JAXAの取材をする宇宙作家クラブっていう団体がありまして。
私そこにも所属をしてるんですよ。
スピーカー 2
これはどういった人たちが集まってるんですか?
スピーカー 1
もともとはSF作家とかノンフィクションライターの人たちがロケットの打ち上げの取材をしたいって言った時に、
個人でバラバラにJAXAになる前の当時まだNASDAと言っていたところに申し込むんですよね。
ところが個人でみんな申し込んでくるもんだから、向こうからするとめんどくさいんですよ。
他のところは〇〇新聞です、何人で行きますみたいな感じで来るので、〇〇新聞さん何人ねとか、〇〇テレビさん何人ねみたいな形で取材申し込み受けるんだけど、
作家はみんな個人で申し込むのでめんどくさいんですよ。
スピーカー 2
結構殺到しちゃったら裁かないといけないから。
スピーカー 1
しかも一人じゃないですか基本的に。
だからそうなると取材団体みたいなのを作ってくれないかっていう話をその中の何人かにしたところ、
じゃあ宇宙作家クラブっていう作家クラブを作って、その作家クラブで何人っていう形で申し込むかっていう話になったんですよね。
スピーカー 2
なるほど、それで一括で。
スピーカー 1
そう一括でできる。
スピーカー 2
個人クリエイターの集まりみたいな感じなのか。
スピーカー 1
そういう感じですね。
でその時に顧問に小松左京さんになってもらったっていうのがあって、
だから小松左京さんが当時顧問になっていただいて、
で事務の方が松浦さんという方がやってくださってっていう形でずっとやってたと。
で私も途中から宇宙作家クラブに参加したので、
じゃあ実際にロケットの打ち上げ行こうぜ、宇宙作家クラブ系で申し込もうっていって、
全部自腹、アダムも全部自腹ですよって言って行ったという。
スピーカー 2
すごいな、同人サークルっぽい感じ。
スピーカー 1
サークルって感じですね。
本当にそのノリですよね。
もうそんな感じですよね。
だから来てる人たちは、実際に今で言うとマイナビニュースに原稿を書いてる大塚実さんとか、
スピーカー 2
いやあ、本当に演出家な感じだなあ、すごい。
スピーカー 1
テレビだとLRしか基本的にないんですけど、最近だと5.1チャンネルとかでいろんなところから音を聞こえるようにできるじゃないですか。
スピーカー 2
確かにあるな、そういう。
スピーカー 1
フランタリウムなんかもやっぱり大きな缶になるとスピーカー6台ぐらいあるので、そうすると前から後ろに向かって何かが飛んでったような音の演出とかそういうのができるんですよね。
スピーカー 2
いやもうディズニーのアトラクションみたいなのと一緒ですもんね。
スピーカー 1
そういうふうな現場で使える機材と、それから撮影する時のテクニックだったりとか、こういうふうな技術があるんじゃないか。
それに、じゃあ今回このテーマだから、これは工業にしたらもっともっと面白くなるんじゃないか、見やすくなるんじゃないかみたいなことを考えながら作るんですよね。
スピーカー 2
いやーなんかすごい楽しそうですね。
僕も結構ポッドキャストみたいな、こういう音声番組みたいなの作ってるんですけど、結構伝えられることって限られるなと思っていて、
要は映像がないんで音だけで何とかしなきゃいけないみたいなので、こうビジュアルに頼らない伝え方とか考えたりするわけですけど、
プラネタリウムも映像はありつつ、音で聞かせるのも多分最小限、一番効率がいい方法でわかりやすい言葉みたいなのを選んだりするわけじゃないですか。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
そういうのを工夫してるんだろうなっていうのはめちゃくちゃわかるし。
スピーカー 1
例えば西の空に何々の星が見えてますみたいな話をするときに、すべてのスピーカーから同じ音の大きさで出しちゃうと、西の空ってどっちだろうって最初にちゃんとアナウンスしないとわからないんですよね。
だけど西の空からに何々が見えてますって言ったときに、そっちの方のスピーカーからだけちゃんと聞こえるようなやつにすると、あ、なんか向こうから言ってるなっていうので見るじゃないですか。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
そういう演出もできるんですよ。
スピーカー 2
知らず知らずのうちに西向いてるっていうストレスフリーな感じの要素ね。
スピーカー 1
人間って音が出てるところの方を向くっていう習性があるので、特に解説の流れとか、例えば登場人物が喋るとかって言ったらそっち見るじゃないですか。
だからそういう音場っていう言い方は僕らもしますけど、音場というか音場というか。
そっち見るので、音の場ですよね。
作ってあげればそっちみんな見るので。
スピーカー 2
内容だけじゃなくてその出し方みたいなのでも全然違うんですね。
スピーカー 1
そうですそうです。
そうするとそこに映像もありながらそっちの方に人の目が行くっていう形ができるんで。
だから360度の映像を作る時なんかでもそういうことをイメージしながらやれば、普通にLRの2チャンネルしかないような音の作り方するよりも、
そうやって複数のスピーカーがあるような前提でちゃんと作っておくといろんなことができるっていうね。
スピーカー 2
面白いな。
確かに最初に博物館展示物ディレクターって言いましたけど、本当にディレクターのそういう設計みたいなのをトータルで考えないといけないですね。
スピーカー 1
そうですね。だから本当にリニューアルする時に好きなものを好きなだけ入れていいよって言われたら、
そういう演出がいるんだったらこんなことするよな、あんなことするよなって考えながら言いますよね。
なかなか機材の選定まで任せてくれるってことはないので、そんな贅沢なものはなかなか入れられたりはできないんですけど、
あるものでうまくやるんだったらこうだよねっていう話は考えますしね、僕らは。
スピーカー 2
面白いね。だからそういう映像制作とか、プラネタリウム以外も結構いろいろ作られてるんですか?
スピーカー 1
プラネタリウム以外は実際にやったのは、直近でやったのは大阪の私立科学館のタッチパネルコンテンツ映像なんですけど、
それよりはむしろ、やってて面白かったのはもう14年ぐらい前になるのか、
14年前のちょうど今頃納品する市内でバタバタしてたのがリニア鉄道館という、JR東海が名古屋に持ってる博物館があるんですよね、そこの映像ですね。
スピーカー 2
リニアの仕組みみたいな映像ですかね。
スピーカー 1
もともと元受けのところがあって、実際中に鉄道が走ってる映像とか、いくつか映像あるんですけども、映像自体は某有名な会社に依頼が行ったわけですよ。
そこが実際新幹線走ってる様子とか撮影したりとかもちろんするんですけど、彼ら撮影はできるんだけど、
例えばこれの仕組みのアニメーションとかシミュレーションみたいなの作ってくれとか考えてくれって言われてもできる人たちがいないということで、
私のところに話が来て、実はリニアモーターってどういう原理で浮いてるのかとか、
特に今JR東海がやっているリニアっていうのはどうやって前に進むのかとか、脱線しないのは何でとか、そういうのを映像を作ってほしいと言われて、
実はそれの映像のシナリオを描いたり絵コンテを描いたりしてたんですよ。
スピーカー 2
リニアの実証実験みたいなニュースとか、去年見た気もしますけど、今後もそういうの使われそうじゃないですか、映像として、仕組みとか。
スピーカー 1
そうですね。だから実際にリニア鉄道館に納品したんですけど、その後山梨のところにあるリニアの実験船の展示ブースみたいなのがあって、
そこに実はちょっと改編した別バージョンをまた収めたりとかしてますね。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
そんなこともしてますよ。
本体は名古屋に行って見ていただければ多分今でもあるんだろうと思ってるんですけど、
スピーカー 1
実際そこのところで、ただJR東海の方も営業の方ももちろん出てこられるし、技術の方も出てこられるしっていうことで、
営業の方はもうとにかく子供たちでもわかりやすくしてくださいっていう感じで、わかりやすく楽しくわかりやすくって言い方しますし、
技術の方はもうやっぱりこの技術はこれがすごいんですっていう圧がすごいんですよ。
スピーカー 2
こだわりがあるからやっぱり。
スピーカー 1
これがJR東海の一番売り見せるところで、これがよそにはない技術なんですよってすごい圧がくるんですよ。
それをちゃんと理解しなきゃいけないので、当然電磁誘導がわかってないといけないねとか、要するに高校の物理ぐらいはわかってないと中身理解できないんですよね。
それ一生懸命、だからこうなってこうなってこうなるのか、だからこうこうこうこうなって、だからちゃんと浮くんだなとか、前に進むっていう仕組みはこうなんだとか、
右の方に寄りすぎた時に左に戻すにはどうするのかというか、そういう風な形でうまく電磁誘導を使っているのかみたいな話をまず理解するわけですよ。
そこからシナリオに落とすんですけど、まあ揉めまして。
スピーカー 2
揉めたんですか?そんな全部入れるの無理だみたいな。
スピーカー 1
そうなんですよ。実際に作って、だからちょうどもう、あそこが実は3月の14日にオープンだったんです。
1月の末ぐらいに名古屋に呼び出されて行って、この映像なんだけどこれがどうこうって、やっぱり技術の人おっしゃるんですよね、こだわりがあるから。
もうオープンまで2ヶ月切ってるんですけどとか内心思いながら、でもまあやらなきゃいけないじゃないですか。
名古屋で色々とちょっと話をして、実はこれを入れたいんだ、あれを入れたいんだっていうのをまずお伺いして、
じゃあちょっと今からどんな内容になるかってちょっと流れを話しましょうかっていう話をして、こうですよね、こうですよね、こういうことですよね。
だからこれがこういうふうになって、こんな演出を入れると今おっしゃられたことができますよね。
で、その先こうなってこうなってこうなってって話をずっと2人で喋ってて、だいたい5分ぐらいかかったんですよ。
で、すいません、今、この広告物理が分かってて、中身分かってる人間が2人で喋ってて、だいたい5分ぐらいかかりましたよねと。
これを博物館でやっぱりボタンを押して見てもらえるのって上限3分なんですよ。
スピーカー 2
3分に抑わるのか。
スピーカー 1
3分に収まらないですよねって話したら、うんそうだねって話になり、だからこうなんですけどって言ったら、
なるほどそういうことですか、じゃあそれでいいですみたいな感じでスッと流れるみたいな。
スピーカー 2
そこで納得してもらえたんだ。
スピーカー 1
そうですそうです。
そしたらもうあと10秒ぐらいはいけるから、これは入れときましょうかみたいな感じでスッとそれだけで済ませるっていう。
そういう交渉をします。
スピーカー 2
1個の映像で全部伝えきるのめちゃくちゃ難しいですよね、3分か。
スピーカー 1
いや無理ですね。
小学生にも分かるようにと営業の方から言われる、もちろん言われるわけなんで、そんな難しい電磁誘導の話が、電磁誘導がねみたいなことをナレーションで言っても仕方ないんですよ。
電磁誘導って何?って一緒に来てるお父さんお母さんに聞いたら、お父さんお母さんが電磁誘導って何?ってなるじゃないですか。
スピーカー 2
そうですね困りますよね。
スピーカー 1
困りますよね、だから我々がそこにいれば電磁誘導っていうのはこういうことでねって説明できますけど、
お父さんお母さんと子供さんで行って、子供がお父さんお母さん電磁誘導ってなんだろうね、難しくてわかんないね、じゃあ次行こうかって言われるじゃないですか。
だからやっぱりそういう言葉使っちゃダメだよねとか、そういうのはものすごく考えますよ。
スピーカー 2
面白いな、僕先日去年の年末に上海に行って上海のリニアモーターカー乗ってきたんですよ。
その時も駅に一応リニアの仕組みみたいな展示が置いてあって、なんていうかめちゃくちゃ難しい説明書いてたんですよね。
スピーカー 1
その話を実は内田陽光という会社に持って行って、
そこがちょうど実はブラウザを使った教材っていうのを今作ろうと思っていたところですと。
一緒にやりませんかみたいな話になって、
共同開発で実は最初作ったんですよね。
99年とか98年頃ですよ。ブラウザ使って見る教材。
スピーカー 2
めちゃくちゃ早いですね。
スピーカー 1
そうですね。当時まだほぼなかったですね。
スピーカー 2
僕も何かの科学のフロークとかがわかんないですけど、
パソコンでポチポチ見ていく図鑑みたいなやつとか、
そういうのを見たことはあって、
本当にそれの先駆け的な感じな気がするんですけど。
スピーカー 1
そうですね。
そういうことを一緒にやったもんだから、
今でも内田陽光で、
新しくこんな系の教材って作れないかなみたいな話があったときは、
時々電話がかかってきますよ。
iPadが流行り始めた頃とも10年ちょっと前です。
10何年か前にiPadっていうのが出てきて、
このiPadっていうのが今後増えてくると思うんだけれど、
これを使った教材って何か作れませんかって言われたことがあって、
作りましたけどね、当時。
スピーカー 2
しかも実際結構、
学校とかでも導入されたりするじゃないですか、パソコンで。
スピーカー 1
そうですね、学校の方に。
実際に小学校での教材として作ったので、
小学校を契約して入れてもらったりとかしてましたね。
スピーカー 2
すごいな。
それも科学館で作ってたようなCG作って、
スピーカー 1
そうですそうです。
わかりやすく伝えるみたいな映像ですか。
実際に小学校だと、
夏の星座とか冬の星座を学習するところってあるんですよ。
小学校2年生かな。
小学校2年生でやるんですけど、
だけど例えばこの星とこの星、この星3つつなぐと夏の大三角形になりますって言われても、
都会だと比較的3つぐらいしか星見えないので、
あれとあれとあれかみたいになるんですけど、
ちょっと暗いとこに行くと星がたくさんありすぎて、
3つってどれかわかんないんですよね。
確かに。
最初の頃って。
だからiPadだと、
方位センサーとか加速度センサー持ってるじゃないですか。
だからそっちの方向へ向けると、
例えば何とか座っていうのを見たいって言った時に、
パッと空に向けてiPadをかざすと、
もっと右とかもっと上とかっていう風に誘導してくれるんですよ。
スピーカー 2
すごい。
スピーカー 1
そうやって見ていくと、
なんか星3つ出てきた、星がここに出てきた、
あれだみたいなのを見つけられるっていう、
そういうのを作ったことがあります。
スピーカー 2
それめちゃくちゃいいですね。
普通にやりたいな。
分かったら面白いですもんね。
スピーカー 1
分かったら面白いでしょ。
スピーカー 2
そっか、それめちゃくちゃ分かりやすいな。
絶対誰でも見つけられるってことですもんね。
スピーカー 1
iPadさえあれば。
曇ってさえなければ、晴れてさえあれば最初に見えるっていうね。
そういうのを作ったりしてましたね。
なんかちょっとそういう変わった、
それこそさっきも言いましたけど、
新しい技術が出てきた時に、
それを使うとこんな風に使ったら分かりやすいよね、
みたいなのを考えるっていうのが僕らの仕事でもあるので、
どうやって分かりやすく伝えるかっていうのは重要なんですよね、やっぱり。
スピーカー 2
確かにそこはもうずっと一緒ですね。
スピーカー 1
そこはずっと一緒ですね。
それでもね、天文学とか宇宙物理学ってのは難しいんですよね。
何しろ見てきたようにするようなゲームで、
コンピューターシミュレーションでとか、
大きな望遠鏡で撮影したらこんなのが映りましてとかって言われても。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
見える範囲は綺麗なんですけどね。
スピーカー 2
見える範囲の天文学だったら、
あの星ね、みたいな話伝わりやすいかもしれないですけど、
宇宙物理学とかって、
そもそも星の形として見ないみたいなやつもありそうじゃないですか、やっぱり。
スピーカー 1
ありますありますあります。
スピーカー 2
それってどうやって伝えるんだみたいな。
スピーカー 1
そうなんですよ。
そうするとね、
ブルーバックスみたいな本を読んでも、
僕らは研究者でもあったので、
読みは分かるんですよ。
こういうことが、こういうことね、
誰それの書いた論文をベースにこの人が書いてるんだなとか、
なんとなく分かるんですよ。
僕らはね、研究してた側だから。
だけど一般の人って別にそんな研究者がどんな研究してて、
どんな論文があってって知らないじゃないですか。
スピーカー 2
知らないですね。
スピーカー 1
普通は。
知らないじゃないですか。
そうするとそんなのを読んでも、
なんとなく雰囲気としてはこうなんだろうけど、
で?みたいな感じ。
なりませんか?
スピーカー 2
いやいや、なりますよ。
しかも大人でも全然自分が関わってないところだったら、
もうさっぱり分からないっていうのは当然ありますし、
僕もそんな宇宙のことめちゃくちゃ詳しいかといったら、
宇宙について詳しい人がいろいろ分かりやすく説明してくれて、
なるほどって思うことはめっちゃありますけど、
例えばその最新の研究がどうだみたいなのって難しいんで、
なかなか分かんないですよね。
スピーカー 1
だからプラネタリウムの中では、
昔から例えば子供院をそれを分かりやすくしようと思った時にっていうので、
よくある演出としてはね、
設定というかでしては、
例えば何でも知ってる博士が一人出てきて、
男の子と女の子が出てきて、
博士これってどうなってんの、
僕よく分かんないとか、
私もよく分かんない、
こういうことなんじゃないの?みたいな話をして、
博士が答えるみたいな、
そんな番組って結構あるんですよ。
スピーカー 2
ありますね。
スピーカー 1
よくあるじゃないですか。
それって別に天文に限らず、
なんか難しい話があると、
よく知ってる博士が出てきて、
男の子と女の子は質問して、
それ博士が答えるっていうね。
スピーカー 2
だいたい教科書のストーリーとかでもありそうですね。
スピーカー 1
そうそう、ありそうですよね。
それってそうなんだけど、
ちょっと面白くないなってある時思って、
天文学の最新のネタを別のシチュエーションで、
小説というか物語にできないかなって思って書いたのが、
実は20年くらい前に最初書き始めたんですけど、
プラネタリウムの番組を書いてる最中に、
これどうなんだろうなっていうのもあって、
書こうって思ったのが20年くらい前で、
その時に書き始めたのが、
この間お会いした時に売ってた薄い本ですよ。
スピーカー 2
同人誌だったんですよ。
そこが同人誌に繋がるっていう。
ここまでお聞きいただきありがとうございます。
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