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スピーカー 2
とことんバカな話を考えた方がいいかもしれないと思って。 いやーそうだなぁ、ちょっとこれをきっかけでいろいろ考えてみようかなって思いましたね。
スピーカー 1
バカなことなのか、そういうストーリーなのかわかんないですけど。 プラネタリウムの番組を書いている最中に、いやこれどうなんだろうなっていうのもあって、
その書こうって思ったのが20年くらい前で、その時に書き始めたのがこの間のお会いした時に売ってたあの薄い本ですよ。
同人誌だったわけですよ。 そこが同人誌に繋がるっていう。そしてそれがなんかストーリーっぽくなっているとか、ちょっと一工夫しているわけですよね。
そうですね。難しい話を、でも博士と男の子女の子じゃないなと思ったので、
アメリカの方のシチュエーションコメディで、こういうパターンがあるっていうのを何かでその当時聞いたことがあって、
中小企業、小さい会社なんだけど、社長がやたら暴走すると。 その下にいる重役が、社長それすごいですねって言ってついていくと。
振り回されるのが平社員。平社員がそれに振り回されて、裏で経理のキラーンとかいうロッテマイヤーさんみたいなおばちゃんが、社長それいくらかかったですかみたいな感じでこうやるっていう。
そういうシチュエーションコメディみたいなのがあるんだよって話を何かで聞いたことがあって。
そんなのよくありそうだ。
よくありそうですね。そのパターンで研究室でやるとしたら、暴走する教授がいて、振り回されるのは大学院生なんだろうなって。
4年生とかだと多分わかんないと思うので、その理論とかって言われても。
大学院生くらいで、ある程度研究もできるようになってきてってやつが振り回されて。
一緒に乗って悪ふざけをする重役ってなんだろうって考えた時に、天文とかサイエンス系のところでは、技官とか技師の人が乗ってくるといいんだろうなーみたいなことを思って。
こんなこともあろうかと、それをちゃんと作っておきましたみたいなね。
そんな感じの技官がいると。
スピーカー 2
確かに教授も盛り上がって、よしやるぞーって。
スピーカー 1
盛り上がって、よしやるぞー、何とか君も手伝えたまえとか言って巻き込まれて。
いや先生、そんなのあるわけないじゃないですかーとか言いながら、巻き込まれて何かやってるところを後ろで。
研究費いくら使ったんですかみたいな感じで秘書の人が出てくるみたいなね。
スピーカー 2
なんかありそうだな本当にそういうのは。
スピーカー 1
というシチュエーションで、いろんな天文学系で今最先端で、これの現象ってこういう風に考えられてるよねとか、
例えば銀河ってこんな風に生まれて、今こんな風に進化してくるんだって考えられてるよねみたいなものを、
パロディーにしたらいいんじゃないかと。
スピーカー 2
なるほどー。全然そういうのとかけ離れてますもんね、普通の学問やる上では。
スピーカー 1
そうそうそうそう。だから真面目にやろうとすると、教授も真面目にやるし、みんな真面目にやるんだけど、
スピーカー 2
教授は、いやこの理論を私なりに解釈するとこうなるんだよっていう、なんかもうわけわからんこと言い出すと。
スピーカー 1
でそれに対して大学院生は当然、自分もずっと勉強したり研究してきたりしてるので、ちょっと待てよ。定説はこうですよねみたいな感じで、定説は大学院生に言わせるんですよ。
スピーカー 2
あーそっかそっか。普通逆ですもんね。そこが。
スピーカー 1
普通逆なんですよ。そこ逆なんですよ。定説は大学院生に言わせて、
いやいや違うよ何言ってるんだ、新しい発見しようと思ったらこれぐらいぶっ飛んだ理論考えないと、みたいなことを教授は言っていくっていう。
で技官はそれに対して、それのためにはこれがいると思ってこれ作っておきましたとか、
なんとかこの理論を証明しようと思ったらこんなのがいるんだけどできる?何言ってるんですか?僕にできないわけないじゃないですか?みたいな感じで作っちゃうっていうね。
そっちはすごい有能なんだ。
そうそう。だから頭の中にあったのは初代ウルトラマンのイデタインっていうよくわからない兵器をいっぱい作ったりする人なんですよ。
スピーカー 2
よくわからない兵器。
スピーカー 1
よくわからない兵器よく作るって。こんなこともあろうかとみたいな感じで作ったりとかする人。
僕らの世代だと宇宙戦艦ヤマトの真田さんってなるんですけど、真田さん実はこんなこともあろうかとって一回も言ってないのであの人。
スピーカー 2
こんなこともあろうかとっていう現代のやつ何なんだろう。
現代のやつだとなんだろう。もうなんかそういうマッドサイエンティストというかマッドな発明をする変な人ってあんまり出てこないんですよね。
いないですよね。真っ当なというかコナンのアガサ博士とかはちゃんとコナンに役立つアイテムを与えてるなと思うんですけど。
スピーカー 1
与えてるし。
ぶっ飛んではない。
ぶっ飛んではないんですよ。すごいものを作る博士なんだけど、ぶっ飛んではないんですよね。変なものは作んないんですよ。
え、そんなのってできるの?いやいや、まあできるよみたいなしれっと言って作っちゃってる人はあんまりいなくて。
だからまあ多分バックツーザフューチャーのドクが最後くらいじゃないですか。
スピーカー 2
ああ、確かにな。ドクはそういうタイプだ。
スピーカー 1
ドクはそういうタイプですよね。それくらいじゃないかな。あんまりないんですよね。
スピーカー 2
そうですね。マッドはないな。ドクターストーンとかはマッドではないですけどなんでもできちゃうみたいな主人公が出てきて。
スピーカー 1
まあなんでもできちゃいますけど、でも彼もちゃんと理屈があって、こういうふうに化学系の話にしてもそうだし、夜勤系の話にしてもそうですし、
基本的にこうやってこうやってこうやってこの手順で作っていったら作れるよっていうのをやってるだけなので、マッドじゃないんですよ。
スピーカー 2
そうですね。マッドじゃないですね。ロジカルにちゃんと積み上げてやってる感じが。
スピーカー 1
ロジカルに、そうそうそうそう。いきなりこうやったら重力制御装置作れるだろうとかって言わないんですよ。
そうですね。そんなことは言わないんですよ。
スピーカー 2
そういうじゃあ博士を今現代に蘇らせようとしてるってことですか。
スピーカー 1
そうですそうですそうです。
変なことを考える人と。
スピーカー 2
ここで現場から社会を動かし未来へつなぐパナソニックコネクトのご紹介です。
パナソニックコネクトは技術革新を通じて多様な現場の課題を解決し、社会課題の解決にも貢献しているB2B企業です。
例えば製造や物流の自動化による人手不足の解消、高速顔認証による空港やオフィスの入室場効率化、
カメラを活用したインフラ支援や災害時の情報管理など、私たちが安心安全にそして幸せに暮らすためのソリューションを提供しています。
B2Bの業界で自分の強みを最大限に生かしながらプロフェッショナルとして活躍できる環境があるのがパナソニックコネクトです。
ということで前回に引き続きパナソニックコネクトさんをご紹介しているんですけども、
最近の取り組みですごい面白いなと思ったのが、空港の入国とか出国の時に指紋認証ってすると思うんですけど、
あれの非接触の指紋認証っていう技術を今検証しているらしいです。
普通の指紋認証って装置に指を押し付けて指紋のスキャンっていうのをやると思うんですけど、
それだと指を押し当てた時に若干指紋の形が変わってしまうと。
そういったことがあるとエラーが発生したりっていうのが少なからずあるみたいなんですよね。
それに対する解決策として指を接触させるんじゃなくて、高性能なカメラを使って指紋を読み取ると。
なので指紋が歪んでエラーが起きちゃうというリスクを排除して消耗できるみたいですね。
これがエラー率が5分の1ぐらいになるらしくて、
今ちょうどパナソニックコネクトさん非接触指紋取得装置っていうのを特急出願中で、
しかも羽田空港とかで実証実験とかも本当に2025年の2月とかにやってるみたいですね。
こういった生体認証の技術ってもちろん正確であることは絶対大切ですし、
そういったものを装置を開発して、
それのデータ管理までしっかりできるっていうのが非常に重要なことだと思うんで、
こういったことにも取り組んでいる面白い会社だなというふうに思いました。
ということでパナソニックコネクトは技術革新を通じて多様な現場の課題を解決し、
スピーカー 2
科学館でもこういうネット上で何か出会ったものでもいいんですけど。
そういうのが今みんなスマホを持っててネットを見てるんで、
もう多ければ多いほどいいよなと思ってるんですよね。
スピーカー 1
ただね、僕ら最近YouTubeチャンネルなんかでは少し増えてきたなとは思ってはいるものの、
それでもね、本当の素人向けのものと、
僕らハイアマチャーって言ってる要するにマニアな人ですよね。
マニアな人向けのところと。
そこはそれなりにハイアマチャーって言ってるんですよ僕ら。
実は興味のピラミッドっていうのがあって、
大体天文学とか宇宙物理でいうと、
研究者って大体1000人ぐらいなんですよ。
ぶっちゃけて言うと。
1000人ぐらいの研究者がいて、
その下に自分で天体観測やって、超新星見つけましたみたいな、
アマチュアの中でも結構ハイレベルの人たちですよね。
そういう人たちが一桁多い1万人ぐらいいるんですよ。
で、その下の10万人ぐらいのところになってくるのは何かというと、
天文雑誌とか、
昔雑誌を読んでる人たちっていうのが大体10万人ぐらいなんですよね。
というのは1ヶ月の天文雑誌の発行部数が5万部とか5万部とか大体そんなもんなんで、
それぐらいのレベルの人たちっていうのは大体10万人ぐらいでいると。
でも日本人って1億人ぐらいいるので、
じゃあ10万人まではわかった。
100万人とか1千万人とか1億人ってどういうレベルなのって話になるわけですよ。
そうすると、星のことを結構好きだよっていう人が100万人ぐらい。
雑誌買うほどじゃないけど好きかどうかって言われたら好きだよっていう人が100万人ぐらいで。
で、星に限らず科学全般好きかなっていう人が1千万人ぐらいいるのかなみたいな話をしてて、
で、あとは別に興味ないですけどみたいな人が残り1億人みたいな。
ざっくり言うとね。
そんな感じかなって話があるんですよ。
スピーカー 2
イメージ的にはなんとなくわかるような気がしますね。
スピーカー 1
それを例えば今天文で言いましたけど、
例えばじゃあこれを脳科学で言ったのでも多分脳科学の研究者たちは1000人ぐらいでしょ。
同じような感じなんですよ。
スピーカー 2
だいたいどんな分野でも同じような形になってそうですよね。
スピーカー 1
同じような感じには多分なってるんだろうなーっていうのがあって。
で、実はこれ、科学未来館の初代館長の毛利さんと話しする機会があった時に、
科学未来館ってどこ狙ってるのって聞いたら1千万人だって言ってたんですよ彼らはね。
彼らは1千万人のところにサービスを持っていくっていう話をしてたんですよ。
1億人のところは見たくても僕らは見れないし、
そんなマニアックな10万人とか100万人のところは狙うのはちょっと違うかなって1千万人のところを狙ってますって彼は言ってたんだけど。
スピーカー 2
でも1千万人のことやってたら多分1億人のところからちょっとずつ増えていったりとか。
スピーカー 1
ちょっとずつ増えていく、そうそうそうそう。
だからその1億人のところから1千万人のところに上がるとか、
1千万人のところから100万人のところに上がっていくとかっていうことを考えた時に、
1千万人ぐらいのレベルのところって結構あるんですよ。
いろいろと。コンテンツとしては。
スピーカー 2
例えばどういうものになるんですかね。
スピーカー 1
例えば科学館のものなんてのはやっぱり1千万人ぐらいのところを狙ってるっていうのも実はありますし、
スピーカー 2
あ、そっか。科学館は大体そうか。
スピーカー 1
そうそうそうそう。大体その辺狙ってるし、
ニュートンだとまあ100万人ぐらいのところに上がってるのかなとか、
そんなところを思うじゃないですか、僕らはね。
だけどニュートンまでは、
まあわかったとしましょうや。ちょっと難しいけど。
そこからもっとマニアックなところへ行こうと思った時のコンテンツってあんまりないんですよ。
スピーカー 2
あ、そっかそっか。間抜けちゃってるみたいな感じなのか。
スピーカー 1
間ないんです。
スピーカー 2
確かにそれは感じるな。
スピーカー 1
いきなりブルーバックスなんですよ、その上は。
その上はいきなりブルーバックスとか、
めちゃくちゃわかるなそれ。
間がニュートンのレベルからブルーバックス理解できるかってできないじゃないですか。
ぶっちゃけ。
スピーカー 2
結構背伸びする感ありますよね。ブルーバックスで。
スピーカー 1
結構背伸びする、そうそう。だからもうちょっと段欲しいよね。
踏み台欲しいじゃないですか。
スピーカー 2
すごいわかります、それ。
スピーカー 1
高校ぐらいの時に感じました、それ。
僕らでも、
レンさん、先ほど化学化学学だっておっしゃられてましたけど、
実際に教材というか学校用の理科の教材を作ってた時にね、
光機能性分子っていうのがあるじゃないですか。化学でいうと。
光当てると色変わるとか、
血合の構築が変わって形変わるとかってあるんですよね。
光機能性分子で有名な先生にインタビュー取りに行ったことがあるんですよ。
だけど、
この辺読んだらわかるからって言って、しれしれっと論文とか、
日本語で書いたペーパーとか渡されるんですけど、
読んでてもわかんないんですよ、僕ら。
難しいですよね。
だって論文だし、みたいな。
スピーカー 2
ネットとかで検索しても結構出てくるじゃないですか。
一応日本語の学会誌のコラムとか出てくるけど、結構難しいですよね。
スピーカー 1
結構難しいですよね。
コラム読んでてもわかんないし、
じゃあそのもうちょっと基礎ってなるといきなり高校の教科書ぐらいまでになっちゃうので、
そこからだとステップアップできないよねっていう。
そうですよね。
間埋めるコンテンツっているんだろうなっていうのがすごくあって、
最近YouTubeで結構そんなんが増えてきたなと思うのは、
特にアメリカの人で、
そういうのをもうちょっとわかりやすくアニメーションも使いながら出すっていう人たちが増えたので、
アメリカだとこんなふうなことでこうやってやってるのか、
これはわかりやすいかもな。
絵がアメリカ人だな、もうちょっと日本人っぽくならないかな、
日本人好みにならないかなとか思ったりしながら見るんですけどね。
スピーカー 2
僕も結構そういうの見ますね。
アニメーションとかで、
割といろんな科学の疑問とかを答えてる、
インナーナットシェルみたいな名前のYouTubeとかあるんですけど、
結構アニメチックで、
だけど例えばお酒はなんで酔っ払うのかとか、
このまま宇宙開発はどこに向かっていくんだろうみたいな、
ちょっと小難しいテーマを割とマンガチックにやってるんですけど、
めちゃくちゃアメリカンなんですよね。
スピーカー 1
そうなんですよ。
スピーカー 2
考えかけたなみたいな。
スピーカー 1
アメリカンなんですよ、アメリカ人たち。
そう。
まあ、アメリカンな感じだな。
でも言ってることはわかるよ。
僕らある意味研究者みたいなもんだから、
わかるけど、これ一般の人向けに、
でも確かにこれぐらいのレベルのものがあるといいんだろうな、
とか内心思ったりはするんだけど、
あれもでもアメリカンな感じで、
しかも比較的真面目な感じじゃないですか。
ちょっと遊ぶけど。
だからもっと遊んだほうがいいのかなっていうのがあって、
小説に繋がっていくんですけど、
もともとあれも誰だったかな、
やっぱり2000年頃に読んだ本で、
SF作家で横田ジョンさんっていう人がいるんですけど、
彼が宇宙物理やってる人と、
特に宇宙論をやってる人との対談かなんかをやったときに、
聞いたことがあると、
例えば宇宙は膨張してると言っているけども、
人間も霜焼けになると足がどんどん膨れていくじゃないですかと。
じゃあ宇宙が霜焼けだっていう話はダメなんですかね、
みたいなことを聞いたことがあるらしくて。
だけど天文学者としては、
宇宙が霜焼けになって膨らんでるっていうのは、
真面目に誰も考えたことがないから、
スピーカー 2
そうですね、なんかぶっ飛んだこととか、
あとはなんか世の中って結構この白黒はっきりしてるものを求めるところあるじゃないですか。
だから多分極端なものを言って、
まず合ってるか悲しいかわかんないけど、絶対違うじゃんみたいなやつの方が人を引きつけるというか、
今はどうなってるかわからないよっていう理論の話をされても、
あんま響かないみたいなのあると思うんですよね。
結局これどうなってるかわかんないんだ、そっか、じゃあよくわからんなーみたいな。
好奇心の行き着く先がなくなっちゃうみたいな。
なるほどまでいける理論って結構少ないような気がしてて。
スピーカー 1
そうですね、それでもみんな中二心をくすぐられるのは、
多分宇宙系だとダークマターとブラックホールですよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
この二大巨頭があるので。
興味はあるけど、どこから見たらいいんだっていうのもわからなかったりするしな。
わかんないし、わかんないんだけどなんとなく中二心をくすぐられて、
なんかすげーらしいぞみたいな、なんかあるらしいぞみたいな話で盛り上がれるっていうね。
っていうのはその二大巨頭なんですよ。
だからその辺で遊んでるのもいいよねとか、いろんなこと考えるものですよ。
確かにそうか。
スピーカー 2
で、実はよくわかってないみたいなね。
これ結構ライフワークとして続けていきたいみたいな感じですか?
スピーカー 1
そうですね。
新しい理論っていくらでも出てくるし、
だから去年久しぶりに書き始めた時に、
前5話まで書いてて、6話が書きかけだったんだと思って、
で、6話って何の話にする予定だったんだっけって見てたら途中までしか書いてなくて、
あれこれ何書く予定だったんだ、全然わかんないぞっていうことになり、
あっダメだ、これ一回6話から外して、
もう一回これは考え直そうっていうことでちょっと後ろに回しちゃって、
で、そういえばこの10年ぐらいでシミュレーション仮説みたいなのっていろいろ出てきたなと思ったんで、
6話はシミュレーション仮説にしようっていうので、
シミュレーション仮説で遊ぼうということで遊んで、
で、その次の7話は宇宙開発のネタも宇宙旅行もいろいろ始まったし、
ちょっと面白そうだからちょっとそこで遊ぼうかなっていう形でちょっと遊んだのが前5話。
スピーカー 2
だいぶ注目度上がってますしね、今宇宙開発が盛り上がってるからどんどん増えてると思いますけど、
あと小説プラス僕も買った木製のタオルとかあるじゃないですか、
あれは何で作ろうと思ったんですか?
スピーカー 1
あれはね、実はちょっと話が違うんですけど、
実は毎年7月に博物フェスティバルっていうイベントが東京であるんですよ。
で、これ生物とか歴史とか宇宙とか数学とか物理とか化学でもいいんですけど、
博物学に含まれるようなもので、いろいろグッズを作ってる人たちの即売会?
そういうのが毎年あるんですよね。
スピーカー 2
なんか存在は知ってますよね。
スピーカー 1
うちの嫁が毎年実は出してるんですよ。
もともとグッズ作って出してる人なんです。
で、東京行ってやるのに一人だと大変だからあんたも来て手伝ってって言われて手伝いに行ってたんです。
で、うちの嫁はどちらかというと木工とか木でいろいろ作る。
しかも生物系のものを作るっていうアレなんで、
売り子として言ったら当然生物の話とか木の話ばっかりするんですよ。
お客さんからすると、いやすごいですね、よくお詳しいですねって言われるけど、
僕実は本来天文学であって木とか生物じゃないんですけどねみたいな話したら、
天文とか宇宙のやつは出さないんですか?って言われるんですよね。
そりゃそうじゃないですか。
で、博物フェスティバル自体は宇宙系のものを出してるところってそんな数多くはないので、
生物系がやっぱり圧倒的に多いので、
じゃあちょっと待てよと、他の宇宙系のものを出してる人たちってこんなの出してるの、あんなの出してるの、
もし自分が嫁のブースの横にちょっと曲がりでもいいけど、
何か置くとしたら何置くかねっていうのを考えたら、
宇宙系で何か面白そうなものって何だろう、宇宙系で面白そうなもの面白そうなもの、
そうか彼らタオル出してないな、まずパッと思う。
スピーカー 2
そうかタオル出してる人いないのかあんまり。
スピーカー 1
あのメガネ拭きあるんですよ、女性のメガネ拭きとかあるんですけど、
女性のメガネ拭きとか、あと女性の方が多いのでアクセサリーは結構あるんですよね。
スピーカー 2
見たことありますね。
スピーカー 1
だけどタオルとかはないな、あと宇宙のお店みたいなのでいろんなもの売ってるの見てても、
鉛筆はあるなとか、Tシャツあるなとか、マグカップあるなとかいろいろ見てて、
タオルで面白い柄のタオルってあんまりないよねって思って、
木製のタオルって面白いんじゃないかって、
縞模様だし柄っぽく見えるし、これいいかもしれないと思って。
スピーカー 2
タオルにすると若干和風味を感じるっていう木製と思ったんですけど。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
しかも木製って縦書きの文字を入れて下に楽観を入れたから余計に和風に見えるんですよ。
スピーカー 2
確かにそうですね。和風タオルに仕上げてるから。
スピーカー 1
和風タオルに仕上げてるんですよ。
スピーカー 2
だから木製をタオルにするのも新しいし、それを和風に見せるっていうのがあるから、掛け合わせですよね。
スピーカー 1
そうなんですよ。
だからいろいろとデータを作りながらこうかなーかなーでも、
真面目な惑星探査機のデータそのまんまのリアルな木製にしても全然面白くないんですよね。
正直な話。
これタオルにして面白いかって言われたときに、
まあリアルだよね。でもタオルだよね。
ってなっちゃうので、これをもうちょっと絵画調にして、
好きだとそれこそモノクロになるので水墨画っぽくもなるしとか、
そんなことをいろいろ考えながら作ってると、
まああんな感じでこれぐらいのコントラストにしてこうして、
ここに縦絵描きもこう入れて、字も霊書体っていう書道でよく使われるやつなんですけど、
まあそういう書体にして楽観入れてってすると、
これなんとなく面白いなと思って。
それで作って、
まあどれぐらい売れるかなと思ったら、
でもお買い上げいただいた木製のそれこそミニハンカチタオルは完売しましたからね。
スピーカー 2
ああそうなんだ、完売しちゃった。
スピーカー 1
いやでもあれすごい良くて、
スピーカー 2
なんか僕が思うのは、
ちゃんとおしゃれで使えるみたいなところもあるじゃないですか。
で、そういうビジュアルで訴えるときに、
本当に最初の方の分かりやすく何かを伝えるっていうのもそうなんですけど、
まず手に取りたくなるとか、ちょっとおしゃれであるみたいな要素って、
多分今後もっと大事になるんだろうなって気はしてて、
よく言うのが科学のイベントやりますっていう時のポスターとかも、
もっとおしゃれにもっと魅力あるように作ろうと思ったら作れるなーってやつ結構よく見るんですよ。
スピーカー 1
そうですよね、初めですよね。
スピーカー 2
みたいなのとか見てると、
なんかちょっともったいないなみたいな感じの時もあって、
デザイン一つで結構入り口としては広くなりそうだなとか思う時もあるんで、
結構そういうのやりたいなって思うんですよね、自分でも。
スピーカー 1
っていう意味では、タオルもいいなって思いましたけど。
いや、タオルいいですよ、本当に。
あの時まさかね、地球をそんなに欲しがる人がいるとは思わなかったんで、
試作しか持っていってなかったんですけど、
地球のデータは今一生懸命作り直して、
スピーカー 2
これだったらタオルにしてもいけるかなっていうところまで一応レベルちょっと上げたんですよ。
スピーカー 1
木星と月がありましたよね。
月を出してたんです。
火星がパッと見てもいまいちわかんないなって思ってたんですけど、
お店に来た女の子が一人、
私火星大好きなんですと。
あの火星欲しいですって言われて、
いやでも火星ってちょっと今わかりにくいからもうちょっと何とかしたいんだけどなって言ったら、
オリンポスターン描いたらどうですか?とか言われたんで、
オリンポスターン描くわけあるよね。