DV対策センターの活動
穂志乃愛莉
日本においては、かなり避難するまでできる人が、まだまだ少ないという現状がありますけれども、
どうぞ、こういったことがあったら、悩まずに、一人で悩まずに、いろんな専門家に相談に行くとか、
うちみたいな団体に相談して、より良い方法、明るい未来を考えていただけたらなと思います。
高見知英
NPO法人まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.のポッドキャスト番組、SBCast.です。
この番組は、さまざまなステージで地域活動、コミュニティ活動をされている皆様の活動を紹介、
まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.として、どのように関わっていけるかということを話し合っていくポッドキャスト番組です。
進行を務めますのは、私、フリーランスとしてパソコン、スマートフォンの利活用支援、
プログラミング、アプリ開発、講師、書籍出版などを行いながら、このNPOの理事を務める高見清です。
どうぞよろしくお願いいたします。
この番組は、図面の出力、製本ならお任せください。
株式会社トレースのサポートにてお送りいたします。
今回のゲストは、NPO法人DV対策センターの理事長をされております、星野愛里さんです。
星野さんは、以前ラフィリーチェとしてSBキャストにもご出演いただきましたが、
この度、NPO法人を設立されたということで、改めて出演いただくことになりました。
星野さん、どうぞよろしくお願いいたします。
穂志乃愛莉
よろしくお願いいたします。
高見知英
それでは、まず改めてとなりますが、自己紹介をよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
穂志乃愛莉
今年の3月にNPO法人DV対策センターを立ち上げました、代表の星野愛里と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
高見知英
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは続きまして、まずNPO法人としてやっていくこと、やっていることを教えていただけますか?
穂志乃愛莉
はい。当団体では、DV虐待の被害者を救済するために、さまざまな支援を行っております。
まずは、DV虐待被害者の相談、心身の健康を取り戻すためのケア支援、
その他、私どもセンターも運営をしておりますので、そちらの提供支援、
また、被害者が自立していくための支援等を行っております。
高見知英
ありがとうございます。そちらの2つについて、まずちょっとお伺いをしたいんですけれども、
まず、シェルター運営ということで、シェルターの概要について教えてもらってもよろしいでしょうか?
穂志乃愛莉
はい。私どものシェルターは、横浜市内にございまして、場所は非公開となっております。
当団体のシェルターは、常時3組まで入れるご用意をしております。
日によって1組から3組までという形で受け入れておりまして、
こちらにいらっしゃる期間は長くはございませんので、
当団体では、できるだけ速やかに自立していくための支援も同時に行っております。
高見知英
ありがとうございます。
自立支援の内容
高見知英
次に、もう1つの自立支援の具体的な内容というのを教えていただいてもよろしいでしょうか?
穂志乃愛莉
はい。シェルターに入っているうちから、次に住むためのアパートを探す支援のところからお手伝いをしております。
近隣の不動産屋さんと提携いたしまして、その方にあった住まいを探しまして、引っ越しまでしております。
さらに、新しい住まいが決まったら、必要な方には生活保護課までおつなぎする支援、
また、お子さんがいらっしゃる方は就学支援、またその方の就業支援等々、さまざまな支援を行っております。
高見知英
ありがとうございます。大体、場所としては横浜北部という感じになるんですかね?
はい。そうですね。大体、横浜北部の中でお探しすることが多くございます。
ありがとうございます。
高見知英
それでは続きましてですが、こちらの活動を通して目指していること、
支援というのを何か教えていただければと思います。
穂志乃愛莉
やはりまずは、DV虐待の根絶を目指すということがございます。
また、DV虐待の被害を受けた方々、その女性や子どもたちも明るい未来、明るい夢や希望を思い描けられるような社会を作っていきたいという希望も持っております。
高見知英
ありがとうございます。
具体的にDV根絶に向けてというのは、先ほどの相談とかケアシーン以外に何かこうしたらいいのかな、こうしたいなというのは何かあったりしますか?
穂志乃愛莉
やはりDV虐待の被害を受けた方が大人になった時、また加害者になってしまうという連鎖がありますので、そちらを根絶したいという思いがございます。
そのために、こちらの団体では、そういった被害者を立ち直るための心のケア、他にそういった被害を受けたお子さんたちに、なぜ暴力はいけないのか、本当のコミュニケーションをどのようにとっていけばいいのかといったような講座形式でさまざまお伝えして、被害者が加害者にならないように、いろんなケアをしております。
高見知英
ありがとうございます。具体的に何か心のケアで何かやっているというのを教えてもらうことで大丈夫でしょうか?
穂志乃愛莉
そうですね。うちの方としましては、何人も集めて何かをやるということはやっているんですけれども、それよりも一人一人の気持ちを聞いていって、何がしたいの?何が希望なの?どういう未来を描いているの?というところで、気持ちを聞きながら、それに向けてどういう努力が必要なのかなという話をしていく。
そして、その中で時々暴力的な言動があった場合は、そういった言葉は受けないよということを丁寧に教えていくというような形で、本当に虐待を受けたお子さん、例えば例に戻ると、一人一人に応じた気持ちを聞く、その子の希望を聞く、そしてその子に応じた支援をするということを心掛けています。
高見知英
はい、ありがとうございます。話し合いとか傾聴を主にして、心のケアをしていくというような感じになるんですかね?
穂志乃愛莉
そうですね。
高見知英
はい、ありがとうございます。それでは次にですけれども、こちらの活動に関して、今のところ何か課題に感じていること、というのを教えていただけますでしょうか?
課題と今後の展望
穂志乃愛莉
まだうちの団体の認知度が低いために、なかなかうちの団体が知っていたらつながりたいけれども、つながれないという方が多いのかなという印象があります。
今回のコロナの影響で、かなりDVの被害が顕著に増えたということがあるんですけれども、政府はDV対策を強化して被害者を受け入れますということを言っているんですけれども、実際に入れるのは、かなりの残る刑務、身体的暴力があった方だけというのが現実です。
党法では、そういった公的シェルターでは入れないよと言われてしまった方々を受け入れる支援をしています。
主に中学生以上の男の子がいる世帯、また子供が3人以上多くいる世帯、またペットがいて一緒に避難したい世帯、またモラハラとか経済的DVなどを受けていて公的シェルターの優先順位が低い世帯などを中心に受け入れております。
高見知英
ありがとうございます。
すみません、自分もこういう分野にはあまり不勉強なもので、中学生の子がいる家庭だと入れないことがあるというのはどういうことなんでしょうか。
穂志乃愛莉
こちらでございますが、やはり中学生以上の男の子がいると、女性が多い母子支援施設だとかシェルターに男の子が入るとどうしてもトラブルになってしまうということが多いという前提で公的シェルターは動いているために、お母さんは公的なDVシェルターに入れます。
でも、中学生以上の男の子は児童養護施設に行ってくださいと言われてしまうケースが非常に多いという現実があります。
高見知英
他の家族との共同生活がやりづらいっていう感じなんですかね。
穂志乃愛莉
そうですね。やはりトラブルの内容を伺っておりますと、その男の子さんが年頃の女の子さんを好きになって誘うとか、そういったようなトラブルももちろんあるんですけれども、逆に誘われてしまってということもあるようなんですね。
その男の子自身は純粋でそういう気は全然ないけれども、いろんな人が寝泊まりしている中で、誘われてしまって断れずにということでトラブルに陥するという例も聞いております。
高見知英
やっぱりいろんな方が多分あちこちのところから来るっていうことですよね。
穂志乃愛莉
そうですね。
高見知英
そうなるとやっぱり共同生活において、中学生から大人ぐらいまでちょっと運営がやりづらくなってしまうとか、運営というか共同生活としてやりづらくなってしまうってところがあるってことなんですかね。
穂志乃愛莉
そうですね。一度でもトラブルがあったということになりますと、もうそちらの前提はなくしましょう。児童養護施設に行ってもらいましょうというのが、国の考え方の一つにあるのかなといったところですね。
高見知英
なるほどですね。ありがとうございます。
もう一つの方の家族が多くてっていう方はどちらかというとスペース的な問題なんですかね。
穂志乃愛莉
おそらくスペース的な問題だと思いますので、全国レベルで見ますと、例えば土地が広く余っているような地域でしたら、大きな部屋のシェルターを設けている場所もあると思いますので、一概に全国どこでもダメとは言えないと思うんですけれども、
主に横浜市を含めた都市近郊部では比較的狭いシェルターが多いので、やはり受け入れられる子どもも2名程度までと言われているケースが多いですね。
高見知英
なるほど。やっぱり結構そういうのは意外と狭いところって結構あるんですね。
穂志乃愛莉
そうですね。
高見知英
その辺りは全然あんまり知らないもんで。
穂志乃愛莉
場所によっても全然形態は違うと思いますけれども、よくあるものとしては移住スペース、個室がおそらく6畳ぐらいのところにお母さんと子ども1人2人入っていただいて、そして台所とかお風呂場とかそういったところは共同になるというような立ちのところが結構多いのではないかなと思います。
高見知英
どちらかというとちょっと大きめのマンションというかアパートというか、そんな感じの場所っていうことになるんですかね。
穂志乃愛莉
そうですね。本当に施設によって全然違ってはいるんですけれども、中にはシェルターよりももう少し緩々しい支援施設みたいなところですと、室内に簡単ですけれども、キッチンとお風呂が一応ついているというところもあるようでございます。
高見知英
ありがとうございます。すみません、ちょっと話が反れちゃいましたね。すみません。
もう一つですが、認知度というところで話を伺ったと思いますが、認知度についてとかって、何かこうして生きればいいなとか、こうしていきたいなというのは何かありますか。
穂志乃愛莉
はい。ちょうど立ち上げがコロナの最中だったので、うちも結構おとなしくしていたということがあるんですが、これからは割と出ていけると思いますので、
例えば、乳幼児検診とかですね、お子さんとお母さんがよく来るような場所に出向きまして、こういったものはDVに当たりますよ、家庭内大丈夫ですかというような啓発のチラシ、
そしてお困りの時にはうちの旦那にご相談どうぞといったようなものですね。そういったものとマスクと一緒に今後幅広く配っていきたいなというふうにまずは思っております。
もう一つはですね、今後うちフードパンクもやっていますので、基本的に近隣のお困りの母子家庭の方に配っているんですけれども、
最近増えてきている離婚しないけれども旦那さんから経済的DVを受けて生活費を満足にもらえていない人たちと結構一定するものですから、そういう人たちに向けてフードパンクをしたいということと、
そういう方たちに食品を渡すのと一緒に相談を受けて、必要であれば非難することを提案していくということをしていきたいと思っています。
高見知英
なるほど。ありがとうございます。
フードパンクに来たときに状況についてもちょこっと話をして、もし何か場合によって必要そうであれば対策センターの話もするという感じなんですね。
穂志乃愛莉
そうですね。
高見知英
フードパンクについてはラフィリーチェで前回やっているという話は前からちょこちょこと聞いてました。
そうですね。やっぱりそういうところで関係しそうな人に声をかけていくというのがすごく有効なんだろうなという話を聞いていて感じますね。
ありがとうございます。
ちなみに、このDV対策センターとしてITを使った何か関わり方をしていきたいとかそういうのって何かあったりしますか。
穂志乃愛莉
今後目指しているのが、電話相談とかZoom相談とかを増やしていきたいということと、電話もかけてきた方から録音機能をつけた電話をしたいということで、
ちょっと旦那さんから殴られそうなときに電話をしてもらって、それがうちの方に受け取って、うちの方が録音していく機能をつけて、証拠として残せるようにしたいなと。そういうシステムを作れたらいいなというふうに今、目論んでおります。
高見知英
なるほどですね。というのはアプリとして入れておいてという感じなんでしょうか。
穂志乃愛莉
そうですね。そこら辺がまだ見詰まってはいないんですけれども、広く多くの人に利用できるものとして、アプリがいいのかもしれませんし、電話番号を設けてそこにかけてもらうというスタートになるか、今検討中ではあるんですけれども、
データとしてうちの方で証拠を貯めていくようにできたらいいなというふうには思っております。
高見知英
こちらの方で貯めていって。
穂志乃愛莉
実際に朝廷とか裁判になったときに、証拠として出せるようにまで持っていきたいなというのが今目標としているんですね。
高見知英
Zoomの方もだいたい同じような感じでやってみようとか、そういうふうな感じを検討されているということですか。
DV対策と教育支援
穂志乃愛莉
そうですね。Zoomは録音というよりも、Zoomの方は会って話せない方にZoom相談を広げていけたらいいなという形ですね。
高見知英
ありがとうございます。他のところなんかだと、例えばLINEを使って通話で相談とかいうのもされてるそうですか。
穂志乃愛莉
そうですね。うちのほうもLINEをやってもうすでにやっておりまして、LINEで無料相談っていうのはもう初めてはあります。
高見知英
そうなんですか。なるほど。ありがとうございます。
そういうところLINEを使っても、確か録音っていうのがLINEにもあったと思うので、そういうところを使っているっていう話も聞いてたので、そちらのほうで使っているのかなと思いました。
穂志乃愛莉
もったいちょっとZoomもいろいろと検討しながらやっていきたいと思います。ありがとうございます。
高見知英
それでは次にですけれども、ラフェリーチェとして、僕のほうでも常に活動されているとのことですけれども、
穂志乃愛莉
ラフェリーチェとの兼ね合いっていうのはどういうふうに進めていこうかなっていうのは何かありますか。
もともとラフェリーチェでもDVの被害者の支援をやっていたんですけれども、
ラフェリーチェではもう一つ大きな橋柄としまして、母子家庭、またDV被害者等貧困世帯等のお子さんたちの教育支援をやりたいということで進めておりました。
DV対策センターができたことで、DV虐待被害者の支援はDV対策センターに任せて、
そしてラフェリーチェでは子どもたちの教育支援を中心にやっていこうということで、現在ではお子さんたちの教育支援。
特にコロナで休校になってしまった子どもたちの学習支援、居場所支援をやっております。
高見知英
かなり今多く、週3回ぐらい子どもたちに来ていただいて支援をするということになっております。
この間、こっちの方でもプログラミング教室なんかもそちらでもやりましたけれども、そういうのも教育支援の一環って感じですね。
穂志乃愛莉
プログラミング教室など大きなイベントとしては、月に一度はやっていこうということで、
プログラミング教室から教室、あとは親子でパン作り、そういったものは月に1回はやっていく予定です。
今後はコロナの影響でできない月とかも出てきてしまうかもしれないんですけれども、
それ以外に平日の週3日、中学生や小学生のお子さんに通っていただいて、
こちらで宿題をやっていただいたり、あとは悩み相談をしたり、わからない勉強を、
最近ボランティアの大学生とか高校生も来てくれているので、
そういった子たちが教えてくれるという、いろんな意味でコミュニケーションを取る場所としても有効に活用させていただいています。
高見知英
大学生の方とかも結構来ていらっしゃるんですね。
穂志乃愛莉
そうですね。
高見知英
じゃあ本当にラフィリジアの方も比較的活気づいてきているという状態になっていますね。
穂志乃愛莉
そうですね。コロナの影響があるのであまり密にならないようにということで、
1日5名まで限定にさせていただいて支援をさせていただいています。
高見知英
5名というとやっぱりだいたいご家族の方が1組か、場合によっては2組かぐらいということですかね。
穂志乃愛莉
そうですね。
お子さんたち、兄弟ですともう2人になってしまったりということなんですが、
うちのラフィニッチェの拠点は6系の間取りがありますので、
5人でしたら1人1部屋ずつあげることができるということで、
1部屋あれば寒い日にならずに勉強もできるのでいいかなと。
高見知英
どうもありがとうございます。
それではDV対策支援、ラフィリチェがやっていたDV対策関係のことはもう本当にDVセンターでやって、
ラフィリチェの子どもの教育とうまく結びつけていくという感じでやっていくということなんですね。
穂志乃愛莉
あとですね、こちら夕方学校が終わって帰ってきた子どもたちなのに、夕食を提供している日もあります。
またコロナで学校に行けなかったときは昼食支援もしておりましたので、
そんなにすごい豪勢なものは作れないですけども、カレーライスとかスパゲッティとか唐揚げ定食ですね、
なるべく栄養のバランスが取れたものを提供できるようにとやらせていただいております。
相談と支援の重要性
高見知英
結構やっぱりすごいですね。
穂志乃愛莉
そういった被害世帯のお母さんがDV長年受けていたために精神疾患を受けてしまっているということが多いんですね。
そうするとやはり食事の準備が一切できなかったりとか、お掃除もできずに寝たきりの日があるということがあるんですね。
そうなるとお子さんの食事がレトルトカレーとかポップラーメンが続いてしまうということで、
お子さんの体調が悪くなってしまうということがあったんですね。
そのためにやはり手作りの料理を少しでも提供したいなというところがありまして、そういった支援とつながっていきました。
高見知英
ありがとうございます。
それでは次に、これを聞いている人に何をしてほしいというのと何かありますか?
穂志乃愛莉
もしあなたの周りに家庭の中のトラブルで悩んでいる方がいらっしゃったら、できれば専門家などにご相談いただければと思います。
ご縁がありましたらぜひうちにもご相談いただけたらと思います。
DV対策センターではLINEで無料相談をやっておりますので、よろしければご紹介いただけたらと思います。
高見知英
ありがとうございます。
それではインターネットでそういう情報を知るという場合は、どちらを見ればいいかというのがありますでしょうか?
穂志乃愛莉
そうですね。うちの東方のホームページがございます。
またホームページの方からでは問い合わせシートがありますし、LINEのIDも載っておりますので、
ぜひそちらをご覧いただいてつながっていただけたらと思います。
高見知英
ホームページってなんですか?ラフィリーチェの方のホームページ?
穂志乃愛莉
DV対策センターも別に。
高見知英
あ、DV対策センターも。
穂志乃愛莉
はい、ございます。
高見知英
そちらの方もあるんですね。
はい。
両方どちらでも。
穂志乃愛莉
はい、そうですね。どちらもつながっております。
高見知英
はい、ありがとうございます。
次に何か逆にこちらに質問とか何かありますか?一緒にやろうかと思っていることとか。
穂志乃愛莉
そうですね。またちょっと立ち上げて落ち着いていないので、なかなか先に進むアイデアがなかったんですけども、
今後できればね、SBCさんともいろいろコラボしていきたいなという思いはありますので、
もしまた高見さんとかもこういうのどうかなっていうアイデアが湧いたら、どんどん提案していただけたらと思っております。
高見知英
そうですね。オンラインで何かやる予定はあるんですか?
最近だとほどがやのきカフェさんとか、とつかのこまちカフェさんとかはやっているようなんですけれども。
穂志乃愛莉
私も今ちょっと浮かびましたけれども、そういった場所を使いながらフードバンクやりますよということと無料相談会やりますよということで、
ちょっと宣伝しながら、ちょっとオンラインではなくなっちゃいますけれども、そういう形で広げていくのもいいのかなというふうにもちょっと思いました。
高見知英
オンラインとオフラインをつなげる何かっていうのはすごく重要だと思いますし。
穂志乃愛莉
そうですね。一度でも対面で会ったことがある方は、診断関係がそこでギュッとできていると、
その後はZoomとか使いながらオフラインで相談を続けましょうということは十分いけるかなと思っておりますので、そういった活用をしていきたいと思います。
高見知英
最初がインターネットからでも、最初が会ってからでも多分どちらでもいいのかなというふうに思いますけれども、
やっぱりそういうふうにどっかしらでつながった後に、後でオフラインで会うなり、オンラインで続きの話をするなりできるっていうのはすごくいいなと思いますね。
穂志乃愛莉
ありがとうございます。
高見知英
それではそうですね。デビュー対策センターとして、またはラフィリーチェとしてなんですけども、オンラインで何かっていうのを何か予定をされているものってあったりしますか。
穂志乃愛莉
そうですね。オンラインでイベントというのがまだできていないので、今回のこの高見さんからいろいろお話を聞いたのを機会に、ちょっと何か立ち上げてみたいなという気持ちになりました。
その時にはちょっとご協力いただければと思います。
高見知英
それはそれは。動画での配信とか、あとは今回のポッドキャストみたいな感じのもの、そんな感じなんですか。
穂志乃愛莉
本当は動画は一度配信したいなと思っているんですね。
SBCさんが使っているキャラクターさんとかもいいなと思っているので、そういうアニメのキャラクターさんが喋るでもいいので、
DVってこんなに大変なんだよとか、子供への影響ってこんなにあるよみたいな動画を配信できたらいいなというふうに思います。
高見知英
その他、本当にトークイベントなんかでもいいですかね。
穂志乃愛莉
そうですね。
高見知英
トークイベントってある程度大きなテーマ、外部で何か盛り上げる、何かの楽しむとか、そういうテーマでのインターネット放送ってのは最近結構多いんですけども、
意外とそういうもの以外っていうのがないので、結構最近YouTubeで動画配信をしている団体さんってのもすごく増えてきたので、
SNS医療の形っていうようなことをやっているお医者さんの方々が放送しているYouTubeの番組とかもありますし、
これはどちらかというともっと前がで、ゲームについて専門家それぞれの専門家の方と一緒にやりましょうというゲーム散歩とかいうようなことをやっている団体さんもいますし、
いろんな動画が出てたり、ポッドキャストでも最近もっともっといろんな団体の人が簡単に放送できるっていうのが増えているので、そういうところからやってますし、
あと先ほど少し話を始める前に話をしてたポッドキャストをライブでやれるような仕組みっていうのも結構ありますし、
そういうところでいろいろと情報発信をする場っていうのは増えてますし、もっと今までそういうような情報発信をしてこなかった人たちも、もっと積極的に参加できるといいなというふうに思いますね。
穂志乃愛莉
ありがとうございます。ぜひオンラインイベント立ち上げてみたいと思います。
高見知英
ぜひぜひ、実際立ち上げるときにはぜひご協力させていただければ。
穂志乃愛莉
よろしくお願いいたします。
明るい未来を考える
高見知英
どうもありがとうございます。
穂志乃愛莉
ありがとうございます。
高見知英
それでは最後の方にはなってきてしまうんですけども、これは言っておきたいっていうような活動のキーワードといいますか、そういうようなものって何か。
ありますでしょうか。
穂志乃愛莉
やはりDVを受けた経験がある人というのは今3人に1人いると言われておりますけれども、その中で相談ができる人は約4割程度、そして最後まで逃げ切ることができるのは1割程度というふうに言われているんですね。
日本においてはかなり避難するまでできる人がまだまだ少ないという現状がありますけれども、どうぞこういったことがあったら悩まずに、一人で悩まずにいろんな専門家に相談に行くとか、うちみたいな団体に相談して、より良い明るい未来を考えていただけたらなと思います。
高見知英
4割で1割ですけど、結構やっぱり大変ですよね。
穂志乃愛莉
そうですね。逃げようと思ってからですね、逃げ切るまで平均8回というデータがあるんですよ。
高見知英
8回。
穂志乃愛莉
8回逃げたり戻ったり逃げたり戻ったり繰り返して逃げ切れるというデータが今ありますので、そうするとそれを繰り返している間にやっぱり諦めて逃げることをやめてしまう人もいるし、10回ぐらいかけても最後やっとなんとか逃げ切るという人もいます。
高見知英
やっぱり戻ってしまう理由っていうのは、例えば。
穂志乃愛莉
そうですね。連れ戻されるというケースもありますし、あとは暴力とか暴言をするような相手に依存してしまっていて、いなくなったことが逆に不安になってしまって戻ってしまうというケースもありますね。
高見知英
やっぱりそれでも8回ってなると、それぞれやっぱり出てはみたけれども何かが足りなかったとか、自立できなかったとか。
穂志乃愛莉
不安があって戻るけれども、また戻ったところでひどく殴られたりとかして、やっぱり一緒にはいられないってまた出る。出たところでまた不安になってまた戻るみたいな繰り返しをしてしまう人が意外に多いですよという現実がありますね。
そうですね。なので、先ほどどのようなケアをしてますかというご質問をいただきましたけれども、今後はですね、そういった加害者と分かれていく必要性、その先に待っている未来、明るい未来とか幸せ、どういう子育てが理想的なのかっていったところまでのお母さんに対するケアだとか講座みたいなのも非常に重要だと思います。
高見知英
そうですね。先ほどお話をしていたのもありますけれども、やっぱりそれが伝播しない、DVが伝播しないための施策っていうのもすごく大事になってきますし、やっぱりそのためにはやっぱりDVそのものもやっぱり知らなきゃいけない。
そうですね。
どういうふうな心理によってそうなるのか。
加害者化の連鎖の断ち切り
穂志乃愛莉
ありますね。難しいところなんですけれども、被害者が加害者化してしまうという問題は非常に大きな問題でありまして、例えば、被害を受けた女性が子供と一緒に逃げてきた後に自分が暴力を受けて嫌だったはずなのに、子供に今度暴力をしてしまうという女性というのもいたりするんですね。
ですので、被害者だったのになぜか加害者になってしまうというここの連鎖も断ち切っていかなければいけない重要な問題として受けておいております。
高見知英
やっぱりありますよね、そういうのも。
穂志乃愛莉
そうなんです。
高見知英
形式は全然違っちゃうのであれですけれども、本当に学校とかでおけるいじめとかと割と同じようなもので、
結局いじめられた人がそのままだといじめる側になってしまう可能性もあるにはあります。
それがちゃんと腹打ちできていれば、それをそこで止めるってことはできるかもしれないですけども、
穂志乃愛莉
外からの情報が少ないとそこで腹打ちするってことはないので、
だからそれをどこでどうやって止めていけばいいのか、あるいは他の人とどうやって接していけばいいのかというのが分かりにくいというのもありますね。
それを考えていきますと、逃げたらOKっていうことは全然なくてですね、
逃げてきた被害者世帯をどう殺していくかが非常に重要になっているという側面があります。
その親子だけにしてしまうと、どうしても煮詰まってくると母親が子どもに暴力、子どもが母親に暴力ということも出てきてしまうので、
いかに上手にそれぞれが自立していける場所を設けるかというところで、
ラフェリーチェのようにそういった子どもたちを集めて勉強するとか、居場所を作るといった支援が非常に有効に動いているかなと思います。
高見知英
そうですね。ありがとうございます。
穂志乃愛莉
本当にいろいろと深い話も今日聞かせていただきまして、どうもありがとうございます。
高見知英
それでは大体このような形で、他に何かありますでしょうか。
はい、大丈夫です。結構話させていただきました。
穂志乃愛莉
どうもありがとうございます。
あとごめんなさい、一つだけ追加で。
私どもの団体のホームページに載せさせていただいているんですが、
私どもの活動に賛同していただいた方に寄付も受け付けておりますので、
もしよろしければそちらの方もよろしくお願いいたします。
高見知英
はい、寄付のサポートですね。
こちらの本も今まで前回と同様ですけれども、
いろいろなポッドキャストのショーノートみたいな感じですかね。
ショーノートの方にもいろいろと掲載していければと思いますので。
はい、ありがとうございます。
どうもありがとうございます。他は大丈夫でしょうかね。
はい、大丈夫です。
はい、わかりました。
それでは今回のゲストはNPO法人DV対策センターの理事長をされております、
星野愛理さんに今回お越しいただきました。
はい、どうも星野さん、どうもありがとうございました。
穂志乃愛莉
ありがとうございました。
高見知英
今回はDV対策センターというNPO法人を立ち上げた星野愛理さんに、
ラフェリーチェとNPO法人の活動や対象としているDVの現状と対策についてのお話を伺いました。
DV対策センターは、以前ラフェリーチェで行っていたDV対策支援をNPOとして分離したもの。
DV被害者が一時的に住むシェルターの運営やシェルターに入った人の自立支援、
支援活動の展開
高見知英
生活保護家連携、就業支援、就職支援など様々な支援を行っています。
また、DV被害者が大人になって加害者になるという譜の連鎖があるのがDVの現状。
穂志乃愛莉
一人一人の気持ちを聞いて話し合い、心のケアをするなどといった取り組みも行っています。
高見知英
政府のDV対策では、中学生以上の男の子がいる家庭や子供が多い世代、
身体的被害がない世代など対策から漏れてしまう家庭も少なくないという現状。
お母さんがよく来る場所に出向く、ラフェリーチェが展開するフードバンク事業の合間に活動を告知するなどと、
知名度を上げ、より多くの人と関わっていきたい。
すでに実施しているLINEの電話相談のほか、Zoomでの相談など、
さまざまな形で人々との接点を作る取り組みも進めているとのこと。
DVを受けたという経験がある人は3人に1人。
その中で最後まで逃げ切ることができるのは1割程度。
一人で悩まず、いろいろな専門家に相談する。
このDV対策センターのような団体に相談するなど、何らかの行動を考えてみてほしいと星野さんは言います。
もしあなたの周りに家庭の中のトラブルで悩んでいる人がいたら、
DV対策センターのホームページを見てみてはいかがでしょうか。
最後に感想の受付ですが、このポッドキャストの感想はツイッターやフェイスブックなどで受付しております。
ハッシュタグはSBCAST045、アルファベットでSBCAST045で投稿いただけると幸いです。
それらが使えないという方は、まちづくりエージェントサイドビーチシティサイトのお問い合わせフォームなどからご連絡いただければと思います。
今後もこの番組では様々なステージで地域活動、コミュニティ活動をされている皆様の活動を紹介していきたいと思います。
それぞれの視聴環境にてポッドキャストの購読、ないしチャンネル登録などをして次をお待ちくださいませ。
それでは今回のSBCASTを終了します。皆様お聞きいただきましてありがとうございました。
この番組は図面の出力製本ならお任せください。株式会社トレースのサポートにてお送りいたしました。