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2025-12-15 13:20

SBCast. Ch2 #117 SBCast. 第154回 NPO法人SET 三井俊介さん回を振り返って

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今回はSBCast. #154 NPO法人SETの三井俊介さんにお越しいただいた回を振り返り、そこで語られた四つのヒントについて話しています。 #NPO

サマリー

今回のSBCastでは、NPO法人SETの三井俊介さんの活動および課題について深掘りしています。特に、岩手県陸前高田市の未来の課題や人口減少の影響について考察しています。また、地域の課題解決に向けた取り組みや環境の変化がもたらす新たな価値にも触れています。

NPO法人SETの活動紹介
SIDE BEACH CITY.の内部をお伝えする、SBCast. Ch2。
今回は先日、SBCast.本編11月前半第154回でお話をした、岩手県陸前高田市で活動するNPO法人SETのお話、深掘り、振り返りしていきたいと思います。
このNPO法人SETの三井俊介さんのお話については、自分も岩手県で活動するにあたり、やはり岩手県でも何らかの活動を知りたかったということで、AIで検索したところを見つけた団体でございます。
普代村の方でも、陸前高田のほうで活動するSET、NPO法人SETのお話は、たまに聞くというようなところで、非常にやはり結構活動の多い団体なんだろうなというふうに思っています。
実際に岩手県というのは、結構自治体ごとのつながりも多く、盛岡駅の構内でも、久慈や宮古など、それぞれ岩手県内の他の町、村などの名前が載っているポスターがあったのが非常に印象的です。
そのような形で、結構つながりの多い地域ではあったので、やはりその内容から、普代村でもこのNPO法人SETの名前を聞くということもあったのかもしれません。
そして、このNPO法人SETの活動、他のところでも、私たち横浜の人でも参考になる話というのは、非常に多かったのではないのかなというふうに思っています。
今回はその中からいくつかかいつまんでお話ができればというふうに思っています。
まず一つ、課題はすでにあった未来を見せてくれるのではないかということです。
今回、NPO法人SET三井俊介さんからの言葉でも語られていた内容で、今後この震災があってもなくてもこの陸前高田は消えてしまう可能性があったというような話がありました。
実際に消滅可能性都市というふうに挙げられる言葉もあったかと思います。
このような課題がある町というのは本当に岩手県内にはたくさんあります。
自分が活動をする岩手県普代村も50年後の予想の人口は1000人少々になってしまっていて、やはりこちらもまた消滅可能性都市の一つなのかなというふうに思っています。
このように課題先進都市ともお話をしたことがありますが、こういうの課題が非常に前面に出ているというのが岩手県の様々な都市にあるのかなというふうに思っています。
そのような言葉が表面化したのがこの先ほどの言葉なのかなというふうに思っています。
震災が新しく問題を作ったということではなく、もともと進んでいた人口減少の未来を早送りで見せただけなのではないかという視点でございますね。
このような課題を前倒しで教えてくれた、そのようなことはやはり他のところでも参考にする必要がある内容なのではないかなというふうに思います。
このような人口が少ない場所の課題というのは決して地方に兼ね切った話ではありません。
例えば横浜でも人通りの少ない住宅街や交通の便の悪い場所では同じような課題がもうすでに起きています。
例えばバスの運転手減少、バス自体の減便、こちらについては横浜市内でも結構見かけることが増えてきたのではないでしょうか。
今まで通っていたバスが通らなくなってしまったですとか、バスの本数が大幅に減ってしまったですとか、自分自身横浜の岡村という場所に住んでいて感じるところではあります。
目に見えて終バスが早くなってしまったですとか、あとは行けるはずの場所に行けなくなってしまったですとか、そのようなことを感じる機会はよくあります。
その他地域の人口が減ることによって地域の細かいルールや運用事例、ノウハウが検証されずに誰も把握していないものが残ってしまうですとか、
やはり若者は移動ができるから特に問題化していないというだけで実際は問題になっているというものが結構あるのではないかというのが自分の感覚ではあります。
そしてもう一つ、人口減少を単なるネガティブな要素として捉えていないというのも、このNPO法人SETというより
様々な人口減少などの課題を抱える都市で活動しているNPO団体、企業団体などの共通した目線ではないかなというふうに感じています。
本当の問題は人口減少だけではなく減っていく前提に仕組みが対応していないことなのではないかという目線。
環境変化の価値
実際にここについては自分も岩手県普代村に関わっていて感じるところでもあります。
スーパーで売っている卵が必ず10個パックである。 醤油などもファミリーサイズであるというようなものを結構見かけます。
ただそのような人が全体的に言うのであれば希少になってしまった。
家族を持っていない一人住まいの人も増えた中、このサイズのパッケージで販売をしているのはどうだろうかというふうに自分自身も感じる時はあります。
このような形で人が減っていくという問題に仕組みが対応していないというところはそこここに感じられます。
仕組みを作り直すことで新しい豊かさを作れるというのがこのNPO法人SETの実践の一つなのではないか。
このように様々なネガティブな要素として捉えられがちなものをよくよく見てみるとネガティブな要素以外にもあるのではないかと感じるという点では自分自身も今中学生向けと高齢者向けのプログラミング教室をやっていて感じるところではあります。
特にプログラミングについては特に若者に向けた授業ですと自身の応用力で解決してしまう講師の技術力不足というものが見過ごされてしまうという問題はあるのかなと感じています。
例えば現在中学生向けに行っていたプログラミングの授業については中盤以降ほとんど作例をいくつか見せて自由に何か作ってみてねという半ば放任的なプログラムを進めてきました。
それでも実際にはかなりの成果を上げているという感覚がありレポートを見ていても皆さんめきめきと成長しているという感覚があります。
ただ高齢者向けの教室ではそうはいきません。具体的に何をやるのかどうやるのか何を学んでほしいのかこれらをすべて明文化しなければお年寄りの方たちはついてきてくれません。
若い人が自らの機転で解決してしまうそのような課題を高齢者は率直にわからないと伝えてくれる。
だからこそ講師の実力向上には適しているのではないかと感じるところではあります。
このような形で一見デメリットに見えることネガティブな要素についてもひょっとしたら見方を変えれば自分たちの役に立つ何かに見つけ得るのではというようなことはここのNPO法人SETの方のインタビューを通じて感じたところでもあります。
その他もう一つのヒントとしてはやっぱり環境を変えると当たり前が武器になり得るということでした。
パソコン操作のような日常的なスキルが地方では大きな価値として受け止められたというようなことを
三井さんも語っていました。同じようなことは横浜でもあります。
様々なパソコンの操作、今前線で仕事をされている方にとっては当たり前にできることであっても
地域のどこかのスペースに行ってみると非常に希有なスキルとして受け止められるということは横浜でも珍しくありません。
同じようなことは環境を変えただけでいくらでも起こり得ることです。 以前自分自身が参加したイベントでもそのような話がありました。
行政で仕事をしているときはこんなことみんなできるだろうと思っていたことが
地域のボランティアに関わってみると非常に珍しいスキルだとして珍重されたという話があります。
実際仕事に携わっていると身の回りの人が同じスキルを持っているというのは半ば当たり前なことではありますので
自分が一番できない方と思ってしまうことも少なくないのかなと思います。 そのような形で環境を変えると当たり前が武器になってくるということはあると思います。
地域単位で言っても例えばこの陸前高田のように 全体的に言うと田舎と言われるような場所
このような場所で生活をする暮らしてみるという考え方 都会にいるのに実は田舎の方が合っているという人もいるし
田舎にいて都会の方が合っているという人もいる 実際に環境を変えることによってそういうところから見えてくる環境選びの大切さというのも
この陸前高田での活動の話を聞いて感じるところではありました 都会のスピード感や人との距離感これが合っていると感じる人もいるでしょうし
田舎のコンパクトさや生活に必要な計画性があっていると感じる人もいるでしょう 一つのところだけに定住して他に移動することがないというのはやはり今の時代
いささか不便なようにも感じます そしてもう一つ課題のセンチインチで実験されたものというのは
今後未来に実装することによって日本全国で使える可能性があるということ 東北沿岸部を日本の課題の先進地と捉える
そしてそこでの実践を日本全体で使えないかと考えていく そのようなこともできるのではないのか
自分の地域の課題も実はどこかの地域の参考事例になり得る 先に挙げたように東北の街の課題は横浜の町内会の課題かもしれない
東北の商店街の課題は横浜の家庭の課題かもしれない 横浜は非常に広いです
例えば横浜全体で起こってない課題でも 岡村のような小さい自治体の中ではもうすでに起こっている課題かもしれない
横浜全体では起こってない課題でも 例えば瀬谷区であれば
港南区であればというふうに区単位ではもう課題として起こっている なんていうこともあるかもしれない
そのように実際この東北での課題を活かせないかと 今回の話を聞いて改めて思ってみるということもできるのではないかなと思います
スケールが違うものの東北にある課題は都市部でも課題として認識されてはいないものも存在している
ということは非常にあり得るのではないのかなと自分も思います さてここまででNPO法人SETの活動を改めて伺って感じた様々なヒント4つについてお話をしてきました
これら4つのヒントの中で皆さんに皆さん自身にこれはと刺さったもの どれでしょうか
もし考えてみて見つかったもの何か話したいということがあればぜひこのコメント欄 などにも記載していただければと思います
SBCast.ナンバー154本編こちらも聞きながら 皆さんそれぞれの地域での一歩というものを改めて考えてみませんか
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