あ、そうなんだ。
いいや。パクっちゃった、パクっちゃった。悲しい。
でもね、このバン・リューラさんがすごい大事にしてるというか、
強調しているのが、自己攻略感ってやつなんだって。
自己攻略感。
言ったことある?
いや、初めて聞いた。
本当に?これは話しがいがありますね。
楽しみ。
自己肯定感は聞いたことある?
僕多分高い方なんで聞いたことあります。
自己肯定感と自己攻略感ってちょっと似てるんだけど、
自己攻略感は、
違うんですか?
そう、なんか自分には何かできる力があるとか、
あー、なるほど。
できる。やれば自分は何かできるみたいな、
そういうことを思える力なんだけど、
それにさっきの学習理論みたいなのを経て、
成功体験を繰り返すことが
一つ大事なことって言われているから、
だからもう知らないうちにその理論をレオくんが
やるじゃん、俺。
時間がやばい、時間がやばい。
じゃあ、ちょっと今日も業務に戻りますか。
戻りましょう。
はい。
毎週サヨナラ障子の人事戦略。
ここは毎週のように退職者が出る架空の会社、
毎週サヨナラ障子。
会社側も働く側も長く一緒に仕事をしている会社です。
毎週サヨナラ障子。
会社側も働く側も長く一緒に仕事をしたいと思っていたはずなのに、
続かなくなってしまう理由は何なのか。
人事部のオタリエが、
インターン生のレオくんと、
ああでもない、こうでもないと語り合いながら、
より良い働き方を模索していく番組です。
そういえばレオくん、
はい。
営業部の田中さん、
田中さん。
真面目だったのに。
突然辞めちゃったよまた。
あの若手の田中さんですか。
田中さん、真面目で有名な田中さん。
ちゃんと仕事きっちりこなしますもんね。
めちゃくちゃ頑張ってたよ。
最後までいたもんいつも。
残業までしてね。
残業までして。
何で辞めたの?
僕も知りたい。
いやでも、たまにあるよね。
そういう真面目な人ほどを辞めていくみたいな。
しかも急にスパッと辞めますよね。
そう。
何かが蓄積したかのように。
ねえ、あんなに頑張ってたのに。
頑張りたいわけじゃなかったのかな。
どうなんですかね。
頑張ってたって周りからでも多分みんな思ってましたよね。
あんだけやってたら。
責任感が強すぎたのかな。
なんか逆に頑張りすぎて辞めたくなった経験ってある?
頑張りすぎて辞めたくなった経験ですか。
僕なんだろうな。
仕事も前向きにやるんですけど、
アルバイトで居酒屋初めて、大学に入って初めてアルバイトをしたんですけど、
その時の居酒屋で、自分が真面目だなって思ってしまって辞めたくなる経験はありました。
なになにそれ。真面目だなってどういうとこで思ったの?まず。
これで言うと、すごい社会人の人に言うのは失礼かもしれないんですけど、
時間の10分前にちゃんと制服に着替えて、
出勤をして、お皿とかをきちっと並べて、
お客さんが帰ったらバッシングめっちゃ丁寧にやって、
バッシングって何ですか?
ごめんなさい。バッシングって言うと、お皿を下げること。
テーブルにあるお皿を下げることをバッシングって言うんですけど、
それをきっちりやらないといけないって思い込んでた自分がいたんですけど。
でもいいことだよね。
いいことだと思います。
それをみんなが要領よくやって、店長はお前真面目すぎるよって言ってきたことがあって、
真面目イコール不器用だなって思い込まされたことが、
ちょっとあったのかなとかは自分の中でもやもやしてたポイント。
確かにその時、店長にいつも真面目にやってくれてありがとうなって言われたらどうだった?
多分僕はそのまま真面目にすくすく育ったと思います。
その一言めちゃくちゃ大事だよね。
難しいですよね。真面目すぎて動きが遅いとか、
応用が効かないってことを当時は言われたんだと思うんですけど、
僕きっちりやってるのに何で真面目で真面目すぎるって言われないといけないの?って思いましたね、当時は。
あと今聞いてて思ったのが、そういう真面目にやってる人に仕事がどんどん押し付けられるみたいなのってない?
絶対にあると思います。
要領力できる人はすごく適当にやってるのに、その尻拭いみたいなの気づいちゃうからやっちゃって、どんどん仕事が増えて、
でもその結果真面目にやりすぎてるとか言われたらちょっとやめたくなるよね、確かに。
そうですよね。
なんかそういえばさっきの理論を調べるときに、なんか別の理論を見つけてね。
お、今回はちゃんと調べてきましたか?
そう、これでもすごい古い理論なんだけど。
古い理論なんですね。
X理論とY理論っていうのがあって。
何それ。
気になる?
何それ。
どうしようかな。
どうしようかな。あんまないですよ、ここまで出して。
X理論は人間を自己中心的な怠け者と見る人間怠け者論なの。
人間怠け者論。
人間怠け者論。
そもそもね。
そもそも。
Y理論は人間は本性的に本能的に否認感を持つ働き者であるっていう理論なの。
対極ですね。
人間信頼論なの。
人間信頼論と人間怠け者論。
怠け者論、そう。
怠け者論ひどくないですかね。
怠け者論ひどいよね。
でもその怠け者の論を言いにくい、持った人が上司になっちゃうとどうなると思う?
人間は基本的に怠けるから、すごい、やれやれ、やれやれって言うしかないみたいになっちゃう。
怠け者論だった。
あーなるほど。上司の人はみんな怠けると思ってるから、行動を抑圧したり強制したりするってことですか。
そうそうそう。
なるほどなるほど。
だし、自分自身ももしかしたらこの怠け者論の論を採用してたら、頑張んないと怠けちゃうから頑張んなきゃってなる。
もっとやらないとって追い込んじゃう。
怠け者論を採用してるから怠けちゃうわけじゃなくて、それを採用しちゃってると、でも頑張んないといけないことはあるから、そこで怠けられる人の方がもしかしたら楽なのかも。
楽ですね。
でもやんなきゃいけないと思って、自分を追い込みすぎちゃう場合もあるのかなって思ったの。
あーなるほど。絶対にありますねそれ。
ちなみにレオくんはどっち?怠け者論か人間信頼論。
人間信頼論で言うとみんな責任感があるから、僕は知ってるからみんなは勝手に仕事をやってくれるみたいな認識で思ってる。
上司がそういう人だと部下に仕事を任せられる。
ていうとY理論の信頼論の方が多分みんな信頼し合ってやれるみたいな認識ですかね。
それで言うと僕怠け者論だと思います。自分自身。
そうなんだ。どういうところで?
今組織で活動してたりはするんですけど、みんなやっぱり人間じゃないですか。
人間。
人間って弱いじゃないですか。
弱い。なるほど。弱い。はい。
約束してた時間にちょっと間に合わなかったり、連絡入れなくてもいいかなっていうちょっと横島な心は、
僕、みんな持ってる。聖人君主、聖徳太子とか、聖徳太子あってんかな?とか、
そういう歴史の偉人のめちゃくちゃ持ち上げられてるような人でも僕持ってると思ってて。
だから、みんな多分やれよって言われたりした方が、一定動くのかなって思ってます。
だからこそ、自分を立するし、真面目にやろうと思えるっていうことが逆に。
まあ思ってたんですけどね。
でもなんかちょっと意外かも、レオくん。怠け者論。
本当ですか。
そう、これなんかね、このX理論とY理論って、キャリアカウンセリングとかができた時なのかな。
に、その礎として提唱されたものなんだけど、
カウンセリングはこのY理論を、Y理論だから信頼論の方を採用しましょうっていう。
人はしっかり創造性を発揮して成長するものと捉えて、サポート支援していきましょうっていうものだったらしい。
なるほど。
でもこれってすごい、どっちを捉えてるかで、自分自身の追い込み方、例えばその人間信頼論だと、本性的に自分で責任を取るし、働くことが好きだし、
遊びと休息と仕事のバランスをしっかり自分で取ることができる。そういう考え方。
ですよね。
だからそれがもしあれば、基本のとこに。すごく頑張りすぎてなくても、やる時はやるっていう、自分への信頼みたいな。
なんかそういうくらいで働けたら、もしかしたら辞めなくていいのかなって思っちゃった。
それは真面目な人がってことですか。
そうそうそうそう。
そうですよね。
田中さん、なるほど。でもそれ難しい。周りからこの強削って視野が狭くなってるってことだよね。
そうなってるのが悪い方向に出てんのか、逆にその熱中して集中して
仕事に取り組めているのか、それを周りからどうやって判断すればいいんだろうね。
そうですね、それが僕一貫して周りからの関わりの部分で大事だなと思ってるのは、やっぱりラフなコミュニケーションを取れる関係性づくりが
会社でとか組織で浸透しきってないのかな。
確かに。田中さん一人で頑張ってたもん、いつも。
そうですそうです。いろんな環境に行って、ふしぶし感じました。
なるほどね。
置いてけぼりだったり、ちょっと一人ぼっちになりがちな人もいるので。
だからさっきの最初の話で言うと、みんな田中さんはこう仕事が好きで頑張ってるのかなってすごく成果も出てたし。
はい、出てましたね。
頑張っているのかなって思っちゃってたってことだよね。
そうですね。思い込んでるっていうことを認知できてないことに気づけてなかった。お互い多分。田中さんも僕たちもなんかなってちょっと思いました。これまでの経験から。
だからね、ちょっと無理しすぎてないとか、さっき言ったみたいにフランクに気軽に話せるコミュニケーションとかがもしその場にあれば違ったかもってことだよね。
なんでそんなに頑張れてるのかちょっと教えてよみたいな。
すごい。
動機とかを聞いたりとか。
なんか僕もサッカー部やった時にめっちゃ真面目な後輩がもう辛いです。
サッカーは好きなんですけどサッカー部では嫌ですって言ったから。どうしてサッカーはなんで頑張れるのみたいな。
チームで結果を出すのはすごい楽しいんですけど、コーチにこうしろって言われてプレースタイルを変えないといけないのが嫌だって言われて。
それってもったいなくねって思ったんですよ。
コーチとの関係性をなんとか改善できれば、辞めなくてもその子が活躍できるわけじゃないですか。
確かにそのコーチのために好きなサッカー辞めるのはもったいないよね。
だからちょっとチーム的にコーチとその言い合いになるところのみんなが仲裁に入るような関係性とかをちょっとチームで話したりしたらやっぱりその子も周りがそうやってサポートしてくれるなら俺もっと頑張れるかもって言ってくれたことがあって。
結果辞めなかった。
辞めなかったです。最後までやりきって、このチームでやってよかったって感動し泣いてたんで、うわすげえなこいつみたいなことがあったんで、なんかそういうやっぱり周りからも助けてあげる。
助けてあげるというか、理解しようとしてあげるっていうのは、上からじゃなくてもっとフラットに捉えてあげるのがいいのかなって思いました。長くなりました。
でもその子が良かったのは、辛いですってことをレオ君にまず言えたことだよね。
そうですね、すごい強い子だなと思いましたね、その時に。
言えずにさ辞めちゃう子もいるよねきっと。
それが今の田中さんだったのかなって思ったり、今の若手が辞める、開示できないってことなのかなってちょっと思いました。
ちょっと人事部としては耳が痛い話で。
痛いですよね。
改善していかないとですね。
間違いないです。僕も改善していきたいです。
ありがとう。じゃあ今日はこんなところでおしまいにしますか。業務に戻りますか。
間違いないです。まとめは大丈夫ですか。
まとめてくれますか。
急に降ってきた。まただ。でもそうですよね。
でも今日大事なこと言ってたよ、レオ君。
いや、忘れそう。りえさんキーワードをください。
キーワード。フラットに。フラットなコミュニケーションかな。
ですね。ラフにフラットに。
こんな際が大事なのかもね。
間違いないです。
遮ったねごめん。
全然大丈夫ですよ。僕が遮りました。
じゃあ続きは来週にしますか。
まとめきれなかったけど悔しい。
とんでもないです。今週も最後までお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
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さようなら。