毎週さよなら障子の人事戦略。
ここは毎週のように退職者が出る架空の会社、毎週さよなら障子。
会社側も働く側も長く一緒に仕事をしたいと思っていたはずなのに、続かなくなってしまう理由は何なのか。
人事部のオータリエがインターン生のレオ君と、ああでもない、こうでもないと語り合いながら、より良い働き方を模索していく番組です。
なんかどうやらまた今週も退職者が出たらしいんですけど。
あ、退職者が。
うーん、佐藤君。
あー、はいはいはい。
なんかね、経理で働いてくれてた佐藤君。
あ、あの佐藤さんですね。
もっと自分らしく働きたいって言って辞めてたみたいだよ。
うん。自分らしく働くですか。
よく聞きますけど、何をもって自分らしいって言えるんですかね。
何をもって、なんだろうね。
ちなみに佐藤君は芸人さん目指すんだって。
えー、結構方向転換、でも結構言うもんありましたもんね、経理で。
えー、でもなんで経理だったんだろうね。
確かに。
そもそも。
確かに確かに。
でもなんか、自分らしくっていう時に、自己一致感って聞いたことある?
自己一致感、初めて聞きました。
あ、本当ですか。
そう、自己一致感って、あとは自分の価値観とか本音と。
価値観。
そう、外から求められることとか、やってる行動。
はいはい、やってる行動。
それが一致してる状態のことを、自己一致感っていうらしいんだけど。
あー、なるほど。
イメージ枠?
自分がやってることと、周りから評価されてることが、相違なく一致してるって認識だったのかね。
そうそうそう、自分の価値観、例えば、何だろう、さっきの佐藤くんで言うと、
もしかしたら本当は人と話したり、人を笑わせたりするのが好きっていう価値観があって。
あー確かに確かに。
でも仕事では、正確性とか、そのミスなく数字を入れていくみたいな、そういうことを求められるとしたら、
なんかやっぱちょっと、自己一致感がずれちゃって苦しくなるみたいなことがあるのかも。
確かに。笑わせたいと経理の仕事は、確かにいまいち繋がってこないかもしれないですね、価値観の部分で。
そうだよね。だから求められることが本当は自分の得意であったり、スキルとか性格とか才能とマッチしてたら、すごいいいよなって感じなんですかね。
確かに。それってどうやったら防げるんですかね。自分らしく働くために、自己一致感があるようにみんな働きたいじゃないですか。
そうですよね、そうですよね。
でもやっぱり、いま日本って結構そうじゃない就職とかが多いのかなとか思ったりはしますよね。
でもなんかそうやってこう違和感を感じながら自分を知っていくでいい気もするけどどうなんだろう。
やりながらって話ですかね。
例えば佐藤くんの話だったら大学を出て経済の勉強をしてそのままそれを活かして会社に入ってくれたんだけど、実際仕事をしてみてなんか自分の中で違和感を感じる。そこでなんかより知っていくのかな。
価値観を知るっていうことですかね。
うんうん。
なるほどなるほど。
確かにな。
なんかもう一つ、キャリアアンカーって考え方があって。
キャリアアンカー。
なんかちょっと変な用語ばっかりで申し訳ないんだけど。
かっこよくないですかキャリアアンカー。
キャリアアンカーって怒りだからね、どっかに怒りを刺すみたいなキャリアの。
船の怒り。
そうそうそうそう。
重たいやつですよね。
これなんか組織の心理学者の江戸川社員さんっていう方がおっしゃってる。
自分らしく働くためには自分の中にある譲れない価値。
譲れない価値。
譲れない価値を知ることが大事っておっしゃってるんだけど。
でもそれってやっぱりなんか何かしながらじゃないとわかんないよね。譲れない価値。
そうです。僕はありますよ。
お、すごい。なになに。
これあんま大々的に言っていいかわかんないですけど。
じゃあここだけの話にしとく。
ここだけの話ですね。
自分よりレベルが同じかそれ以下の人には絶対に負けちゃいけない、なめられちゃいけないみたいなのがあって。
それって結構下に見てる上に見てるみたいな話で嫌な聞きこえ方するんですけど。
僕やっぱりスポーツでサッカーやってた話を何回かさせてもらってて。
やっぱりゴールキーパーとしてレギュラーに試合に出るってことは周りからも評価されて
あいつはこの子よりここが火出てるから使ってもらえるってことがテスタメンに出れると思ってるんですよ。
だから価値観的にはじゃあ自分とちょっと上とか同列の人には絶対に負けちゃいけない。
そこでチャンスを失うから自分がやるならそこは負けちゃいけないんじゃないかなっていうところで
なめられちゃいけないという価値観ができてます。
なるほど。スポーツだと人数が決まってるから。
そうですね。枠があるんで。
いい人でいちゃダメだもんね。いい人にいちゃダメって流れだけど。
僕は減退期がすごい。就活も当時で自己分析でサッカーの経験が長かったんでそこは分かったんですけど
りえさんってどうです?たぶん仕事されてきて形成はされてると思うんですけど
振り返って学生時代まで戻った時にありました?なんかそういう価値観。
譲れない価値。譲れない価値って変わってきている気はするけど
学生時代とかはやっぱり自分の中で好きなことをやっていきたいっていうのはずっとあるかもしれないですね。
好きなことをやっていきたい。
なんか地位を上げたいとかそういうことよりも自分が本当に好きと思えることに携わっていきたいっていうのがあったかなって今思います。
めっちゃ素敵じゃないですか。
本当ですか?ありがとうございます。
今実際どうですか?好きなことっていう観点で今のお仕事とか繋がってますか?
繋がってますね。それはやっぱりだから変わらないのか。そこは変わらないんですけど
それに加えてやっぱりその家庭の家庭というかライフスタイルの環境が変わってくると
家族を大事にしながら働くっていうのも一つの大きな価値観にはなってるかな。
このキャリアアンカーって他人に作用されるものなのか
自分自身の内側にあるものなのかっていうとどういう感じですかね。
素晴らしいですね。これはね内側ですね。
内側なんですね。
内側。このさっき言った江戸川社員さんがおっしゃってるには
実はもう分類がされてて、例えばですけど専門性を極めたいとか
もしくは逆に自由に自分の裁量で働きたい。自立とかそういうのを大事にしてるとか
それよりも人とか社会に役に立ちたいとかそこを大事にしてるとか
分類されてる中でっていうのがあるんですけど
基本的に言うと内側ですよね。内側の欲求みたいなところだと思います。
そうですよね。その欲求ってじゃあやりながら変わるっていうよりも
アンカーなんで生まれた時からの積み重ねみたいな認識で
そっちは確かに変わらないかもしれないですね。価値観ですもんね。
確かに確かに。
どうなんですかね。安定を求めるとか
安定を求める人が急に芸人になりたいとかはなんない気はしますよね。
そこが乖離だったんじゃないんですか。
そうですよね。だから本当は多分佐藤君は挑戦したい人みたいな分類だったのかも。
アクティブに人を巻き込んで笑わせるみたいなことが根幹したかったけど
多分外部要員の自分ができることを選んでいったから
ちょっと不一致だったのかな。
そうかもしれないですね。
僕らが評価していいかわかんないですけどね。不一致とか。
確かに。
これから決めることなんで。
でもきっと自分の内面の欲求に近づいたんだろうねきっと。
周りから見たらさ、こんなさよなら障子みたいな会社読めんのもったいないっていう人もいるかもしれないけど
本人としては自分の核に近づいてるって感覚はあるのかもしれない。
なるほど確かに。
じゃあ佐藤さんはこの経理っていう仕事を通じて自分により素直になれたのかもしれないですね。
素直に。
価値観がこうだったんだって気づけたってことは。
そうだよね。でも経理をやってより気づけたのかもね。
ですよね。
それがもしかしたら、ちょっとわからないけど、もしかすると営業部に変えて、営業部で人と話す中でその価値観みたいなのを活かせたかもしれないけど、そればっかりはね本人にしかわからないから。
まあまあまあ。確かに。
なんかレオくんは違和感とか感じることある?やってることの中で。
違和感っていうとなんかあれですか?日常というかそれとも組織でっていうと。
どっちでもアルバイトとか学校とか。
そうですね。たまにあります。
例えば最近なんか感じた?
例えば最近じゃないんですけど、一回コールセンターのアルバイトを試してみようと思ったことがあって、一度行ったんですけど、なんか僕営業の本とかYouTube見るのが好きで。
すごい。
ちょっとまあ個人的に見てる番組があって、なんか最初にラポールを形成しろみたいな。
やっぱり初対面って信頼関係がない状態で何提案されても刺さらないから、ラポールを形成した方がいい、信頼関係を築いた方がいいよって言われて、確かに自分もアイスブレイクしてもらえた方が話しやすいよなと思って。
コールセンターで実験しようとしたんですけど、そのコールセンターの人は、まあ顧客、おじいちゃんとかにかけとったんですよ。蓄電池を売るみたいなんで。時間がないから要件を先に言えみたいな。
なるほど。
要件先に伝えて、なんかクロージングをかけていけって言われることにすごい違和感を感じて。
え、急に提案されたらやれないよみたいな。自分なら動かないよっていうところで違和感をずっと感じてて、コールセンターのアドバイスも徐々に辞めちゃったみたいな感じですかね。
そういうのがあるんだ。
うん。
一緒にurposeして、いや、やっぱり表現していけばいいなあって思ってたら、自分の表現をしてくるんですよ。
うん。
やっぱり表現に集中するっていうのはですよね。
うん。
あるのでそれも大事なのかもね
それって自分ってこういう の合ってるなって思ってる感覚
ですかね
大平 うんうんあのさっきのほんと 違和感がないっていう感覚
なるほどなるほどめっちゃ 大事ですよねそれ
大平 ね大事だよね
大事
友達もなんか言ってました ねウィルキャンマストの件で言う
と服が好きな友達がいてなんか アパレルブランドを立ち上げたい
みたいなやりたいことじゃない ですかでも3年生のこの時期に就活
を3年生なんですけどその子就活 とやるか迷ってるんですじゃそれ
マストなのかみたいなこの時期 にやるべきことなのかみたいな
あと服は好きで制作はできるんです けどマーケティング的な観点で
お客さんが全然入ってこないみたいな じゃあ能力って足りてなくない
服は別に言わないんですけど
多分重なってなかったんかなみたいな とかあるもので
確かに
そこ外部頼ったりみたい なのがあるってことですよね多分
ウィルキャンマスト
そうですねもしくはやりたい こととできることが重なってる
部分にすべきことを重ねるとしたら そのスキルを今はためるために
しっかり就職するとか今言った みたいに外部を使うもありかもしれない
ですけどそのすべきことを何に するかがすごい大事かも
ですよね 話してみよう その後輩にウィルキャンマスト
のこと
だからすべきことは一つじゃない かもしれないですね
確かに
一回社会に出ていろんなマーケティング のスキルとかを自分で身につける
とかもすべきことになり得るし 縁に重なるかもしれないって感じ
ですかね
確かに確かに
面白い
楽しいですね
なんかいろいろ話してき ちゃいましたけど そろそろ締めて
いきますか
もう仕事がですね 確かに
じゃあちょっと今日のまとめ といたしましてはどうしようちょっと
まとめてみますよ私
まとめてみてください
単純に違和感なくちゃんと 自分としてそこにいられるかどうか
それが自分らしく働くっていうこと なんですかね
そうですね確かに
すごくシンプルシンプルでした なんか補足ありましたら
そうですでもそこに自分の 感情に素直にあり続けるみたい
なのが大事なんじゃないかなって 思いましたね
そうね怖いときもあるけど ね要は外部からこうしたほうが
安全とか言われると
やりたいってことを別に抑圧 する必要はなくて やりたいから
どうすればいいのかみたいな手段 をもっと多分ギューって共作せずに
探すほうが大事なんじゃないかな と思いました
そうですね確かにやりたい ことだけじゃなくてさっきのCan
Mustも一緒に考えていくっていうこと ですね
そうです
はい素晴らしいありがとうございます
ありがとうございました
はい今週も最後までお聞き いただきありがとうございました
ありがとうございました
番組ではあなたからの相談 や質問ファンレターなどをお待ち
しております
お待ちしております
説明欄にお便りフォーム を用意しておりますのでどしどし
お寄せください
お寄せください
はいちなみに第10回今日は 第6回になるんですが第10回ではご
意見箱を開封しご紹介していきたい と思っていますのでぜひお便り
フォームのほうからご意見ご感想 などいただけたらとてもうれしい
です
うれしいです
はいじゃあ続けてこのまま 来週は言いづらいことをちゃんと
伝えるにはいい人で終わらない ためのコミュニケーションという
テーマでお送りいたしますので ぜひ番組をフォローして必ず聞いて
ください
聞いてください
はいそれでは今週はこの 辺で
さようなら
さようなら