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みなさん、こんにちは。作曲の先生として活動するうちやま教室です。
曲作りしてて、そこで作った曲を自分の外側に向かって発信するときに、やっぱり聴いてくれた人にね、
いい曲だねとかね、何回も聴いちゃいますとかね、そういうポジティブな反応をしてもらえると嬉しいですよね。
だから作り手としては、なるべくみんなにいい曲だねって言ってもらえるような曲を目指して作曲頑張るんですけど、
その周りの人にいい曲だねって言ってもらうことをあまりにも意識しすぎると、作曲が結構窮屈な感じになっちゃうっていうのも多くて、
周りの人にいい曲だねって言ってもらうことが第一目的になっちゃった作曲って、あんまりいい曲にならないっていうか、
いい曲だねって言ってもらおうと思って作ってるのに思いのほうが言ってもらえないみたいな、そういう状態が生まれてしまうんですけど、
だから周りの人に受けようと思いすぎて、自分らしさがなくなっちゃうみたいな、そういう状態に近いんですよね。
実際、聴いてもらう全員がいい曲だっていうような無敵の曲っていうのはもう世の中にないし、
必ず人それぞれの好みがあるんで、だから広くたくさんの人にいい曲だねって言ってもらおうとするほどに、
曲は平均を取りにいくような感じになるっていうかね。
で、結局誰に向けたものかわかんないような感じで、曲が丸くなりすぎてありきたりな感じになっちゃうんですよね。
だからみんなに好かれようとする思いが、自分の曲作りの自分らしさとか、
曲が持ってるいびつな部分とか個性的な部分をなくすっていう。
だから自分の音楽を周りに向けて発信して共感してもらうとか、
そういうことを目的とするときにはやっぱり聴き手の皆さんの需要を考慮するっていうのは欠かせないんですけど、
それがあまりにも行きすぎると今度は逆に誰にも刺さらない曲になっちゃうっていう。
だから需要を考慮しながらも自分が本当に届けたい聴き手の誰かにきちんと届くことを意識して、
むしろそれ以外の人は遠のけるぐらいの自分らしさを盛り込むっていうのが、
やっぱりアーティストとしてのあるべき姿かなっていうふうに私は思ってるんですよね。
本当にあえてターゲット以外を完全に排除するような動きはしなくていいですけど、
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ただ周りの人に受けよう受けようとして、曲がいまいちな感じ、ゴマ擦り作曲みたいな感じでいまいちな感じになるなら、
むしろそれくらいの意気込みの方がいいんじゃないかなっていうふうに私は思ってますね。
だから自分が届けたい相手っていうのは、つまりはその活動のコンセプトとか作曲のコンセプトに沿ったターゲットだと言えるんですけど、
だから自分の活動のコンセプトに共感してくれるであろう属性を持った聴き手の皆さんとか、
自分が表現したい音楽に近い価値観を持った聴き手とかね。
その本当のターゲットにしっかり刺さるような曲にして、
そうするとミュージシャンである発信者に深い信頼が生まれ、それがリピートにつながるっていうかね。
その標準的な当たり刺されない曲じゃなくて、そのミュージシャンならではのセンスとかがそこに盛り込まれると。
で、この人のこの音楽が聴きたいっていう意識が聴き手の中に生まれるんで、
そのミュージシャンが発信する音楽に繰り返し接してくれるようになるというかね。
それがより強い共感にさらに変わっていき、ファンベースが出来上がっていくみたいな。
だからやっぱり発信しているときになるべくたくさんの人に反応してもらいたいっていうね。
それはある意味自然だと言えるんですけど、やっぱり数を追い求めるとその分内容をある程度みんなに刺さるようにっていう風になるんで、
ある程度平均的になっていくんですよね。
私はやっぱり、よくお話ししますけど、数よりもやっぱり濃さを重視するべきだと思ってて、
ただ単に数が多いだけ、そういうフォロワーとかよりも、やっぱり自分の活動に対してしっかり思い入れを持ってくれている、
濃いファンって熱量が高いフォロワーっていうかね。
そういう方が活動としてはやりがいを感じると思うんですよね。
濃いファンってしっかり音楽を聴いてくれるし、活動をしっかり見届けてくれるし、
自分の呼びかけにしっかり応えてくれるっていうかね。
単純に数が多いだけで、濃さが薄いと何も答えてくれない、反応してくれないっていうか。
見かけ上数が多いけど、全然反応してもらえなくて、
ミュージックビデオの再生回数だけすごい多いんだけど、
いいねもコメントもすごい少ないみたいな。
一人一人の熱量がすごい低いとかね。
そういう状態を実際経験するとなかなか虚しい気分になるんですけど、
だからやっぱ自分もそういうような経験を通して、
やっぱすごい数が多いわけじゃないけど、
でもきちんと自分の活動に共感してくれて熱量高くね、
自分の活動に参加してくれる人がいる方が、やっぱりはるかに幸せだって感じると思うんで。
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だからコンセプトを定めて、そのコンセプトに沿って、
しかるべきターゲットにきちんと刺さるような音楽を表現していく。
で、そのコンセプトに沿った音楽を表現し続けていくと、
その濃いファンがきちんと自分の活動に思い入れを持ってくれるっていうかね。
だからそれを踏まえる曲作りをするときは、
その広くたくさんの人に届けるっていう意識よりも、
その特定の一人を思い浮かべて、
その人に喜んでもらうみたいなことをイメージするぐらいが、
ちょうどいいのかなって感じはしますね。
だから本当に実際に自分の活動に参加してくれてるような、
特定の誰か、聞き手の誰かをイメージしてもいいし、
例えば身内の誰かでもいいし、
リアリティーなる特定の誰かをイメージして、
その誰かにしっかり刺さるように曲作りをすると、
曲のその方針がぶれなくてね、
自分らしさを盛り込みながら作曲を進めていけますよね。
そんな感じですかね。
より突っ込んだところを話すと、
実際そういったターゲットを定めて、
特定の人にしっかり刺さるようにね、
そういうことを考えながら作った曲って、
ミュージシャン側のコンセプトがしっかり曲に反映されたものになってるんで、
だからそのターゲットに近いような、
ちょっと範囲が広がったような、
その周辺の聞き手に対しても同じように届くんですよね。
だからターゲット絞りすぎると届く人が少なくなっちゃうんじゃないか、
みたいなふうに考えちゃうと思うんですけど、
ターゲット絞っても、
そのターゲット以上の人に自然とそれが届くっていうかね、
だからその辺はあんまり心配ないですね。
ターゲット広げすぎて、たくさんの人に届くようにって考えすぎて、
いまいちなものになるよりも、
ターゲット絞って一人だけに届けるみたいな、
一人だけに刺さる曲を作るみたいなふうに考えるほうが、
必然的に曲が磨かれるんで、
それでそのターゲット以外の人も自然と引き寄せるようになっていくんで、
だからぜひ作曲活動を進めていく中では、
自分の音楽を周囲に向けて発信して、
共感とか応援とかそういうのを目的とするときには、
たくさんの人に受けようってするんじゃなくて、
やっぱり活動のコンセプトに沿って、
この人に届けたいみたいなふうにやるっていうのをお勧めしたいですね。
それでそのより濃い聴き手の皆さんに自分の音楽が届き、
それによって共感が生まれてね、
やりがいを持ってミュージアンとしても活動を進めていけると思うんで、
そんな感じで取り組んでほしいなと思いますね。
というわけで今回はですね、
たくさんの人に音楽を届けようとすると、
音楽は平均的な当たり障りのないものになっていくと、
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だから特定の人に届けるっていう意識を持って、
音楽を作るっていうのは望ましいと私は思いますっていうね、
そういうテーマでお話をしてみました。
また今回の内容について感想や質問等があれば、
概要欄のリンクよりぜひメッセージをください。
はい、では今回はこれで終わりになります。
ありがとうございました。