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2025-08-01 11:12

ダイアトニックコードだけでもいろいろやれます

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ダイアトニックコードだけでもいろいろやれます

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耳で聴くうちやま作曲教室ということでやってきますが、コード進行って、キーに紐づいたコードの流れっていうかね、ハーモニーっていうか、
そういうのを作ろうとすると、ダイアトニックコードって言われるコード、キーの音をコードに置き換えたようなコードのグループを使うことになって、
ダイアトニックコード自体は、実質使えるのは6個のコードしかないので、
3和音盤とセブンス盤があるんですけど、3和音盤が6個、それをバージョンアップさせた、
例えばAmっていうコードはAm7にするとか、FっていうコードはFM7にするとかね、そういう感じでセブンスをつけるセブンス盤のバージョンアップ盤が合わせて6個あるので、
コードのメンバーで言えば12種類みたいな感じなんですけど、使えるのはね。 でも実質的には6個って感じなんですけど、その装飾をなくせばね。
で、その限られたメンバーで作ることになるんで、結果的にやっぱりコード進行とかコードの展開ってどうしても似てくるんですよね。
で、その似てくるんで、ワンパターンになりがちだと、コードの展開が、コード進行が。
で、ワンパターンを避けるために、いわゆるコードの流れを聞き応えのあるものにするために、ダイアトニックにないコードをどう使うかっていうね、そういう発想に行くんですよね。
で、そのダイアトニックにないコードをどう使うかっていうのはもちろんすごい大事だし、そっち側の知識も是非深めてね、そちら側の方にも踏み込んでいってほしいし、そういう話もたまにしてますけど。
で、ダイアトニックにないコードを使って、いわゆるキー以外の音をそこに盛り込んで、それは刺激的なサウンドにしていくっていう方法はもちろん取れるんですけど、
ダイアトニックにないコードを使おう使おうってする以外に、ダイアトニックだけで、よりね、バリエーション豊かな展開は作れないかなっていう風に考えるのも結構大事なんですよね。
そういうダイアトニックを見捨てないでほしいみたいな、そんな話をしたいんですけど、ダイアトニックだけだからダメなんだみたいな風にするんじゃなくて、ダイアトニックだけでも結構いろいろやれるんで、そっち側の可能性を探ってほしいっていう、私は思うんですよね。
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たまに言ってますけど、前にもエピソードにしたか、そのエピソードにしたやつで言えば、例えばトニックのコードを出さないとかね、トニックってCメジャーダイアトニックで言うところのCっていうコードですね、Gメジャーダイアトニックで言えばGのコード。
そのトニックのコードっていうのはコード進行の始まりになり終わりになるような、ダイアトニックで言えば定番のよくある進行に大体出てくるような、コード進行の中心になるようなコードですね、トニックのコードっていうのはね、ダイアトニックの1番目のコード。
そのダイアトニックを使うことイコールトニックをたくさんまぶしていくことみたいな、きちんと配置していくことみたいな風になっちゃって、トニックがあることでコード進行がどうもワンパターンで落ち着きが良すぎるっていうか、いつも片足が地面についた状態みたいな感じになっちゃう。
だからそのトニックはそのダイアトニックの基本なんですけど、それをあえて出さないっていう風な発想で作ったりもできるんですよね。
だから例えば2,5,1みたいなCメジャーで言えば、Dmから始まってGに行って、だいたいトニックのCに返ってくるんですけど、Cに返さずにAmの方に行くとか、トニックの代理のマイナーの方に行くとか、それから3に行ってEm1回挟んでAmに行くとか、
例えばそのCを避けるような展開をあえて作るとかね。ってやるとダイアトニックだけしか使ってないんですけど、コード進行としては結構新しい感じっていうかね、なかなかあんまり身にしないような展開っていうのを作れたりするんですよね。
もちろんそのトニックの対向でドミナントっていうコードがいて、今の例で言うGのコードですね。Dmから、Cメジャーの例で言えば2番目のコードのDmがサブドミナントですね。サブドミナントがドミナントに行く、Gに行く。
で、GがトニックのCに返ってくるっていう風に作りがちなんですけど、ドミナントコード、その5番目のコードのGも結構予定調和な感じになりやすい。Gを多用すると。だからドミナントも出さないっていう風にするとかね。
だからそのままトニックがいないとヘロヘロな感じになっちゃうんで、だからやっぱりドミナントがいない限りトニックが出てくるんですけど、ドミナントコードは結構波立つような、コードの波が大きくなるようなね、そういうサウンドの特徴を持ってるんで。
だからドミナントをなくすってやるとちょっと波が立たないような、静かにトニックに返ってくるみたいな感じになったりするんですよね。そういう意味で、トニックを排除するのとはまた違った特殊な効果っていうかね、サウンドを生み出せることができますよね。
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であと、これもこの間にニュースレターにしたんですけど、ハーモニックリズムっていう概念があって、そのコードの切り替えのタイミングですね。だから例えばCっていうコードがあって、Cっていうコードをずっとね、1小節とか4拍鳴らしながら、それを加えて2小節とかいってずーっとCが鳴ってるとコードは展開しないんで、そのハーモニーが安定するっていうかね。
展開がない、どっしりした感じになると。例えばそれがC、F、Gみたいな感じでどんどん展開すると、そのハーモニーがどんどん新しいのに切り替わっていくんで、だからハーモニーがカラフルな感じ、タサギな感じが生まれるんですよね。で、コロコロコロコロ変わって騒がしい感じっていうか、賑やかな感じっていうか、そういうのが生まれると。
で、そのハーモニックリズムで一つのコードをどんだけ長く鳴らすかっていう観点で、コードの切り替わりがここはどっしりさせるとか、ここはカラフルに切り替えるとかっていうふうにやるダイアトニックしか使ってないんだけど、すごくそれがね、ハーモニックリズムで多彩な感じが生まれるとか、そういうのも狙ったりできますよね。
ハーモニックリズムはどんな長さでコードを割り当てるかっていうところももちろんそうだし、リズムっていう意味では、例えば1,2,3,4ってどっしりずっとコードを鳴らしてもいいし、例えば1,2の裏2,nの部分でコードを切り替えるとか、3に入る前にもコード切り替わってるとかってやると半端く早くコード切り替わるんで、
コードの切り替わりでリズミカルな感じを生み出したりとか、そういうふうにもできたりしますよね。だから本当にそのハーモニックリズムと言われるリズム的な印象、聴覚的な印象をコードの切り替えでやるとかっていうふうにもできるし、
あとさっき言ったトニックドミナント以外の2番目3番目、6番目とかね、その辺のマイナー系のコードをきちんと前に出すとか、だから3コード以外のマイナーのダイアトニックを主体としてコードを使うとかね、ってこともできるし、
いろんなパターンでダイアトニックオンリーでも多彩な聴き応えのある展開っていうのは作っていけると。この辺はそのダイアトニックだけを主に使う作曲家さんの曲とか、アーティストの作品とかを使っていくといいですね。
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スピッドのKUSANOさんとかね、ダイアトニックを主体として曲作りするケースが多いし、アイミョンとかね、アコースティックギター、弾き語り系のユズとか、よく使うコード、弾き語り系の人たちがよく使うのはダイアトニックが多いんで、ダイアトニックの中でどういうふうな多彩な展開を作ってるかっていうと。
ダイアトニック以外にも、今言ったスピッドのKUSANOさんとかアイミョンとかユズとか、ダイアトニック以外を上手くそこに盛り込んでね、それをスパイス的な感じにもちろんしているんで、その辺の使いどころの素晴らしさっていうのはね、やっぱり学べるところがたくさんあるんですけど、ダイアトニックだけでもかなりね、いろんなパターンっていうのが生み出されているので、
そういったアーティストの皆さんの作曲から学ぶっていうのはできそうですよね。そんな感じですね。ダイアトニックどうしてもアンパターンになっちゃうんで、その辺をあまり深掘りせずに、転調とかね、ちょっととっぴなコードの方にどうしても行きたくなるんですけど、
ダイアトニックだけでも結構いろいろ作れるんで、そちら側を追求することがまたさらに応用的なコード進行を作るところにつながったりする、そういう後々の効果もあったりするんで、ぜひですね、今言ったようないくつかの観点でね、ダイアトニックだけでも聞き応えのある展開っていうのは作れるんで、
その辺も探りながら、ぜひ追求してね、やっていただければと思います。そんなわけで、今回はダイアトニックコードの使い方をぜひ追求してやってみてくださいみたいな、そんなお話をしてみました。お伝えした内容をぜひ参考にしてみてください。では、今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。
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