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みなさん、こんにちは。作曲の先生として活動するうちやま教室です。
今回はですね、コード進行のところをちょっと話してみたいんですけど、
作曲に取り組む、特に初心者の皆さんの中でですね、コードを上手にね、つなげられるようになりたいと
思っていて、なかなかそれがね、うまくいかずに苦労しているというかね、
なんとかならないかなと思っているケースってのは多いと思うんですけど、メロディーは結構割とね、すらすら思い浮かぶと。
そのメロディーを効果的に響かせるような、そのメロディーの背景になるようなコードの展開がいまいちこう思い浮かばないとか、イメージできない、
作れないみたいな、なんとなくその定番のコードの展開はそこに割り当てることができるけど、
自分なりにそのコードのほっつきになる一手とかをあれこれね、柔軟に検討できるようになれたらいいな、みたいな。
そういうふうに感じている人って多いと思うんですけど、それを踏まえてですね、そのコードの展開を柔軟に作れるようになるためにですね、
具体的にどういう経験をすればいいかというかね、どんなことを意識して身につけるべきかといえばですね、
それはひとえにですね、いろんなパターンを知るっていうところに尽きるんですけど、結構ありがちな感じなんですけど、
だからコード進行の理論とかね、そういうのを理解するってことは大事だし、ある程度リズムで考えていくっていうのはね、
コード進行、スムーズなコードの展開を作るって意味で重要なんですけど、
ただそれだとやっぱり多少人工的にコードの繋がりを生み出すことになるんで、だから作曲の効率としてはそんなに良くないんですよね。
それよりも、このコードが来たらこの後にこのコードはあり得るよねっていうパターンをたくさん知ることの方が曲作りをスムーズに進めるためにより現実的だと言えて、
パターンをたくさん知っているほどに自分が作っている曲のコードの展開をいろんなパターンで想定できるっていうかね、そういうところに入っていくんですよね。
例えばCメジャーのキーで曲作りをしていると、で、Cっていうコードが置かれている、そこからその先の展開を作ろうとしているときに、
そのCのコードの後にどんなコードが来るかってところをね、どれだけイメージできているかっていう、これを聞いているあなたはね、イメージできているでしょうかと私は言いたいんですけど、
そのCメジャーキーにおける、例えばそのCっていうコードは手話音っていうのはトニックと呼ばれる役割を持っていて、そのキーのサウンドを象徴するような
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代表的なコードに相当するものなんですけど、トニックのコードはもう数あるコードの中でもね、すごい一番安定してて響きが。
で、コードの展開の始まりにもなり終わりにもなるみたいな、そういう特徴を持っているんですけど、だからこの場合そのCのコードの後に置くことができる
次にあるイってっていうのは、ものすごくいろんなパターンがあって、だからその例で言えばCメジャーダイアトニックにある、例えばDm Em F G Amとかね、その辺のコードはもう当然のごとくイメージできるんで、だからCからDmとかね、Cの後にGとか、そういうコードの展開が、つまりは想定できるとですね。
で同じようにそのセブンスコードにしたそのDm、でもDm7とかEmをセブンスにしたEm7とかね、FM7,G7,Am7とか、そういうのも次の一手として候補に上がる、わかりますよね。その辺はもう当然のように次にある一手として入ってくるし、
あとは例えば同種調のこの例ではCメジャーのキーなんで、Cmのほうのキーのダイアトニックにあるコードも次の一手に候補として入ってくるとね。だから例えばFmとかBbとかね、その辺のコードも次の一手になり得ると。
でそれをセブンスで解釈したFm7とかBb7とかね、その辺も候補になるし、あとは例えばセカンダリドミナントと呼ばれるコードですね、C7とかD7とかE7とかA7とか、その辺も次の一手になるし、それらをディミニッシュコードで代立するような、例えばCシャープデミニッシュとかね、Gシャープデミニッシュとかもあり得るし、
Cから次の一手としてCの次にCシャープデミニッシュっていうやつだっていう発想も持てたりとか、あとはもうちょっとテクニカルなところだとCシャープメジャー7とかね、Cの次にCシャープのメジャー7にいってみようかね、あとはBm7とか、そういうコードも想定できますよね。
で、今言ったそのいくつかのコードね、次なる一手は、さっき言った理論的な観点から知識を前提にして導き出すこともできるんですけど、ある程度そのコード進行のパターンとしてよくあるものだと言えるんですよね。
特にダイアトニックコードに含まれるその他のコードとか、同種調のマイナーのダイアトニックコードとか、セカンダリドミナントとか、その辺はいろんな曲でよく使われてるし、聴き手としても耳なじみのあるサウンドだと言えるんですよね。
つまり、このコードの後にこのコードがあり得るっていうパターンをたくさん知るほどに、コード進行の次なる一手を柔軟に連想しやすくなるし、それが多彩なコードの展開をイメージできて組み立てられるっていうね、その技術につながるんですよね。
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そのコード進行を柔軟に作るために、このコードの後にこれがよく来るなみたいな、そのパターンをとにかくたくさん知るっていうのが大事で、それにやっぱり効果があるのは、よく言ってますけど弾き語りなんですよね。
だから弾き語りやった方がいいでしょって私はよく言ってるんですけど、ギターとかピアノでいろんな曲をコードで伴奏をつけながら楽しく歌いながら弾き語ることで、必然的にいろんな曲のいろんなキーのいろんなコード進行をたくさん演奏して、そこに歌声を乗せていくようになるんで。
で、弾き語りでも当然そこにね、サウンドがついてくるんで、だからコード進行を単なる情報、目で見たCDマイナーみたいな、目で見た情報じゃなくて、文字じゃなくて、サウンドで、サウンドの体感で体に取り入れることができるじゃないですか。
で、実際にその楽器でコードを演奏して、そのサウンドを体感しながらそこに歌声を乗せていくようになるんで、だからメロディーとコードの調和っていうか、混ざり具合っていうかね、サウンドの化学反応みたいによく言ってますけど、そういうの体感もできるし。
で、コードの切り替わりで、そのコードの切り替わりが生み出すリズムっていうかね、それハーモニックリズムとか言われるやつですけど、そういうのも体感できたりしますよね。
で、そういう経験をその弾き語りでも山穂でやってると、さっき私が言ったように、例えばCメジャーのキーのCの後にくる次の一手はっていうようなことを考えるときに、もう次々候補がリストアップできるようになってくるんですよね。
今そのCメジャーのトニックのCのコードを例に出してましたけど、もうちょっとこみ入った別のコードの展開においても同じことが言えてたから、Cメジャーのキーで言えば、例えばDmとかFとかGとか、そういう別のコードに対しても、じゃあFの次に何くるっていう、Gの次に何くるっていう一手を柔軟に想定できるようになるっていうかね。
だからもっと細かいところで言えば、自分が歌っているメロディに応じて、このメロディなら次にあるコードの一手としてこんなコードが合いそうってところもなんとなくわかっていくんですよね、弾き語りやってるとね。
いろんなコードの進行のパターンを知ることで、いろんな展開をすんなりイメージできるようになるし、自分の作曲の中にも試しながら取り入れていくことで、その作曲の中でもサウンドとしてコードの特徴っていうかね、雰囲気を体で体感しながら覚えていくことができるんですよね。
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もし今コード進行を作るのに苦労しているとか、ちょっともっと柔軟にやりたいみたいな、そういう思いがあるなら、おそらくその原因はこのコード、こういうコードを今使ってるけどその後にこういうコードがありえるよっていうパターンがそんなに体に入ってないっていう、それが原因なんですよね、おそらく。
だからこのコードの後にこのコードがありえるっていうパターンをたくさん体に入れるために、ぜひ弾き語りをやってほしいし、弾き語りじゃなくても普通の楽器の演奏でもいいんですけど、やっぱり弾き語りが一番歌うんで、メロディー込みでそれを体感できるんでおすすめなんですけど、実際にそのサウンドを体で覚えていくっていうところをやってみてほしいですね。
はい。だから冒頭言ったようにコード進行を柔軟に作るために知識の方を固めるっていうのはもちろん重要なんですけど、ポップスとかロックの作曲ってある程度運動に近いところがあるんで、だから弾き語りとかを通してやっぱり実際のコードのパターンをサウンドの印象で体で覚えていく方がよりおすすめだと言えますかね。
そういうやり方を通して、ぜひこのコードの後にこのコードがよく来るみたいな、あり得るみたいなパターンをたくさん覚えて知って、それをコード進行を作る技術に転換していってほしいと思いますね。
はい。そんなわけで、今回はこのコードの後にこのコードがあり得るみたいなパターンをたくさん知ってるかどうかが、つまりはそのコードの展開を作れる技術につながっていきますよみたいなね。そういうお話をしてみました。
また今回の内容について感想や質問等があれば、概要欄のリンクよりぜひメッセージをください。
はい。では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。