コード進行の基本
耳で聴くうちやま作曲教室、ということでやってきますが、
コード進行は最近、いろんな人がね、
なんか曲作りに使える進行みたいな感じで、情報としてまとめてくれていて、
私もね、そんなようなリストみたいなのを作ったりしてますけど、
定番のよくあるコード進行みたいな、そういうふうにいろんなキーごとにコードのつながりをコンパクトにまとめたものだと言えるんですけど、
そういう定番のコード進行とか、あと最近DTMとかあったらコード進行を提案してくれるようなソフトがあったりとか、
定番の進行を使うことが悪いんじゃないかみたいな、やっちゃいけないんじゃないかみたいな、
定番の進行に頼っちゃいけないんじゃないかみたいな、自分で生み出せるようにならないといけないんじゃないかみたいなふうに思ったりすることが多いと思うんですけど、
定番の進行を使うっていうのは全然アリで、
で、そのコード進行の幅を広げるっていうかね、定番のさらに先に刺激的なコード進行があったりとかね、個性というかひねりというか、
そういうのがあったりするんですけど、幅を広げるときのやり方って意味では、定番をアレンジするっていうね、
そういう定番の進行をベースにして、そこからどんだけ離れられるかとか、それをどう聞き応えのあるものにアレンジできるかみたいなもの、
そういう感覚が求められると言えるんですよね。だからやっぱり定番の進行を知るっていうのは大事だし、
そこに理論的なアレンジを学んで、あと定番の進行を音を加えて装飾するっていうのもあるんですけど、
イメージとしては何となくよくあるコード進行みたいなものがまずあって、
で、そのよくあるコード進行をまずサウンドで装飾するっていう一個アレンジがあるんですよね。それがセブンスコードにするとかね、
C, F, G みたいな進行があったら、それをCM7, FM7, G7にするとか、それぞれのコードにセブンスをつけるみたいな、
そんな風にしてやると、まず定番のよくある進行のサウンドが豊かになる、サウンド多彩バージョンみたいなものができるんですよね、セブンス版を作ることによって。
それでセブンスもそうだし、テンションもそうだし、あとは、まあそうですね、使われているコード以外の音が入ってこないような形の分数コードとかね、
展開形と言われる、前にあの人のエピソードでしましたけども、展開形と言われる分数コードとか、そういうのを使ったりすると定番の進行なんだけどちょっとサウンドがリッチな状態になってるみたいなね、みたいなのが作れるんですよね。
定番のアレンジ方法
それとまた別の領域で定番の進行に別の、そこにないコードを加えるっていう定番の進行を定番以外でアレにするって感じの進行、そういう進行があるんですよね。
で、それが2パターンというか、定番の進行を装飾するパターンと定番以外のコードを加えるパターン。で、2パターンあって、それをさらに掛け合わせるっていうか、だから定番にないコードも加わってるし、その全体のサウンドもリッチになってるみたいな。
そんな風に3段階でやる。3段階っていうか、装飾と定番以外のコードが入るっていうのはある意味同じ階層で、そこから先に両方掛け合わせるっていうさらに上の階層があるみたいな、そんな感じなんですけど。
だからよくある進行を理論でちょっと崩すっていうか、違うコードをそこに加えるやり方もあるし、よくある進行を維持したままサウンドだけを豊かにするっていうか、のもあるし、両方掛け合わせるっていうのもあったりするんで。
だからそんな感じで、聞き応えのあるものっていうか、個性のある進行っていうのは作っていけるんですよね。
だから定番の進行を使うことは決して悪くないっていうかね、定番のよくある進行を使いこなせるようになること。
それが幅を広げる土台になっていくんで、そこは自信を持って使っていっていいと思いますし、むしろそれを使いこなせるぐらいになるのが望ましいんで、使っていってほしいですね。
だからいわゆるよく言われるやつですね、カノン進行とかコムロ進行とかね、6451とかポップパンク進行とかいろいろ定番と言われるコード進行ありますよね。
だからそういうのをある程度、はじめのうちは形式的なんですけど、使って覚えて、そこからそれをどうアレンジしようかなとか、それをどう装飾しようかなとかね、サウンドをどう多彩にしようかなとかで考えていくのがコード進行の幅を広げていくときにやりやすい方法だと言いますよね。
既存の曲とかをコードとかね、度数とかで分析してみても、やっぱりよくある進行がその土台になっている。よくある進行を崩しているっていうケースが多いし、パッと見結構ごちゃごちゃしているようなコード進行でも、その土台になっているのが定番のコムロ進行とかね。
1625とか、よくあるコードのつながり。そのコードのつながりの一部をマイナーコードだったものをメジャーコードに変えているとか、こっち側に本当は進むんだけどそれを逆方向に向けているとかね。
そういうアレンジが加わっているっていうケースが多いんで、だから定番を知り、それをいかに上手にアレンジできるようになるかみたいなところがコード進行の作れる幅を広げていくときにポイントになりますよね。
それでアレンジとか装飾もそうなんですけど、掛け合わせを学び始めると、もう本当に定番の進行から考えもしなかったような、すごく多彩な進行っていうのが作れるようになっていく。理論的にアレンジをしていくとね。
これがこうなら、じゃあこっちもいいんじゃない?みたいな風に考えて、そこからすごい個性的な進行に突入していくとか、それをきっかけに転調しちゃうとか、しかもメロディーもその転調によって全然違うラインができて、すごいコードとメロディーが全然違う方向に向かっていくとかね、そういうのもあったりするんで。
だからやっぱり定番、よくある進行っていうのを学ぶ、使いこなせるようになるっていうのはもちろん大事なんですけど、そこからさらにアレンジのところでも意図的にやれるようになっていくっていうのは大事ですよね。
独自の進行を作る
たくさん作る中でだんだんそういうのが見えてくるんで、だからまずはそのよくある進行とかをうまく使いながら、コード進行の一般的な流れを知るっていうかね。
で、それはよくある進行としても結構裏が取れてるっていうか、みんなが気持ちいいと感じる進行だと言えるんで、自信を持ってそれを使って、それを慣れてきた頃にちょっとずつ自分なりにアレンジしていくと。
で、同時進行で理論も学んだりしながら、理論的な裏付けを元にアレンジしていけるようになると、もうさらにそこからどんどん広がっていきますんで、そんな感じでやっていくっていうのがおすすめですね。
そんなわけで、コード進行って結構、特に複雑なものとかはどうすればこんな込み入った進行が作れるようになるんだろうみたいなふうに思っちゃったりするし、それを使ってる人を見ると何やってるのか全然わかんないみたいな魔術師的な感じがすると思うんですけど、
意外とその中身はよくある進行のアレンジだったりするんですよね。そのアレンジの掛け合わせっていうか、アレンジをいかに多彩にやるかっていう、そういうところで生み出されている多彩な進行だったりするんで、そんなにすごい手が届かないものではないと私は言い切れますので、
なので定番の進行をまず使いこなすところから入り、それを自分なりにアレンジしていくっていう、そっちに向かっていくっていう、そういう流れを想定しながら作曲の初期の頃っていうか、コード進行まだそんなに知らないっていう時期をうまく乗り越えて、個性的な多彩なコードの展開っていうのを作れるようになることを目指してほしいと思います。
そんな感じで、今回は多彩な進行は定番の進行のアレンジでできているみたいな、そんな話をしてみました。お話ししたいのでぜひ参考にしてみてください。では今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。