フランスのバカンス文化
みなさん、こんにちは。このチャンネルでは、パリ在住10年目、7区のコワーキングサロンへとビジネスコーチングのSAKIが、パリ生活やビジネス、読書のことを、毎週火曜日、金曜日、日本時間の朝6時に配信しています。
みなさんお元気でしょうか。 フランスは8月で何も進まないバカンスシーズンなんですが、あの皆様いかがお過ごしでしょうか。
はい、フランスに限らずどこの国でも夏休みなので、なんかね、みんながお休みして、いろいろ閉まっているみたいな時だと思うんですけれども、本当にこう、みんな休んでるんですね。
で、フランス人の友達の話を聞いてたら、すごい面白いのが、もうバカンスが本当に重要なんです。ちゃんと休むということがめちゃくちゃ大事で、もう人の権利として、守らなければいけないものみたいな、強い強い精神があるんですけど、
普段はね、なんかこう主張したいことがあったりしたら、例えば給料をもうちょっと上げてくれだったりとか、勤務地をここにしたいだったりとか、仕事もうちょっとこういうのしたいだったりとかの主張ってやりやすい、割とやりやすいんですね、フランスって。
で、ただその、例えばそれをね、休み中に、これはこうしたいな、今言ったほうがいいなってなったとしても、その上司とかがお休みだったら、じゃあなんか今のタイミングで言ったほうが絶対にいいから、連絡してみたらいいかもしれないってなったとしても、もう絶対にダメ。
バカンス中だから、メールを送るなんてもってのほか、みたいな感じで、バカンスは権利を守らないといけない、連絡とかもしてはいけないみたいな感じなんですよ。
で、他のね、本当にその、例えば日本人的なちょっと給料の交渉だったりとか、もうちょっと休みほしいの交渉だったりとかって、なんかなんとなくこうしづらいと思うんですよ。で、それは全然大丈夫なんだけれども、休み中に連絡をするっていうことのタブーさがもうとんでもないんですよ。
で、私が日本にいたときは結構それが、今もそうかどうかわからない、ちょっと教えてほしいんですけど、逆だと思うんですよ。仕事、休み中に連絡をするとか、もしね、やむを得ないことがあったりとか、担当の人が休んでてなんかあったりしたら、結構連絡できると思うんですよ、雰囲気的に。
でも、そのお金をね、ちょっとこうお金をあげてくださいだったりとか、休みがもっとほしいみたいなのはちょっと言いにくいっていうイメージだったんですよ。それが逆で、自分の権利はちゃんと主張しようっていう文化なんですよね。
そう、だからなんか、知ってはいるものの、やっぱり友達の話とかを聞いて、もう休みのときに絶対連絡をしてはいけない、働かせてはいけないみたいな気持ちというかね、精神がものすごく強くて、バカンスがどれだけ取れるかで仕事の先を決めるとか、面接のときとかにね、あんまり休めないとか聞いたら、もうどんだけこういいなと思った会社とかでも、ちょっと働くのやめとくみたいな感じの判断基準になるぐらい、
休みはとっても重要っていう国なんですけど、不思議ですよね。けど結構生産性は悪くないっていう、あれなんですよ、短い文、フランス人見てるとめちゃくちゃ集中力が高いんですよね。
集中するときはもうすっごいグッて入り込んでも終わるまで、それをやめないみたいな感じだから、なるほどな、みたいな時間の量じゃないんやとかは思ったりするんですけど、そういうことをね、こう言って学んでいます。
一番その教えてもらってることかもしれないですね、働き方に関して、ちゃんと休みは自分の権利だから取らないとっていうのを真っ向から言ってもいいよ、そしてそれに何の疑いも持ってないっていうところが、やっぱ日本人がフランス好きになる理由の大きい一個なんじゃないかなって思ったりしております。
それでは今日はこの辺でお開きということで、また次回のポッドキャストでお会いしましょう。
