冬の特徴と薬膳
みなさま、おはようございます。さきみきです。
本日は、私が今学んでいる薬膳の知識をアウトプットする第3回目をいたします。
今日のテーマは、薬膳と季節の関係、薬膳と冬の関係、冬の特徴についてお話をしていきます。
まず、薬膳の基本的な考えは、自然や季節の変化に合わせて生活することとされています。
例えば、暑い夏であれば、体を冷ますような食材を食べましょうとか、体を冷ますような行動をとる。
冬であれば寒いので、体を温めるような食材をとったり、体を温めるような行動をとるというのが、基本的な考え方になります。
冬は、立冬から立春、立つ春、立冬から立春の前までを指しています。
具体的に言うと、11月の初め頃から2月の初め頃を指しています。
この放送を流しているときは、もうちょっと過ぎちゃってるかなと思うんですけれども、この後やってくる春にも、冬が影響してくるので、この冬のお話からさせていただければと思います。
この冬というのは、陰と陽で考えると、最も陰が増える時期となっております。
これからやってくる春に備えて、エネルギーを蓄える時期と言われています。
汗をかいたりだとか、新陳代謝というのが減る時期になります。
体を養うのには一番いい季節、逆にダイエットには向かないようと言われている季節になります。
冬の特徴について、3つお話をしていきます。
冷えと乾燥の影響
まず1つ目、冷えるですね。
寒い邪気、邪気というのは外の環境から影響を受ける病気の原因物、悪い気みたいな感じなんですけど、
寒い邪気として患者と呼ばれる体の熱を奪う邪気が入ってきやすいと言われています。
それらが体の中に入ってしまうと体が冷える。
冷えると冷え症だったり、風邪をひきやすくなったり、お腹が冷えるとお腹が痛くなったり、みたいな症状が出てきます。
あとは体が冷えることでめぐりが悪くなるので、あらゆる痛みが出やすくなると言われています。
血行が悪くなるみたいなイメージですね。
なので血行が悪くなるということは腰が痛くなる、肩こりがする、関節痛がする、みたいな、そんな感じのイメージです。
冬の特徴の2つ目としては乾燥する。
乾燥する邪気としては惣者と言われるものがあるんですけど、その惣者が体の中に入ってくると、
これはこのままですね、あらゆるところが乾燥してしまう。
鼻だったり、喉だったり、口の中、あとは肌、髪、爪、なんかこれはわかりやすいですよね。
冬になると乾燥してカサカサするな、喉も胃がいがいがするな、みたいな、そんな感じですね。
あとは便秘にもなりやすくなると言われています。
水分が足りなくなるので固い便になりやすいというようなイメージです。
冬の特徴の3つ目としては腎臓が弱りやすい季節と言われています。
腎臓の働きと重要性
この腎臓についてはこの後説明をしていきます。
その腎臓の働きについてなんですけど、大きく分けて5つ紹介していきます。
1つ目は精、これ精神の精なんですけど、精を貯蔵すると言われております。
この精というのは生命の源、生命活動のあらゆるものを維持している大事なものとされていて、
それを腎臓で保管してくれています。
ただこの精というのは老化とともに減っていくと言われているんですね。
さらに腎臓も年齢とともに弱ってしまうと言われております。
でも食事でカバーすることができるので、その食事でカバーしようよというのが薬膳的な考えです。
腎臓の働き2つ目としては水分代謝を調整する。
この水分代謝というのは腎臓では尿量、尿の量で調整して水分を調整しております。
腎臓がうまく働かないと水分処理がうまくできていないということになるので、尿の量が出過ぎてしまったり、逆に出なすぎてしまったりみたいなことがあります。
出過ぎてしまうといわゆる貧尿という症状で、出なさすぎてしまうと体の中に残ってしまうので、むくみという症状につながってきます。
腎臓の働き3つ目、呼吸を深くする。呼吸というと肺がイメージするかなと思うんですけれども、
肺で息を吸い込むんですけれども、その吸い込んだ息を腎臓で受け取って体の深いところへ引き込むというのが腎臓の働きと言われています。
なので肺と腎臓、両方が正常に機能することで深い呼吸ができると言われています。
なので腎臓が弱ってしまうと呼吸が浅くなって、息切れとか呼吸困難みたいな症状につながってきます。
そして腎の働きの4つ目、髄の管理、血を作る、手助けをする。
先ほど働き1つ目で精というエネルギーを貯蔵しているのが腎だよというお話をしたと思うんですけど、その精から髄を生み出す作用もしています。
そのうちの髄の1つに骨髄というのがあって、骨髄というのは骨を元気にするという意味があるので、それが少なくなってしまうと骨が弱くなる、脆くなるので骨折しやすくなるだとか、あとは腰や膝がだるくなるというような症状が出ると言われております。
あとは血を作る手助けをしているので、血を作る手助けというのは髄というのがそもそも血液に関するところなので、血を作る手助けをしているので、それが少なくなると血の不足につながると言われております。
そして最後、腎の働きの5つ目。内臓や体を温める。各臓器を温めて冷えないようにして、機能や働きを強くするサポートをしてくれています。
内臓というのは冷えてしまうとあらゆる機能が低下してしまうので、常に温めておかなきゃいけないということなんですけれど、これを腎が担ってくれているというところで、まとめると腎は全ての臓器を動かすために必要な働きを担ってくれているということになります。
はい、ここまでが今回お伝えしたい内容になります。
いろいろなことをお話ししてしまったんですけれども、この冬の特徴の大きなポイントとしては、手っ取り早く言うと大きく3つかなと思っていて、
1つ目が今冬の時期は春に向けてエネルギーを蓄える時期なので、体を養う季節なのでダイエットには向かないよということですね。
2つ目は冬の特徴として冷える、乾燥するというところがあるので、どうしても風邪を引きやすいということがあります。
3つ目に冬は腎臓が弱りやすい季節で、その腎臓というのは体のあらゆる臓器をサポートしてくれるだったりとか、生命の源であるエネルギー性を司っているところなので、そこを大事にするような食事をしていこうよということがポイントかなと私は思いました。
アウトプットする回、3回目を迎えたんですけれども、何回かやっていくうちに、やっぱり言葉だけで伝えるってすごい難しいなって実感していて、キャンバーとかパワーポイントみたいなスライドみたいなものがないので、絵とか字を見ながらではないので、より分かりやすい言葉で伝えなきゃいけないというところで、私自身もアウトプットをすることで学びが深まっている感があります。
っていうのと、私の目指すところとして、同じ世代ぐらいの方々が健康には興味があるけど、何から始めていいかわかんないし、そんな高いもので何か買えないし、日々の生活から取り入れられることって何だろうっていう時に、この知識をお伝えできたらいいなって思っているので、
音声だけじゃなくて、何か伝えられる場を設けられたらいいなっていうのを最近感じております。
はい、というわけで、今日も長い10分ぐらいの配信になってしまいましたが、最後までお聞きくださった方、本当にありがとうございます。
今日が人生で一番若い日、今日という何気ない一日が健やかにしなやかに過ごせますように。
さきみきでした。