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2025-05-15 27:58

63歳のビッグチャレンジ、安藤正直が挑むイギリスの1000km「サウスウエストコーストパス」への挑戦と進化し続けるランニング哲学【ポッドキャスト Run the World 159】

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HOKAのフィールドエクスペリエンスレプレゼンタティブであり、25年以上のキャリアを持つベテラントレイルランナー、安藤正直 Masanao Ando さん。安藤さんはイギリス南西部に広がる1000km超のロングトレイル「サウスウエストコーストパス South West Coast Path」の走破にまもなく旅立ちます。コーンウォールをはじめとする美しい海岸線に沿ったトレイルの累積獲得標高は35,000mにも達し、エベレスト4回登頂分に相当します。

今回のインタビューでは、安藤さんがこの過酷な挑戦に至った背景にあるランニングへの価値観の変化や、具体的な準備状況について深く掘り下げます。かつてはオートバイに情熱を注いでいた安藤さんは37歳でランニングの世界に足を踏み入れます。やがて、スパルタスロンでの14位入賞や、OSJおんたけウルトラトレイル100マイルでの5位(50歳時)など、数々の輝かしい実績を残すまでにウルトラマラソンに熱中します。

そんな安藤さんは、コロナ禍や東日本大震災10年目のチャリティーランを機に、レース中心の活動から個人の挑戦としてのFKTやスルーハイクといった新たなスタイルに関心を深めたと語ります。今回の1000kmの旅では、若い頃に楽しんだオートバイツーリングのように、日々の出会いや風景の変化を味わいながら進むことを目指しています。

有給休暇を活用し、約1ヶ月での完走を目指す挑戦を前にしたインタビューでは、63歳を迎えた安藤さんの尽きない探究心と、周到な準備、そして「走り続ける」ための哲学に迫ります。

サウスウエストコーストパス South West Coast Path https://www.southwestcoastpath.org.uk/


  • チャプター

    HOKA 安藤正直さん登場!イギリス1000km FKT挑戦を語る

    「サウスウエストコーストパス」1000kmの壮大な挑戦とは

    約1ヶ月で踏破へ!目標タイムと有給消化プロジェクト

    なぜこのトレイル?安藤さんがイギリスを選んだ理由

    レースからFKTへ:コロナ禍が変えたランニングへの価値観

    37歳、82kgからの変貌!ランニングを始めた意外なきっかけ

    スパルタスロン、おんたけ100マイル...輝かしいウルトラランナーとしての実績

    新たな冒険スタイルの原点:350kmチャリティランの経験

    オートバイツーリングとロングトレイルランに通じる「旅」の魅力

    63歳、進化し続けるランナー安藤正直の「走り続ける秘訣」

    1000km FKTへの具体的な準備:トレーニング、装備、情報収集

    アナログな旅のスタイル:GPSに頼らず、ガイドブックと時計で

    挑戦への意気込みと、家族の反応は?

    帰国後の報告に期待!リスナーへのメッセージ

    ポッドキャスト「Run the World, by DogsorCaravan」はSpotifyで公開し、Apple PodcastやYouTube Podcastなどの各種プラットフォームで配信しています。⁠⁠⁠⁠

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    サマリー

    安藤正直さんは、イギリスのサウスウエストコーストパスを含む1000kmのロングトレイルに挑戦するプロジェクトについてお話しします。この挑戦を通じて、彼の進化するランニング哲学や過去の経験がどのように影響しているかに焦点を当てます。63歳でのイギリスの1000km「サウスウエストコーストパス」への挑戦を通じて、オートバイからランニングへの転身と新たな価値観の発見について語ります。彼の人生における健康や競技へのアプローチも変革し、走ることの楽しさを再認識する様子が描かれています。また、安藤さんは心配や準備、家族のサポートについても触れています。

    安藤正直の挑戦
    DogsorCaravanのインタビュールームです。今日は東京都内に来て、安藤正直さんにお尋ねしております。
    安藤さん、よろしくお願いします。
    よろしくお願いします。
    安藤さんが今回、間もなくすごいランニングのプロジェクトにチャレンジされるということで、
    私も以前からちょっと伺っていたので、この機会に安藤さんのお話をですね、私のDogsorCaravanのテーマもご紹介したいなと。
    ありがとうございました。
    とはいっても、まだ安藤さんのことをね、ちょっともしかしたらご存じない一般ランナーの方とかもいらっしゃると思うので、
    自己紹介をお願いしてもいいですか?
    はい、多分そんな僕、有名人じゃないんで。
    デッカージャパンの他でマーケティングをしている安藤正直と申します。よろしくお願いします。
    安藤さんは、他のね、いろんな、例えばユーザー視点からいうと、いろんなイベントであるとか、出展されたりした時に
    シューズのアドバイスとか説明とか、私みたいに取材とかしている立場からすると、いろんな発表会とかでもお見かけする機会が増えているんですけれども。
    ただ、そういう方でありつつも、ご自身もすごいウルトラランナー、トレイルランナーでいらっしゃると。
    そうですね。もうカレッコレ、本格的に始めたのが2000年からですので、いわゆるトレイルランニングという言葉がちょうど生まれたのが2000年くらいだったと思うんですよね。
    そこからもうずっと続けております。
    ということで、25年のキャリアと。
    もちろんね、通常のフルマラソンとかハーフマラソンとか、たまにはトラックレースも出たりとか、
    幅広くランニングに関してはやっております。
    その安藤さんが今回チャレンジされるのが、このイギリスのロングトレイルということなんですけど、ちょっと簡単に概要というか、これから詳しく伺っていきたいんですけど。
    そうですね。おそらく皆さんもFKTというカテゴリー、レースじゃないFKTのカテゴリーってご存知かと思うんですけど、
    ファーストテストのオンタイムということで、GPSにトラッキングして、例えばA地点からB地点までこれぐらいで走れたよということなんですよね。
    それからスルーハイクとかFKTというと、どちらかというと北米のコースがアパレッシャーのトレイルとか、北米が有名なんですけど、今回私がチョイスしたというのがイギリスのサウスウエストコースパスというところです。
    僕もちょっと教えていただいてから少し自分でも予習してきたんですけど、コーンウォールとかっていうすごいイギリスの海岸線がすごい綺麗なところですよね。
    そこがコースというか、ロングトレイルといっていて、距離はどれくらいあるんでしょう?
    距離が、キロに換算すると1000キロちょっとというところと、あとは海岸線なんだよくオフィスで話すと、フラットなところで走るんだよねって言われるんですけど、実はそうじゃなくて、全部走るとレベル4回頭頂に当たるというところで、結構激しいアップダウンがあります。
    ということですよね。
    なので、私も数字で調べたところでは、1000キロの累積獲得高度が3万5千ということですよね。
    だから、リアス式の複雑に入り組んだ海岸線を辿るから、上ったり下ったりというところがすごくいっぱいあるということですよね。
    というチャレンジ、来月出発されるということですか?
    そうですね。6月9日にスタートして、ずっと行くわけにはいかないので、今回は有給消化という形で行きますので、一応ゴール設定があって、有給が20日間使って、土日合わせて、1ヶ月くらいで何とか頑張って走りたいと思っています。
    ランニング哲学の進化
    ということでね。僕が調べたところで言うと、普通のハイカーの方だと、当然1回ではなくていくつにも分けてということで行かれて、合計でだいたい2ヶ月くらいかけるというのが普通のハイキングプランとして。
    2ヶ月が52日間ということなので、どうですかね。ちょっと行ってみないとわからないんですけど。
    そういう中で、いわば一つなぎに一気に走るというチャレンジですよね。
    そうですね。セクションじゃなくて、早くランニングになるのかなと。
    調べたところによると、今のFKT、今おっしゃったFKTということで言うと、それでも10日を超える。10日とちょっと。
    これすごくないですか?ちょっと。
    すごい話ですけど。なかなか。
    10日で行っちゃうんですもんね。
    山本さんは10日くらいですか?
    やはり自然もすごく豊かなところなんですけど、非常に歴史があるコースですので、結構ところどころ歴史的な建造物も残っていますので、
    余裕があればそういったところもしっかりと見ていきたいと思っています。余裕があればですけどね。
    FKTなんだけど、ご自分の設定をチャレンジするということで、あくまで余裕を持って楽しみながらという感じなのかな。
    今のところはわかんないですけど。
    それでも結構大変なところもあると思うんですけれども。
    どんな場所ですかとか、どんなコースなんでしょうっていうのは、今も安藤さん胸を膨らませていろいろ調べてらっしゃるところなんだと思うんですけれども、
    どんなところがハイライトというか、安藤さんを惹きつけた魅力だったのですかね。
    いわゆるFKTとかマッスルハイクを調べて、先ほども話しましたけど、ステータとしてはアパラチアントレールとかパーシッククレストレールというところが結構メジャーなところなんですけど、
    一つ今回選んだところっていうのは、距離が1000キロちょっとというところで、自分のUQとか使うってこともありますので、ギリギリ頑張ればなんとかできるかなっていうところで、まず一つここが選んだというところと、
    やはりトレーラーランニングって基本的には北米とかアメリカから来ることが多くて、僕もちょっと仕事柄、そっちの情報とかね、いろいろ知ってるんですけど、
    やっぱりイギリスっていうところだとあんまりどつかと僕も知見がなかったんで、今回ここに行ってみようかなと思いました。
    いろいろとお仕事柄、いろんな情報はね、アメリカの選手、ヨーロッパの選手、いろんな選手がこんなことやってるとかっていうことは、いろいろ耳に入ることは多いでしょうから、そういうものもいろいろ考えた上で自分の挑戦の場として選べたということなんですか。
    そもそものところにもうちょっと遡ってしまうんですけれども、僕は安藤さんから実はちょっと以前にもこういうロングトレーブやってみたいんだよねっていう話は、お話がかかったことを覚えていて、多分コロナの前ですよね。
    だからしばらく前のことで、その後ちょっとコロナでね、いろいろ海外行ったりも難しかったので、どうなさったかなと思ったんですけど、こういうこのアイディアを温めてついに実現すると聞いて、さすが安藤さん、たやさずに着々と練ってらっしゃったんだなと思ったんですけれども。
    そうですね。やはり僕が2000年からトレールランニングを始めて、どのスポーツもそうなんですけど、やっぱり時代とともにスポーツの楽しみ方ってどんどん変化してくると思うんですよね。
    それに合わせて、価値観というものが人それぞれなんですけど、トレールランニングということに対しては価値観がやはりだんだん変わってきて、前はね、100マイルとかいろんなレース出て、そこが一番僕にとっての価値観の一番大事なところだったんですけど、やはりコロナの目でいろんなことを考えて、やはりやっぱりこれが僕にちょっと今回チャレンジしてみたいなと思ったのが正直な感想です。
    ハンドさん、さっきご紹介した通り、さっきも見せていただいたんですけれども、20年に及ぶ25年間、シャンセイキのランニングのキャリアで、実はそちらに見せていただいた第一回ハセツネカップのフィニッシャーでもいらっしゃる。
    ハーフですけどね、第一回も。この時はそんな本格的というかパッと出ただけだったんですよね。やっぱり本格的にのめり込んだというとやはり2000年ですよね、そこから。
    ハンドさんとランニングとの関わりということでいうと、ずっと学生時代とかかなり長い間、マラソンとかロードのマラソンとかも含めてやっぱり取り組んでいらっしゃったんですか?
    今のお仕事よりも走ることが先にあった。どういう関係なのかなと思ったんですけど。
    これよく言われるんですけど、意外に僕ランニングを始めたのがそんなに早くないんですよね。ランニングを始めたのが2000年で、その時37歳で、当時は僕どちらかというとオートバイが大好きで、本当に今では考えられないんです。
    82キロの体重がありまして、学生はどちらかというと運動が苦手な方だったので、本当最初はそれこそ1キロ2キロも走れなくて、そこから本当にちょっとずつちょっとずつ走っていく感じですかね。
    それはきっかけは何かあったんですか?オートバイに乗ってこう駆け曲げるっていうのと、ちょっと走るのとイメージが違うのかなと思ったんですけど。
    そうですね。きっかけとしては、オートバイももちろんツーリングっていろんなところに行くのも好きだったんですけど、本当にサーキットレースをやってたんですよね。
    いわゆるバブルが弾けてしまって、サーキットを走る人口がどんどん減っていってしまって、ちょうどそのオーバーフォーティーズっていう40歳以上のオートバイのレースが始まったんですよね。
    オートバイからランニングへ
    要は昔オートバイレースをやってた人ももう一回サーキットを乗り下ろそうということで、ちょうど僕が37歳で昔のオートバイ仲間からもう一回やらないって声がかかって、ちょっとやってみようかなと思ったんですけど、なんせもう結構暴飲暴食して、革つなぎが全く合わない体になってしまったんで。
    それはお仕事としても今ランニングとは関係ない?
    全然関係ない仕事をしてます。
    革つなぎに体を合わせようと言ってランニング始めたらもうこっちになっちゃったという感じですかね。
    そこが始まっているわけなんですか。
    もちろんつなぎに合わせるというところで、多分健康みたいなこととか、もうちょっと健康に気をつけないといけないのかなとか気づきがあったりとかいうことがきっかけなんですね。
    いまだに笑い話なんですけど、当時みんなでオートバイに川口湖にツーリングに行ったんですよね。
    今思えば山中湖のハーフマラソンというのをやっていて、交通規制で行けなかったらオートバイには通れなかったんですよ。
    その時一番文句言ったのは僕ですからね。
    ランニングなんかやめろよ、マラソンなんかやめろよ。
    走れないんだよっていう。いまだに昔のオートバイ仲間だとそれ言われてますね。
    そこから始まってということで、走り始めたらだんだん体の変化とか健康にもいい影響が出て、タイムが伸びてみたいな。
    そうでしょうね。やっぱりこういうおそらく今までの自分と全然違うというか大げさに言うと第二の人生じゃないんですけど、
    仕事も縁あってこういった趣味の仕事もさせてもらうので、
    ウルトラマラソンでの成功
    だから本当に飲めることによって違う人生を経験できることができたという感じですかね。
    30代の後半くらいから。
    37歳です。
    37歳、2000年かなということですか。
    なるほど。今やね、私もそうですけど、ランニング業界的にガーナンドさんが走る人で、
    しかもランニングのビジネスのお仕事もされているということだから、すごくよく知られた有名人でいらっしゃると思うんですけど。
    そんなことないです。
    その後だんだん走る方も長い距離、例えば僕が伺っているところではスパルタスロン。
    スパルタスロンが僕のレース経験上だといわゆるスパルタスロンという246キロ、それが一番長い距離ですかね。
    あれもやっぱりちょっときっかけですよね。
    それまでやっぱりウルトラマラソンというのも出ていたんですけど、どちらかというとその完走目的というか、
    完走ギリギリで途中でおいしいものを食べたりしていたんですけど、
    なんかこれ出てみようと思ったから、やっぱり完走目的みたいな感じのところは無理だったので、
    そこでやっぱりウルトラマラソンというのを競技として捉えたというのが正直なところです。
    レベル感としても、ギリギリ完走というだけじゃなくて、僕の手元だと14位でフィニッシュされたわけですよね。
    今じゃ考えられませんけどね。
    いやいやいや、素晴らしい。
    でも集中してましたね、あの頃。
    40代ぐらいですか。
    そうですね。
    むしろ今より練習をする時間ってすごい短かったんですけど、
    本当に短かったです、今よりは。
    でもやっぱり集中してたというかね、練習をね。
    なんですね。
    ちなみにもうちょっとご紹介しておくと、OSJ温竹ウルトラトレイル。
    温竹が5位。
    総合で100マイル。
    50歳の時だったんですよね。
    18時間56分と伺っているので、これ相当早いタイムですよね。
    あれね、嬉しかったのが、僕が5位になって表彰で上がらせてもらった時に、優勝した人が株主さんだったんですよ。
    そうなんですか。あれ言ってた?僕も言ったかな。
    あけどいなかったか。
    本村に行く前に株主さんが急に参加してて、
    いやーでもちょっと株主さんと一緒にね、暴れるなんて僕多分、すごい良い思い出で。
    その時の株主さんの話っていうのは非常に内容が良くて。
    僕も横でジーンと接近していました。
    その表彰式の会場でお話したり。
    というわけでね、他にもチャレンジフジゴコチャレンジの112キロでの6位とかっていうのも私も手元にあるんですけれども、
    最後に単に体重を落とすだけというところからそこまでかなり競技という面でもかなり突き詰めて素晴らしい成績で残すまでなされたわけですよね。
    ただやっぱりこういうところと1000キロ走破しようっていうところって、
    だいぶジャンプがあると思うんですけれども、
    次のステージのことを100マイルとかだけじゃない、スパルタスローも長いけど、もうちょっと違うことをやってみようっていうのはどういうところから浮かんできたのですか?
    新たな挑戦と準備
    そうですね、やはりレースじゃないっていうところの一つのきっかけとしては、
    コロナの時にうちの会社のボランティアウィークがあるんですよね。
    そこで僕はチャリティランをして、そこがロードだったんですけど、
    ちょうど東日本大震災の10年目だったので、東京の日本橋をスタートして福島、相馬市までランニングしたんですよね。
    やっぱりこの走りながら、止まって走りながらっていうのが非常に新しいチャレンジというか、自分で良かったなと思ったところでしょうかね。
    単に一周走るというだけじゃなくて、旅を一日走ってまた次続けていくみたいなストーリーというのか。
    やっぱり途中で地元の方とお話したりとか、やはりレースと違う楽しみ方ができたというのが正直なところです。
    それは思いつきですけど、若き頃というかランニングを始める前にオートバイ、バイクに乗ってツーリングされていたかどうかわからないですけど、
    そういう旅みたいな要素がまた蘇ってきたという感じですかね。
    本当にそうなんですよ。
    だから本当にオートバイの話になって恐縮なんですけど、最初にオートバイ免許を取ってツーリングに行っていろんなところに行って、
    途中でレースになって最終的にはツーリングするんですけど、
    意外にランニングになってもその流れが自分と同じなんだなと思ったりしました。
    フィットするというか、そこは面白いというか楽しい経験を蘇ってきたという感じがあるのかな。
    やはりレースで完走した時の達成感とまた違う楽しみ方でしょうね。
    そこは巡ってくるというか、バイクのツーリングとは違うスポーツを始めたんだけど、
    またそこに戻ってくるというところが人生の穴というか、
    自分の個性というか、そういうものが失われずにまた戻ってくるというのが資産に富んでいるというか。
    安藤さん、僕も少し下の世代だとは思うんですけれども、
    人生を巡って次のことを見つけるとか、何か新しいテーマを見つけるという時にきっと参考になるというか、
    聞いてくださっている方にとっても資産がそこにあるような気がしますね。
    僕も今年の7月で63歳になったんですよね。
    やはり走るということでも価値観ってすごいたくさんあると思うんですよね。
    例えばフルマラソンが大好きな人とか、リレーマラソンでみんなで楽しく走るとか、価値観それぞれなんですよね。
    僕の場合だと幸い価値観が時代に合わせてということではないんですけど、
    ランニングに対してもいろんな価値観が自分の中でどんどん変化していったというのがずっと長く続けられているというところで、
    やはり価値観がなかなか変化できないとちょっと行き詰まって辞めちゃう方も結構いるので、
    タイムが行きになるというかね。
    フィジカルというか走力は年齢に加えてずっとずっと変わってきますもんね。
    たまたまだから僕はそういった楽しみ方が見つけられたってことじゃないですかね。
    素晴らしい。今回は新しいチャレンジというか、1000キロということに挑戦される、
    もう一度、サウスウェイトコーストパスの1000キロにチャレンジされるわけなんですけど、
    準備というかトレーニングとかそういうことはどういうものなのかなと思って。
    そうですよね。
    自分もこれから手探りでやっていらっしゃると思うんですけど、
    これまで準備されたこととか課題だというふうに感じていらっしゃることとかありますか。
    トレーニングに関しては、いわゆるこういうレースに合わせてピーキングといって、
    バーッと練習して疲れを抜いてスタート地点を迎えるというわけで、
    これ長いからいかないじゃないですか。
    トレーニングとしては基本毎日毎朝走るんで、それと変わらなくて、
    月1回か2回は山を走るくらいですかね。
    あとは今回のコースというのが、いわゆる宿泊施設もちゃんとあるんですけど、
    前回、さっき話に戻りますけど、福島に行った時みたいに、
    最初に泊まるところをゴールを設定してしまうと、結構それがしんどかったんですよね。
    福島に行った時とか糸井川丸とかなんかやってたことあるんですけど。
    毎日毎日のここでちょうどいいところがあるからここで泊まろうとか。
    決めてたんで、逆にそれに縛られちゃって、
    結構もっと行けたのにとか、逆にきつかったりっていうのがやっぱりちょっと僕の経験上あったんで、
    今回は向こうについてスタート地点をコンディションを整えるために泊まるんですけど、
    あとは基本的にはもう一色十、いわゆる一色十を全部背負って行くつもりです。
    そうするとサポートクルーが待っててとかっていうことじゃなくて、
    基本的には自分で全員が全部手配するということなんですか?
    挑戦への準備
    まあね、サポートクルーつけて憧れますけどね。
    僕は他アスリートじゃないので、普通の社員なんで、ちょっとそこはやっぱりできないですよね。
    なのでまあまあ一応ギアも選んで。
    まあけどその分楽しさというか。
    楽しいですね。
    そうなんですか。
    例えばそれは食べ物とか寝袋とかなんかそういうものとか用意したりとか。
    そうですね。だからやっぱり、いわゆるウルトラライト、ULのハイクの、
    例えばね、ハイカーゼポってお店があるんですけど、土屋さんにいろいろアドバイスもらったりとか、
    いろんな違う世界の話を聞いたりして、うまく自分のランニングとかを合わせるってところが結構楽しかったと思います。
    思いますってまだ終わってないんですけど。
    じゃあ今こう着々と手元に取り寄せて買ってきて試してみたりとか、そういうことされてるって感じなんですか?
    もう一応全部ギアは揃えてあります。
    本当は想像を巡らせて合う合わないっていうことしかないので、
    あんまり考えすぎてもしょうがないですしね。
    どういう気候とか、海沿いだから風が強いとかあるのかなと思ったんですけど、どんな感じになるんでしょうかね。
    調べると、僕はソニック6月っていうところが気温が上がっても20ちょっとで、下がっても10度。
    あとは風がなかなか読めないですからね。風よくと体幹温度もすごい下がってきたりするんで、
    行ってみてになりますかね。
    ただシェルターに関してはある程度しっかりしたものを選んで、
    最近ウルトラライトがすごいじゃないですか。でもちょっと距離が長いっていうか期間が長いんで、
    ちょっとオーセンティックなしっかりしたのを選んだ感じですかね。
    1日の何キロで何とかっていう町まで行くっていう風にあまり考えすぎないということだと、
    例えば山小屋ってあるのかわからないですけど、そういうキャンプ地みたいなところで、
    今日はここで休もうっていう風にするとかっていうようなこともあるわけですよね。
    そうですね。
    想定されてるわけですよね。
    だから結構今日も持ってきてるんですけど、ガイドブックが非常にしっかりしてるんで、
    FKTと言いつつも、GPSでトラッキングで今日何キロ、明日まで何キロというわけじゃなくて、
    ちょっとそこは変なんですけど、アナログ的に時計とガイドブックだけ向いて、ちょっと今回行こうかなと思ってます。
    なんか自由、もちろん後ろがある程度気になってくれるかもしれないですけど、
    そこも含めて日々いろんなことを考え巡らせながら、毎日が違う毎日というか、
    同じコースをひとつ辿っていてもいろんなチャレンジが待ってるということになるんでしょうかね。
    家族とサポート
    ワクワクして。
    ちゃんと最後までいけるといいんですけど、そこは中断性に。
    もちろん、1,000キロ、10日、2週間なのか分かりませんけれども、
    遠もないチャレンジであることは間違いないと思うので、
    くれぐれも体を気をつけてやっていただけるのが一番なのかなと思います。
    ご家族もその辺は心配されてるんじゃないですか、もしかして。
    そうですね。過去いろんなレースが出たり、無理とか無茶なレースも出たりしてたんで、
    ちょっとそこら辺はほったらかりされてるというのもそうかもしれないですけど。
    諦めというか信頼されてるということで。
    勢いで信頼なんですけどね。
    安藤さんがやろうとしてることだったら間違いないだろうということだと思います。
    分かりました。これからあと1ヶ月くらいあるんで、もしかしたらいろんなイベントとかで
    安藤さんのことを、他のイベントスペースとかで安藤さんの姿を見かける機会がありましたら、
    ぜひぜひ応援の言葉をかけていただけたら心強いと思いますので。
    帰ってからね、ちゃんとお話したいですよね。
    うまくいけば。
    うまく、どんな経験であったとしても、また安藤さんにお時間いただいて、
    ちょっとそれを振り返るようなお話のね、もう一度お聞きしたいなと。
    これは前の予告というか、そういうようなエピソード、インタビューかなと思っていて、
    また無事に、もちろん途中ではアメリカに帰国されたらね、
    安藤さんのどんな旅だったのかを伺っていきたいと思います。
    はい、ありがとうございます。
    楽しみにしています。
    はい、ありがとうございます。
    というわけでちょっと締めくくらせていただいて、
    ドクターキャラバンのポッドキャストランズ・ワールドでは、
    今回の安藤さんのような素敵なゲストを招きしているほか、
    いろんなトレードランニングの話題をご紹介しております。
    どうぞ聞いてください。
    安藤さんありがとうございました。
    ありがとうございました。
    ありがとうございました。
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