DogsorCaravanのインタビュールームへようこそ。ハセツネCUPが近づいております。
今週末に行われる2023年のハセツネCUPですね。
今回、DogsorCaravanでは、私がDogsorCaravanとして気になる選手の皆さんに事前にお話を伺って、
この大会に向けて一緒に盛り上がっていきたいと思っております。
このセッションでお話を伺いますのは、2018年ハセツネCUPチャンピオンの三浦裕一さんです。
三浦さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
去年のハセツネWフィニッシュされたところ、私も取材ではなくてライブ配信のお手伝いをしていたので、
その姿も目の前で拝見したけれど、お話を伺うことはできなかったんですけれども、
素晴らしいフィニッシュでした。
直接こうやってそのことについてお話しするのは、三浦さんとお話しするのは久しぶりということで、
今日は楽しみにしていました。
三浦さん、大会が近づいていますけれども、今のコンディション、仕上がり具合というのか、緊張というのか、
何度も出ていらっしゃいますけれども、今回のハセツネに向けての今の気持ちはいかがでしょうか。
結構長い間怪我があったので、昨年のハセツネWが、コロナが始まってからずっと怪我続きで、
昨年のハセツネのWで、久しぶりにある程度いい走りができたかなというようなところではあったので、
今年に入ってからまた別のところの怪我があったりしたんですけれど、今やっと少し調子が上がってきているような状況なので、
でもちょっと結果を狙うという感じにはなっていないので、楽しく走り切って、ある程度の順位では完走できたらいいなとは思っています。
この今回のインタビューに先立って、私もちょっと予習のつもりで少し調べて、
三浦さんのFacebookの投稿とかも拝見していて、特に去年のWの後の振り返りとかも拝見したんですけど、
なかなか足というか、いろんな怪我とかが長く続いてというのは苦しい時期だったと思います。
まして三浦さんは今、プロのランナーと言いますか、走ること自体の楽しさを伝えていくということを仕事にしていらっしゃるという立場からすると、
なかなか思うように走れないというのは非常に辛い時期だったんじゃないかなと思うんですけれども、
今はだいぶそういうのも克服しつつあるということなんですかね。
そうです。怪我が一番ひどい時は、本当に5分間走るっていうのもできないぐらい痛い状態で、
昨年の夏前ぐらいから多少走れるようにはなってきて、
昨年のハセツネではある程度気持ちよく走れるようになってきてというところで、
それこそから徐々に調子は上がっていたんですけれど、
今年に入ってまだちょっと無理が少したたってしまったのかちょっとわからないんですけれど、また怪我をしてしまってというのがありました。
でも今はだいぶ足の痛みも収まってきたので、すごい楽しく毎日走れるようになっています。
素晴らしいですね。
ちょっとそれで見て、7月でしたっけ、今年の7月だったんですかね、台湾の100キロのウルトラレースですよね。
そっちにも出られて見事優勝ということもあったということですよね。
それ今年のことですよね。
2週間前ぐらいです。
ちょうど2週間前ですか。
確か、はい。
そうなんですか。
9月の話ですね。
そうなんですね。
じゃあむしろ今リカバリーの途中ぐらいのイメージですか。
台湾のウルトラマンソンのコミュニティが熱いコミュニティだというふうに聞いたことがあるので、
三浦さんの気持ちにもまたプラスに働いたんじゃないかと思いますけれども。
そういう中でやっぱりこのハセツネカップ、2週間しかまだ経ってないんですけれど、
ハセツネ今年やるなら走ってみようっていうのは、
この大会について三浦さん特別な気持ちというか、
走ってみたいという気持ちにさせられる何かがあるということなんでしょうか。
そうですね。
2014年、トレーニングを本格的に始めたのが2014年で、
その年のハセツネで想定していた以上のタイムでは走れ、
その時は完走できて、
それ以降だいぶ僕の中でのトレーニングの位置づけが変わってきたので、
この大会は本当に思い出のある大会の一つなので、
できる限り毎年怪我をしていなければ出たいなと思っているので、
今年もちょっと連戦で疲れは残っているんですけれど、
ぜひスタートしたいなと思ってエントリーしています。
どんなところが苦しいところあるいは楽しいところだというふうに思われますか。
他の大会との違いで、エイドが一箇所しかないというところがあるので、
そこが自分の戦略というか、いろいろ考えて、水分補給だったりエネルギー補給のタイミングだったりを考えて、
走らなきゃいけないというところで、他のレースとは本当に違う、
唯一性があるような大会で、本当に山の力を試されるというような、
本当に日本一を決める大会と位置づけられているような良い大会というか、面白い大会だなとは思います。
みなさんはこのOSJのチームミューラーさんの主催していらっしゃる練習会とかやっていらっしゃったりとか、
地元で三ツ池公園のランニングのチームとかでもいろんな人と一緒に走っていらっしゃると思うんですけど、
そういう中でも柱を走るんですという仲間の方もいらっしゃると思うんですけれども、
そういう方がいろんなアドバイスとか、みなさんに聞かれることも多いと思うんですけれども、
どんなところがそういう、特に割とエントリーレベルというか、これから頑張ろうという人に対しては、
どんなアドバイスをみなさんだったらされていらっしゃったりしますか。
そうですね、前半戦、横断をひっくり返したようなコースレイアウトなので、
前半の三藤さんまでが上り基調で、後半は比較的下り基調なところで、
前半がきつくて後半は楽っていうようなコンディションというか、コースレイアウトではあるので、
前半は無理せず、なるべく力を温存して、後半楽しく走れるようにっていうような話をすることが多いので、
前半は比較的飛ばしすぎちゃって、千元峠だったり埼原峠だったり、
30キロあたりぐらいで力尽きちゃうっていう方が結構多い印象なので、
そうですよね。
千元峠まで本当にウォーミングアップみたいなイメージで行くぐらいの気持ちで行った方が、
三藤さんもそこまで苦しまずに登れるんじゃないかなと思います。
私自身の遠い過去の経験と照らしても、そうだったのだと、腹に落ちるアドバイスだと、そうですよね。
思想とか言っても、埼原峠まで行こうと思っていても、千元峠がやっとみたいなところで、
まず最初の衝撃を受けるみたいなことが多い人も、私自身もそういう経験ありますし。
なるほど。ちょっとね、私の話しすぎてしまいましたけれども。
あと三浦さんにこの機会にぜひ伺おうと思ったんですけど、
今度のハセツネの話から離れてしまいますけれども、
昨年のハセツネダブルですね、3位でフィニッシュされてということだったんですけれども、
なかなか他の人に経験する機会をすることが難しいイベントだったと思うんですけれども、
三浦さんはハセツネのコースのことも大会の転校のこととかもよくご存知だと思うんですけれども、
いかがでしたか。ある程度想定通りにいけるような感じなんでしょうか。
あるいは驚きの出来事ばっかりだったというような感じなんでしょうか。
ちょっとこの機会に少し伺いたいと思ったんですけれども。
昨年のだと1週目は想定が10時間ぐらいでいけたらいいなと思ってたんですけれど、
蓋を開けてみたら9時間19分ぐらいで1週目を通過しました。
想定より全然40分ぐらい早いタイムで通過したんですけれど、
本当にハセツネコースってこんな楽だったかなって思うぐらい余裕がある状態で1週目いけたので、
なので2週目も同じぐらいでいけちゃうんじゃないかなって思っていたんですけれど、
三浦さんの経験が貴重なお話なのかなと思いました。
時間も随分いただいてしまいましたけれども、
先の話はまだ早いのかもしれませんけれども、
今の時点で三浦さんプロとして、指導とかいろんなイベントで
トレーニングについていろんなことをお話しされたりすると思うんですけれども、
ご自身のアスリートとしての予定というか目標とか、
今考えていらっしゃることをこの機会にぜひ聞けたらと思ったんですけれども、いかがでしょうか。
そうですね、100キロ前後の距離だとある程度リザルトは出せてはいるんですけれども、
100マイルってなるとなかなか思ったより結果につながっていないということもあるので、
国内外問わずちょっと100マイルである程度リザルトを残したいというところではあります。
今年UTMBのTDSにはエントリーしていたんですけれど、
それも怪我で見送りになってしまったので、ちょっとまだ出る機会があれば、
そこである程度結果を残して、ある程度名前を残していけたらなとは考えています。
あの時はウルトラトレイルマウントフジでかなり上位走られてたけれども、
寒さで、あれ2019年の時でしたですかね。
確かそうです。
確か雪が降った年でした。
雪で打ち切りというか。
打ち切り、そうですね。一部の選手だけ乾燥したという年でしたので、そうでしたね。
あの時も素晴らしい走りだったので、これは三浦さんの新しい力を発揮できるチャンスかなと思って惜しかったという記憶があるので。
今見てましたけれども、今年の3月に熊川リバイバルトレイルで100マイルを乾燥された経験されてますよね。
これ26時間で乾燥されてますよね。
はい。
ということで、この分野でもこれからまたいろんな選手としての三浦さんの活躍の姿も見られると思います。
あと、それ以外で三浦さんのイベントというか、今僕先回りして言ってしまいましたけれども、OSJとかどんなところで三浦さんと一緒に走りたいという方いらっしゃった場合、
どんな機会があるかご紹介させていただけたらいいかなと思うんですけど。
ありがとうございます。今お話ししていただいた通りで、OSJのほうでチーム三浦セッションというのでチームやらせていただいていて、
僕が今住んでいる横浜市にある公園だったり、神奈川東京近辺の山で三つ池トレイルランニングクラブっていうチームもやっていて、そこでも練習会をやっていて、
もしご興味がある人がいたら、そのOSJチーム三浦の方は年末に募集が開始されるので、そちらご確認いただいて、三つ池の方は申し込むだったり、
僕のインスタグラムのプロフィールのところにもリンクが貼ってあったりするので、そちらをご確認いただけると、申し込みだったり内容だったり確認できると思うので、そちらを見ていただければなと思っています。
一応今まだ全然確定ではないんですけれど、ちょっと大会をできたらなと思って、若干調整しているところではあります。
三浦さんが手がける、プロデュースする大会っていうのは今準備が進んでいるということですか。
まだ確定ではないんですけれど、今できるかなと思って調整中です。
わかりました。じゃあまたそういうニュースも、新しいニュースも出てくるかもしれませんので、ぜひ決まったら私にも教えていただけたら、告知ということを紹介させていただけると思いますので、ぜひぜひお知らせいただければと思います。よろしくお願いします。
ということで、初心者の方からハセツネを極めたいという方も、多分三浦さんのアドバイス、きっといろいろ参考になると思いますので、ぜひ概要欄に紹介しておきたいと思いますので、よろしくお願いします。
ということで、いろいろな話をさせていただきましたけれども、まずは週末のハセツネカップ、三浦さんの活躍楽しみにしています。