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2023-10-15 13:06

相原千尋・2023年 ハセツネCUP レース後インタビュー【ポッドキャスト Run the World 127】

10月8-9日日に開催された日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)で上位入賞された選手のインタビューをお送りします。

今回の女子のレースで準優勝となったのは相原千尋 Chihiro AIBARA さんでした。昨年3位だった相原さんにとっては昨年から一つ順位を上げることができましたが、コースの前半では思うように走ることができず、自らの昨年のラップタイムと比べても遅れをとることになりました。インタビューではレース前半と、一気にペースがアップした後半の出来事など、レースを振り返っていただきました。


インタビューはポッドキャストを耳で聞くだけでなく、AIを駆使した自動文字起こしにより目で読むこともできる「LISTEN」で公開しています。LISTENの今回のエピソードのページでは、テキストで今回のインタビューを読めるほか、見出しや要約を読むこともできます。

このほか、ポッドキャスト「Run the World, by DogsorCaravan」のエピソードとしてSpotifyやApple Podcastなどの各種プラットフォームで公開しているほか、DogsorCaravanのYouTubeチャンネルでも公開しています。

サマリー

ハセツネCUPの上位入賞者、相原千尋さんにレース後のインタビューを行っています。相原さんは前半苦戦したものの、後半では順位を上げる走りを見せ、2位に入賞しています。

相原さんのハセツネCUP振り返り
DogsorCaravanのインタビュールームへようこそ。ハセツネCUPも先週大断園ということで終わりましたけれども、今回はですね、上位で入賞された皆さんにインタビューさせていただくシリーズでございます。
女子に相原千尋さんです。相原さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まだ1週間経ったかなという、ちょっとまだ日曜日なんですけれども、どうでしょう。いろいろ落ち着いた感じでしょうか。今、少し時間を置いてハセツネCUPを振り返ってみて、どんな気持ちでいらっしゃるでしょうか。
レース自体はちょっと目標とする走りはできなくて悔しかったところもあるんですけれども、やっぱりすごいハセツネCUP今年も楽しみにしていたレースで、今はちょっとレースが終わって寂しいなという気持ちでいるところです。
昨年、ハセツネCUPに初めて出場されて、そのとき3位という結果で、今回は1つ、初位として上がりまして、田倉さんに続く2位と準優勝ということで、その点では素晴らしかったと思うんですけれども。
ただちょっと僕は、そういうケチつけるわけじゃないんですけれども、ちょっと前半部分、だいぶ苦戦されたのかなとかっていうことを後からリザルトとか振り返っていて思ったんですね。
タイムも昨年に比べるとやっぱりちょっと及ばないんだけれども、後半はかなりすごいいいペースで走ってらっしゃるんだなということに改めていろいろ見てて気がついてですね、勝手ながら前半が調子が出ていたらもっとすごい高室さんにもしかしたら迫るようなところまであったんじゃないかなとちょっと思ったりもしたんですけれども、
そういう僕の外から見た感想についてはどんなふうにお感じになりますか。実際はどうだったんでしょう、前半部分は。
前半に関しては本当になんか動かなくて、アップの段階からすごいなんかちょっとフワフワしたような感覚があったんですけれども、なんかその感覚がずっと続いていたと言いますか、なんか全く動かなかったなっていう感じですね。
体調がなんかちょっと風邪気味だったとか、そういうわけではなくてということですか、なんかなんとなくこう本番を迎えるとやっぱなんか緊張なのかわかんないですけど、ちょっとすごいいつもと違ったという感じなんですか。
そうですね、緊張はしないと思ってたんですけど、前日調整で走った時の感覚と当日のアップの感覚が全然違って、
前日は結構軽くて、明日行けるかなっていう気持ちだったんですけど、当日迎えるとなんか全然違って、自分の中でちょっとプレッシャーをかけていたところもあったのかなっていうふうには思ってます。
なるほどね、相原さんもレースというかトレーラーに限らずそういうマラソンだったり、あるいはトライアスロンだったり、いろんな場面は経験してらっしゃるけれども、なかなかこうそういう相原さんであってもなかなかこう思うようにいかないような場面もあるというか、
その辺がもしかしたらハセツネカップの独特の雰囲気というか、わりとたくさんの人がワイワイワイワイ集まってくるような大会だから、知らず知らずのうちにいつもと違う緊張感というのがあったのかもしれない、そういうことなのかなと思いましたけど。
どうなってるのね。そうですか。けど逆に言うとそういう、なんかこうちょっといつもと違うなっていう感じが後半に入ってからということでしょうか。月読峠峠42キロの月読み台に駐車場の熱給水ポイントを越えたあたりからだいぶ遅れてきたような、そんなことだったんでしょうか。
月読みに着くちょっと前ぐらいからようやく体が動いてきて、結構気温が低かったと思うんですけど、体が冷えていく感じもなくて結構温まっていたので、まだ調子悪いわけじゃないっていうふうに言い聞かせて、徐々にペースを上げていったっていう感じですね。
最後フィニッシュでは高村さんとの差が78分、79分ぐらいっていうことですけれども、その差ってあんまり月読みくらいからは開いてないというか、逆に言うとそこから順位も上がっていって2位まで上がったということだったわけなんですけれども。
だから、やっぱりそこからはほぐれてきたというのから、そういうような最初の緊張感とか、そういうものがなくなっていった。
寒さとか、今回その寒さとか、この8つ目カップの場合、給水、水がたくさん持っていってもなくなってしまうとか、そういうトラブルとかよくあるというか、私自身もそういうのを経験したことあるんですけれども、そのあたりは順調だったんでしょうか。なんかそういうトラブルとかあったりしましたか。
トラブルの方はなくて、水の方も持っていったものが余るぐらいで全然足りたので、その辺のトラブルはなかったかなというふうに思います。
なるほど。順調なそうだったんですね。
そうですね。
寒さもそんなに感じなかったというふうにおっしゃってたし、雨も一時期かなり降った時間帯もあったと思いますけれども、全体としてはそんなに気になるほどでもなかったですか。
途中、水戸さんあたりちょっと寒いなという気はしたんですけれども、全体的に気温も走りやすい気温で、タイム狙うならすごい絶好のコンディションだったのかなというふうには思います。
大事なところはやっぱり当日走ったカードとしては順位というかね、周りに走ってる人に対して自分がどれくらい頑張ってるかっていうのはそこがやっぱり一番意識して走るところでしょうし、その意味ではやっぱり前にいる選手1人2人と抜いていったりっていうのは自分の中でも
やっと良くなってきたというか、手応えみたいなものが前に進むにつれて、1人抜いて2人抜いてっていうふうになった時はなんか嬉しいというか、自分が力出てきたなという実感があったんじゃないですか。
ちょっとずつ前に追いついていけるとすごい精神的には元気になってきて、それにつれてどんどん体も動いてきたっていう感じはありました。
前半の苦戦と後半での挽回
その時に例えば、月読みからだけで言っても前に4番手で相原さん、女子選手としては4番手でいらっしゃっていて、その前には2番手で楠田さん、3番手で中野幸さんといらっしゃいましたけれど、
その前に見つけた時、追い越す時とか話したりとか、話というか声かけたりとかするもんなんですか。ちょっと聞いてみたいなと思っただけなんですけど、いかがでしょう。
結構抜かす時って声かけるの気を使ったりとかするんですけど、自分が余裕があっても抜かされる側は余裕がなくて、嫌な思い出したら嫌だなとか思いながらちょっと考えるんですけど、ファイトとかファイトですとか言いながら抜かすことが多いですね。
今回のそういう意味では節制カップ、苦しい時間帯も、前半は特にあったのかと思うようにいかないくてもどかしい時間帯もあったのかと思いますけれども、やっぱりそうするともっとベストを尽くして、自分でもパーフェクトと胸を張って言えるような走りをまた来年以降してみたいという気持ちはいかがでしょうか。終わりになりますか。
前半がすごい課題だと思うので、逆に言えばその前半が走れたらどれだけ勝負できるのかっていうのが楽しみではあるので、また挑戦したいなというふうに思っています。
そういう意味では去年も今年もちょっと前半は様子見しながらということだったんですか。
そうですね。去年に関してはいけるペースで進んでいったっていう形だったと思うんですけど、今年はむしろ前半無理してでもハイペースで入りたいっていう気持ちで臨んだので、もう全然。
気持ちではってことですか。
はい。
なるほど。
そうですね。
気持ちと実際がちょっとギャップがあったような感じなんですね。
そうですね。
いや、すいません。いろいろ見放り放り聞いてしまって恐縮なんですけど。なかなか難しいもんですね。
どうでしょうか。2回目のハセツネカップ走ってみて、そういう意味では初めて走ったときとはやっぱりちょっと雰囲気は変わらないのかもしれないけど、自分の中で緊張なのか、あるいは先にこんなコースの場所を待っていると思うと力が入る。
あるいはちょっとなんかペースセーブしてしまうとか。なんかちょっと初めて走った去年とは違うと違うふうに感じたことありましたか。
去年はすごい初めての初出場で、すごいハセツネカップっていうのはすごいこれまで憧れのレースでもあったので、楽しかったっていう記憶がすごい大きく締めてるんですけれど、それに比べて今年はすごい苦戦したなと思いましたし。
やっぱりビギナーズラック的な感じからの逆というか、少し気を生むところもあったということなんですかね。
そうですね。
何度もすみません、同じようなこと言ってしまって恐縮です。
今後の目標と活躍
今シーズン、あるいは来年に向けての目標だったりとか、海外とか国内とかその辺のところとか、もう一度お聞かせいただければと思いますが、いかがでしょうか。
今年は12月にまずスカイランギングのアジア選手権があるので、そこでまず上位入賞するという目標を持って頑張りたいと思っています。
来年はいかがでしょうか。
そうですね。来年とか後々の目標になるんですけど、やっぱりトレイルランギング、スカイランギングの世界選手権でまた戦いたいっていうすごい気持ちがあるので、またそれを目標に頑張っていきたいなというふうに思っています。
この間9月でしたかね、スカイランギングの全日本選手権となっていた、ウルトラのほうでしたっけ、に入賞されてますよね。
確かそうだったと思うんですけど、そこで一応基準をクリアされてということがあるかと思いますので、また来年のスカイランギングの世界選手権来年ですよね。ありがとうございました。
相原さんのこれからまたいろいろお話を伺って活躍をご紹介していく機会が増えていくのかなとそういう意味で思っていますので、またぜひこういったお話を聞かせていただければと思います。
今日はお疲れのところだったと思いますけど、ありがとうございました。お付き合いいただきました。ありがとうございます。
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