1. Run the World, by DogsorCaravan
  2. 川崎雄哉・2023年 ハセツネCUP..

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今年も10月8日日曜日に日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)が開催されます。東京・あきる野市の五日市中学校をスタートして、あきる野・奥多摩の山岳コース 71.5km をぐるりと一周して五日市に戻るコースで開催される大会は、1993年の初開催以来多くのランナーに愛され、今日では事実上のトレイルランニングの日本選手権といえる存在感を持っています。


実力と経験からみて、今年のハセツネCUP男子のレースで優勝候補として最初に名前を挙げるべきは川崎雄哉 Yuya KAWASAKI さんです。2016年に初挑戦ながら7時間27分でハセツネCUPを制した川崎さん。昨年のハセツネCUPでは吉野大和選手に続く2位、今年はウルトラトレイルマウントフジ・FUJIで準優勝という結果を残しています。この間、日本代表としてWMTRC世界選手権に二度(チェンマイ、インスブルック)に出場しています。


初めて優勝した2016年のレースを振り返り、ハセツネCUPの魅力、7時間1分という大会記録への挑戦、今回のレースの目標といった話題についてお話を聞きました。


ハセツネCUP・日本山岳耐久レース 2023 プレビュー https://dogsorcaravan.com/2023/09/30/2023-hasetsune-preview/


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サマリー

川崎雄哉さんはハセツネカップに向けての気持ちを語り、過去の成績や今年の目標について話しています。ハセヅネCUP大会前における川崎雄哉選手のインタビューでは、ハセツネのコンディションや走力、若手選手との競争について話されています。

目次

ハセツネCUP 2023年への期待
DogsorCaravanのインタビュールームへようこそ。ハセツネCUP 2023年も近づいてまいりました。ちょうど、今お話ししているのが、週末なんですけれども、来週末ということになりました。
今回は、その有力選手というか、私が注目するサスリーターの皆さんに、ちょっと事前にですね、お話を伺って、大会に向けて、雰囲気を盛り上げていけたらいいなと思っているところです。
このセッションはですね、川崎雄哉さんにお話を伺います。川崎さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
レビュー記事も、ちょっと気合い入れて書いたつもりだったんですけど、やっぱりいろいろ考えてみると、今回のカオブレの中で、やっぱり川崎さんの安定感というのか、やっぱり経験とかすれば、やっぱり川崎さんがやっぱり優勝候補の一番に上げるべきなのかなというふうに改めて私は思ったんですけれども。
ありがとうございます。
プレッシャーかけたら申し訳ないなと、いつもそんなふうに思ってるんですけど、感想は今のところどんな感じで来週どう思われますか。
昨日ヤオスさんのプレビュー見たんですけども、名前紹介してもらって、いろいろ考えてたんですけども、2016年の時なんかは、本当名前が載るだけで嬉しい記事だったので、それの先頭に載せてもらえて嬉しいのと、プレッシャーはないですけど、やっぱりハセヅネで優勝すること、1回勝つことが目標だったので、今はそれに向けてやってます。
2016年という話がありましたけど、まさに川崎さんが最初にハセヅネカップに出られたのが2016年でしたよね。
よかったかなと思うんです。で、その時に鮮烈な優勝、初出場で優勝ということで、なかなか当時そういう形でね、フレッシュな顔、まだハセヅネの優勝する人ってわりとだいたい分かってたっていうか、だいたい顔ぶれは予想できてたんですけども、
そういう中で初めてこの大会に参加するっていう川崎さんが、7時間27分ですよね。これも今の7年後の今日見ても歴代6位のタイムということで、すごいレベル。
昨年もハセヅネカップ、川崎さんももちろん出場されてて、昨年が2位でしたよね。そのときも7時間46分という非常にハイレベルなハセヅネについては本当に知り尽くしたというか、最初に走ったときから今日まで色々苦心されたところもあったと思いますけど、いい成績を残していらっしゃいます。
ということなんですけど、今年はいかがですか。今シーズンは4月に100マイルのウルトラトレイルマウント富士の富士の方で21成績、非常に20時間を切る。これもなかなか鮮烈な印象に残る結果でした。
あとは世界選手権も6月には休憩されていらっしゃいますけれども、この夏の間とかもかなり駅伝もあったと思います。どうでしょう、こういう仕上がりというのか、コンディションとしてはどんな感じでしょう。
6月の段階では今年のハセヅネは優勝とかよりも記録を狙っていこうと思っていて、上田瑠衣選手の7時間1分ギリを目指そうかなと思ってたんですけども、都参駅伝が終わって8月休養を挟んでちょっと体調不良が続きまして、
8月がほとんど走れなかったので、9月からまた切り替えてやってるんですけど、そこでも記録は狙わずに今度は優勝を狙おうというふうに切り替えて、記録は後から続いてくるものかなと思ってますので、今は優勝を目指してトレーニングをしてきてて、今はいい状態に上がってきてると思います。
8月、富士都参駅伝、今回もチームの滝原優勝を飾られたわけなんですけれども、熱さによってちょっと夏バテみたいな感じなんですか?あるいは怪我みたいなことがあったとかっていうことなんですか?
怪我はないんですけども、都参駅伝に向けて世界選手権の疲れを抜きつつも都参駅伝に向けてやってたので、その疲労がどっと出たというか、気分的にも体的にもちょっと疲れが出た時があったりとかして、8月がちょっとあまり走れなかった状態ですね。
チームの期待を集めるところもあるだろうし、いろいろ大変なんでしょうね。そういう中でも、上り調子ということなんで、非常に楽しみなんですけれども。
川崎さんが8月に走られたのは毎年というか、開催されてなかった4年ぶりに開催されたこともあったんで、毎年というわけではないとは思いますが、18年とか17年ですから、4回すでに走られてるのかな?
そうですね。4回走ってますね。
このハセツネカップの難しさというか、あるいはもしかしたら楽しさなのかもしれませんけれども、どんなところに、ハセツネカップで川崎さんにとってどんな大会かなという印象というか、思いを聞かせていただければ。
ハセツネの一番の特徴というのが、やっぱりレートが少ないことだとみんな言ってますけども、一番自分が思うのはコースが変わらないこと。スタートとゴールが変わらない。コースもほとんど変わらない。
コースが変わらないので、記録を単純に比較できるじゃないですか。そういったところがハセツネの魅力というか特徴かなと思ってるんですけども、4回走ってみて思うのは、コースを知るだけきつく感じてくるというか、自分の場合ですね。
2016年なんてコースを知らずに優勝してますので、そういった知らない方がいいようなコースになっていると思いますので、知るほど難しさを感じている大会ですね。
この先に何があるっていうことが頭に入っていると、むしろ不安にさせられるというような、まだまだ先を遅れているというような気持ちになるというか。
確かに2016年のとき、最初に優勝されたとき、お話を伺ったときはまだ、確か九州にいらっしゃって、九州で勤務されていて、まだ関東のほうには時々レースで来てるんですよっていう話を伺ったと思うんで、まだそんな研究して知り尽くすというところではなかったんだと思いますけれども。
知れば知るほど難しさが見えてくるという深みがあると言えばいいのか。
そうですね。コンディションも、最近は暑いので難しいところがありますけど、構えすぎるというか、知ってるからこそ構えるところがあって、体がついてこないところがあるので、そういった自分をコントロールする力が試されるんじゃないかなと思いますね。
深いですね。先ほどコースが変わらないっていうところで、例えば過去の人たちの記録というんですかね。関門の通過記録とかも探せば出てくるっていうこともありますよね。
そういうものとかをチェックして、あるいは自分の記録と比較してみて、今こんな感じだなとかっていう、そういうような分析というか、自分のコンディションのチェックをされたりもするってことですか。
ハセツネカップの特徴と川崎雄哉さんの戦略
そうですね。以前はそうやって記録見てやってましたけど、今年は記録とか見ずにそのまま行こうかなって思ってるんですけど、あんまり記録を意識すると、朝食行ってるのに記録が遅かったりするとあれってなっちゃうじゃないですか。
そういったのもあるので、去年もそうだったんですけど感覚で行くというか、その時の体調と相談して体を見極めて走るという方がいいかなと自分は思ってるんで。
天気だったり気温だったり、毎年記録違うものだから、むしろその日の勢いというか、そっちを大事にした方がいいという境地に至ったということなんですかね。
そうですね。記録はついてくるものだと思ってるので、今年は勝負の方に行きたいなとは思ってます。
7時間1分13秒という上田瑠衣選手の大会記録を意識してそこも狙えるんじゃないかというふうに、今はそこまで大胆ではないという話でしたけれども、歴代6位の記録を持ってらっしゃる川崎さんからするとかなりそこも意識されてるんだと思うんですけれども、
どうなんでしょうね。一般論として言って、この7時間1分という記録、もう8年目になるのかな。9年目か。14年から守られてる記録なので、ずいぶん少し時間が経ってきたんですけれども、どうなんでしょうね。
これはやっぱりこれからまだまだ倒されない記録なのか、あるいは川崎さんが更新していく記録になるのか、どんな感覚を抱いてらっしゃるかなというところを改めて、この第一人者の川崎さんに伺えればと思ったんですけれど。
そうですね、たぶん自分が今ベストパフォーマンスをしたとしても、コンディションが良くないと絶対無理な記録だとは思ってまして。
それはトレイルが乾いてるとか、あまり暑すぎないとか、気温が高すぎないとか、そういうコンディションということですか。
はい、気温だったり、あとはちょっと自分が思うのは夜間が長いじゃないですか、ハセヅネって。なのでその月齢の関係とか、あとはガスがかかるかかからないかとか、あとはいかにそこに自分のパフォーマンスを持っていけるか、全部が揃ってこその記録だと思ってますし、
結構凄すぎるというか、でも自分じゃないにしてもいずれは若手選手とかを破ってほしいなとは思ってますし、そうしないとハセヅネってまた発展していかないと思いますので、自分もできる限りは挑戦していきたいなと思ってますけど。
なるほど。やっぱりそういうコンディションが整わないと厳しそう簡単ではないぞというようなことなんですかね。その辺は感覚としてはよく聞いてわかりやすいなと思いましたけれど。
そうですね、その時の上田瑠衣選手見ても多分5,000mも多分14分半切ってますし、東さんの17時間17分でしたっけ?15分ですか。その時も東さんもそのくらい走ってますので、やっぱり走力も必要だと思いますし、あと勢いとかですね。
いろんな要素がうまく噛み合ってこその記録だと思いますね。
はい。
2016年なんかは自分がその立場でいろんな先輩方を憧れにして目標としてやってましたので、それが今逆になってると考えるとちょっと嬉しい気持ちもありますし、小笠原孝賢選手なんかは世界選手権一緒でしたけども、強い選手なので自分がそれにまた挑戦できるっていうのも楽しみですし。
今回欠場するのかな?吉野山戸選手なんかも強いですし、そういった今日本のトレーラー認可を引っ張ってる若手選手と走れることはまだ40を前にした自分でも楽しめるのかなって思ってますね。
うん。
川崎雄哉選手の目標と注目度
そうですよね。
はい。
そうだ、そうですよね。川崎さんもさっきちょっと見てたんですけど、今、来年40歳になられるって感じですか?
そうです、来月39ですね。
来月ですねか。11月。
はい。
そうなんですね。じゃあもうそうなんですね。夜月日は早いというか。
早いですね。早いです。
その間、例えば春にも伺いましたけど、お子さんが生まれて、たぶん育児も大変だけどやりがいがある時期だったりとか、自分の中でもいろいろ変わってきてるんだと思うんですけれども。
はい。
どうですか。走ることの目標について、世界選手権の時にちょっとお話したときも、世界を目指して代表として走りたいという気持ちはあるけれども、やっぱりある程度やったら若い人たちに譲っていくことも考えなきゃいけないのかなということをちらっと立ち話をした記憶があって。
川崎さんの中で何を目標に走るのかとか、特にトレイルの分野で走るのかということについて何か心境の変化とかあったりするもんなんでしょうか。
どうでしょうね。生まれてからたぶんあれですね、それまでは本当に結果にこだわりすぎてたというか、結果だけだったんですけど、今は別に結果を欲しいですけど負けてもいいかなっていう気持ちも出てきたりとか、何て言うんでしょう。人生それだけじゃないし。
もちろんまだ世界を目指したい気持ちもまだありますし、子供がわかるぐらいまではひねまるつけれたらかっこいいお父さんでいられるんだろうなとか思ったりとかしますけども、やっぱりもうね体も体になってくるので、やれるだけのことをやって後悔しないようにしたいなって思ってます。
そうすると少し結果にはこだわりつつも、気持ちの上では余裕というか、前向きな余裕といいんですかね。そこも年相というべきなのか、成長の赤い結果というのがあるのかもしれませんね。
かもしれないですね。
わかりました。ありがとうございます。最後にちょっと唐突な質問ではありますけれども、今週末のハセツネカップ、タイムとか順位とかで、目標をここで宣言していただけるようなことってありますか。
出るからにやっぱり優勝は目指してますけど、タイムは気にしすぎたら固くなっちゃうので、今の9月に入ってやってきたことを信じて、今のベストパフォーマンスを出したらいいなって思ってますね。
わかりました。ありがとうございます。ということで、2016年に鮮烈な優勝を飾って以来、ハセツネのこの間の一番の注目される顔と言っていい、誰もが知っている川崎さんということだったと思います。
今年も若い選手たちとともにリードする存在になるというふうに私は睨んでますので、楽しみにしていきたいと思います。川崎さんありがとうございました。
18:36

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