さて、今週末のレースですが、とにかく記録が次々と塗り替えられたドラマチックな週末でした。
国内では八ヶ岳で中学生が素晴らしい走りを見せました。
海外ではコムレッドズ、そしてサウスダウンズウェイ、アンドラと複数のレースでコースレコードが更新されるという非常に濃い話題の多い週末になりました。
そしてこの週末ですね、いよいよカガシでUTMBワールドシリーズの日本における大会、カガスパトレイルエンギュアランス100byUTMBが始まります。
この話も最後にお伝えしたいと思っています。
ではまず皆さんの週末からお聞かせいただきましょう。
DC Resultsのコーナーです。
毎週日曜日にInstagramのストーリーズで、今週はどこを走りましたかという質問を皆さんに投げかけさせていただいています。
今週はスリーピークス八ヶ岳トレイルの会場である三部市有水館からストーリーズに投稿しました。
たくさんの方見ていただきました。
その質問スタンプに答えていただいた中から皆さんの声をご紹介します。
まずはじゅんいちみどりかわさん、いつもありがとうございます。
江戸川を60キロ走、柴又百慶の袋を走りましたという投稿をいただきました。
ありがとうございます。いつもありがとうございます。
大会が柴又百慶で休止されてしまったんですよね。
今や幻のコースの袋のコースを60キロ走ってきたということなんですね。
東京で開催されるウルトラマラソンとして非常に貴重な大会だったんですよね。
柴又百慶、2023年5月の大会を最後に休止となってしまいました。
またいつか開催されるといいですよね。
たぶんみどりかわさんもそういうの望んでいらっしゃるんじゃないかと思います。
そしてもう一人はけんいちななさんさん、富士山というふうに投稿をいただきました。
非常にシンプルですけれども、もう分かりますよね皆さんね。
やっぱり富士登山競争を迫っていますし、
山開きの前ですけれども、その前半部分とかはコースを走ることができますし、
トレーニングとしてそこを走っておこうという方もたくさんいると思うんですね。
皆さんお疲れ様でした。けんいちさんありがとうございます。
夏に向けて準備の時期ということで、こういったコメントを読んでいても、
海外のレースに向けた練習、国内で秋の大会に向けてトレーニング、
いろんな段階の方がいるんだと思うんですけれども、
気温が上がって体調も崩しやすくなる時期だと思います。
練習も大事ですけれども、けが、故障に気をつけて無理なく準備を続けていただきたいなと思います。
この配信をお聞きの独裁キャラバンコミュニティの皆さん、
体を大事にしながら一緒に頑張りましょう。
皆さんの報告を毎週楽しみにしております。
来週の日曜日も、今週末の日曜日も、
Instagramのストーリーズで質問スタンプを出しますので、
ぜひ投稿していただければと思います。
それでは本題に入ります。
一つ目は国内レースの話題です。
スリーピークス八ヶ岳トレイル、6月13日の土曜日、そして14日の日曜日に開催されます。
これは山梨県北都市で行われるイベントで、
標高2560m、三つ峠という手前にあるポイントを最高地点に据えたというコースで、
今回第11回目の大会となりました。
土曜日にバーチカルレースとなるヘリポートバッチコイというレースがあります。
ユニークな名前ですよね。
そして土曜日にワンパックラインの44kmとアタックラインの24kmというレースが開催されました。
それ以外もワンちゃんたちが走るドッグレースも盛り上がっていましたね。
まず私がお話ししたいのは、女子のワンパックライン44kmの長い方なんですけれども、
今回の主役は間違いなく町田沢さんだと思います。
6時間20分24秒で優勝しました。
この町田沢さん、中学生なんですよね。
14歳、中学3年生なんだそうです。
スカイランニングの分野ではもう名前知られていらっしゃるんですけれども、
今年5月に先月行われたユーススカイランニング世界選手権、
こちらのユースAカテゴリーでメダルを取っています。
去年のスリーピックスも24kmのアタックラインで3位に入っていて、
今回は44km、初めて走る距離に挑戦するということでした。
序盤の真剣坊道は正義のゆかりさんがリードしていたんですけれども、
その後町田さんが前に出てきて、そのまま誰にも追いつかせないという鮮やかな走りでした。
フィニッシュされた後のコメントで、
もっと長い時間ここを走っていたいというコメントを残されているんですよね。
中学生ながら堂々たるコメントで、ちょっと面白かったですよね。
私はスリーピックスのライブ配信に出演させていただいたので、
ワンパックラインの表彰式の後に、
町田沢さんに直接インタビューさせていただく機会があったんですよね。
そこで聞かせてもらったのは、
彼女がどういうきっかけでトレイルや山を走り始めたのか、
あとご家族が最近の町田沢さんの活躍についてどんな風にお話しされているかとか、
そして沢さん自身の今後の夢は何なのかという話を聞かせていただきました。
14歳でユース選手権とはいえメダルを取って、
そして44キロのトレイルレースを走ってユースをしてしまった。
その背景には本人の純粋な情熱はもちろんですけれども、
ご家族の支え、教会のコーチング、そういったものがすべて組み合わさって、
彼女の活躍につながっているんだなというふうに思いました。
よろしかったらこのライブ配信のアーカイブは今でも見れますので、
ぜひご覧いただけるといいんじゃないかなと思います。
我ながらいいインタビューさせていただけたなというふうに思います。
男子のワンパックラインは石井克也さんが5時間11分49秒で優勝しました。
この石井克也という名前を聞いてピンとくる方はいらっしゃると思うんですが、
多分その方はトレイルランニングを長く見てきた方だと思います。
2010年代の前半の日本国内のトレイルランニングシーンで非常に活躍された選手なんですよね。
今40代のカテゴリーで石井さんは出たんですけれども、
ちなみに同姓同名、同じ漢字で書く名前で、
最近活躍されている別の石井克也さんという選手もいらっしゃるんです。
念のために申し上げますと、今回優勝されたのはその石井さんじゃなくて、
40代の石井克也さんの方なんですね。
序盤はですね、前回チャンピオンの牧野正則さんがレースをリードしてたんですけれども、
三ヶ島への上りの途中で、石井さんが前に出てそのまま見事にねぎったという展開だったんです。
この石井克也さんともですね、ライブ配信の中で表彰式の後にインタビューをさせていただく機会があったんですね。
その時お話して、2010年代の前半、本当に強いランナーで、私もよく覚えているんですけれども、
40キロカテゴリーのカテゴリーでは本当に日本でも有数の存在でした。
けど、ここ数年ですね、あまり名前を見かけることが少なくなっていた、
新しい名前の、新しい同姓同名の石井克也さんの方が目にするようになったなと思ってたんですね。
その理由を直接がかったところ、結婚して家庭を持ってお子さんも生まれてという人生のライフステージの変化があったからということだったんです。
そして最近そういった環境も落ち着いてきて、お家族の理解を得てまた走るようになったというようなお話を伺いました。
レースのですね、展開、走り方についても伺ったんですけれども、やっぱりね、ベテランらしいスマートな展開ですね、
そういうことがおっしゃっていて、本当に以前の強さというのは健在なんだなというふうに感じました。
これからはですね、この石井克也さんの名前を聞く機会も増えると思います。
同姓同名でですね、今お話ししたより別の石井克也さんも活躍、どちらも東京にお住まいなんですよね。
だからどちらの石井さんかということを気にしながら、これからお伝えすることになるのかなというふうに思っています。
もう一方をご紹介しておきたいのが森口博也さんですね。
2冠、なんと前日のバーティカルレース、ヘリポートバッチコイで52分38秒で優勝して、
翌日のアタックライン24キロも1時間41分12秒かで優勝という、連戦土曜日日曜日で優勝して2冠ということなんですね。
これもですね、森口さんはですね、夏の富士登山駅伝に向けて鍛えたいという思いで、こういうあえての連日の連戦を選ばれたそうなんですね。
女子のアタックライン24キロはですね、碓氷達美さんが2連覇、去年に続いて優勝を達成しました。
碓氷さんはスキーマウンテニアリング、スキーモーというですね競技があるんですけれども、そちらの日本代表チームのメンバーとして活躍されています。
こういったこの冬のスキーモーでのトレーニング環境が、この夏のトレイルランニングの活躍にもつながっている、こうねクロストレーニングされているということなんだと思います。
続きましては海外の話題です。
コムラッズマラソン、6月14日日曜日に南アフリカクアズールナタール州で開催されます。
コムラッズはですね、今年で第99回目の開催、約89キロのロードを走るウルトラマラソンです。
毎年方向が入れ替わるんですけれども、今年はダーバンからピーターマリッツバーグへ向かうアップランのコース、上りのコースで行われました。
なんと2万人を超える参加者が集まって、エントリーが開始からわずか10時間で埋まるっていうんですから、スケールが違う大規模なウルトラマラソンなんです。
今年のレースは男子でジョージ・クッシェ選手、南アフリカの選手ですけれども、5時間15分56秒で優勝して、コース記録を大幅に更新しました。
従来のアップランコースでのレコードはロシアのレオニード・シルベツオフ選手がですね、2008年に樹立した5時間24分49秒ですので、約9分の短縮、18年ぶりの記録更新なんですね。
で、このクッシェ選手のですね、走り方が結構面白くて、最後1時間を切るくらいのところで初めて先頭に立つっていうね、そういうレース展開をしたんですね。
この終盤の厳しい上りが待っているわけなんですけれども、そこで差をつけて勝ったというところがですね、印象的ですよね。
そして日本からも今回は選手が参加しました、岡山春樹選手です。見事5時間24分46秒でフィニッシュして5位に入られました。
このですね、タイムはですね、先ほどご紹介したこれまでのコースレコードを破ってるんですよね。
ですので今回は、だからシルベツオフの5時間24分49秒よりも3秒上回りました。
それでも5位ということなんですけれども、いかにレベルが高いレースだったかというのがわかりますよね。
ご存知の通り、岡山さんは2022年のIAU100キロ世界選手権の金メダリストです。
この今回のコムレッツではですね、毎回上位に食い込んでいる選手、そして同じく日本から参加したソミア・トール選手がですね、15位で5時間31分52秒でフィニッシュしています。
こちらもお見事でした。
ジョシーのレースはジェルダ・ステイン選手という南アフリカの選手が5時間44分53秒で5回目の優勝4連覇達成しました。
しかも自分が2024年、一昨年達成したアップランのコースレコードを5分短縮したというんですね。
このコムレッツというレースですね、日本人が活躍したのは今回が初めてではありません。
皆さん記憶されているでしょうか。
風見直選手です。
風見選手はですね、2018年のサロマコ100キロウルトラマラソンで6時間9分14秒の当時世界記録を自立した選手なんですよね。
その風見さんが世界記録の翌年、2019年にコムレッツに初出場された時、5時間39分16秒で3位に入られました。
アジア人選手として初めての表彰台という非常に歴史的な海峡だったんですよね。
そして今回は岡山選手が従来のコースレコードを破る走りで5位に入ったと。
こういった風見さんの活躍を経てこういった記録がまた作られたということを考えると考え深いものがあると思うんですね。
ウルトラマラソンの世界はこのコムレッツ、世界最大規模の参加人数を誇る大会ですので、そこにこの日本の選手たちもですね、参加して結果を残していくというのは素晴らしいことだなというふうに思います。
そして海外から2つ目の話題はサウスダウンズウェイ100ですね。
イギリスでも記録ラッシュでした。
サウスダウンズウェイ100は6月13日、14日土日にわたってウィンチェスターからイーストボーンへと走る161キロ、累積獲得標高3800メートルというコースで行われたトレーランニングレースです。
このレースはワールドトレイルメジャーズの第6戦として位置づけられています。
31カ国から1000人の選手が参加してイギリスを代表するトレーランニングレースなんです。
男子はデイビット・グリーン選手が13時間27分13秒で優勝しました。
これは昨年作られたコースレコードから15分縮めて記録なんですね。新記録です。
そしてハイライトとなるのは女子のレースです。
サラ・ウェブスター選手が14時間27分34分でフィニッシュして、イギリス女性の100マイルトレイルでのレコードの新記録となったそうなんです。
昨年の記録からも2時間以上の短縮ということでして、88キロ地点の中間地点で7時間19分で通過しているんですね。
男子の記録も追いかけるというようなペースだったんです。
さらに面白いのが2位のフランスのマリーヌ・ナカシェ選手が15時間39分57秒、3位のロビン・キャシディ選手が15時間59分29秒で、この3人全員が昨年のコースレコードを上回ったということなんですね。
これだけ驚きのレベルの記録が動いたということなんですけれども、このワールドトレイルメジャーズのプレスリリースを読んでいて、なるほどなというふうに思うことがあったんですね。
どうしてこれだけ良い記録が出たのかと。
まずはコンディションとしては、朝は涼しくて曇りがちだったということで、日中は気温25度まで上がったけど、過ごしやすい、そして追い風だったと。
ランナーにとっては非常に良い条件が重なった。
次にレースの設計ですね。
サウスダウンズウェイ100は予想タイムに基づいてウェーブ制で2つに分かれてスタートします。
そのシングルトラックでの混雑を避けるような配慮もなされていたと。
そしてワールドトレイルメジャーズのプレスリリースでは、
Women's trail running is improving exponentiallyfaster than men's というふうに書かれていましたけど、
女性のウルトラランニングは指数関数的に進化しているということなんですね。
サラウェブスター選手の記録は昨年と比べて2時間短縮している。
これは1人の選手が成長しているということだけではなくて、スポーツ全体が底上げされているということだと思うんですね。
良い条件の中で走ったこと、歴史性設計として優れていたこと、強力な選手が揃った、スポーツ全体が急速に進化していると。
こういうことがこのイギリスで記録が連発されたという背景にあるわけなんですね。
並行して開催されたショートシリーズの50キロでは、日本から町田智宏選手が参加しました。
10位、3時間59分47秒で見事にフィニッシュしています。町田さんおめでとうございました。
今週末のレースについてもお話しします。
6月18日木曜日から21日日曜日にかけては石川県の加賀市山中温泉を舞台にカガスパトレイルエンデュアランス100 by UTMBが開催されます。
100キロ、50キロ、20キロの3つの距離カテゴリーで、今年は55カ国から2757名がエントリーされています。
ご存知の通り、カガスパーはUTMBワールドシリーズのレースとしては日本で初めて去年開催されました。
今回は2回目の開催です。
前身となるのは2015年から続いていたOSJ山中温泉トレイルランニングレース。
その経験を経て歴史を経てUTMBワールドシリーズの仲間に加わったわけなんですよ。
コースは深い森の渓流沿いのトレイル、そこから旧春な山岳重荘まで変化に富んだ設定となっています。
100キロカテゴリーは今年は97.4キロで累積獲得標高が6050mのバーティカルゲイン。
先週のドクターキャラバンでは有力選手を紹介したプレビュー記事を掲載しました。
インスタグラムでもいくつか大会と協力して作ったコンテンツの動画などを投稿したんですけども、大変注目度が高いですよね。
私聞いたところでは100キロのカテゴリーではエントリーの4割近くが初めて100キロを走るという方だということも伺いましたけれども、
非常に挑戦の舞台として人気を得ているということです。
去年のカガスパと比べると今年は雰囲気が大分違う大会になるのかなと思うんです。
一番大きな変化は100キロのレースからスタート時間が大きく違うと。
去年は早朝にスタートしていましたけれども、今年は夕方にスタートします。
だから上位の選手たちはほぼまるまる夜間を走るレースになるんですね。
去年は大変暑いレースとなりましたので、この暑さを避けるための工夫なんですけれども、レースの性質も当然変わってきます。
難易度も上がるし、夜に走るということに伴う精神的な負担もあると思うんですね。
先週公開したプレビュー記事では有力選手について紹介していますけれども、
このコース設定の変化で去年のリザルトはまたちょっとどれくらい参考になるのかということが変わってくると思います。
それからもう一つ天気ですよね。
去年は暑かったけど今年は今週の前半水曜日木曜日は雨の予報が出ています。
週末の大会当日は大きな天気の崩れなさそうなんですけれども、前日の雨の量によってはトレイルが抜かれるということもあると思います。
そうなると去年と全く違うレースになるかもしれません。
ドクサキャラバンは今回大会のメディアチームのサポートをさせていただくことになっているので現場に行くんですけれども、
フルに現場からドクサキャラバンのコンテンツをお送りすることはちょっと難しいかもしれません。
けれどもタイミングを見て印象的なシーンをインスタグラムなどでお届けしていく予定です。
ぜひ楽しみにしていただければと思います。私も楽しみです。
今週のマンデーナイトランパワードバイゴールドビンここまででお送りいたしました。