皆さんこんばんは、DogsorCaravan Iwasaです。
Monday Night Run、今夜もお送りします。
今日は6月1日、最初の6月1日、最初の月曜日ですね。
先週末も世界中、そして国内でたくさんのレースがありました。
今夜はまず国内の話題から100マイルが2つ、TAMBAと奥武蔵、それぞれドラマがありましたね。
特に奥武蔵では、今シーズン気になる旦那がですね、
ある若い女性ランナーのお話をしたいと思っています。
そしてもう一つは、今夜はちょっと腰を据えて、少しお話ししようと思っているテーマがあります。
それはヨーロッパのトレイルランニングが、今地域社会との間に抱えている摩擦のお話です。
フランスのAnnecyでMaXi-Raceが開催されました。
ここでは実は9つの自治体がランナーの通行を拒否するという出来事があったんですね。
これは週末行われたライブ配信の中でも革新的なテーマとして語られていて、
私の友人で、先日このポッドキャストにも出演してくれた
レッドボストさんも少し前に私に話してくれた話題なんです。
トレイルランニングが好きな人ほど、ちょっと立ち止まって考えていただければいいなという話題なんですね。
それでは今週もマンデーナイトラン行ってみましょう。
まずは毎週の恒例DCリザルツのコーナーです。
日曜日の夜、インスタグラムのストーリーズで、今週末どこを走りましたかというふうに伺っています。
あの質問への皆さんの回答をご紹介していきます。
今週はまずショータイム39さん。
相変わらず横山の道ですと台風近づいてきていて気圧で耳がきつかったですというお話です。
横山の道ですよね。
私も以前もお話ししましたけれども走ったことのある
神奈川県から東京の町田の玉丘陵へと走る尾根道なんですね。
このショータイム39さんも変わらずというふうに仰っている通り
毎週のように多分走り込んでらっしゃるんでしょうね。
こういうホームのトレイルがあるっていうのはすごくいいというか
いつでもあそこ行けばトレイルランニングを楽しめるっていうのは非常にいい環境ですよね。
はいちょっとね今週台風が近づいてきているという中で
気圧の変化を敏感に耳で感じながら走るということで
この自然との結びつきということなんでしょうか。
ショータイム39さんありがとうございます。
投稿していただきました。
そしてお二方目はドックスワーキャラバンのこのマンデーナイトランの女神
吉住ユリさんですね。
中国の旧西高めちゃくちゃ遠いし
標高高くてきついけどお勧めですというふうに投稿していただきました。
日本語の漢字で日本語でいいと旧西高という読み方ですけれども
中国語に言いますと自由財豪とあとチベット語では
シルツアデグという風に言うそうなんですけれども非常に四川省にある
有名な山岳ので絶景が見られる場所ということで
非常に有名な観光へのデスティネーションとしても有名なところなんですね。
けど吉住さんはもちろん観光ではなくてレースで走ってきたということなんだそうです。
標高が3000メートルとか4000メートルか寄っているような場所でのレースだったそうです。
50キロのレースで2位ということなんですね。
体調インスタグラムを拝見しているとちょっとお腹くだされたりして
体調が悪い中でのレースだったということなんだそうですけれどもお見事でした。
自由財豪世界遺産世界自然遺産にもなっていて
透明度の高いエメラルドグリーンの湖が連なっていて
そういうことで有名な場所なんだそうです。
走るとなると非常にきつい標高が高いですからねきつい場所だったと思います。
そのきついけどお勧めという言葉に
吉島さんのこの場所が気に入ったという本音が集まっているなというふうに思いました。
そしてもう一方太郎猫さんこちらは美濃ですというふうにお知らせいただきました。
大阪の北の方にあるですね美濃ですよね。
滝で有名な関西の皆さんにはなじみの深いなじみ深いフィールドだと思います。
都市の近郊で自然の感じられるフィールドがあるという
ですね大阪の誇る
場所ということで伺っています。
私も以前何年前かな石川さんが
石川裕樹さんが東海自然報道でFKTをされた
最後の終着点がこの美濃だったんで私も
見に行くというか取材しに行ったことがありますけれども
非常にこう本当に街からすぐそばのところに素晴らしいフィールドがあって
いいところだなというふうに感じたことを覚えております。
太郎猫さんありがとうございます。
これから夏のシーズンに入っていきますけれども
石見さんは中国まだ世界のトレイルランニング会が
あまり知らないようなフィールドを探求してこられましたよね。
一方で日本では走りやすい身近な里山で
トレイルランニングを楽しんでいらっしゃるということですね。
ショータイム39さんの横山の道もそうですし
太郎猫さんの美濃もそうですし今のトレイルランニング会は
トレイルランニングが一番楽しいシーズンという感じがしますよね。
遠くの山に行かれる方も身近な里山に行く方もいる。
それぞれの楽しみ方でトレイルランニング会が盛り上がった
そんな週末だったんじゃないかと思います。
DC Resultsは毎週日曜日の夜に
Instagramのストーリーズに質問スタンプを置いています。
ぜひ気軽にお答えいただければと思います。
この番組の中で紹介させていただきます。
それではメインのトピックの一つ目に入りたいと思います。
国内のレースから兵庫県丹波市で開催された
丹波100です。
このレースについてはご存知の方も多いと思いますけれども
看板のレースである100マイルが距離174キロ
遺跡獲得標高がなんと16,300メートル
エベレストのおよそ2回分ということでこれが
数字を聞いただけでちょっと笑っちゃうぐらいの
本当に本当なのかなと思うぐらいのすごい標高差なんですよね。
しかもエントリーは審査制ということになっていて
誰でも出られるわけではないということで
本当に選ばれた方だけが参加できる国内でも
最も難関参加するそして完走するハードルが高い
クラスのレースと言っていいんじゃないかと思います。
今年は先週の木曜日5月28日にスタートして
新設の50キロも含めて2つのカテゴリーのレースが開催されました。
その中で行われた100マイルの男子のレースで
優勝したのは真野幸寛さんでした。
タイムは13時間38分4秒で今回初優勝ということになります。
こちらの真野さんは最近じわじわと
結果を出してこられている選手なんですよね。
昨年は3位の国100マイルで準優勝されています。
そしてスカイビュートレイルの80キロカテゴリーで3位
去年の11月FTR秩父奥武蔵の100マイルで3位
そして今年に入ってから京都の綾部トレイルランの50キロで2位と
国内の主要なロングレースで着実に上位に食い込んでいっていらっしゃいます。
やっぱりそろそろ大きなタイトルあるんじゃないかというところで
このタンバー100マイルでの優勝ということでありました。
この大会では過去2回にわたって山本龍馬さんが優勝されていますけれども
今年は3位ということでした。
2位には去年準優勝だった谷川照樹さんが38時間11分で入っています。
そして女子では岩崎奈美さん今年のマウントフジ100の100マイルで
3位に入られた岩崎奈美さん45時間48分27秒で優勝ということでした。
おめでとうございます。2位には後藤良子さん3位に坪井美穂さんと続いています。
今年新設の50キロでは私はちょっとおっと思ったことがあったんですけれども
それは万馬はじめさんですね。
万馬さんは去年のこのレースの100マイルで序盤をリードしながら
85キロ地点でリタイヤされてるんですね。
ちょっと多分けがとか100マイル走り切るには不安があったんだと思うんですけれども
今年は50キロでレースに出場されて8時間29分31秒2位に2時間近い大差ということでした。
またこの万馬さんが50キロそしてさらに長い100マイルというようなレースに
活躍されるチャンスがこれから増えてくるんじゃないかということで
ここからの万馬さんの復活と言いますかそういった
景気になるようなレースになったんじゃないかと思っています。
今年のこのタンバー100のリザルトを見てみますと男子の真野幸寛さん先ほどご紹介した通り
近年50キロや100キロそして100マイルといった
ウルトラディスタンスのレースで活躍の場面を着実に増やしてこられた選手です。
女子の岩崎奈美さんも今年4月に開催されたマウントージュワンハンと言って
女子3位日本人女性としてトップでフィニッシュされたことで注目されていました。
こういった日本各地の100マイルやウルトラディスタンスのレースで
等格を表してきた選手たちがこのタンバーに集まってきているとこれが
タンバー100マイルのこの今の姿なんだと思うんですね。
うらい最艦難艦クラスというブランドがじわじわと定着してきた
ということなのかと思います。ここで結果を出そうという選手
そういったモチベーションを持つ選手も増えているということもあるんじゃないでしょうか。
174キロ獲得標高は16,300メートル数字だけ見ると本当に遠もないレースなんですけれども
それだけ挑戦しがいのある大会としてこのタンバー100の
注目度はこれからますます高まってくるんじゃないか
だろうかというふうに予感しております。そんな今年の大会でした。
2つ目の話題です。今度は同じ週末に行われた
埼玉県反応市の奥武蔵ロングトレイルレース。今回で4回目の開催です。
ちらもなかなかなどれないレースですよ。
看板の105キロのレースは距離が105キロ
累積獲得標高が8,000メートル超えです。
奥武蔵って言うと標高だけ見るとそんなに高い山のある場所じゃないと思うんですね。
でもそこに8,000メートルを得るコースがあるということですね。
坊野峰、伊豆ヶ岳、根野厳原といった地名は関東の
ランナーであれば一度行ったことある方多いと思うんですけれども
あのあたりを走ってあの細かいアップダウンを105キロもという風な
想像をしてみていただけるといいと思います。低い山なんですけれども
タフなコースとなっているのがこの奥武蔵ロングトレイルレースです。
男子では池畑拓哉さんが15時間45分
15時間56分41秒で優勝しました。
2位に1時間10分以上の差をつける完全な独走でした。
この池畑さんは一昨年が2位で昨年が優勝そして今年も優勝ということで
3年連続表彰台という会長になります。
しかも今年のタイムは自身の自己ベストを更新する大会新記録ということで
今年は万弱の強さというのを発揮されました。
そして今年今夜の年半をぜひ終わらせたいなと思ったのが
女子の優勝者のお話です。
西草智子さんです。タイムは20時間30分53秒
女子優勝というだけではなくて総合でも6位という走りなんですね。
で西草さんの名前をあえてここで出したかというと
やっぱり彼女のここ半年の軌跡がすごいんですよね。
はいトレイルランニングにデビューされたのは
昨年12月のイズトレイルジャーニーの70キロここで女子3位でした。
今年の3月には羽瀬津根30Kで女子3位
大名高水国際トレイルランの30Kで女子優勝
先月になりましたけど5月3日の上田スカイレースでこちらは国際的なレースの中で
スカイランナーワールドシリーズの一戦だったんですけれども
海外のトップ選手と混じって女子2位ということだった。
そして今回奥武蔵での優勝ということなんですよね。
今回は初めての100キロ超のレースへの挑戦だったと思います。
この大舞台をいきなり女子優勝で飾ったと。
しかも12月のチェンマイタイランドバイ
UTMBへの招待券も獲得されました。
西草さんはわずか半年の間に30キロクラスのレースから70キロ
そして今回の105キロへと距離の幅を一気に広げてきました。
そしてコースの正確という面で見ても
走りやすい比較的ランナブルなトレイルから設定30キロ
上田スカイレースのような山岳要素の強い垂直方向の強さ
テクニカルなトレイルのテクニック
そういったものが問われるコースまで挑戦の幅を広げてきた
ということになるんですよね。
あらゆる幅で成長が見えるというのは非常に珍しいことだと思います。
今後の活躍に注目していきたいですしまた機会があれば
ドクサキャラバンのポッドキャストでも話し聞ければいいなというふうに思っています。
ここからは特集ということで今夜のメイントピックをお届けしたいと思います。
ちょっとここは時間をかけてお話しできればと思っています。
話題となるのはフランスアルプスのアヌシー湖畔で開催された
アリダステレックスマクシーレースデューラクデアヌシーですね。
100キロをはじめとする複数の距離カテゴリーのレースが同時に開催
同じ週末に開催されましてフランスを代表する歴史あるトレイルランニングイベントなんです。
その100キロカテゴリーが5月31日の土曜日に行われました。
レースの結果を見ますと
男子はユーゴデック選手フランスのユーゴデック選手が9時間48分14秒で2年連続の優勝となりました。
今年はコースが例年度は逆回りになって最後に
山頂から14キロの長い下りでフィニッシュに戻ってくるという
そういうレースのコースデザインになったんですね。
これニュースでも時々報じられてますけどヨーロッパは今熱波が襲っていて
それはこのアヌシーでも例外ではなくて朝から非常に気温が高かったそうです。
選手は首に氷を入れたアイスバンダンを巻いたりして
暑さ対策を迫られていたということなんだそうですね。
それでこの男子のレースの展開では61キロ地点のエイドステーションで
ドラマがあったということなんです。
ここで一度はテオディティエンヌこれも若い強い選手ですけれども
テオディティエンヌ選手が3分半ほどのリードで先に入ってきたんですけれども
ユーゴデック選手が補給をあっという間に済ませて飛び出していったと
一方でテオディティエンヌ選手はゆっくり時間をかけて
アイスバンダンで体を冷やしてという対策をしてたということなんですね。
これでテオディティエンヌ選手が先に出てリードを奪い返した
エイドでリバージエイドを出るタイミングで
このリードを奪い返した感じになるんですけれども
最終的にはそのリードを守りきったと
トレッキングポールも使わずに最後の長いトレイルも駆け抜けて
約8分半ほどの差をつけて優勝ということになったそうなんです。
このエイドでのエイドワークの差というのはそんなに差がつかないことは
私の経験では多いんですけれども
1回早めに出ても後で抜かれ抜き返されるということが多いんですけれども
ただこの日に限っては暑さとかそういった理由もあって
エイドでの数分の差が勝敗を決めてしまったということなんですね。
なので私も先ほどお話しした経験論では
このエイドワークの差で抜かれてもまた後で抜き返されることが多いと
いうふうに思ってたんですけれども必ずしもそうでないということが
あるということが改めでこの例を見ることができたなと
非常に
熾烈なレースとなったんだなということを実感しました。
女子はトニー・マッキャン選手が11時間25分20秒で圧勝しました。
彼女はよく知られている通り南アフリカの選手なんですけれども
今はフランスのアヌシーを生活の拠点にされているそうです。
2年前のUTMB CCCのチャンピオンですよね。
去年は世界選手権の直前に故障してレースは出られなかったんですけれども
そのトニー・マッキャン選手がいわば今住んでいる地元のレースと位置づけた
この大会で余裕の走りで復帰を果たしたということになります。
この1年ぶりのカンバックを自分が今住んでいる地元のレースでと
果たしたというのはドラマチックですよね。
ここからが私の今日力を入れてお話したいなと思った本題となります。
このマキシレースのコースの一部は防御3階というところにあるんですけれども
ここで実は9つの自治体の市長が首長さんが
条例でランナーの通行を拒否するという事態が起こっているんですね。
レースのライブ配信の中で解説のフレッド・ボストンさんが
この問題を結構な時間をかけて語っていて
僕はこれすごく大事なお話だと思って聞いていました。
なぜ自治体が通行を拒否するのか理由は1つじゃなくて
大きく5つの補償の問題が絡み合っているんですね。
まず1つ目これが一番深刻なんですが牧畜業や農業への直接的な被害です。
ランナーがコースを外れて牧草地を踏み固めたり
牧草を掘ったりすると浮遊を越すための家畜の飼料となる
牧草の収穫が台無しになってしまうそうなんです。
配信の中ではこれをすごく分かりやすく表現してたんですけども
まるで新鮮なトマトの苗が植えてある他人の庭を勝手に通り抜けて
苗の半分をダメにするようなものだというふうにおっしゃってたんですね。
ちょっとハッとさせられますよね。
私たちランナーにとってはちょっと牧草地を横切っただけなのかもしれません。
でもその土地で整形を立てている人にとっては
1年の仕事を踏みにじられるようなことなんですよね。
2つ目はこれはレース当日だけのことではないんです。
レースの1ヶ月前や2週間前から多くのランナーがコースの始走に訪れます。
下見にされるわけですよね。
そこで勝手に畑を踏み荒らしたりどこもかまわず横切ったりすると
GPSデータですねGPXデータが簡単に手に入って
ウォッチの中に入れられる今はこういうことが後を絶たないということなんだそうです。
2つ目の問題とされているのが家畜へのストレスです。
死亡のランナーがアルプスの牧草地に入ることで
放牧されている牛なんかを驚かせて強いストレスを与えてしまう。
その結果できるミルクだったりチーズに影響が出てくる。
飲食に影響が出てくる。4つ目は住民の生活の問題です。
コース上の小さな集落例えばビラードデッスという村があるそうなんですけれども
そこなんかは小さくて
駐車スペースの余裕もないそこに午前2時とかという時間深夜に
ランナーやサポートの方が通過していく住民の方の
睡眠が妨げられるのは想像に難くないわけなんですね。
5つ目は林業や自然環境の保護の問題です。
森林の伐採作業が大会の時期に組まれていることがあって
危険だから通行できないとそれから野生動物の保護もあります。
配信の中では別の大会先週あった
ゴールジョタウンの開催されているロゼルトレイルという大会の例として
このタルン渓谷に和紙が映像をしていると
巣を作っているということを理由にしてコースの大部分が完全に通行禁止になる
完全に通行禁止になるリスクがあるという話も紹介されていました。
つまり農業牧畜住民の生活
地主の権利環境保護林業これだけの要素が
全部絡み合っているんですよね。
単に人が走るだけというだけでは済まないということなんです。
ここで私が感心したのは主催者は決して
対立やご利用しだけで解決しようとはしていないということなんですよね。
例えば今年のマキシレースが取った対策としては
地層による被害を防ぐためにコースのGPXデータの公開を
意図的に大会直前の火曜日まで遅らせたというんですね。
1ヶ月前から地層に来られて畑を荒らされるのを防ぐということなんです。
シンプルですけれどもなかなかはっきりとした対策ということですよね。
そしてもっと大きな動きとしてはフランスには
フランスアウトドアという全国組織があってこれを通じて
法律やルールそのものを変えるための政治的な働きかけをしているそうなんです。
例えばフランスの上院や会員の議員と直接対話をして
農村部に関する法律の改定を求めているということもしているそうなんです。
具体的には2つの改定を求めているそうで
1つはJ60ルールフランス語ですから英語風に言うとD60
60日前ルールということですね。
今は大会の前日になって突然行政側から許可が取り消されるなんていう
理不尽なケースも多発しているそうなんです。
だから大会の60日前までには行政は許可するかしないかの決断を
出さなければならないという期限を設けてほしいというふうに
今働きかけをしている。もう1つは複数年契約というべき仕組みで
コースを何も変えてないのに毎年ゼロから審査されるのはおかしいと
変更がなければ2,3年有効な合意を結べるようにしてほしいという提案なんですね。
これは主催者側からの提案主催者のアウトドアフランスという主催者が集まっている
全国組織からの提案なんですね。
それから環境ルールが厳格すぎて実態に合わない場合
例えばコースの一部に鳥の巣があるだけで大会全体が中止になるというようなことを避けるために
県知事が特別に柔軟な特例許可を出せる仕組みも求めているということなんです。
ただ対立するだけではなくて対話と契約という問題で解決しようとしている。
トレイルランニングは地域に経済効果をもたらすんだから
地域や住民と協力して持続可能でダメージのない形で大会を育てていきたい。
この姿勢はある種すごく誠実で成熟した関係だと思うんですね。
以上がこのライブ配信の中でRED BOSSさんや大会の主催者がお話ししていたことなんですけれども
私はここから2つの視点でお話ししたいと思います。
まず一つ目はフランスでも日本でも同様に農地や私有地のトレイルが大会コースとして使われているわけなんですけれども
その事情を知らずに失踪してしまったり大会で使うんだから誰でも走れる場所だと誤解して
適切ではないトレイルの使い方をしてしまうことがあると思うんです。
これはやっぱり良くないですよね。
一つの大会に参加する上でもその地域でトレイルや自然のフィールドがどのように利用されているのか
どういうルールがあるのかその事情を自分でしっかり調べてわきまえなくてはいけないということは言えると思います。
日本でも例えばマウントエッジ100や新衆学トレイルランニングレース
あるいはハセツネカップといった大会でも主催者からはしきりに失踪についての注意というのが出されています。
一部のエリアについては失踪しないでほしい。
失踪する場合にはこういう迂回ルートを通ってほしい。
どういう迂回ルートがあるかということをしっかり案内されてますよね。
そこにはそれだけの事情があるということなんです。
単なる路上を走るのとはちょっと違う事情がトレイルランニングにはある。
それを我々トレイルランナーがしっかり意識しなければいけないということだと思います。
そして私が感じた二つ目の視点こういう問題が出てくると
日本の土地の利用の仕方はトレイルランニングに向いてないとかアメリカとは違うんだからという話になって
結論としてだから日本でのトレイルランニングの定着は難しいという話になることがあると思うんです。
でも私はそうは思わないんですね。
フランスの今事例を紹介しました。
日本と同じように農地や私有地の問題地域社会との摩擦がある。
それでも対話を重ねて議論を積み重ねることで
トレイルランニングの大会が開催され続けている。
そしてトレイルランニングが国民的な人気スポーツとして成長してきているという事実があります。
日本でも諦めずにしっかりとした議論を重ねていくことで
このスポーツをちゃんと育てて育てていくのはできると私は信じています。
この話に関連して先日のフレッドボスさんとのインタビューの中で
私が教わったことで一つ印象に残っている話があるんですね。
フランスでは環境問題について声を上げるNGO
非営利団体というのがたくさんあって
彼らは社会の中でも大きな発言力を認められた存在なんですね。
こういったアウトドアイベントについても
開催の可否やルールに関して直接的な影響力を持ちつつあると。
これはある意味トレイルランニングが社会的に無視できない存在になってきた
ということでもあるわけですが
同時に主催者が環境団体からの圧力に対して
どう対応するかが問われているということでもあるんですね。
そして先ほどの解説の紹介でもお話しした
フランスアウトドアという団体ですね。
これは非営利の団体で大会の主催者
それからトレイルランニングに限らずアウトドアや
自然環境の中で行われるスポーツのイベントの関係者
自治体なども参加している業界団体ということで
そうで全国的なネットワークを作ることによって
自然環境への負荷を減らすための取り組みを推進したり
行政や環境団体との間で議論を重ねてルールづくりをしていく。
ということをしているそうなんですね。
日本ではまだちょっとこういった動きは
大会の主催者側にはまだ起こっていないと思うんですね。
健全なスポーツの発展と自然環境の保護を両立していくためには
大会主催者あるいは関連する業界側が団結して
一緒に考えていく組織づくりが必要になってくるんじゃないかと
日本でもですね。
それは既存の競技団体とはまたちょっと別のレベルで
必要になってくる努力なのかもしれないですよね。
レッドさんとの会話からは改めてそういうことを考えさせられました。
ここからは今週の主なニュースをいくつか手短にご紹介します。
ニュースブリーフです。
まず嬉しいニュースから一つグザビエテベナール選手が
皆さんご存知だと思います。
UTMBを3回制したレジェンドですが
20年にダイム病による深刻な体調不良です。
これ以降競技からは離れていました。
その彼が今月6月26日にシャモニーで開催される90キロのレース
モンブランマラソンの90キロのレースで本格的に復帰する
ということを発表しました。
インスタグラムでも小さな王子アプリプランスが帰ってくる
というふうに紹介しましたが本当に楽しみですよね。
この6年間の年月を埋める彼の復帰のイベントとなる
モンブランマラソン彼の復帰を心から歓迎したいですね。
次にUTMBワールドシリーズファイナルのOCCです。
2026年のコースが大幅に刷新されることが発表されました。
コースに新しい最高地点となるテッドドバルム
標高2321メートルの地点が設定されて距離は60キロと少し長くなる
ということでより本格的な山岳的なエリアが
コースに増えるということになるんですね。
OCCはCCCUTMBのステップとしてだけではなくて
ミドルディスタンスの世界のてっぺんを決めるレースとして
今もう有力選手が非常に多く集まってきて
UTMBのどのカテゴリーよりもコンペティティブ選手層の厚いレースとなっています。
この変更がこのOCCのレースをさらにどういうふうに変えていくのか
注目したいところですよね。
それからアメリカからはトップアスリートであるケイティシャイド選手は
測定筋膜炎の回復を優先するため
今年のハードロック100の出場を辞退することを発表しました。
痛みなしで走れる状態に戻すことを優先するという判断だそうです。
やっぱり賢明な判断だと思います。
スポンサーシップ関連ではココドナ200で女性初の60時間切り
女子男子を通じた優勝という偉業を達成したレイテル・エントレキン選手が
彼女が記録達成からわずか10日後にノルダと
2029年までの大型契約延長を結んだと言うんですね。
これはトレイルランニング界のトップスター
例えばジム・ウォームズレイとかコートニッドウォルター選手と
同等の待遇だというふうに報じられているんですね。
彼女の活躍がブランドからの高い評価にちゃんと結びついた
ということで非常に明るいニュースだと思います。
最後にもう一つ先週末のレースの速報をお知らせしておこうと思います。
ヨクサキャラバンでもレポートしましたが中国四川省のスグニャンシャン
チベット語ではリポクリと言うそうですけれども
ゴールデントレイルナショナルシリーズ中国シリーズの
ファイナルが行われたんですね。
男子はファン・バンリンが3年連続優勝と女子はファン・バンリンは
賞金がなんと日本円でおよそ約500万円の年間王者のタイトルを手にしました。
女子はチャン・ティニス選手が大逆転を成し得て優勝しました。
2位のション・ビンビン選手は残り1キロで
足首をねんざしながらも完走するという根性を見せました。
この大会以上最も厳格なドーピング検査
11人の選手に対してドーピング検査が行われたということも付け加えておきましょう。
急速にプロ化して賞金も高額化する中国のトレイルランニングですけれども
アンチドーピングの体制をどう捉えていくかということも急務の話題となっています。
これに対して一つの動きがあったということなんですね。