1. Run the World, by DogsorCaravan
  2. 小笠原光研・2023年 ハセツネC..

10月8-9日日に開催された日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)で上位入賞された選手のインタビューをお送りします。

今年春のハセツネ30Kで優勝するなど、小笠原光研 Koken OGASAWARAさんはトレイルランニング界で最近活躍が注目されるアスリートです。今回のハセツネCUPでは初挑戦ながら、優勝した川崎雄哉さんとともに先頭を走り、最後は川崎さんに遅れをとったものの、10分差の7時間30分の2位でフィニッシュしました。インタビューでは、レースの展開のほか試走なしで今回レース本番でハセツネCUPを走ってみた印象についてもお話を聞きました。

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インタビューはポッドキャストを耳で聞くだけでなく、AIを駆使した自動文字起こしにより目で読むこともできる「LISTEN」で公開しています。LISTENの今回のエピソードのページでは、テキストで今回のインタビューを読めるほか、見出しや要約を読むこともできます。

このほか、ポッドキャスト「Run the World, by DogsorCaravan」のエピソードとしてSpotifyやApple Podcastなどの各種プラットフォームで公開しているほか、DogsorCaravanのYouTubeチャンネルでも公開しています。

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サマリー

小笠原光研さんはハセツネCUPで7時間30分39秒の見事な記録を達成し、トップ10位に入賞しています。レース中は川崎さんと一緒に走り、自身の意外な走りの能力に驚いています。最後は川崎さんに10分の差をつけられましたが、今後も更なる挑戦を目指しています。

目次

ハセツネCUPでの活躍
DogsorCaravanのインタビュールームへようこそ。ハセツネCUP、先週末開催されました。このエピソードのシリーズは、上位で入賞された皆さんのインタビューをお届けしています。
今回は、男子に7時間30分39秒、見事な記録でした。小笠原光研さんです。小笠原さん、おめでとうございました。
ありがとうございます。
非常に盛り上がった大会というか、小笠原さんの活躍もあって、僕にとっては盛り上がった雰囲気があったハセツネになったなと思ったんですけれども、いかがですか。
1週間経ちましたけれども、一つの大会であることには変わりはないと思うんですけれども、走り終えてみてどんなお気持ちですか。
走りに関しては、ずっと川崎さんと40キロぐらいまで一緒にいて、その後離されるわけなんですけれども、意外と僕の中では走れたっていうのがあって、
体調もそんなに良くない中、走ってたんで、もうちょっとダメかなと思ったんですけど、意外と走れたなっていうのが終わってみての一番の大きな感想ですね。
7時間30分というタイムは、なかなか出せるタイムじゃないというか、僕も見てたんですけど、そのハセツネカップの歴代で見てもトップ10位、8番目か9番目になるタイムですし、
高校78年かな、出てなかったタイム。上田瑠衣さんとか優勝された選手ともいてるんで、なかなか初挑戦で出せるタイムとしては素晴らしいタイムだったと思うんですけれども。
このレースの進行、進捗というか、どんな思いで走ってらっしゃったかということを伺えればと思うんですけれども、最初は川崎さんにもさっき伺ったんですけれども、
最初はいろんな選手が前にいて、最初は落ち着かない感じだったと思うんですけど、やがて川崎さんの後ろなのか前なのかな、並ぶようにして進むことになりますよね。
それはまずは様子を見ていこうというのはそんな感じだったんですか。あるいはかなり全力で走っていたような感じ。どんなふうに思って最初のサインゲン峠ぐらいまでは進んでたんですか。
そうですね。最初は様子見みたいな感じで、もうちょっと進んだぐらいの段階で余裕が出てきたら前に行こうかなとは考えてたんですけど、
やっぱり三藤さんの前で足がきつくなってきて、そこでもちょっと離されたんですけど、ついていくのもやっとだなって感じになりました。
レース中の走り
第二関門の月読み第二駐車場のときに着いたとき、今年はライブ配信で私も様子を見てたんですけれども、
たしか小原さんが質問に答えてて、川崎さんにノポリで離されたけど下りで追いついたっていう話だったのかな。
そういう話されたように思いますけれども、そうするとその辺は自分の得意なところで、ちょっと離されても自分の得意な下りなのかな。
そういうところで十分追いつけるというような感じ。それぐらい余力を持って進んでたっていうことになるんでしょうかね。
そうですね。あと登り切った後にルイさんがいたので、ちょっと元気出て。
ここで離されるわけにいかないぞという気持ちになったということですか。
その辺りのペースとかって、これも自分の力としては、
もちろん川崎さんも後ろにいた、一緒に並ぶように走ってた小原さんと合わせるというか、そこを様子見ながらだったと思うんですけど、
小原さんとしては、自分の力でいうとまだまだ余裕という感じですか。あるいはかなりもう限界、どのぐらいの感触だったのかなと思って。
余裕の度合いってどんな感じだったのかなと思ったんですけど。
月読みのあたりは、まだそんなに、ちょっときつくなり始めていたんですけど、まだそんなに、まだちょっといけるかなという感じで。
なるほど。結構緩りはあったということなんですね。7割ぐらいのイメージ。やっぱりそうなんですね。なるほど。
そこから先、今年天気悪くなるんじゃないかということ言われてましたけれども、意外とそんなに大きく崩れることもなかったんですよね。
割と走りやすいコンディションは続いたと思いますけれども、月読みを出てからはどんな展開になったんでしょう。
月読み出て、割とすぐに多分川崎さんに話されて、そこから割とほぼ見えなくて、最後大竹さんでしたっけ。
大竹さんのところでちょっと明かりは見えたんですけど、その後上り切ったとも全然見えなくて、そこの後から多分だいぶ話された感じだと思いますね。
川崎さんも大竹さんでは後ろに明かりが来ていないか何度も何度も振り返ったというふうにおっしゃってましたけど、そういうことだったんですね。
私の手元のデータだと、大竹さんの先にある三丈の長尾平の58キロですけれども、そこの2人の差はわずか2分ということで、
背中が見えるほどではなかったかもしれないですけど、かなりまだそんなには話されてなかったですよね。
そのあたりは川崎さんがどれくらい前にいるのかというのは感覚的には分かってた?あるいは応援してた人から聞いたとかってあったんですか。
最後の結果と今後への展望
あんまり聞いてもなかったし、全然分かんない状態で走ってましたね。
なるほど。そうすると、そこからの下りコンピューターを下っていくところで最終的には10分まで差が開いたわけなんですけれども、
下りはやや苦しかったっていう感じだったんでしょうか。どんなふうに最後は終盤は走られましたか。
ちょっと苦しさも、もちろんあったんですけれども、道も若干間違えてしまって、そこでちょっとロスしたっていうのもありますし、
でもやっぱりそこは力の差なのかなとは思いますね。結構本当に話されてるので。
思想をあえてなのか、しようと思ったけどなのか、できなかったのか分からないけど、してないっていうふうにおっしゃってましたもんね。
でもそれでも、確かに暗いところでもあるし、降りていくにつれて分岐というか、
もちろんコースマーキングはしてありますけど、周りに人もいない、まだ選手はいないわけですからね。
降りてしまうということはあり得ると思いますので。けどそういう中でも10分の差でフィニッシュということでした。
素晴らしかったと思いますけれども。けどそうするとどうですか。
そういう初挑戦でコースのこともあまり知らない中で7時間30分見事だと思いますけれども、
やっぱりもうちょっとかなり頑張ればもっといけるんじゃないかという思いもありますか。
フィニッシュした後にはこれで全力でした。悔いなく全部力を立ち尽くしたというふうに。
リカさんのインタビューで答えてらっしゃると聞いたんですけれども、それは本音でもあるんでしょうけど、
もしかしたら小川さんのある種の謙虚さというか控えめなところが現れたのかなと思って、
1週間経ってみて今は同じ質問に対してはどう答えますか。まだいけたんじゃないかということですか。
そうですね。小さいミスがやっぱり何個かあったので、そこを修正できればもう少しいけたんじゃないかなと思う。
終わってからの話なんであんまり良くはないと思うんですけど、もう少しいけたんじゃないかなとは思いますね。
もう少しいけたら10分くらいの差は埋められたっていう感じはありますかね。
少し見えてたらちょっと変わったかもしれないですね、前が。
ちょっとそこで気持ちも切れたわけじゃないですけど、ちょっと前にいた方が気持ち的には頑張れると思うので、そこも、はい。
ちょっと意地悪な質問だったかもしれないけど、まだまだ可能性に満ちてると思います。
ちょっと少し話変わってるんですけど、そのハセツネカップ、かなり東京の奥多摩である大会でファンの方も多いし、参加される方もちょっとネクエンは少し減ったとはいえ、2000人の方が参加される大きな大会ではあると思います。
この独特の雰囲気のあった大会だと思うんですけれども、大会としては小川沙原さんの登場というのは非常に眩しい存在で、素晴らしい人がまた現れてくれたと思いましたけど、
小川沙原さんから見て、ハセツネカップという大会はどうでしょう。魅力的な大会に移りましたが、あるいはちょっとなんかやっぱり普通とは違うなみたいな率直な感想としてはいかがでしょう。
楽しかったですかという。
結構すごい日本で、僕も全然トレーランニング本格的にやる前から知っていた大会でもありますし、僕の周りでもそんなにトレーラン詳しくない人でも割とハセツネだけは知ってるみたいな感じの方もいられるので、
やっぱりそこの知名度だったりとかも含めて、やっぱり日本で有名な大会の本当に上位の方だと思うんですけど、走れて、周りの応援もそうですし、注目度もそうですし、そこも含めてやっぱり全然他の大会とはちょっと違うなと感じました。
そのハセツネで2位と11勝ということですから、きっと周りの方もあのハセツネですごいねっていう話になりそうですよね。
そうですね。なってくれたら。でも1位と2位の差っていうのは結構大きいと思うので、そこはちょっとなんかまだまだだなと思ってます。
なるほど、いやけど非常に可能性を感じるというか、今回も素晴らしい結果でしたけど、まだまだ先があるというような、そんな結果だったと思います。これから楽しみ、大沢さんなんですけれども。
レース前のインタビューでも伺いましたけれども、まだまだシーズンこれから続くという感じですが、12月にはオーストラリアのレースということも伺ってましたけれども、そこが次の大きなレースということになりますか?
そうですね、もう次のレースがオーストラリアのオージスコになっているので、次はそこに向けて走り込んでいけたらなと思います。
そしてその先が多分UTMEモンブランというようなところも見えてくると思いますし、世界の舞台というのがステップ上がっていらっしゃるということかと思います。
ありがとうございます。これからも大沢さんの活躍楽しみにしております。皆さんもきっと応援していらっしゃると思いますので。ありがとうございました。
ではここで締めくくりたいと思います。初ネイカップ準優勝、初登場での準優勝お見事でした。大沢光啓さんでした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
13:57

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