でまた最近の出られたレースがなんとウェスタンステイツ。
行ってきました。
で、ウェスタンステイツ出とるやんとか思って、で僕がこっちに帰ってきたときによかったら収録させてくださいっていうふうに送ったら、
たまたま今週末の3日ぐらい、木金堂でこっちに帰ってくるということなんで、そのタイミングで収録させていただくということになりました。
ありがとうございます。
というような経緯でございます、皆さん。
なかなかこんなホヤホヤの話聞けないですよ。
ウェスタンステイツ100、これどういうレースかっていうのを知らない人も中にはいると思うんで、ご説明しましょう。
知ってるんですか?
いや、それは中原君が。
僕が?
なるほど。
僕ですと何も準備してないけど。
本当?
でも有名なアメリカで一応起源と言われてるんですかね、100マイルのレース。
ざっくり言えば、アメリカのウルトラマラソン4大大会っていうグランドスラムっていうのが一つに数えられてます、ウェスタンステイツ100。
他にはバーモント、ワサッチ、レドビルっていう4つあって、その中の一つなんやけど、100マイルとすれば一番世界で古いと言われる100マイル、最も権威があるというふうにウィキペディアで書いておりました。
歴史があるっていうのももちろんなんやけど、出るのが相当難しいっていうレースなんですよね、これが。
希望する人は1万人だか2万人だか、世界中にはたくさんいるんだけど、出られる人が300人と。
で、割と公平な抽選だということなんで、待ってる人は10年待ちとかいう人も中にはいるっていうふうに書いてましたけど、
現地でもそんな感じですか?出られてラッキーみたいな感じですか?
僕はあれですね、一番ラッキーで一発でというかチケット1枚で。
すごいんですよね。
それを周りに言うともうみんな本当にお前はラッキーボーイだと。
だって何十枚持ってても当たらない人もいますね。
この何十枚っていう仕組みもわからない人がいるので。
決められたレース、世界中のレースがありまして、決まったレースに出たら1枚チケットをもらえますと。
そのチケットを1年に1回の翌年の大会のために投票箱みたいなところにチケットが入ってますと。
なおとりさんは1枚だけ入ってました。
人によっては20枚も30枚も入ってました。
それを300枚だけ引かれますと。
確率で言えばたくさん入っている人の方が確率は高いはずなんだけども、
なおとりさんはたった1枚で引き上げたと。
そうですね。
もうちょっと正確に言うと毎年エントリーはできるんですけど、
毎年チケット数が倍になってくるんです。
1年目は1枚。
外れて次の年エントリーすれば2枚。
3年目は4枚。
倍々に入る。
10年落ち続けている人は10枚。
10枚じゃなくて、1、2、4、8、16、32、64、128。
9年です。256。これぐらいまでいくと大体当たる。
なるほど。よく作ったね、そういう仕組みもね。
毎年クオリファイアーというレースに出続けないといけないんで。
それが大変ですよね。
毎年確率がだんだん下がっていってるんですけど、
去年は1枚で当たったのが0.7%の確率だったらしいです。
難しかったね。
いやもう本当に。
当たるとは思わなかった。
当たると思ってないですね。
5年ぐらいかけて当たればいいかなと思ってたんで。
でもそれにエントリーできる資格があるからとりあえずエントリーしとこうか。
そうですね。始めないとチケット増えていかないんで。
というような。
まず0時間もんがとんでもないレースだっていうことですよ。
西の国とかじゃないですよ。
それに当たっていかれたということで、
僕らというか、俺全然海外経験ないんだけど、みんないないよね?
ないですね。
そもそも海外のレースとはっていうところから興味津々なんですけど、
いかがですか?
日本にいた頃は特に海外のレースに出たわけではないんですけど、
最初にフィリピンに赴任して、
フィリピンの現地のレースに出てはじめて、
またインドネシアに行って、インドネシアのレースに出始めた。
だから海外ではなくて住んでるんで国内は国内なんですけど。
そうですよね。
フィリピンとインドネシアって聞いただけで
僕にとってはその国の人ってそんなにトレランするんだっていうぐらいのニュアンスで知らないんですけど、
どうなんですか?フィリピンとインドネシアっていうトレラン。
すごく盛り上がってますね。
年齢層も若いというか。
フィリピンに行った頃から大会はいくつかあったんですか?
そうですね。ネットで探すのも大変でしたけど。
2014年から初めて出たのが現地で。
でもだいぶ前ですね。
国内でもまだそんなに盛り上がってないですもんね。
そうですね。
なるほど。
言ったらあれやけど、浮遊層みたいなところがそういうことをやってるんですか?
まあそうでしょうね。中間層から浮遊層というか、当然余裕がない。
余裕がないですね。
走ってる場合かって話ですもんね。
山自体はどんな感じなんですか?フィリピンは。
フィリピンは山がそんなに高くないというか、結構低山が多かったですね。出てたのが。
日本に似てるような感じですか?
そうですね。ジャングルを切り開いたようなところで。
フィリピンのジャングルの方がこっちよりもちょっと危なそうですね。
野生動物はいっぱいいます。野生動物といわゆる家畜がいっぱい放し飼いにされている。
犬とかもいそうですね。
犬はいっぱいいますね。
水牛とか。
昆虫から怖い。
爬虫類、昆虫から怖い。
水牛もいるんですか?山の。
水牛が飼われてます。馬とか。
爬虫類はでも見たことないですね。ヘビにはまだ遭遇したことない。
普通に俺マラリアから怖いですよ。
マラリアはちゃんと駐車場とかないと。
逆にインドネシアは高い山が多いんで。
僕が出てるレースは2000メートルとか。
涼しいところが高いですね。2000メートルってなんと。
それは涼しくて走りやすい。
フィリピンに比べると。
そこでのレースっていうのは運営とかはしっかりしてるんですか?
してないところもあれば。
でもほとんど最近の出てるやつはしっかりしてますね。
エントリーするときにホームページがしっかりしてたり
インスタがしっかりしてたりして
エントリーのサイトとかもしっかりしてれば
見た目が綺麗だったらそこそこ意識も高いだろうと。
現地までの足がちゃんと用意してくれてるかみたいな。
そういうので大丈夫だろうなって感じ。
大体大丈夫ですね。
競技中に山賊に襲われたりとかはないんですか?
山賊はないんですけど
走ってたら結構こんな長い刀みたいなの持った人
お兄さんが茂みから出てくるみたいなのは時々ありました。
実際あったんですか?
山賊じゃなくて普通に草を刈ったり。
なるほどね。
採挙されてるんですか?
そうそう。
すげえ怖いですね。むきみの中みたいなの持った人。
海外はどんなのがあるかわからないしね。
衛道とかはちゃんとしてるんですか?
衛道は熱いので間隔が短くあります。
そこはありがたいですね。
やっぱり熱いですか?年間通して。
熱帯なんで。
マラソンとかだと2キロ置きぐらいにあります。
ロードのマラソンですね。
ロードとトレーラーってなるとロードの方が多いですか?
どっちも多いですかね。
ロードは普通に5キロとか10キロのレースはしょっちゅうその辺でやってますけど。
出たことないですけど。
フィリピンとインドネシアはどのくらいの数のレースとか出られたんですか?
覚えてないですね。
割と毎月みたいな感じ?
去年はほぼ毎月。
そんなにあるんですね。
あります。たくさんあります。出ようと思えば。
年中やってる感じですけど、日本だと冬とか夏とかシーズンありますけど。
雨季と寒季があって、雨季はやっぱり少ないですね。
インドネシアはどれぐらいかな。
雨季はだから年末から年始ぐらい。
それはちょっと少なくなりますけど。
あとはずっとやってます。
大会はいくつでもあるから。
やろうと思えばほぼ毎月でも出れる。
毎月全然出れます。
結構賞金レースがあるって言ってましたね。
賞金はやっぱりそうですね。
賞金はすごく必ず出ます。
下世話の話ですけど、いくらぐらい出るんですか?
それらは結構少なくて、1位でも10万円かないぐらいですかね。
でも日本でも賞金出るよって聞いたら10万円ぐらいだったりしますから。
大きな大会でも。
でもそれだけ出たら現地からすればまあまあな収入じゃないですか。
でしょうね。
強い選手というか毎回優勝するような選手みたいなのもいるんじゃないですか。
ほぼ決まった顔がだいたい表彰されてますね。
賞金稼ぎですよね。
一つは職業になり得るね。
プロですよね。
そんなのにお金を出すっていうスポンサーがいるんですよね。
だいたいそうですね。
銀行系がだいたいスポンサーしてたり、
あとはメジャーないわゆるトレラーのブランド、ホカだとかカロスだとかね。
結構やっぱりインドネシアで一生懸命やってるんで。
ああいうところもそういうアジアに対して力入れてるんですね。
ホカとカロスはすごいですね。
ホカって言ったらもうインビしか思いつかないというか、
ああいうところにガンガンお金を落としてるのかなと思ったけど、アジアまで。
ウェスタンステージもホカです。
ホカそんなにお金あるの?
いやもう今UTMBと定型しちゃってるんで、
基本的にUTMB系はホカが独占みたいな感じです。
ホカすごいね。
いつも30%オフになるので、定価で売れてるのかって思うけどね。
足元見るとホカ率めちゃめちゃ高いですよ。
スピードボードばっかりですか?
数字出てたんですよ。何を入ってたか。半分がホカ。
日本のマイルでも結構スピードボードばっかりじゃない?
僕もスピードボードです。
大体スピードボードですよね。
やっぱりホカはすごいね。
ホカは多かったみたいですね。
そういうのを得て今回のウェスタンステージです。
当選すごいですね。
改めておめでとうございます。
決まったのって何月だっけ?
12月ですね。
去年の12月。
12月の頭で、50キロのレースに出てて、
終わって帰ってきたら、いろんなメッセージが入ってて。
何が起きたんだって思ったら、名前が出てるよって。
先に自分よりも周りの方が。
あれってなおとりさんみたいな感じの。
いや、同性同盟じゃないですかねみたいな。
想定外ですよね。
本当に全く想定してなかったんで。
そこから具体的に行く手段とかいろいろ考えだしたっていう感じですよね。
また下世話の話だけど、どのくらいのお金がかかりました?
ここじゃ言えないくらいかかりましたね。
かけますよね。ぶっちゃけね。
場所自体はアメリカのアクセスのいいところじゃないですか?
そうですね。サンフランシスコから車で数時間くらいのところなんで。
それはやっぱり縁が力がないからですか?
お金がかかってくるとって。
ごめんなさい。
縁が安だからですか?
それもありますけどね。
僕ジャカルタからなんで、一回日本経由とか、どっか経由していかなきゃいけないので、
よりお金がかかるんですよ。
時間もかかりますね。
航空費も。
時間もかかるし。
延べ何日、結局これで費やしました?
レースですか?
レースは?
レースは丸2週間ですかね。
先週の金曜日にジャカルタ出て、
日本に一回来て、アメリカ行って、
昨日帰ってきたんで、丸丸2週間です。
これまだそのレースはどうなりましたっていう話してないんですけど、
感想です。
言っちゃう?
言っちゃうよ。
コースを今から振り返るのに、
さしてやっぱり感想っていうのは最初に言っとかないと。
絶対感想しないとですね。
いやもうほんとそれだけでしたね。
何があっても感想しなきゃと思って。
でもこの感想が30時間以内かもしれないですね。
30時間以内ですよ。
30時間以内です。
30時間以内っていうのは、
100マイルを30時間っていうのはもちろん速いのは分かるんですけど、
どのぐらいのきつさっていうか、
どのぐらいの感想率になるんですか、30時間は。
300人ですよね、レースで。
375人ぐらいですかね。
今年は毎年違うみたいなんですけど、
今年は75%ぐらいかな。
まあまあな感想率。
下り基調なんですかね、個人スタイルは。
下り基調は下り基調ですね。
優勝タイムが14時間なんで。
14時間。
24時間を切るとバックルの色がシルバーになる。
今ちょっと見せていただいたんですけど、
ちょっと金色っぽいですね。
ブロンズですね。
何色でもいいですよ。
いやもう本当にシルバーとか全然最初から目指してなかったんで。
そんなのは。
何色でもいいですけど、
野本さんが最終的には29時間36分。
どうでしたか。
いやもう本当に最後までこんな頑張らなきゃいけないんだと思って。
なんであれかというと、
僕は去年初めて、
23年に初めて100マイルを完走したんですね。
それでエントリーできたんですけど、
それが富士で、
それが42時間かかったんですよ。
はまがかかりましたね。
渋滞でじゃないでしょ。
渋滞でかかったわけじゃないでしょ。
渋滞もあるでしょ。
渋滞はそうですね、
今年も終わりましたけど、
それよりも普通に眠気だとか吐き気だとかそういうので。
寝たりもされて。
ガッツリ寝ましたね。
で42時間で、
そこから30時間なんで全く想像がつかなくて。
今それだけ聞くと、
富士で40何時間でってなると結構完走は厳しいですよね。
もう絶対無理だと思ったんですけど、
それで今年も富士に出て、
それで36時間ぐらいだったんですよ。
あれだけ頑張って36時間かって思って。
それでも36時間。
そこからさらに6時間、
下り基調とはいえ削らなきゃいけないというところで。
そういう意味で30時間ってずっと走り続けないといけないんですね。
ゆっくりだとしてはね。
富士だと歩いて結構のんびり行くような区間もあったり、
横になって寝る時間もあるんですけど、